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徹底比較!宅急便・宅配業者の料金はどこが安い?ネットショップで選ぶならどこがいい?

徹底比較!宅急便・宅配業者の料金はどこが安い?ネットショップで選ぶならどこがいい?

ネットショップの運営を始める方や通販で商品を配送する方にとって、配送料はできるだけ安く抑えたいもの。
配送業者によって料金やサービスの特徴は異なるため、どの配送業者が一番、送りたいものを安く安全に送れるか悩む方も多いのではないでしょうか。

ツクルくん
ツクルくん

ネットショップの運営って、どの配送業者を使うと安いのかがわからないんだよね。冷蔵品のときや海外発送のときも、どこがベストなのかかわからないし…。

カラミちゃん
カラミちゃん

そんな悩みを解決するために、この記事では配送会社別の特徴と料金を解説しつつ、「サイズ別」「冷蔵便・冷凍便」「海外発送」のケースごとに、どの配送会社を使うと安くなるのか比較しました。

知っておきたい! 配送会社別の配送料・特徴まとめ

知っておきたい!配送会社別の配送料・特徴まとめ

ゆうパックと宅急便ではどっちが安いのかなど、各社の配送料金を実際に比べてみるとどうなのか気になりますよね。
ここでは配送会社を選ぶ際、選択肢としてあがる大手配送会社5社の特徴と料金について解説します。
※特定の配送業者と契約する場合は、これから紹介する料金より安く抑えることができます。

ヤマト運輸

クロネコヤマトとして有名な、ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸。配送業を軸に、幅広く地域に密着したサービスを展開しています。
ヤマト運輸はサイズや用途によって豊富な配送方法が選べるので、商品にあった満足度の高い配送ができます。
「宅急便タイムサービス」は、夕方に発送すると翌日10時までにお届けしてくれるサービスで、早く届けたい方におすすめです。
また、通常配送の他にも、クール便や海外便といった特殊な配送や引越しの荷物、車の配送も行える魅力の多い配送業者です。

ヤマト運輸の特徴

  • ・業界トップクラスの配達スピード
  • ・持込割などの割引が豊富
  • ・用途に合わせて集荷方法が選べる
  • ・冷凍品が発送できる
  • ・引越しの荷物など大型な物も配送可能
  • ・海外発送やレジャー施設への発送にも対応

サイズ別料金

関東〜関西に送る場合の例。

サイズ 3辺合計 重量 料金(税込) クール宅急便 宅急便タイムサービス
60サイズ 60cm 2kg 1,060円 +275円 +330円
80サイズ 80cm 5kg 1,350円 +330円 +660円
100サイズ 100cm 10kg 1,650円 +440円 +990円
120サイズ 120cm 15kg 1,970円 +715円 +1,320円
140サイズ 140cm 20kg 2,310円 +1,650円
160サイズ 160cm 25kg 2,630円 +1,980円
180サイズ 180cm 30kg 3,730円 +2,310円
200サイズ 200cm 30kg 4,500円 +2,640円

引用:ヤマト運輸(宅急便運賃一覧表:全国一覧)

ヤマト運輸は、縦・横・高さの合計サイズと配送地域によって料金が変わる料金体系となっています。

宅急便センター・取扱店・コンビニエンスストアへ直接商品を持ち込むと、1個につき上記金額より100円が割引されます。
ホームページでは、配送元と配送先を指定して見積りを出すこともできます。

佐川急便株式会社

佐川急便の宅配事業では、飛脚宅配便というサービスを展開しています。
大きな荷物の配送におすすめの「ラージサイズ便」、衣類をハンガーのまま発送できる「飛脚ハンガー便」、冷蔵・冷凍品を送るための「飛脚クール便」など幅広い配送方法があります。
また、法人契約をすると割引や送り状発行などのメリットが多いのも特徴です。
法人の方はヤマト運輸よりもお得に利用できる可能性が高いので相談してみるとよいでしょう。

