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ECサイト運営とは?必要スキルや仕事内容・運営費用を初心者向けに解説!

ECサイトを運営したいと思っても、どんな業務があるのかわからないと始められませんよね。
そこでこの記事では「事前にこんな準備が必要だったの?」とならないためにも、ECサイトを運営する上で発生する業務やコスト、運営に必要なスキルなどをご紹介します。

「実店舗で商品を販売しているけど、そろそろECサイトをやってみたい」や「副業でECサイトを始めてみたい」など、ECサイトに興味のある方は、ぜひご一読ください。

ツクルくん
ツクルくん

ECサイトを運営してみたいなと思うんだけど、どんな業務があるんだろう?

カラミちゃん
カラミちゃん

大きく分けて8つの業務があります。今回は業務内容に加えて、ECサイトを運営するために必要な情報もご紹介しますね。

ECサイトの運営は何をする?EC業務とは?

ECサイト運営の話をする前に、ECサイトという言葉について簡単におさらいします。
ECとは「イー・コマース(電子商取引)」の略で、「インターネットを利用した商売」を指します。
そのためこの記事では「何か商品を売るサイト」の意味でECサイトという言葉を使いますが、実は株取引のサイトなどもECサイトと呼べるのです。

よくネットショップとECは違うの?と思うかもしれませんが、お店形式のECサイトがネットショップといわれるだけで「ネットショップ=ECサイト」の意味で使われています。

ECサイトについてさらに詳しく知りたい方は「ECサイトとは?」の記事をご覧ください。

ECサイトについて理解したところで次は、実際にECサイト運営とはどのようなものかについて解説していきます。

ECサイト運営業務は2種類に分けられる

ECサイト運営業務は以下の図のように、「フロント業務」と「バックエンド業務」の大きく2種類に分けられます。

ECサイト運営のための8つの業務

簡単に説明すると、フロント業務は集客に関わるような業務で、バックエンド業務はECサイト運営を支えるような事務処理に近い業務です。
どちらの業務もとても重要なため、一方を怠ってしまうとECサイトの運営が成り立ちません。
では、それぞれの特徴を詳しく説明していきます。

フロント業務

フロント業務は、ECサイトの集客のためのマーケティング活動を中心とした業務のことです。
商品の企画、仕入れや製造、サイト制作や更新、プロモーションがフロント業務に含まれます。
ユーザーから目に見える部分が主にフロント業務と考えてよいでしょう。

ECサイトは、開設しただけで自然と顧客が集まるわけではないので、お店の存在や商品を広告・SNSなどを運用し、ユーザーに周知してもらう必要があります。
集客(訪問者数)はECサイトの売上に直結する数字で、人を集めれば集めるほど売上に反映されます。

フロント業務は、ECサイトの売上を伸ばすための業務といえます。

バックエンド業務

一方のバックエンド業務は、その名の通り裏方でECサイトの運営を支えるような業務で、事務作業が中心です。
受注処理、出荷・配送、アフターフォロー、在庫管理がバックエンド業務に含まれます。

顧客の目には見えない仕事ですが、顧客に満足してもうためにもバックエンド業務はミスなくスムーズに行うことが求められるでしょう。

ECサイトを立ち上げた当初は注文数も多くないことから、フロント業務と兼任したり手作業でバックエンド業務を行ったりするケースも見られます。
ですが、売上が拡大すると作業負担も膨大になりミスが起こりがちです。
バックエンド業務でトラブルが起きるとユーザーの満足度が下がり、せっかく集客した顧客がリピーターにならず離れていってしまいます。
そのため、受注から配送までを自動化するシステムの導入やバックエンド業務専任の人員の確保などを検討していきましょう。

ECサイト運営の仕事内容は8つ

では、さっそく以下のECサイト運営の8つの業務についてさらに詳しく見ていきます。

  • 1.商品の企画
  • 2.仕入れ・製造
  • 3.サイトの制作や更新
  • 4.プロモーション(宣伝)
  • 5.受注処理
  • 6.出荷・配送
  • 7.アフターフォロー(問い合わせ対応)
  • 8.在庫管理

それでは、業務内容について1つずつご紹介します。

1.商品の企画

まず初めに必要なのは、販売するための商品を企画することです。

商品はただ「売れそうだから」という理由で決めるのではなく、そもそもニーズがあるのかのリサーチや、世の中のトレンドや季節なども含めて、売れそうかどうか検討することが大切です。

