ECサイトを始めるために、一部の商材を除いては特別な許可や資格は必要ありません。
ですが運営するにあたり、持っていると便利な資格や検定はあります。
そこでこの記事では、ECサイトやネットショップに役立つ15の資格を紹介していきます。
ECサイトの立ち上げや運営にはどういった資格が役立つんだろう?
一番有名なものに、ネットショップ検定というものがあります。その他にもさまざまな資格や検定があるので、今回は活用できる資格15選を紹介しますね。
目次
ECサイト・ネットショップを始めるのに資格は必須?
ネット販売の許可が必要かどうかは気になるところですが、ECサイトやネットショップの運営自体には特別な許可や資格は不要です。
誰でも自由にショップを開店することができます。
しかし、食品や医薬品のような特定の商品を販売する場合は、ネットショップか実店舗かに限らず、営業許可や資格を得ないと営業できません。以下は、商品のジャンル別に必要な許可や資格をまとめた表です。
対象商品 | 許可・資格 |
食品 | 食品衛生責任者 食品衛生法に基づく営業許可 |
酒類 | 通信販売酒類小売業免許 |
化粧品 | 化粧品製造業許可 化粧品製造販売業許可 |
医薬品 | 医薬品販売許可 特定販売許可届出 薬局開設許可 登録販売者の資格や薬剤師の資格 |
中古品 | 古物商許可 |
輸入品 | 食品等輸入届出書 |
管理医療機器 (コンタクトレンズなど) |
管理医療機器販売業・貸与業届書 |
許可なく販売してしまうと罰則が科されてしまいますので、ネット販売に必要な許可や資格を取得してからネットショップを始めましょう。
ECサイト・ネットショップ運営に役立つ資格
ネットショップ全般の知識やITに関する知識、品質管理についてなど、ここからはECサイトを運営する上で、あると望ましい資格をご紹介していきます。
まずは、ネットショップを運営するのに有益な知識が身に付く資格から見ていきましょう。
ネットショップ実務士(ネットショップ検定)
ネットショップの実務能力を認定する資格がネットショップ検定と呼ばれる資格です。
受験レベルは1~3まであり、レベル1はネットショップ業界で働くための基礎知識や実践知識を問う試験で誰でも受けられますが、レベル3はレベル2の取得と、実務経験がないと受験できません。
ネットショップ運営について幅広い知識や実務知識を養いたい人に向けた資格です。
主催 | 一般財団法人 ネットショップ能力認定機構 |
受験料 | 7,000円~ |
概要 | ネッショップの運用・制作業務、プロモーション業務などの実務知識のほか、ネットショップの動向やビジネス環境などが問われる。 |
ネットショップ検定の難易度は?
レベルによって難易度は異なりますが、レベル1や2に関しては全70問中70%以上の正答率で合格できる試験です。
合格率の公表はないものの、とくにレベル1はこれからネットショップ業界に就職しようとする人などをターゲットにしていることから、難易度はそこまで高くなく、テキストで事前に勉強すれば合格できるレベルであると考えられます。
通販エキスパート検定
通販エキスパート検定は、通信販売事業の業務知識やマネジメントを問う試験です。
基礎的知識が問われる3級、実践的知識が問われる2級、マネジメント知識が問われる1級のほか、カスタマー・セントリシティと通販CXマネジメントのスペシャリストコースがあります。
ネット通販だけでない通信販売全般の知識が必要になるため、通販について幅広い知識をつけたい人におすすめです。
主催 | 一般社団法人 通信エキスパート協会 |
受験料 | 6,000円~ |
概要 | 通販の仕組みや広告戦略、マーケティング、通販に関わる法律知識、通販ビジネスの経営戦略などが問われる。 |
ITパスポート試験
国家資格であるITパスポート試験は、情報技術についての基礎的な知識が問われます。
技術者向けではなく、IT社会で働くすべての社会人に向けた資格で、基礎的なITの知識のほか、企業コンプライアンスや経営戦略、情報モラルなど、ITを活用する上で必要な知識が幅広く問われます。
ネットショップやECサイトの運営はIT技術を利用したものになりますので、ITの基礎や情報セキュリティ、法令遵守について知識をつけたい人に向けた資格です。
主催 | 国家資格 |
受験料 | 7,500円 |
概要 | ストラテジ系(企業と法務、経営戦略、システム戦略)、マネジメント系(開発技術、サービスマネジメント)、テクノロジー系(コンピュータシステム、技術)などの知識が問われる。 |
Web検定
Webサイトやサービス構築に必要な知識を問う資格試験です。
Webリテラシー、Webデザイン、Webディレクション、Webプロデュースの4種類の資格があります。Webサイトの運営にあたって標準知識を身につけたい人にはWebリテラシー試験、より実践的な知識を身につけたい人にはそれぞれの専門資格を受験しましょう。
2年ごとに更新がある点に注意が必要です。
主催 | 公益社団法人 全日本能率連盟登録資格 Web検定 |