佐川急便の特徴

  • ・260サイズという大きな商品を送ることができる
  • ・法人契約で割引や便利なサービスが利用できる
  • ・発送者側からも商品の追跡が可能
  • ・冷凍品も発送できる
  • ・インターネット上で送り状が発行できる

サイズ別料金

関東〜関西に送る場合の例。

サイズ 3辺合計 重量 料金(税込)

クール料金

60サイズ 60cm 2kg 1,040円 +275円
80サイズ 80cm 5kg 1,340円 +330円
100サイズ 100cm 10kg 1,630円 +440円
140サイズ 140cm 20kg 2,310円 +880円
※重量30kgは+1,320円
160サイズ 160cm 30kg 2,570円
170サイズ 170cm 50kg 3,360円
180サイズ 180cm 3,660円
200サイズ 200cm 4,480円
220サイズ 220cm 5,240円
240サイズ 240cm 6,830円
260サイズ 260cm 8,420円

引用:佐川急便料金検索

ヤマト運輸と同様に直接営業所・取次店へ荷物を持ち込んだ場合は、1個につき100円の割引を受けることができます。
規定のサイズに収まらない場合やバイク・大型家具など一人でトラックへ積み下ろしができない荷物は、引越しサービスでの対応となります。
ヤマト運輸より大きな商品が発送でき、法人割引がある配送業者です。

日本郵政

ゆうパックでおなじみの日本郵便の宅配サービス。
宅配業者の中でもっとも営業所の数が多く、荷物の持ち込みや営業所止めも行いやすい宅配業者です。
25kg以上、30kg以下の荷物が送れる「重量ゆうパック」や冷蔵品配達の「チルドゆうパック」など、さまざまなサービスを展開。
「ゴルフゆうパック」や「スキーゆうパック」、空港に旅行カバンを届けてくれる「空港ゆうパック」など、旅行の際にも活躍してくれる宅配業者となっています。

日本郵政の特徴

  • ・営業所の数が配送業社中最多
  • ・持ち込みで割引
  • ・旅行に使えるプランがある
  • ・郵便局で送り状を印刷可能
  • ・発送者側から荷物の追跡を行うことができる

サイズ別料金

ゆうパックは、他の宅配業者と違い重量が一律25kgまでとなっています。
料金は、サイズによって以下のように決まります。

関東〜近畿に送る場合の例。

サイズ 3辺合計 重量 料金(税込) チルドゆうパック
60サイズ 60cm 25kg以下 990円 +225円
80サイズ 80cm 1,310円 +360円
100サイズ 100cm 1,620円 +675円
120サイズ 120cm 1,940円
140サイズ 140cm 2,300円 +1,330円
160サイズ 160cm 2,610円
170サイズ 170cm 3,750円

引用:ゆうパック

サイズで料金が変わらないので、小さくて重い荷物を送る際に活躍するでしょう。
また、ゆうパックは持ち込みやアプリ内決済で割引がある点も魅力となっています。

西濃運輸

西濃運輸はカンガルー特急便という宅急便サービスを行っています。
大型の荷物(特急便)や複数の小口荷物(ミニ便)に幅広く対応、バイク便による当日配達もあります。
また、法人契約ではお届け時に品代を回収してくれるサービスがあり、手間のかかる代金回収のアウトソーシングが可能です。梱包や送り状発行の代行もあります。

西濃運輸の特徴

  • ・他の業者で配送不可な大型荷物も発送できる
  • ・法人契約で、代金回収や送り状の発送代行を行ってもらえる
  • ・送り状発行や集荷依頼をインターネット上で行える
  • ・発送者も荷物の追跡が可能
  • ・冷凍品も発送できる

サイズ別料金(ミニ便)

ミニ便は小さな荷物用の配送サービスで、60cm〜130cmまでの荷物を送ることができます。

関東〜近畿に送る場合の例。

サイズ 3辺合計 重量 料金(税込) チルド便(冷蔵/冷凍)
Pサイズ 60cm 2kg 1,023円 +240円/+970円
Sサイズ 70cm 5kg 1,276円 +400円/+1,440円
Mサイズ 100cm 10kg 1,529円 +740円/+2,700円
Lサイズ 130cm 20kg 1,661円 +740円/+4,180円