同時に、原価率や利益率といったことも考えて販売計画(売上予算に対して、値段・個数などを設定して一定期間でどれくらいの売上になるかの計画)を作成しましょう。

2.仕入れ・製造

商品が決まったら、商品の仕入れ(製造)を行います。
商品を保管するための倉庫も費用がかかりますので、多く仕入れれば仕入れるほど良いとは限りません。
一方、少なすぎて在庫が無くなってしまうと購入をあきらめられてしまうため、販売計画(予測)に基づいた仕入れが必要です。

できれば、複数の仕入れ先を確保できると、「SNSで拡散されたため商品が急に在庫切れになってしまった」という予想不可能な事態にも、ある程度対応できるでしょう。

なお、ネットショップの商品の仕入れについては「ネットショップ開業の仕入れ方法7つを解説」の記事で詳しく解説しています。

また、自社で企画した商品の製造を、経験豊富な他社へ委託するOEMという方法もあります。詳しくは「OEMとは?」の記事をご覧ください。

3.サイトの制作や更新

モール型でECサイトを制作する場合、ある程度テンプレートが決まっているので、デザインの自由度は低いです。
一方、ASP型と呼ばれるネットショップ作成サービスを利用した場合、各社がさまざまなデザインのテンプレートを用意していますので、好きなデザインを選べます。

ただ、後ほど詳しくお伝えしますが、ECサイトのデザインはいくらおしゃれでも使いにくいと購入をあきらめられてしまうので、ユーザー目線でのデザインが重要です。

また、デザインと同様に大切なのが「撮影」「採寸」「原稿」の頭文字を取った「ささげ業務」という商品の登録作業です。
単純な作業のようですが、商品写真や商品説明は、購入するかどうかの決め手になるため、売上に直結する重要な業務の1つといえます。

4.プロモーション(集客・宣伝)

実店舗の場合、とくに宣伝しなくても開業すると、道の前を通りかかった人などが店舗を見つけて立ち寄ってくれることもあります。
ですがECサイトの場合は、自分のショップの存在(ショップのURL)を人々に伝えていかないと、ユーザーはお店ができたこと自体を知ることができません。
そのため、ECサイトを立ち上げたら集客や宣伝が必須といえます。
さまざまなショップが集まる楽天などのECモールに出店すれば、モールを訪れた人に見つけてもらえるかもしれませんが、自社サイトの場合は必ず集客を行いましょう。

集客の方法は主に無料で始められるSEO対策やSNS運用、有料の広告の出稿があります。
各方法について詳しくはWebマーケティングの項目で解説します。

5.受注処理

購入されたら発生するのが受注処理の業務で、「購入者に注文状況のお知らせメールをする」→「在庫の準備(引き当て)」→「出荷指示」という流れです。キャンセルや入金についての問い合わせなども業務に入ってくるので、柔軟な対応が求められます。

また、ここでミスをしてしまうと「商品が届かない」といったトラブルにもなりますので、スピードを意識しつつ正確に行わなければなりません。

可能な限り自動化するなど、できるだけミスの起こらないシステムを構築することがポイントです。

6.出荷・配送

出荷指示を受けたら、商品を倉庫から出します(ピッキング)。
ピッキングしたら、梱包し伝票を貼って配送会社に引き渡すのが一連の出荷作業です。

梱包と一口にいっても、どのように梱包するかで商品(お店)に対するお客さまの印象が変わります。商品が破損しないようにクッション材などを使って梱包するのはもちろんですが、梱包用の箱がおしゃれだったり、手書きのメッセージなどが添えられていたりすると印象が良くなり、リピートにもつながるでしょう。

梱包も商品と同じくらいこだわれば、他社との差別化になるのです。

7.アフターフォロー(問い合わせ対応)

商品を出荷したら完了ではなく、購入者にメールをしてフォローを行います。

「商品に問題がなかったかの確認」「レビュー投稿のお願い」「次回に使えるクーポン」などがよくある内容です。
また、もし不備があった場合は、スピーディーかつ誠実な対応を行いましょう。

アフターフォローもうまく活用すれば、リピーターが増えたり、お店への信頼感のアップにもつながりますのできちんと行いましょう。

8.在庫管理

仕入れの際にもお話ししましたが、在庫は多すぎても少なすぎても問題ため、それを管理するのが在庫管理の業務です。

売れる時期に在庫を確保するなど、ある程度の販売予測を立てつつ、在庫切れが起きないように調整も必要です。

また「品切れだったのに購入できてしまった」などのトラブルにならないためにも、リアルタイムでの在庫管理もできるようなシステムを作りましょう。

在庫管理について、目的ややり方などさらに詳しく知りたい方は「在庫管理とは?」の記事をぜひご覧ください。

ECサイトの開設・運営はいくら必要?構築方法別に比較!

