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サブスクとは何?サブスクリプションの意味やメリット、事例・サービスを簡単に解説!

近年、注目のビジネスモデルとして多くの企業が取り入れ始めているのが「サブスクリプション」。
言葉自体は聞いたことがあっても、実際にどんな意味なのか、わからない方もいるのではないでしょうか。

サブスクリプションとは、「料金を支払うことで、製品やサービスを一定期間利用することができる」形式のビジネスモデルのこと。近年ではサブスクとも略され、英語では「予約購読」や「定期購読」という意味の言葉です。

ツクルくん
ツクルくん

確かにサブスクってよく聞くけど、実際どういう意味なんだろう。レンタルサービスとかと何が違うの?

カラミちゃん
カラミちゃん

そんな疑問を持っている方向けに今回は、サブスクリプションの意味や他のビジネスモデルとの違いや市場規模、またそのメリット・デメリット、サービスの事例などをご紹介します!

サブスク・サブスクリプションの意味って何?わかりやすく解説

サブスクリプションとは、「料金を支払うことで、製品やサービスを一定期間利用することができる」形式のビジネスモデルのこと。もともとは予約購読や定期購読を指し、日本でも新聞や定期購読の雑誌などが主たる例として知られていました。

そこまで馴染み深い言葉ではなかったものの、近年はおもに動画配信サービスや音楽配信サービスで知られ始めました。特に、「Apple Music」や「Spotify」、「Amazonプライム」、「Netflix」などが有名です。

このように、サブスクリプションモデルはデータやソフトウェアを利用するといったデジタル領域で広まりましたが、最近は洋服や家具、車、サプリメントや食品など、非デジタル業界の製品にもサービスが増えてきました。

また、近年ではサブスクリプションを略して「サブスク」と表記、または呼ばれることも多くなりユーザーや事業者に使われるケースも増えています。

サブスクリプション(サブスク)サービスの市場規模は?

サブスクリプションの市場規模はどのように推移しているのでしょうか。ここでは主に近年の世界の市場規模の動きを紹介していきます。

米国では動画配信、音楽配信などのコンテンツサービスが、2015年以降、月額料金を支払うことで視聴し放題で利用できるサブスクリプションサービスのシェアが従来のダウンロード課金型サービスよりも上昇傾向になってきました。

下記グラフは総務省の資料を元に、世界の定額動画配信サービスの売上高について2017年以降の推移と2022年以降の予測値を出したものです。

世界の動画サブスクリプションサービスの市場規模の推移と予測のグラフ

参考:総務省:令和4年版 情報通信白書の関連資料をもとによむよむカラーミー編集部が作成

2017年以降、右肩上がりに売上が上昇し、2022年には1,000億ドル、2024年には1,200億ドルを超える見込みが予測されています。

世界規模で見ても、いかに動画配信サービスへの関心が高まってきているのが見て取れます。

続いて、音楽の定額配信サービスの市場規模について2017年からの推移と2022年以降の予測推移です。

世界の音楽サブスクリプションサービスの市場規模の推移と予測のグラフ

参考:総務省:令和4年版 情報通信白書の関連資料をもとによむよむカラーミー編集部が作成

音楽配信サービスも2017年以降、右肩上がりに市場規模が広がっています。2021年には売上高が200億ドルを超え、2024年には売上高が293億ドルと、ほぼ300億ドルになると予測されており、今後もさらに市場が大きくなっていくことがこのグラフからわかります。

海外、特に米国でさかんなサブスクリプションモデルですが、近年、日本でもその市場規模はどんどん広がっています。

消費者庁の資料「サブスクリプション・サービスの動向整理」によると、2018年の時点で日本での市場規模は5,600億円以上まで広がり、2023年には8,623億以上になるとの予測があるなど、さらに成長することが見込まれています。

サブスク市場が拡大している理由

ではなぜこのようにサブスク市場が拡大しているのというと、理由として3つの背景が挙げられます。

1つ目はインターネットが普及したことで、これまでCDやDVDなどパッケージソフトとして販売されていたものが、インターネットを介して配信できるようになったことです。
インターネットによる配信では、ソフトを入れるハードの手配や配送の手間が省け、短期間で配信できるなどメリットが多いことから、今ではパッケージソフトよりも主流となっています。

また、物流が発達したことで、食品配達のサブスクやファッションのサブスクなど、定期的に商品を届けるサブスクも増えました。

3つ目の背景としては人々の考え方の変化です。
現代は、以前のように物の所有にお金を使うのではなく、レジャーや習いごとなど体験することに価値を感じる人が増えているといいます。
そのため、物を所有せずに気軽に使えたり、さまざまな体験を定額で楽しめたりするサブスクも拡大してきているのです。