引用:西濃運輸(ミニ便)

ミニ便で配送可能なサイズは4種類のみで、130cmを超える商品は特急便での対応となります。

チルド便は、お届けが完了するまで冷蔵温度(0℃~5℃)・冷凍温度帯(-18℃以下)で保冷してくれるので、生鮮食料品の配送におすすめです。
また、小さな工業製品や医薬品、化粧品など、幅広い用途でお使いいただけます。

サイズ別料金(特急便)

特急便サービスは大きさの指定がなく重量と距離で配送料金が決まります。
法人であれば、商業施設への配送などさまざまな支援も可能となっており、他の配送業者と合わせて一度見積もりをお願いしてみるとよいでしょう。

東京〜大阪間(約500km)に送る場合の例。(法人配送の料金)

重量 距離 料金(税別)
10kg 500km(東京〜大阪間) 1,610円
100kg 4,600円
500kg 18,630円
1000kg 43,700円
1500kg 67,500円

引用:西濃運輸(特急便)

ミニ便と違い特急便は、料金に+税がかかります。
ミニ便より大きな荷物が配送でき、他社で送るのが困難な物でも配送が可能です。
法人の場合、トラック1台と専属のドライバーを借りて、オーダーメイドの輸送経路を作成することもできます。

福山通運

福山通運では、宅配サービスとしてフクツー宅配便を行っています。
フクツー便は、他社同様の算出基準(荷物のサイズ・重さ・配送先)をもとに料金が決まります。
個人では、営業所への持ち込みで200円割引、営業所止めで400円割引などの割引を受けることができます。
法人契約を結ぶと普通サイズを業界最安値で配送することができます。(パーセルワン)

福山通運の特徴

  • ・法人契約で業界最安値プラン「パーセルワン」が利用できる
  • ・個人の場合、直接持ち込みで200円割引
  • ・個人の場合、営業所止めで400円割引
  • ・冷蔵のみ対応可能(冷凍は不可)

サイズ別料金

東京〜関西に送る場合の例。

サイズ 3辺合計 重量 料金(税込) クール便
60サイズ 60cm 2kg 1,120円 +220円
80サイズ 80cm 5kg 1,350円 +220円
100サイズ 100cm 10kg 1,640円 +220円
120サイズ 120cm 15kg 1,980円
140サイズ 140cm 20kg 2,210円 +220円
160サイズ 160cm 25kg 2,460円

引用:福山通運

法人契約で利用できる「パーセルワン」では、上記料金から約500円安くなります。
電話やオンラインで集荷依頼ができ、ドライバーに送り状を持ってきてもらうことも可能です。
法人で安く配送したい方におすすめの配送業者です。

どこが安い? 宅配便・宅急便・ゆうパックの配送料金比較

どこが安い?宅配便・宅急便・ゆうパックの配送料金比較

ここでは料金を比較しやすいように60サイズ〜100サイズまでを表にまとめました。

60サイズ別比較

各配送業者で紹介した東京〜大阪間の配送料を例としています。

配送会社名 重量 料金(税込)
ヤマト運輸 2kg 1,060円
佐川急便 2kg 1,040円
日本郵政 25kg以下 990円
西濃運輸 2kg 1,023円
福山通運 2kg以下 1,120円(パーセルワン600円)

法人契約をした場合、福山通運(パーセルワン)が最も安く、個人だと日本郵政であれば配送料を抑えられます。

配送する地域によって料金が決まりますので、他の都道府県間への配送は公式ホームページをご確認ください。

なお、ゆうパックと宅急便のどちらが安いのかについて、両者を詳しく比較した記事もありますので、あわせてご覧ください。

80サイズ別比較

60サイズと同様に、東京〜大阪間の配送料を表にまとめました。
西濃運輸は80サイズでの配送を行っていないため、70サイズの配送料を記載しています。

配送会社名 重量 料金(税込)
ヤマト運輸 5kg 1,350円
佐川急便 5kg 1,340円
日本郵政 25kg以下 1,310円
西濃運輸 5kg 1,276円(70cmサイズ)
福山通運 5kg 1,350円(パーセルワン700円)