ここまで、主なECサイトの運営業務についてお伝えしましたが、まだECサイトを作る前にこの記事を読んでいる方も多いと思いますので、ECサイトを開業するための費用もご紹介します。

以下は、ECサイトを構築するための主な方法とかかる費用、年商の目安をまとめた表です。

構築方法 初期構築費用 月額費用 販売手数料 目安の年商
ECモール 無料~数万円 無料~数万円 あり 数百万~1億円
ECサイト作成サービス(無料) 0円 0円 あり 0~数十万円程度
ECサイト作成サービス(有料) 数千円~数万円 数千円~15万円 サービスによってはあり 100万~1億円
オープンソース 0円 10万円~ なし 1億~数十億円
ECパッケージ 数百万円~ 10万円~ なし 1億~数十億円
フルスクラッチ 数千万円~  数十万円~ なし 数十億円以上

この表を見てわかるように、ECサイト開設といっても方法はさまざまあります。
詳しい方法に関しては「ECサイトの構築方法・作り方」で解説しています。

ECモールとはAmazonや楽天といったさまざまなお店が集う、ECサイトのショッピングモール内に出店する方法のことです。
また、カラーミーショップのように、ネット上で申し込んで自社のECサイトを作成できるサービス(ASP型)もあります。
ECサイト作成サービスは初期費用・月額利用料が無料のサービスがあるので、売上が立つかわからない初心者でも低リスクでネットショップを始められます。

オープンソースやECパッケージは年商が1億以上見込めるような大規模サイトに有効な構築方法です。

一番下のフルスクラッチという方法ではZOZOTOWNやユニクロなどのように、ゼロから大規模かつオリジナリティのあるECサイトを作ることができます。

上記の表のようにECサイトの開設方法によって大きく費用が異なってきますので、開設時の費用感や維持費(月額費用)も見て開設方法を検討しましょう。

ECサイトの構築費用については、方法別の料金相場の比較・かかる費用の内訳については「ECサイトの構築費用はいくら?」の記事でより詳しく解説しています。

ECサイトの運営は何に費用がかかる?内訳を紹介

ECサイトを運営したいと思っても、気になるのが費用面でしょう。
運営にかかるランニングコストは主に以下のようなものが挙げられます。

  • ・インターネットサービスにかかる費用
  • ・システムにかかる費用
  • ・プロモーションにかかる費用
  • ・配送など実務にかかる費用

それではこちらも1つずつ解説していきます。

インターネットサービスにかかる費用

モール型であれば、毎月の出店料や販売手数料、システム利用料、決済手数料などが発生します。

ASP型(ネットショップ作成サービス)であれば、月額の固定料金がかからないサービスもありますが、商品が売れるたびにサービス利用料や決済手数料がかかります。自作型のECの場合も、レンタルサーバー代やドメインの使用料など必要です。

これらの費用はお店を開店させておくために必須の費用ですので、実際の店舗でいう「家賃」と考えればわかりやすいでしょう。

システムにかかる費用

使っているシステムのアップデートやセキュリティ、メンテナンスなどにかかる費用のことです。インターネットサービスにかかる費用が家賃だとすると、こちらはお店を維持するための保守費用といえます。

モール型やASP型であれば、運営会社の方である程度は行ってくれるため、そこまで費用はかかりません。

ただ、自作の場合はすべて自分で対応しなければならないため、内容によってかなりの時間や費用がかかることがあります。

プロモーションにかかる費用

業務内容の「4.プロモーション」にかかる費用です。自分でSNS運用やSEO対策を行う場合はそこまで費用はかかりませんが、外部の会社に委託したりコンサルタントを付けたりすると費用が発生します。