初月無料など気軽にお試しできるサブスクが増えたこともあり、利用してみようとする人が増えていることも市場拡大の理由に挙げられるでしょう。

サブスクリプション(サブスク)サービスのメリット・デメリット

サブスクリプションのメリット・デメリット

このように注目を浴びているサブスクリプションモデルですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
企業側とユーザー側、それぞれの視点から説明していきます。

企業・事業者のメリット

  • 継続的な収益を上げられる
  • 顧客の利用状況や細かなデータが把握できる
  • 新規獲得のハードルが低く、利用者数を増やしやすい
  • アイデア次第でいろいろな商材に導入できる

利用者・ユーザーのメリット

  • 安価なものが多いため、利用開始のハードルが低くコストパフォーマンスがよい
  • 購入・所有する必要がなく、管理が不要
  • 定額制なので、サービスを利用するたびに料金を支払う必要がない
  • トライアル・お試し期間があるサービスが多く試しやすい
  • いつでも登録・解約ができる

事業者のデメリット

  • サブスクリプションモデルを導入するためのツールやノウハウが必要
  • ビジネスモデル的に開始当初は、即利益につながらない
  • 最初からある程度のリソースやコンテンツ数が必要
  • サービスによっては、新しいコンテンツを追加していく必要がある
  • すぐに解約される可能性がある

利用者・ユーザーのデメリット

  • 利用料金が安価なので多くのサービスを契約し、費用がかさむ可能性がある
  • 自分から解約しない限り契約は続くので、解約を忘れると不要な費用をずっと支払うことになる
  • 解約するとサービスや商品が利用できなくなる

サブスクリプション(サブスク)型ビジネスのサービス事例一覧!

サブスクリプションのビジネス・サービス事例

さまざまな商材で広まっているサブスクリプションですが、具体的にどのような事例があるのでしょうか。ここでは、成功している代表的なサービスを紹介していきます。

音楽配信サブスクサービス

一曲ごとに販売するのではなく、月額〇〇円など一定の料金を支払うことで何曲でも音楽が聞き放題になる定額制のサービスです。

月額数百円程度と低価格から始められ、日本だけではなく海外の最新ヒット曲が聞けるサービスもあるので、音楽が好きな人にはピッタリでしょう。

Apple Music

Apple Musicは、1億曲以上と3万プレイリスト以上を聞き放題で楽しめる音楽系サブスクリプションです。好きな曲をダウンロードして、オフラインでも再生できます。
Siriを使えば、その場の雰囲気に合ったムードやジャンルの音楽を流すことも可能です。

料金プランは、Voice、学生、個人、ファミリーの4つ。
ファミリープランなら家族6人まで無制限でアクセスできるので、家族で音楽を共有したい人や家族で音楽を楽しみたい人におすすめです。

サービス内容 音楽配信サービス
料金 Voice 480円/月
学生 580円/月
個人 1,080円/月
ファミリー 1,680円/月
特徴 Apple社の音楽サブスクサービス。1億曲以上、3万プレイリスト以上が聴き放題

Spotify

Spotifyは、インターネットを介してさまざまな音楽を楽しめるスウェーデン発の音楽系サブスクリプションです。カップル向けやファミリー向けなど、さまざまなプランがあります。

Spotifyは無料プランと有料プランがあるので、無料でも利用できます。
ほかのサービスの無料プランとは異なり一定期間のみ無料などの制限がなく、再生回数や再生時間の制限もありませんが広告が入るなど有料プランとは異なります。

有料プランを利用すると、シャフル再生やスキップ無制限、曲戻し、指名再生ができるようになるほか、曲の間の広告も入らないのでより快適に利用したい方は有料プランを試してみましょう。

サービス内容 音楽配信サービス
料金 Standard 980円/月
Dou 1,280円/月
Family 1,580円/月
Student 480円/月
特徴 無料プランでも最新曲を聞くなど楽しめる

TOWER RECORDS MUSIC

TOWER RECORDS MUSICは、CDショップチェーンのタワーレコードと音楽配信サイトのレコチョクのコラボによって誕生した音楽系サブスクリプション。
日本初の音楽ストリーミングサービスだけに、邦楽のラインナップが豊富です。
スタンダードプランであればミュージックビデオ(MV)も見放題で利用できるため、MVも楽しみたい邦楽好きな方に最適なサービスでしょう。

サービス内容  音楽配信サービス
料金 スタンダードプラン 980円/月
学生プラン     480円/月
特徴 豊富な邦楽のラインナップとミュージックビデオが視聴可能

動画(映画)配信サブスクサービス

映画やドラマ、アニメ、バラエティ・スポーツ情報番組といったさまざまな映像コンテンツを定額で視聴できるサービスです。

トライアル期間を設けたり、サービス独自の新規コンテンツを投入したりなど、ユーザーを飽きさせない工夫をしているところが多いです。

Amazon prime video

Amazon prime会員になれば利用できる動画配信サービスがAmazon prime videoです。

prime videoで配信されている映画やテレビ番組のうち、prime対象の作品であれば会員は見放題になっています。
prime対象作品はほかの動画専用のサービスと比べると多くはありませんが、月額費用が数百円と低く、映画やアニメだけでなく、Amazonオリジナルのバラエティやドラマなどを視聴できるのが特徴です。