法人の場合、80サイズも福山通運(パーセルワン)が最も安く配送を行えます。
個人では日本郵政が最も安く配送が可能です。
80サイズも5kgまでの重量制限がありますので、5kg以上は日本郵政のゆうパックでの配送か、100サイズでの配送を検討してください。

100サイズ別比較

配送会社名 重量 料金(税込)
ヤマト運輸 10kg 1,650円
佐川急便 10kg 1,630円
日本郵政 25kg以下 1,620円
西濃運輸 10kg 1,529円
福山通運 10kg 1,640円(パーセルワン1,000円)

東京〜大阪間の配送料を例として紹介しています。
法人では福山通運(パーセルワン)が最も安い金額になります。
個人では日本郵政のゆうパックが安く、25kgまでの荷物が配送できます。

100サイズ以上の配送も各配送業者で行えます。100サイズ以上の荷物を配送する際には、各配送業者の「サイズ別料金」や公式ホームページを参考にしてみてください。

比較!各社の割引サービス

荷物を発送する際は、割引サービスを利用することで基本料金よりも数百円ほど安くなることもあります。
宅配業者の各社にはどのような割引オプションがあるか比較しました。

  割引の種類
ヤマト運輸 ・持込割(クロネコメンバーズは150円、その他は100円引き)
・クロネコメンバー割(10~15%引き)
・にゃんpay(12%引き)
・デジタル割(60円引き)
・往復割引(100円引き)
・複数口減額制度(1個につき100円引き)
・営業所受け取りサービス(60円引き)
佐川急便 ・営業所への持ち込み割引(100円引き)
日本郵政 ・持込割引(120円引き)
・同一あて先割引(1個につき60円引き)
・複数口割引(1個につき60円引き)
・ゆうパックスマホ割(180円引き)
・郵便局受取割引(100円引き)
・継続利用割引(10%引き)
西濃運輸 ・持込割引(110円引き)
福山通運 ・往復宅配便(100円引き)※ゴルフ・スキー宅配便のみ 
・持ち込み割引(200円引き)
・営業所止め割引(400円引き)

法人の場合は別途割引があることもありますので、この表は個人で送る場合の割引サービスです。また、併用できない割引サービスもあるのでご注意ください。

どこが安い?割引後の料金を比較

上記で紹介した割引サービスを利用すると、どこの配送会社が一番安いのでしょうか?
東京〜大阪間で60サイズの荷物を送った時の料金を比較してみました。

配送会社名 割引前料金 割引後料金 割引の内容
ヤマト運輸 1,060円 628円 ・クロネコメンバーズ持込割(-150円)
・クロネコメンバー割BIG(-162円)
・デジタル割(-60円)
・営業所受け取りサービス(-60円)
佐川急便 970円 940円 ・営業所への持ち込み割引(-100円)
日本郵政 990円 639円 ・ゆうパックスマホ割(-180円)
・郵便局受取割引(-100円)
・継続利用割引(-71円)
西濃運輸 1,023円 913円 ・持込割引(-110円引き)
福山通運 1,120円 520円 ・持ち込み割引(-200円)
・営業所止め割引(-400円)

比較してみると福山通運の割引額が大きく、一番安いことがわかります。
ただし福山通運は地域によっては営業所があまりないので、持ち込みや受け取りのために車や電車などを使うと余計に費用が掛かってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ヤマト運輸であればほぼ全国にあるので、さまざまな割引を利用して費用を安く抑えられるでしょう。

また、繰り返しになりますがこちらはあくまで個人が荷物を送った場合の比較表です。法人の場合は大口契約により割引率も大きくなるので、法人の方は参考程度にしてください。

冷蔵・冷凍便(クール宅急便)だとどこが安い?