受験料 | 11,000円 |
概要 | Webリテラシー(Webサイトの基礎知識など)、Webデザイン(デザインやプログラミングなど)、Webディレクション(サイト設計やプロジェクトマネジメント)などの知識が問われる。 |
QC検定
QC(quality Control)、つまり品質管理に関する知識を問う試験がQC検定です。
1級から4級までのレベルが設けられています。
4級は品質管理を初めて学ぶ人などを対象にしているため、品質管理の基本を押さえたい人におすすめです。
1級、準1級、2級は品質管理に関わるスタッフや技術者を対象にしたもので、より高度な内容になっています。
ネットショップなどで品質の担保されたものを販売するためには、品質管理も重要な業務となりますので、品質管理の知識を深めておくと運営する上で役立つでしょう。
主催 | 日本規格協会グループ |
受験料 | 3,960円~ |
概要 | 品質管理を学ぶ者から問題解決指導にある品質技術者まで、品質管理の手法や実践についての幅広い知識が問われる。 |
ECサイト・ネットショップを作る際に役立つ資格
ECサイトやネットショップを自分で制作したい人やカスタマイズしたい人向けに、Webデザイン関連の資格を3つ取り上げます。
Webデザイナー検定
コンセプトメイキングから運用まで、Webデザインの知識や技術を認定する試験です。
Webデザインの基礎知識を問うベーシックと、専門知識と応用能力を問うエキスパートの2つのレベルが設けられています。
Web制作から運用まで幅広い知識を問われるので、自分でWebサイトを制作してネットショップやECサイトを運用したい人におすすめです。
主催 | 公益財団法人 画像情報教育振興協会 |
受験料 | 5,600円~ |
概要 | Webデザインに関する表現の基礎、制作準備、Webサイトの制作と運用、知的財産権の知識が問われる。 |
ウェブデザイン技能検定
Webデザイン関連では唯一の国家資格がウェブデザイン技能検定です。
1~3級まであり、マークシートと課題選択式の学科、実際にWebデザインや運用管理などを行う実技の2種類で構成されます。
知識だけでなく実技での能力も問われるのがこの検定の特徴です。
本格的にWebデザインを学んで実践でも使えるようにしたい人、Webデザインの知識をもってネットショップのデザインを自分で自由に作りたい人に向いています。
主催 | 国家資格 |
受験料 | 学科6,000円~、実技8,000円~ ※ただし25歳未満の在職者は3,000円~ |
概要 | 学科試験と実技試験の2種類で構成される資格試験。 学科試験ではウェブデザイン技術や作業環境構築に関する知識など、実技試験ではウェブサイトデザインなどの実務的な技術が問われる。 |
HTML5プロフェッショナル認定資格
WebデザイナーやWebディレクター、HTMLコーダーなど、Web開発やデザインなどに携わる職種を対象にした資格試験です。
HTML/HTML5やレスポンシブWebデザインなどの知識を重点的に問うLEVEL1と、HTMLやJavaScriptなど幅広い知識を問うLEVEL2があります。
HTMLやJavaScriptはWeb業界ではとくに習得しておきたい知識といわれています。
ユーザー体験を考慮したWeb制作やAPIを理解したWebアプリケーションを開発して、オリジナル性あふれるネットショップやECサイト制作に力を入れたい人は取得を検討してみましょう。
主催 | 特定非営利活動法人 エルピーアイジャパン |
受験料 | 16,500円 |
概要 | HTTPやHTML、CSSデザイン、API、JavaScript、グラフィックス・アニメーション、Webストレージ、デバイスアクセスなどの知識が問われる。 |
ECサイト・ネットショップの集客に役立つ資格
ECサイトやネットショップは立ち上げて運営するだけでは売上は上がらないので、ユーザーに自社サイトへ訪れてもらうための施策が必要です。
そこで集客に役立つマーケティングの基礎や施策に関連する資格を4つ取り上げます。
ネットマーケティング検定
ネットマーケティングに関する知識など、企業のWeb担当者に求められる知識を認定する資格試験です。
マーケティングサイドの視点で、体型的にネットマーケティングの知識を養えます。
AI技術を活用したリモートWebテストで気軽に受験できるのも特徴です。
Webマーケティングの知識全般を習得して、実践にも活用していきたい人に向いています。
主催 | サーティファイ Web利用・技術認定委員会 |
受験料 | 6,000円 |
概要 | インターネット技術(プログラミングや情報セキュリティ対策など)やインターネットマーケティング(リサーチやブランディング、効果測定など)の知識が問われる。 |
マーケティング・ビジネス実務検定
幅広い業種や業界に共通するマーケティングの知識を問う資格試験で、A~C級の3つのレベルが用意されています。