サービス内容 動画配信サービス
料金 月額プラン 500円/月
年間プラン 4,900円/年
特徴 動画配信サービスの中では月額数百円と低価格で利用できる

Hulu

Huluは映画やドラマ、アニメなど10万本以上のコンテンツを見放題で視聴できる動画配信サブスクリプションです。
あらかじめ決まったスケジュールで配信されるライブTVでは、日英米のニュースやスポーツなども視聴できます。

日テレ系のドラマやバラエティを中心に、人気番組の見逃し配信も視聴できるのが特徴。
さまざまな海外作品だけでなく、邦画作品が豊富なサービスです。

サービス内容  動画配信サービス
料金  1,026円/月
※iTunes Store決済の場合1,050円/月
特徴 10万本以上のコンテンツと人気番組の見逃し配信に対応

Netflix

Netflixは人気の映画やドラマのほか、アカデミー賞にもノミネートされるNetflixオリジナル作品が視聴できる動画配信サービスです。韓国をはじめとする海外ドラマやオリジナル作品が充実しており、動画配信サービスの中では最大手といえるでしょう。

なお、Netflixはサブスクリプションサービスの中ではめずらしく、一定期間利用してない顧客にサービス利用を継続するかどうかの意思確認を行っています。

利用していないサービスの支払いを止めることで、顧客のお金の節約につなげるとの理由からです。
再入会はいつでもできるので、ユーザーにとってはうれしい取り組みでしょう。

サービス内容 動画配信サービス
料金 ベーシック 990円/月
スタンダード(HD対応) 1,490円/月
プレミアム(UHD 4K対応) 1,980円/月
特徴 海外作品やオリジナル作品が豊富。一定期間利用しないと解約確認が来る

車のサブスクサービス

自動車業界でもサブスクリプションモデルを取り入れたサービスが注目を浴びています。
月々定額の料金を支払うことで、車を所有するのではなく選んだ車を借りて使用できるサービスです。
新車を買わなくても車を安価で使用できる・使いたいときだけ車を使えることが人気を得て、ユーザーを増やしています。

KINTO

KINTOは、月額定額でトヨタ・レクサスの正規販売店から自動車を借りられるサブスクリプションサービスです。
車を所有する場合、自動車税や自動車保険、車検代などの維持費がかかりますが、KINTOならさまざまな費用込みの価格で利用できます。
車検時や故障修理時の代車代も含まれているので、一時的に車を利用できなくなったときも安心です。

プランは、初期費用0円の3年・5年・7年プラン、解約金0円のプランから選択できます。
契約期間満了後は新しい車に乗り換えできるため、常に新車に乗りたい人にもおすすめです。

サービス内容  車のレンタルサービス
料金 プランやリースする車種による
特徴 トヨタ・レクサスの新車を車検代などの諸費用込みでレンタルできる

カルモ

カルモは、オリックス自動車と提携した、新車または中古車が借りられる月額固定のサービスです。
各自動車メーカーのさまざまな車種がそろっているため、幅広いラインナップから選択したい人に向いています。

7年以上の契約で「もらえるオプション」を付けていれば、契約満了後に自分の車にすることも可能です。
気に入った車に長く乗り続けたい人や自分仕様にカスタマイズしたい人にもらえるオプションはおすすめです。

サービス内容 車のレンタルサービス
料金 車種やオプションによる
特徴 幅広いメーカーの車種を諸費用込みでレンタルできる

ホテルや旅行のサブスクサービス

決まった料金を支払うことで、国内外のホテルや施設に宿泊できるサービスです。
1泊ずつ予約するよりお得に泊まれる場合もあるので、旅行が好きな人や出張が多い人にはうれしいサブスクでしょう。

また、定額料金を払うことでリゾート地の別荘を利用できるサービスなどもあります。

東急 TsugiTsugi

全国110の施設に、利用期間中なら定額で泊まれるサービスです。(2023年5月時点。一部追加料金有)
30日間の利用期間中、合計2泊・5泊・14泊できる「えらべるプラン」、30連泊する「まいにちプラン」があります。

特徴は、同伴者1名無料(一部を除き未就学児童の添い寝は無料)で、日本各地のホテルに宿泊できることです。
ホテルのグレードはさまざまなので、普段は宿泊料が高額なホテルにもお得に泊まれる可能性があります。
1日単位でステイできるホテルを選べるため、九州一周や東北の名所巡りなど旅行の計画を立ててフレキシブルに利用するのもおすすめです。

サービス内容 ホテルの定額宿泊サービス
料金 合計2泊  23,980円/30日間(日~木のみ)
合計5泊  55,800円/30日間(日~木のみ)
合計14泊 157,800円/30日間
30連泊  299,800円
特徴 全国110の施設に利用期間中なら定額で宿泊できる