冷蔵・冷凍便(クール宅急便)だとどこが配送料安い?

通常の配送以外にも、各社温度管理が必要な荷物を配送することが可能です。
ここでは、冷凍や冷蔵で荷物を配送する際の料金を東京〜関西間で60サイズを配送した場合を例にまとめました。

配送会社名 重量 料金(税込) 温度
ヤマト運輸 2kg 1,335円 ・冷蔵:0℃~10℃
・冷凍:-15℃以下
佐川急便 2kg 1,315円 ・冷蔵:2℃~10℃
・冷凍:-18℃以下
日本郵政 25kg以下 1,215円 冷蔵:0℃~5℃
西濃運輸 2kg 1,140円(冷蔵)1,870 円(冷凍) ・冷蔵:0℃~5℃
  ・冷凍: -18℃以下
福山通運 2kg 1,340円 冷蔵:5℃~10℃

冷凍品の配送料が最も安いのは佐川急便、冷蔵品の場合は日本郵政での配送がお得です。
ただし日本郵船のチルドゆうパックは、あくまでチルドの温度設定(0℃~5℃)のため冷凍食品の場合は、-18℃以下に対応している佐川急便が最も安い配送料となります。
冷凍品を配送する際は、適した温度で配送を行う配送業者かを確認しましょう。

海外発送・国外発送だとどこが安い?

海外発送だとどこが配送料安い?

海外に書類や荷物を発送する方法は「国際宅急便(ヤマト運輸や佐川急便など)」と「国際郵便(日本郵便)」の2タイプがあります。
国際郵便は災害時や有事でも可能な限り配送を行い、合計価格が20万円以上の海外発送・受け取りの場合は、税関へ輸出入の申告と許可が必要となります。
国際宅配便の場合は、書類以外の荷物にはインボイス(仕入書)の提出を求められます。インボイス(仕入書)は、荷物の内容物について発送側が作成する書類です。

ここでは、配送業者別配送料(日本からアメリカまで)の料金を例として紹介します。
重量と距離で料金が決まり、配送業者によっては配送を行えない国もありますので、配送前に細かくは各社ホームページをご確認ください。

配送会社名 〜1kg 〜2kg 〜5kg 〜10kg 〜15kg 〜20kg 〜25kg
ヤマト運輸 ¥3,700 ¥3,700 ¥6,300 ¥11,950 ¥20,300 ¥27,750 ¥35,150
佐川急便 ¥8,700 ¥10,500 ¥16,900 ¥30,800 ¥48,200 ¥65,600 ¥78,000
日本郵政(国際小包・航空便) ¥4,200 ¥6,700 ¥14,200 ¥26,700 ¥36,700 ¥46,700 ¥56,700
西濃運輸 問い合わせ
福山通運 問い合わせ(法人のみ)

アメリカまで日本から配送を行う場合はヤマト運輸が最も安いですが、国際郵便と比較すると災害時などに商品を配送できない場合もありますので、天候も考慮してどちらを利用するべきかを判断しましょう。

配送会社・配送業者を選ぶ際のポイント

ネットショップ運営で配送会社を選ぶポイントとは

ネットショップの配送方法や配送会社はさまざまあるので迷ってしまいますよね。
ですが配送業者は料金だけで選ぶのではなく、ショップイメージと合った配送ができるかも合わせて検討することが重要です。

ショップの商品や特徴と合っているか

商品に合わせて冷凍品ならこの配送業者、小さい商品はこの配送業者など、複数の配送業者を使い分けるとネットショップの送料を抑えることができるでしょう。
日本郵便のメール便サービスである「クリックポスト」なら全国一律185円で商品を送ることができるので、一回で小さいものを大量に配送する際に役立ちます。
反対に大きい荷物を大量に輸送する際は、大型の配送を得意とした西濃運輸や福山通運が安いでしょう。
このように、どんな商品を送るかで配送業者を変えることが、配送料を抑えて商品に合った配送を行うコツになります。