また、広告を出せばもちろん費用がかかります。売上を立てるために広告を出すことは必要ですが、売上予算に合った広告費にすることがポイントです。

ネットショップの広告費用の目安や広告予算の決め方については、下記の記事をご覧ください。

配送など実務にかかる費用

商品の保管や梱包、配送にかかる費用です。
ダウンロード販売であればほとんどかかりませんが、多くの場合は商品を置いておくための倉庫や段ボール、クッション材などの梱包材、お客さまへ配送するための配送料が発生します。

とくに大きな負担となってしまうのが、配送料です。
ただ、配送会社の選び方や配送時に工夫することで配送料をできるだけ抑えることもできます。

宅急便・宅配業者の料金はどこが安いのか、ネットショップで選ぶならどこがいいについて徹底比較した下記記事もぜひご覧ください。

以上が大まかな、ECサイト運営にかかる費用の内訳でした。

ECサイトの運営に必要なこと・スキルや人員とは?


続いて、ECサイトを運営するために必要な主なスキルや人員をご説明します。
「必ずしもこのスキルがないとECサイトを運営できない」という訳ではありませんが、売上を伸ばし、長期的にECサイトを運営するためには下記の5つのスキルが必要になってくるでしょう。

  • ・商品企画力
  • ・Webマーケティング力
  • ・ECサイトの制作(クリエイティブ)力
  • ・データの分析と改善力
  • ・カスタマーサポートなどの対応力

商品企画力

業務内容の「1.商品企画」でもご説明したように、「商品が売れそうだ」というアイディアだけで販売するのはリスクが高いです。
そのため、ユーザーのニーズがあるかどうか、季節・トレンドに合っているかなどを踏まえて「売れる商品」を企画するスキルが必要になります。

商品が売れるためには他社の商品との差別化が必須になりますので、コンセプトづくりや販売価格の設定なども商品企画には必要です。

ネットショップで売れるものについて、何を売るのかや商品が売れないときの解決法は下記の記事でご紹介しています。

Webマーケティング力

ECサイト運営におけるWebマーケティングとは、自社のECサイトにより多くのユーザーを集客し、商品を買ってもらうための活動全般のことです。
「ECサイトは開業したら集客が必須」とお伝えしましたが、集客するためにはWebマーケティング力が必要になります。

では具体的にどのようなことを行うのか、集客のための主なWebマーケティングの方法をご紹介します。

広告・宣伝

ECサイトへの集客のためのWebマーケティングでまず考えたいのが、広告出稿による宣伝です。
費用がかかるので敬遠されがちですが、短期間で集客するには広告が有効といえます。
何十万円も予算をかけなくても、低コストで始められる広告もあるので試しに出稿してみるのもおすすめです。
ここではECサイトの主なWeb広告の種類をご紹介します。

広告の種類 特徴
リスティング広告 キーワードに合わせ、検索結果画面に自社のサイトが表示される広告。比較的低予算で始められる。
ディスプレイ広告 Webサイト・アプリなどで自社サイトの広告が表示される。画像や動画を使えるので、印象に残りやすい。
アフィリエイト広告 自社製品をブログなどで紹介してもらい、購入されたら広告費を払う成功報酬型。
Instagram広告 Instagramの投稿のように表示される広告。ターゲットをセグメントでき、数百円からでも出稿可能。

このようにさまざまあるので、自社に合うのはどのような広告なのかを検討して試してみましょう。とくにInstagram広告は低予算で始められるので、まずは試してみたい人におすすめです。
Instagram広告については下記の動画でも紹介しています。

またWeb広告運用の専門家である川手さんにネットショップのWeb広告の特徴や成果の出し方について伺ったインタビューも合わせてご覧ください。


SNS運用

InstagramなどのSNSに公式アカウントを開設しアカウント運用することで、ショップの認知を拡大し、集客する方法です。

カラーミーショップの独自アンケートによると開店後3ヵ月以内に初売り上げがあったショップでは、SNSの中でもInstagramを利用しているショップが多いという結果でした。

SNS運用は広告と比べると効果が出るまでに時間はかかりますが、無料で手軽にできるので集客のために、ぜひ始めたいWebマーケティング手法です。

カラーミーショップでは、Instagramを活用したマーケティング支援を行っている富田さんにネットショップオーナーが取り組むべきInstagram運用術をインタビューしていますので、気になる方はぜひご覧ください。