HafH

HafHの特徴は、世界36カ国の地域に拠点があり、日本国内だけでなく海外にも定額で宿泊できることです。
6つの定額プランがあり、それぞれ月に宿泊できる日数などが異なります。多様なプランが設けられているため、ライフスタイルに合わせて利用しやすいでしょう。

宿泊先はいずれもWi-Fi環境があるため、海外も含めて旅行を楽しみたい人、さまざまな拠点で生活するライフスタイルを送りたい人におすすめです。

サービス内容 定額宿泊サービス
料金 ライト(1泊)   2,980円/月
タンダード(3泊) 9,800円/月
スタンダードプラス(5泊) 5,800円/月
プレミアム(10泊) 30,800円/月 など
特徴 毎月定額で世界36の国と地域1010の拠点(2021年11月末時点)に宿泊できる

SANU 2nd Home

SANU 2nd Homeは、自然豊かで交通の便が良いロケーションに宿泊できるサービスです。SANU 2nd Homeが運営するサステナビリティな建築デザインの施設に宿泊することで、別荘気分を楽しめます。

別荘のように自身が所有者になるわけではないため、月会費と宿泊費、清掃費の負担だけで、管理維持費を気にせずに利用できるのが特徴です。
喧騒とした都会の雰囲気から離れてリフレッシュしたい人にピッタリのサービスでしょう。

サービス内容 セカンドホームサービス
料金 55,000円+宿泊費+清掃費(1回あたり3,300円)
※宿泊費は平日0円、土日祝や祝前日は5,500円~
特徴 リゾート地にある別荘型の施設に泊まれる

本(漫画・雑誌)のサブスクサービス

月額利用料を払えば、電子書籍の雑誌や漫画などが読み放題になるサービスです。動画配信サブスクサービスと同様、多くの会社が本のサブスクを提供しています。

タブレットがなくてもスマホで手軽に読めるので、利用者も増えています。

Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedは小説や実用書、コミック、雑誌、洋書など、200万冊以上が読み放題になる、Amazonが提供するサービスです。
Amazonが販売するKindle端末のほか、スマートフォンやタブレット、パソコンで利用できます。

さまざまなジャンルの書籍が読め、毎月ラインナップも更新されるるので、飽きずに楽しめるのが特徴です。
とくに洋書のラインナップが豊富なので、さまざまな洋書を読んでみたい人にもおすすめです。

サービス内容 電子書籍配信サービス
料金  980円/月
特徴 小説、実用書、コミック、雑誌、洋書など200万冊以上が読み放題

シーモア

CMでもおなじみのシーモアは、コミックを中心にライトノベルや実用書、雑誌、写真集などのジャンルが読み放題になるサービスです。

料金プランは、読み放題ライトとフルの2種類。
ライトは、BL、TL、大人コミック、ライトノベルに該当するジャンルが対象外となりますが、フルではすべてのジャンルを利用できます。

コミックをアピールしてるだけあり、全ての漫画が読み放題のフルプランであれば10万冊以上の漫画が読み放題になり、国内最大級のラインナップといえるでしょう。

サービス内容 電子書籍配信サービス
料金 読み放題ライト 780円/月
読み放題フル 1,480円/月
特徴 10万冊以上のコミック作品が楽しめる国内最大級の電子書籍サービス

shelff

shelffは毎月3冊、紙の本が届く書籍のサブスクリプションです。
ウィッシュリストを登録するとリスト内の書籍から2冊と、レコメンドされた関連本1冊が届くシステムです。
読みたい本をあらかじめ設定できるため、「3冊とも希望していない本が届く」といったことはありません。

販売型のサブスクリプションになるため自宅に届いた書籍の返却は不要ですが、読み終わった書籍は引き取ってもらうことも可能です。
引き取りサービスを利用すれば10冊ごとに3ヵ月間1,100円の割引を受けられます。

無理なく読書習慣を身に着けたい人に人気のサービスです。

サービス内容 紙の書籍の定期宅配サービス
料金 3,850円/月
2,750円/月(引き取りサービス利用時)
特徴 毎月3冊読みたい紙の本が届くサービス

ソフトウェア提供サブスクサービス

料金を支払うことで、一定期間ソフトウェアを使用する権利を与えられる定額制のサービスです。
ソフトウェアが使用できるだけでなく、新しいバージョンのアップデートやサポートなども利用可能なところが特徴です。

とくに下記で紹介するAdobe社は、2012年に従来のソフト買い切りモデルからいち早くサブスクリプションモデルに切り替えたことで、新規顧客の開拓や収益の増加、ソフトウェアの不正利用などを減少させるなどの成功を収めたことでも知られています。