マーケティングオペレーションの基礎レベルならC級、運営レベルならB級、戦略立案や意思決定などマーケティングの方針を定めていくレベルならA級がおすすめです。
事例として時事問題も扱われるため、マーケティングのトレンドにも明るくなるでしょう。
ネットマーケティングに限らず、マーケティングの知識を底上げしたい人に最適な検定です。
主催 | 国際実務マーケティング協会 |
受験料 | 5,700円~ |
概要 | マーケティング知識(マーケティング・マネジメント、マーケティング・リサーチ、プロモーション戦略など)の知識やマーケティング事例について問われる。 |
SEO検定
SEOは自社サイトを検索結果で上位に表示させる集客手法なので、コンテンツマーケティングなどに力を入れたい人におすすめです。
SEO検定は、SEOの基礎的な技術から最新の技術までを問う検定試験で、1~4級の4つのレベルが設けられています。
基本的な知識を身につけたいなら4級レベルでも良いですが、より実践的な知識を身につけたいなら3級以上を目指していきましょう。
主催 | 一般社団法人 全日本SEO協会 |
受験料 | 5,500円~ |
概要 | 検索エンジンの仕組み、SEOの基礎知識、検索で上位表示するための知識、アクセス解析、GoogleアップデートなどのSEOに関連する知識が問われる。 |
Webライティング能力検定
Webライティング能力を認定する検定試験です。
最低限のスキルを問う3級、仕事に必要なスキルを問う2級、高度なWebライティングの知識を問う1級の3つのレベルがあります。
SEO対策の一環として、ユーザーに読んでもらえるコンテンツ(ブログなど)を作成して、自社サイトを上位表示させる方法(コンテンツマーケティング)も重要です。
コンテンツマーケティングを自ら実行したいなら、SEO検定と合わせて取得を目指すことで集客力アップが期待できます。
主催 | 一般社団法人 日本WEBライティング協会 |
受験料 | 13,500円 ※中高生、短大生、大学生は6,750円 |
概要 | Webライティングの基礎(書き方のコツや注意点など)、コピー・メールライティング(代表的なフレーズなど)、SEO(基礎と目的など)、法律・倫理と炎上対策などの知識が問われる。 |
ECサイト・ネットショップの分析や戦略に役立つ資格
ECサイトのデータを分析すれば、ユーザーはどのようなものに興味があるか、どのような動きをするかなどがわかるので、データをもとに売上アップのための施策・戦略を立てられます。
ここではECサイトのデータ分析などに関連する資格を3つ取り上げます。
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
GoogleアナリティクスはWebサイトのアクセス解析などでよく使われ、ECサイトやネットショップ運営でも欠かせないツールです。
Google公認のGoogleアナリティクス個人認定資格は合格すると、Googleアカウントに紐づけられ、第三者にも資格を保有していることを示しやすくなります。
申し込みなどは不要で、ネットを使って自宅で簡単に受験できますし、不合格だったとしても何度でも挑戦できるので、自分の知識を試すつもりでチャレンジしてみましょう。
主催 | |
受験料 | 無料 |
概要 | プランニングや仕組み、データ収集、コンバージョン、アトリビューション、レポートなどGoogleの提供するツール「Googleアナリティクス」の知識が問われる。 |
ウェブ解析士
ウェブ解析の知識を体系的に習得できる資格試験です。
公式の講座も設けられているため、受講すればウェブ解析についてじっくり学べるでしょう。
ウェブ解析を起点にマーケティング施策を考えたいなど、ECサイトやネットショップ開設後の集客・売上アップ戦略を立てたい人におすすめです。
主催 | 一般社団法人 ウェブ解析士協会 |
受験料 | 17,600円 |
概要 | ウェブ解析と指標、事業戦略とマーケティング解析、デジタル化戦略と計画立案、ウェブサイト解析などの知識が問われる。 |
Webアナリスト検定
Webアナリストとは、アクセス解析やマーケティング情報、トレンドなどを分析して業績を上げる役割を持つ人材をいいます。
Webアナリスト検定は、Webアナリストに必要な基礎的知識を問う資格試験です。とくにレベル・級は設けられていません。
テキストを購入して自力で勉強する通常の資格と異なり、基本的には気になる講座を受講後にオンラインで試験を受ける形式です。
自分で勉強するのが苦手だけれどデータ分析について学び、実務に活かしたい方におすすめです。
主催 | 日本Web協会 |
受験料 | 講座主催者や会場で異なる |
概要 | Webアナリストの基礎やデータ分析の考え方、集客・流入、コンバージョン、データマネジメントなどの知識が問われる。 |
ECサイト・ネットショップで役立つその他の資格
他にも、ECサイトやネットショップに役立つ資格はあります。
たとえば次に紹介するような資格があると、競合他社と差別化を図れたり、仕入の際に役に立ったりします。