SEO対策

SEO対策とは、ユーザーが検索したキーワードのニーズに近いサイトを表示してくれる「検索エンジン」の特性を理解し、自社サイトが検索結果画面で上位表示されるためのさまざまな施策です。

自社のショップが検索結果の画面で上位に表示されれば、そこからのユーザーの流入が期待できます。

SEO対策について詳しくは「ECサイトに必要なSEO対策とは?」の記事をご覧ください。

また、ネットショップのSEO対策は何をすればいいのかについて、SEOのコンサルティングを行っている大木さんにインタビューを行いましたので、ぜひご覧ください。

コンテンツSEOについては、コンテンツマーケティング支援ツールを提供しているFaber Company(ファベルカンパニー)の月岡さんにお話を伺っています。こちらもぜひ読んでみてください。

ECサイトの制作(クリエイティブ)力

制作力とは、ECサイトを作り上げるためのスキルです。ECサイトを作るには、デザイン・商品写真の撮影・キャッチコピーや商品説明文、バナーの作成などさまざまな業務があります。

サイト全体のデザイン

魅力的な商品だけでなく、ユーザーがスムーズに買い物をするためのサイトデザインもECサイトの売上を左右する要因です。
ECサイトのデザインはおしゃれであることが重視されがちですが実は、「見やすい」「買いやすい」「商品イメージに合っている」ことが重要な3つのポイントです。

ECサイトのデザインについて詳しくは、「売れるECサイトのデザインのコツとは?」の記事で紹介しています。

バナーなど販促物のデザイン

ショップの広告を出す際に必要な広告用バナーや、ショップ内でキャンペーンをお知らせする際のバナーなど、さまざまなECサイトのバナーを制作する必要があります。

思わずクリックしたくなるバナーを作るコツについて、バナーデザインの本も出版されているデザイナーのカトウさんにお話を伺ったので、バナーづくりの際の参考にしてくださいね。

商品の撮影

実物を手に取れないECサイトにおいて、商品写真は売り上げを左右する重要な要素です。
おしゃれであることも大切ですが商品のディティールやサイズ感、用途などユーザーにとって購入時に必要な情報がわかる写真を撮影しましょう。

ネットショップの商品画像については「ネットショップの売れる商品画像の作り方は?」の記事で詳しく解説しています。

また本格的なカメラではなくスマートフォンでもきれいに撮りたい方は、「iPhoneで魅力的に撮影・加工する方法まとめ」の記事をご覧ください。

商品説明文などの文章作成

商品写真と同様、商品の使用感や魅力を伝える役割が商品説明文です。
商品説明文は、ただ長く書くのではなく、ユーザーに刺さるようなポイントを押さえて作成することを心がけましょう。

商品説明については「売れる商品説明の書き方とは?」の記事でコツを紹介しています。

また、「ポチらせる技術」でも有名なセールスコピーライターの大橋さんに商品説明をはじめとするネットショップのコピーライティングについてインタビューしましたので、ぜひ下記の記事をご覧ください。

データの分析と改善力

ECサイトの運営では、さまざまなツールを使って売上や集客の分析ができるので、その結果を事業に活かすことが求められます。

たとえば、どんな商品が・どんな人に・いつ売れているかの情報を分析すれば、商品開発や販売方法、在庫管理に役立てられます。

売上や集客が良くない場合も、さまざまなデータを分析して問題点を洗い出せば改善できます。
どういう情報を分析すればどこを改善できるのかを選定するスキルが望まれます。

具体的なECサイトの分析方法については「ECサイト分析の手法解説!」の記事で、やり方やツール、分析すべき数値について詳しく紹介しています。

また、データ分析をあまりされたことが無い方は、Webアナリストの小川さんにアクセス解析の重要さなどについてお話を伺ったインタビューを読んで、ぜひ始めてみてくださいね。

カスタマーサポートなど対応力

電話やメール、チャットなどで、お客さまからの問い合わせやクレームに対応するスキルです。
誠実に対応することはもちろん、商品のことを熟知して的確に説明できることも大事です。

クレームの場合も、この対応によっては、逆にお客さまからの印象をアップさせることもできるでしょう。

また、お客さまだけではなく、商品の製造・仕入れ先や配送会社など、ECサイトを運営する上ではさまざまな企業間でのやり取りも発生するため、柔軟な対応力は必須といえます。

ECサイトの運営に必要な人員とは?