Creative Cloud

Creative Cloudは、写真や動画の編集、デザイン制作に対応したAdobe社の20以上のクリエイティブアプリを定額で利用できるサービスです。
写真の編集や合成などに使える「Photoshop」、イラスト作成に使える「Illustrator」、PDFの作成や編集に使える「Acrobat」など、Adobe社の人気のアプリを幅広く利用できます。

さらに、100GB(法人では1TB)のストレージサービスや2万以上のフォントもサブスクリプションサービスで利用可能。
デザイン系の仕事をしている人はもちろん、趣味で写真やイラストの作成・編集をしている人にもおすすめです。

サービス内容 クリエイティブソフト提供サービス
料金 学生・教職員向け 2,178円/月(初年度)
個人向け 6,480円/月
法人向け 9,280円/月※1ライセンスあたり
特徴 Adobe社の20以上のクリエイティブアプリが利用できる

Microsoft 365

Microsoft 365は、文書作成ソフトの「Word」、表計算ソフトの「Excel」、プレゼンテーションソフトの「PowerPoint」など、Office製品の一部を自由に利用できる定額制のサービスです。

ビジネスで使えるOffice製品は永続ライセンスの買い切りタイプもありますが、その場合は購入時点でのバージョンの永続購入になります。
そのため常に最新版を利用したい場合は、Microsoft 365がおすすめです。
またMicrosoft 365は、永続版では対応していないスマートフォンやタブレットでの利用にも対応しています。
外出先でアプリを利用してファイルの作成や編集をしたいときにも便利です。

サービス内容 オフィスソフト提供サービス
料金 Personal 12,984円/年
Family 18,400円/年
Business Basic 750円/月※1ユーザーあたり
など
特徴 ビジネス向けで人気のOffice製品の最新版をスマートフォンでも利用できる

習い事や趣味のサブスクサービス

定額の料金を支払うことで、レッスンや講座を自由に受講できるサービスです。
資格取得やスキルアップのためさまざまなジャンルがそろっているサービスや、英会話やヨガなどの特定のジャンルに特化したサービスもあります。

ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプは、レッスン回数無制限で利用できるオンライン英会話サービスです。
ネイティブスピーカーをはじめ世界120カ国以上の講師が在籍しており、その特性を活かしたレッスンが受けられます。
ネイティブ受け放題オプションを付けることで、英語のネイティブスピーカーによるレッスンに絞ることも可能です。

予約レッスンだけでなく今すぐレッスンも選択でき、すきま時間に英会話レッスンを受けられるのもポイント。
大手企業をはじめ、多くの法人でも導入されている人気の英会話サービスです。

サービス内容 オンライン英会話スクール
料金 プレミアムプラン 6,480円/月
ファミリープラン 1,980円/月
※プレミアムプラン会員の家族のみが対象
ネイティブ受け放題オプション 9,800円/月
特徴 さまざまな国の講師陣からバリエーション豊かな英会話レッスンが受けられる

YOGA BOX

YOGA BOXは、200本以上のヨガレッスン動画を視聴できるオンラインヨガに特化したサービスです。
スマートフォンやタブレットなど、好みの端末でいつでもヨガレッスンが受けられます。

テーマやレベル、インストラクターごとに動画の検索ができるため、自分に合ったヨガレッスンが見つけやすいのもポイント。
さらに、毎週新しいヨガ動画が追加されるため、気分を変えて新しいレッスンに取り組むこともできます。

毎月980円なので手軽に利用できるのもうれしいポイントです。

サービス内容 オンラインヨガレッスン
料金 980円/月
特徴 テーマやレベルに合ったさまざまなヨガレッスン動画が見つかる

オンスク.JP

オンスク.JPは、資格取得やスキルアップ、趣味実用に活かせる講座動画を提供するサービスです。
1コマ10分の講義動画なので、すきま時間を有効活用して学ぶことができます。

たとえば簿記3級といった具体的な資格を取るための講座から、ボールペン字講座など実用面で役立つ講座もあります。

サブスクリプションタイプの料金プランのウケホーダイなら、すべての講座を自由に受講可能。
スタンダードプランでは、講義スライドや問題演習機能、学習管理機能などすべての機能を利用できます。

サービス内容 資格・スキルアップオンライン講座
料金 ウケホーダイ ライト 1,078円/月
ウケホーダイ スタンダード 1,628円/月 など
特徴 資格取得やスキルアップに役立つ講座を何講座でも受講できる

食品・食材の宅配事業サブスクサービス

月額料金を支払うことで、自宅に食品や調理されたものが届く形です。
食品や食材に関するサブスクは、共働き家庭が増えている中でとくに人気のカテゴリーといえます。

Oisix

Oisixは、全国に食材やミールキットを届ける定期宅配サービスです。
レシピ付きのミールキットが届く「KitOisix献立コース」、旬の野菜が豊富な「おいしいものセレクトコース」、食材レシピと食材がセットになった「ちゃんとOisixコース」などがあります。
コースを選択して中身を自由に入れ替えた後、宅配便で食材を受け取る仕組みです。