ファッション・アパレル系ならファッション色彩能力検定
色の分類や色彩心理、配色、色彩調和などが問われる試験資格です。
初心者向けの3級、実務向けの2級、プロフェッショナル向けの1級、色のユニバーサルデザインの知識を問うUC級があります。
1級になると、よりビジネスに関連した色彩の知識が問われます。
色彩について深く知っていると、コーディネートの提案にも説得力が出てきます。
色彩能力検定で得た知識を活かしてアパレル系の商品紹介をすれば、顧客の購買意欲も上がり、集客にもつながるでしょう。
家具・雑貨系ならインテリアコーディネーター
インテリアの幅広い知識だけでなく、商品選択やインテリア計画のアドバスができる立場として活躍することを目指した資格です。
インテリアコーディネーターの仕事や歴史、インテリアコーディネーション、インテリアの構造と構法、表現、関連する法規や制度などに関する知識が問われます。
より深い知識をもとに商品説明文を作成できるようになるほか、家具や雑貨などをコーディネートして商品画像を撮影する際に役立つでしょう。
食品系は食品表示検定
食品表示検定は、消費者に誤解を与えないための決まりがある食品表示について、理解を深められる検定試験です。
食品表示の基礎がわかる初級、食品流通業者や品質管理者向けの中級、食品表示の責任者向けの上級の3つのレベルがあります。
正しい食品表示について学び、消費者に安心して購入してもらうために活用できる資格です。
越境ECなら語学系の資格や検定がおすすめ
日本から海外向けに商品販売する越境EC。
翻訳機能を使えば語学を学ばなくても運営は可能ですが、スムーズな運営で他社と差別化をしたい場合は、販売対象国について多少の言語力があったほうが良いでしょう。
言語を学べば商品の魅力をより適切な言葉で伝えられたり、問い合わせがあったりした際も役立ちます。
言語に関する資格を取ることは、その言語における自身のレベルを測る指標になるでしょう。
英語であればTOEIC、中国語であればHSKなどがおすすめです。
資格を取るとEC業界の求人・転職・就職で有利?
ECサイトやネットショップに関連する資格を紹介してきましたが、資格はEC業界への就職や転職に絶対に必要なものではありません。
ですが、未経験でも資格や検定試験に合格していれば、業界に興味があって意欲的に知識を吸収しようとしている姿勢が好印象を与えられます。
そのため「どうしてもEC関連の仕事がしたい」という場合は取得するのがおすすめです。
しかし、EC業界といってもさまざまな職種があります。
どんな仕事を希望するか、どのような商品を主に扱うのかで、役立つ資格は変わってきます。
職種と関連性がない資格はあまり有利にはなりませんので、就職や転職にプラスになる資格かどうか確認してから取得を目指しましょう。
ECサイトの資格取得に役立つオンラインスクール
資格の勉強を始めようと思っても、何からやれば良いかわからなかったり、自力で勉強を続けるのは難しかったりすることもあるかと思います。
今ではわざわざ通わなくてもネットで学べるので、ネットショップ運営の合間を利用して、オンラインスクールを受講して知識をつけるのもおすすめです。
今回は、2つのオンラインスクールを紹介します。
インターネット・アカデミー
インターネット・アカデミーはWeb制作会社が母体になっているオンラインスクールです。
現場のノウハウや世界中で活躍するインストラクターにより、効率良くスキルを磨くことができます。Webデザインやマーケティングのほか、ECサイト運用コースなども充実しており、希望にあったWeb系の講座を見つけやすいです。
デジハリオンライン
クリエイター養成20年のノウハウがあるデジタルハリウッドのオンラインスクールがデジハリオンラインです。
動画授業やコミュニケーション型のライブ授業などで視覚的に知識を吸収できます。
Webデザイン系の講座が豊富ですが、ライティングやWebマーケティング講座など、さまざまな講座が充実しています。
まとめ
今回は、ECサイトを運営するのに役立つ資格をご紹介しました。
「役立つ資格」といっても、どの業務を強化したいかで取得する資格は異なってきます。
ネットショップ全般についての知識をまずはつけたいという場合は、ネットショップ実務士(ネットショップ検定)がおすすめです。
ECサイトを立ち上げたり運用したりするのに必要な資格は基本的にはありませんが、あったほうが運営が有利になるものもあります。
必要に応じて資格取得を考えてみましょう。
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よくある質問
ECサイトやネットショップを行うのに特別な許可や資格は要りません。ですが、一部商品を販売する際は営業許可が必要です。詳しくはこちらの章をご覧ください。
有利になるとは言い切れませんが、希望する職種に役立つ資格を取得しておけば、業界に興味があって意欲的に知識を吸収しようとしている姿勢が好印象を与えるでしょう。詳しくはこちらの章で解説しています。