では実際にECサイトを運営する場合、何人の人が必要なのか気になりますよね。
ECサイトの運営に必要な人員とは、フロント業務とバックエンド業務のそれぞれに必要になってくる人員のことです。

結論からお伝えすると運営に必要な人員は、ECサイトの規模で大きく異なります。
ECサイト作成サービスやECモールなど小規模であれば、1~2人でECサイトを運営することも可能でしょう。

ですが先ほどもお伝えしたように規模はそこまで大きくなくても、注文数が増えると1~2人ではさばききれなくなるので、業務を細分化して分担し、各業務に人員を配置する必要があります。
どこまで自動化するかでも、必要な人員は変わってくるでしょう。

オープンソースやECパッケージ、フルスクラッチになるとバックエンド作業を社内で完結させるのは難しいため、運営を外部に委託するという選択肢が出てきます。

いずれにしろ少ない人数で乗り切ろうとすると、無理が生じてECサイトの売上や人気に響きますので、適切な人員を配置することが大切です。

それでも、会社の都合などでどうしても人手を増やせない場合もあると思います。
そこで、「ひとりEC」の著書である三浦さんにインタビューを行っていますので、少人数でもネットショップを成長させるコツについて知りたい方はぜひご覧ください。

ECサイト運営の注意点・成功させるコツ

ECサイト運営をスタートさせる前に、注意点や成功のコツを知っておけば大きなトラブルや売上の低迷を防げる可能性が高くなります。
ここでは主なポイントをご紹介します。

開設後すぐには成果が出ないことを知っておく

まず、注意しておきたいのが、ECサイト開設から成果が出るまでには時間がかかることです。
開店してすぐは、まだお店の存在を人々が知らない状態なので、開店直後に注文が数百件入るなどということは(すでに知られていた人気店を除き)ほとんどありません。

開店後にSNSや広告運用で集客をしたとしても、いきなり人が流入するのではなく、じょじょに訪問者数が増えていくのが自然な流れです。

そのため売上がなかなか上がらなくても諦めず、集客やサイトの見せ方を工夫するなどして、顧客を増やす努力を続けましょう。

「開店してもすぐに結果は出ないもの」と心に刻み、焦らず着実にやるべきことをやるのがおすすめです。

売上の方程式を把握する

ECサイトには以下のような「売上の方程式」というものが存在します。

  • 売上 = ECサイトアクセス数 × 購入率 × 客単価

ぜひこの方程式を覚えておきましょう。

なぜなら売上を上げたいときに、この方程式を知っておかないと適切な対処ができないからです。

たとえば、ECサイトのアクセス数は十分なものの購入率が低い場合は、購入率を上げる施策を考えるべきですが、方程式を知らないとさらに訪問者数(アクセス数)を増やす施策を行ってしまうこともあります。
すると「アクション(施策)は起こしているのに一向に売上は上がらない」という効率の悪い運営に陥ってしまいます。

見当違いの施策を行わないようにするためにも、売上の方程式を理解して的確な対策を行い、ECサイト開設後はしっかり数値を把握できるようにしておくことが大切です。

顧客データや競合分析などを常に行う

ECサイト運営に限った話ではありませんが、ビジネスの世界は常に変動しています。
時代が変化すれば顧客のニーズも変わりますし、競合他社が増えたり、あるいは競合他社のシェアが増えてきたりといった変化もあるでしょう。

変化の多い中で毎日、同じように運営していても安定した売り上げは望めません。
現表に甘んじることなく、日々何らかの戦略や改善策を練っておく必要があります。

改善策を考えるために必要になるのが、顧客データの分析や競合分析です。
データの分析は市場のニーズの把握や、商品やサービス価格を見極めるのに役立ちます。

ECサイト運営ではどんな業務も大切ですが、とくに分析や改善が常に必要になることも念頭に入れておきましょう。

競合分析とは何か、使えるフレームワークやテンプレートと基本的なやり方を書きの記事で紹介していますので、参考にしてくださいね。

初心者のECサイト運営のヒントになる本

実はカラーミーショップでは、ネットショップ運営に役立つ「いちばんわかりやすいネットショップの作り方」という本の監修を行いました。

この本では、ネットショップを開店する準備や、開店後のノウハウ、長く愛されるショップ作りのコツなどを、カラーミーショップでネットショップを立ち上げたオーナーさんのお話も伺いながらご紹介しています。