Oisixの特徴は、安心と安全にこだわった食材が手に入ることです。
有機栽培や、できるだけ化学肥料を使わない栽培を行っている1,000以上の農家と契約することで、安心・安全も届けています。

サービス内容 食材宅配サービス
料金 選択するコースや商品による
特徴 1,000以上の農家と契約し、安心・安全にこだわった選りすぐりの食材を配達

nosh

noshは冷凍食品の宅配サービスです。
ハンバーグやコロッケなどのメインディッシュだけでなく、ドーナツやロールケーキといったデザートもあります。
最大の特徴は、すべてのメニューが糖質30g以下、塩分2.5g以下に抑えられていること。
レンジで温めるだけで調理できるので、忙しくても健康に気を使った食事を摂りたい層に人気のサービスです。
メニューは和・洋・中の60種類以上(毎週3品入れ替えあり)があり、飽きなく楽しめる工夫もあります。

サービス内容 冷凍食品宅配サービス
料金 6食セット 4,190円
8食セット 4,990円
10食セット 5,990円 など
※累計・割引なしの場合。別途送料が必要
特徴 シェフと管理栄養士が開発した健康的な冷凍食品が届くサービス

おもいのフライパン(お肉のサブスク)

おもいのフライパンは、厳選したお肉が毎月届く、お肉のサブスクリプションです。
毎月牛肉が届くレギュラーコース、牛肉・豚肉・鶏肉・加工品がミックスしたバラエティコース、希少部位や要望に合わせたお肉が届くプレミアムコースの3つのコースがあります。

全国15社の肉屋のいずれかの肉が届くので、「どんなお肉が来るのか」毎月わくわくした気持ちになれるサブスクリプションです。

いずれのコースでも申し込むと、サブスクリプション契約中は無償でお肉が美味しく焼ける「おもいのフライパン(20センチ)」がレンタルできます。
フライパンも貸してもらえるので品質の良いお肉を自宅で楽しみたい方にはうれしいサービスでしょう。

サービス内容 肉の宅配サービス
料金 レギュラーコース 10,800円/月
バラエティコース 10,800円/月
プレミアムコース 21,600円/月
特徴 厳選したお肉が届くだけでなく、お肉を焼くのに適したフライパンをレンタルできる

飲料のサブスクサービス

定額の料金を支払うことで、飲み物が届くサービスです。
飲料のサブスクリプションでは、いろんな種類の飲料が届くというよりかは、コーヒーや日本酒など、特定のジャンルに特化したサービスがよく見られます。
特定の飲み物が好きであれば、サブスクの契約で新しい発見もできるでしょう。

PostCoffee

PostCoffeeは、コーヒー診断でパーソナライズされたおすすめのコーヒーが届くサブスクリプションサービスです。
世界20カ国、年間150種類以上のラインナップから、好みに合った3種類のコーヒーが届きます。
カスタマイズも可能で、フィルターやシュガー、ミルクもセットで届くので、マグカップとお湯があればすぐにコーヒーを楽しめます。

最新の焙煎機と専属の焙煎士による焙煎したての品質の良いコーヒーが楽しめるのがメリットです。

サービス内容 コーヒーの宅配サービス
料金 1,598円(3種類×3杯分)~/月
※1回分の杯数や頻度の変更可
特徴 年間150種類以上のラインナップから好みにあったコーヒーが届く

GREEN SPOON

GREEN SPOONは、瞬間冷凍したスムージーやスープ、ホットサラダの材料(野菜や果物)を毎月自宅に宅配してくれるサブスクリプションです。
野菜不足を解消して健康な体づくりを始めたい人に向いています。

メニューに合わせてカットされた食材が届くので、ミキサーで調理したり電子レンジで調理したりすれば手軽に栄養満点のスープやスムージー、ホットサラダができます。

化学調味料、保存料、合成着色料、合成甘味料、香料不使用で、添加物が気になる人も安心して利用できるのも特徴です。

サービス内容 スムージーやスープ素材の冷凍宅配サービス
料金 定期8個プラン  7,777円/月
定期12個プラン 11,340円/月
定期20個プラン 18,140円/月
※送料別
特徴 野菜不足を解消できるスムージー、スープ、ホットサラダの食材が届く

KURAND CLUB

KURAND CLUB(クランドクラブ)は、日本酒の定期宅配サービスです。
全国の個性豊かな酒造が醸造する特別な限定酒を会員向けに毎月届けています。
蔵からの直送で温度管理が徹底されており、鮮度の良い状態で日本酒を楽しめるのが特徴です。

また、会員限定の季節に適した日本酒が届くだけでなく、日本酒のストーリーがわかるニュースレターも一緒に送られてきます。
日本酒を深く知りたい人に最適なサービスです。