実績や信頼、国内のシェアがあるか

信頼できる実績があるかも配送業者を選ぶ際のポイントになります。
受け取る側のお客さまも、無名な配送業者では不安に思うことがあるでしょう。
実績のある配送業者を利用することはネットショップの信頼に繋がります。

こちらの国土交通省の令和4年度 宅配便等取扱個数の調査から国内シェア率を出したので、参考にしてみてください。

配送業者別シェア率まとめ表

配送会社名 シェア率
ヤマト運輸 47.5%
佐川急便 27.6%
日本郵政 19.9%
福山通運 2.8%
西濃運輸 2.1%

料金以外の配送サービスの内容はどうなっているか

安いからいいのではなく、商品をベストな状態で届けることが大切です。
料金だけで配送業者を決めずに、以下のポイントも合わせて選ぶと満足のいく配送を行ってもらえるはずです。

  • ・時間帯指定はどうか?
  • ・再配達対応はしてくれるか?
  • ・クール便対応はしてくれるか?(何℃からか)
  • ・お客さまの印象(口コミやお客さまからの評判はいいのか)

配達の時間指定を一番細かくできるのは、佐川急便の「佐川ジャストタイム便」です。
他の配送業者は2時間間隔での配送ですが、佐川ジャストタイム便は決まった時間での配送が可能です。指定時間にお届けできなかった場合は、送料を全額返金してもらえます。

再配達対応はほとんどの会社で行っていますが、電話やオンラインなど再配達依頼の方法は異なるので事前に確認しておきましょう。

クール便は配送業者ごとに対象となる温度や配送時の温度が異なります。この記事で紹介した「冷蔵・冷凍便(クール宅急便)だとどこが安い?」をご確認ください。

お客さまへの印象に関しては、集荷前にSNSなどで情報収集してから自分が求めるサービスをキチンと行ってもらえるかで決めましょう。

このように、料金だけで決めずに、お客さまにとっても満足のいく配送業者で商品を届けることも考えて選びましょう。

カラーミーショップのオーナーさまにどの配送業者を選んでいるかアンケート調査してみました

カラーミーショップでは、発送作業の経験があるショップオーナーさまを対象に「配送会社の利用状況に関するアンケート」を実施してみました。

その結果、一番多く利用されているのはヤマト運輸(64%)、次いで、日本郵政(51%)、佐川急便(29%)となりました。

利用している配送会社、発送で困っていること、工夫していることについても下記の記事にてまとめているので、詳細を知りたい方はぜひこちらも合わせてご覧ください。

まとめ:配送会社を選ぶときは安さだけでなくショップにあっているかを考える

今回は配送会社別の特徴と料金を解説しつつ、「サイズ別」「冷蔵便・冷凍便」「海外発送」のケースごとに、どの配送会社を使うと安く配送を行えるのか比較しました。

カラミちゃん
カラミちゃん

安いだけでなく、「商品イメージに合っているか」「安心した配送を行えるか」「配送したい時間や再配達が可能か」「宅配業者の評価は良いか」までを考えた上で、配送業者を選ぶことが大切です。

ツクルくん
ツクルくん

配送業者を一つに絞る必要もないんだね。商品に合わせて複数の配送業者を選ぶなど、自分のショップにとって何が最適か考えてみます!

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よくある質問

どこの宅配業者が一番安いですか?

比較したところ60サイズと80サイズの場合、日本郵政が一番安いことが分かりました。ただ、サイズがさらに大きい場合は、他社の方が安いです。サイズごとの値段の比較について詳しくはこちらの章に記載しています。

配送会社を選ぶ際のポイントはなんですか?

ネットショップで配送会社と契約するときは以下のポイントを確認しておきましょう。

・ショップの商品や特徴と合っているか
・実績や信頼、国内のシェアがあるか
・料金以外の配送サービスの内容はどうなっているか

ただ値段だけで判断するのではなく、総合的に判断する必要があります。
詳しくはこちらの章でご確認ください。