これからECサイトを作り・運営しようとしている方は、ぜひ手に取ってみてください。

ECサイトの運営に役立つ資格

ECサイトを運営すること自体に資格はいりませんが、持っていると役立つ資格はさまざまあります。
そこで今回は、ECサイトの運営をするなら持っておくと便利な資格をご紹介します。

ネットショップ実務士

ネットショップ実務士は、ECサイトを運営するための実務の能力を測れる資格です。
レベル1~3まであり、ネットショップ運営初心者などを対象にネットショップ業界や基本的な運営業務についてを問われます。
これからネットショップを運営するための知識を付けたい人におすすめの資格です。

通販エキスパート検定

通販エキスパート検定は、ECサイトやネットショップだけではなく通販事業全般について問われる資格です。
1~3級に加え、スペシャリストコースがあり、レベルによって商品企画やマネジメント、経営戦略など問われる内容が異なります。
資格取得後は2年ごとに更新手続きをしないと資格が失効してしまうので注意が必要です。

その他にもネットショップ運営に役立つ資格はさまざまありますので、気になる方は「ECサイトで役立つ資格・検定とは?」の記事をご覧ください。

カラーミーショップはECサイト運営のサポートが充実

ECサイトを運営する際、自社だけでは何かと不安が付きもですよね。
そこでカラーミーショップでは、ECサイトを運営する方の手助けになるようなさまざまなサポートをご用意していますので、ご紹介いたします。

ECサイトの運営ノウハウ記事

カラーミーショップではオウンドメディア「よむよむカラーミー」で、ECサイト運営に役立つノウハウ記事を毎月発信しています。
ECサイトの作り方や集客方法はもちろん、確定申告の方法などECサイトを運営する方であれば知っておいて損はない情報ばかりです。

また、広告運用やメルマガマーケティングといったその道の有識者の方や、ショップオーナーさまへのインタビュー記事なども公開しています。

ECサイト運営を成功させるヒントがたくさんつまったメディアをぜひ覗いてみてください。

公式YouTube

「カラーミーショップch」という公式YouTubeのチャンネルでは、カラーミーショップのスタッフによるお役立ち情報を動画で紹介しています。
ショップの構築や売上げアップに必要なノウハウを5~10分程度の短めの動画でお伝えしていますので、運営のスキマ時間で見るのにぴったりです。

文章を読むのではなく動画を見る派の方は、カラーミーショップchをおすすめします。

メール・電話でのサポート

カラーミーショップでは、サービスをご利用いただいている方へのサポートが充実しております。
困ったときにスタッフへ質問できるチャットはもちろんのこと、レギュラープラン以上の方へはお電話のサポートも行っています。

さらに、zoomを使ってオーナーさまとスタッフが同じ画面を見ながらサポートする画面共有サポートもスタートしています。
画面を見ながら操作方法が聞けるので、初心者の方でも安心でしょう。

カラーミーショップでは運営時だけでなく開店時のサポートなど、ショップオーナーさまをさまざまな面でサポートしていますので、「自社だけで立ち上げて運営するのは不安」という方は、ぜひカラーミーショップを頼りにしてくださいね。

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さらに詳しく知りたい方は、カラーミーショップのサービス資料もご用意しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

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まとめ

ECサイトを運営する上で必要な業務やスキルなどをご紹介しました。ECサイトを運営するということは、お店を運営するということなので、さまざまな業務が発生します。ただ、すべて自力で完結させる必要はなく、専門の会社に依頼したり、会社が提供しているサービスを利用したりすることで負担を軽減できます。

ECサイトの開設や運営が初めてで不安な方は、開店までのサポートや開店後も電話でのサポートを行っているカラーミーショップがおすすめです。

カラミちゃん
カラミちゃん

ECサイトの開業や運営を考えている方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてくださいね!


よくある質問

ECサイトの運営にはどのような業務がありますか?

商品企画やプロモーションといったフロント業務や、受注処理やアフターフォローなどのバックエンド業務があります。詳しくはこちらの章をご覧ください。

ECサイトの運営で必要なスキルは何ですか?

ECサイトの売上を伸ばしていくためには、Webマーケティング能力やデータ分析力といった能力が必要になってくるでしょう。詳しくはこちらの章で解説しています。