サービス内容 日本酒の宅配サービス
料金  3,490円/月
特徴 蔵直送の個性豊かな限定の日本酒が届く

洋服・ファッション小物のサブスクサービス

アパレル・ファッション業界でもサブスクサービスが近年登場し、注目を浴びています。

主に、毎月定額金額を支払うことで洋服をレンタルできるサービスが多く、購入する前に好みの洋服をいくつか試してみたい人や、買いに行くのが面倒な人、コーディネートを考えるのが苦手な人などが手間をかけずに洋服を楽しめる点が人気のポイントのようです。

air Closet

air Closetは、毎月プロのスタイリストが選んだ服が届くサブスクリプションです。
50項目の無料診断から、プロが一人ひとりにあった服をセレクトしてくれるので、プロのアドバイスをもとにしたコーディネートを楽しめるのが特徴です。

3つのプランがあり、ライトプランなら月3着まで、レギュラープランなら1回3着を月に何度でもお試しできます。気に入ったアイテムは購入も可能です。
コーディネートに悩んでいる人や自分にあった服がわからない人にもおすすめのサービスです。

サービス内容 服のレンタルサービス
料金 ライトプラン 7,800円/月(初月のみ3,900円)
レギュラープラン 10,800円/月(初月のみ5,400円) など
特徴 スタイリストが服をセレクトしアドバイスしてくれるレンタル系サブスク

Laxus

Laxusは、定額でブランドバックを自由にレンタルできるサービスです。
エルメス、ルイ・ヴィトン、グッチをはじめとした60種類のブランドから好きなバッグを探してレンタルできます。

レンタルしたバッグは無期限で使い放題なので、好きなだけ使って、好きなタイミングで別のバッグに交換することが可能です。
気軽にハイブランドバッグを使ってみたい人や、いろいろなバッグを使ってみたい人はブランドバッグを購入するよりもお得でしょう。

サービス内容 バッグのレンタルサービス
料金 7,480円/月
特徴 60種類のブランドからお気に入りのバッグを無期限でレンタルできる

KIRA SHARE

KIRA SHAREは、ブランドジュエリーを定額でレンタルできるサブスクリプションです。
各種プランに設定された金額に達するまで、毎月自由にジュエリーをレンタルできます。
カルティエやティファニーといったハイブランドジュエリーの商品もサブスクであれば、月額料金を払えば身に着けられるのが魅力でしょう。

シーンに合わせてレンタルできるため、シーンごとにジュエリーを使い分けたい人、さまざまなデザインのジュエリーを楽しみたい人に利用されています。

サービス内容 ジュエリーのレンタルサービス
料金 ライトプラン 2,780円/月
スタンダードプラン 8,580円/月
エグゼクティブプラン 21,780円/月 など
特徴 好きなジュエリーを定額でレンタルできる

美容・コスメのサブスクサービス

香水やコスメなどをお試しできるサブスクもあります。
サブスクでセレクトされた商品が届くタイプのサービスは、さまざまなコスメを試すのが好きな人に向いています。

COLORIA

COLORIAは、毎月4mlのアトマイザーケースに入った香水を定額料金でお届けするサービスです。
さまざまな香りを少しずつ楽しみたい人に向けたサービスです。

毎月の料金+500~3,500円のプレミアム料金を支払うことで、ボトル香水やルームフレグランスといった香りのアイテムも追加できます。
お届けの香水は完全にランダムではなく、サイト上の無料診断も活用しながら自分の気になる香水を選べるのがポイントです。

サービス内容  香水の宅配サービス
料金 1 itemプラン 1,980円/月
2 itemプラン 3,260円/月
3 itemプラン 4,540円/月
特徴 毎月気になる香水を少量からお試しできる

BLOOMBOX

日本最大級のコスメ・美容の総合サイトである@コスメが運営するビューティーサブスクリプションサービスです。
ビューティーアドバイザーがセレクトしたスキンケアやコスメ、ヘアケア、ボディケアなど4~5ブランド分の商品が入ったボックスが毎月届きます。

ボックスに入る内容は届くまでのお楽しみ。
新商品のコスメ好きな人や、さまざまなコスメを試して自分に合ったものを見つけたい人にはうれしいサービスです。

サービス内容 ビューティーサブスクリプション
料金 定期継続会員プラン 1,650円/月
6ヵ月会員プラン    8,800円
12ヵ月会員プラン  16,500円
特徴 おすすめのコスメが届くサービス

家電・家具のサブスクサービス

家電や家具はものによってはかなり高額なので、なかなか購入に踏み切れない人もいると思います。
また、家具や家電は引っ越しをするとサイズや雰囲気が合わなくなるので、引っ越しが多い場合は購入するよりも借りるほうがライフスタイルに合っているかもしれません。
月額利用料を払えば、自分の好きな期間だけレンタルできるので人気を呼んでいます。

CLAS

CLASは、デスクやソファなどの家具から、洗濯機や冷蔵庫などの家電まで、必要に合わせてレンタルできるサブスクリプションです。
選択した家具や家電ごとに月々のレンタル料金が決まります。
観葉植物やPC周辺機器、美容家電、ベビーグッズまでさまざまなジャンルがレンタルできるのが特徴です。

レンタルしている家具や家電はいつでも交換できるため、お部屋のコーディネートや模様替えを楽しみたい人に最適なサービスでしょう。

サービス内容 家具・家電のレンタルサービス
料金  レンタルする商品による
特徴 豊富なジャンルの家具・家電を毎月固定料金でレンタルできる

subsclife

subsclifeは、人気のブランドやこだわりの家具・家電を3ヵ月~24ヵ月レンタルできる定額制のサービスです。利用料金は、レンタルする家具・家電によって変わります。
家具・家電によっては、月額500円からの利用も可能です。

気に入った商品は、期間を延長してレンタルしたり、購入したりすることもできるので、「好みの家具が自分の部屋に合うかとりあえず試したい」といった際に役立ちます。

サービス内容 家具・家電のレンタルサービス
料金 レンタルする商品による
特徴 デザイン性に富んだ家具・家電を毎月固定料金でレンタルできる

日用品やインテリア雑貨のサブスクサービス

日用品やインテリア雑貨など、身近なもののサブスクリプションサービスにもさまざまなものがあります。
普段利用するものだからこそ自分に合ったものが使いたい、もっと彩のある生活を楽しみたい、と思っている人は日用品やインテリアのサブスクリプションを利用してみてはいかがでしょうか。

bloomee

bloomeeは、季節の花がポストに届くサブスクリプションです。
定期購入の継続コースは、3本以上届く体験プラン、4本以上届くレギュラープラン、8本以上届くリッチプランがあるのでお部屋の雰囲気やお花を飾る場所に合わせて、お好みで選択できます。

お花は根本に水分を含ませた状態で、通気性の良い専用のパッケージで届きます。ポストに入る大きさなので、受け取りも簡単です。
自分自身で楽しむだけでなく、家族や友人にも送れるため、ちょっとしたギフトとしても利用されています。

サービス内容 お花の宅配サービス
料金 レギュラープラン 880円/回+送料385円
リッチプラン 1,980円/回+送料550円
体験プラン 550円/回+送料275円
特徴 季節の花がポストに届くサービス

Casie

13,000点から気に入った絵画をレンタルできるサービスです。コンパクトサイズから大迫力のサイズまで、月額プランによってレンタルできる絵画のサイズ感が異なります。

絵画は自分で好きなものを選ぶこともできますし、お任せでお願いすることも可能です。レンタル期間は最短で1ヵ月なので、毎月違った絵を楽しむこともできます。
絵画をレンタルすると、レンタルされた作品のアーティストに一部が報酬として支払われる仕組みなので、アートを楽しみつつアーティストの応援もできる一石二鳥のサービスです。

サービス内容  絵画の定額レンタルサービス
料金 ライトプラン   2,200円/月
レギュラープラン 3,300円/月
プレミアムプラン 5,830円/月
特徴 絵画を楽しみつつアーティストを応援できる

SLEEPX

SLEEPXは、ブランド寝具を月額固定料金でレンタルできるサブスクリプションサービスです。
マットレスやまくらのほか、美容家電や健康家電までレンタルできます。

ブランド寝具はお試しで購入するには高額なものも多く、気になるもののなかなか手が出ないという人もいるのではないでしょうか。
睡眠の質は寝具も関係してくるのでSLEEPXのような寝具のサブスクリプションを利用すれば、気になるブランド寝具が自分に合っているかしっかりお試しした上で購入を決められます。

サービス内容 寝具のレンタルサービス
料金 レンタルする商品による
特徴 ホテルでも使われている高級ブランド寝具をレンタルできる

子育てや子どもに関するサブスクサービス

子どもの成長スピードは早いため衣類やおもちゃなどは、購入してもすぐに使えなくなってしまうといったこともあります。
子どものニーズを満たしつつ、成長のスピードに対応するには、子ども向けのサブスクリプションサービスが便利です。

And TOYBOX

And TOYBOXは、おもちゃや知育玩具を定額でレンタルできるサブスクリプションです。
総額15,000円分のおもちゃ4~6個を2ヵ月以上の交換サイクルで届けてくれます。

子どもが気に入ったおもちゃを延長してレンタルたり、飽きてしまったおもちゃは交換したりして、子どもの興味の移り変わりに対応できるのがうれしいポイント。
レンタルサービスなので、おもちゃが増えすぎて自宅の収納を圧迫させることもありません。
また、LINEでやり取りが完結するので手軽に利用できるのもメリットです。

サービス内容 おもちゃ・知育玩具のレンタルサービス
料金 スタンダードコース 3,278円/月
プレミアムコース 3,608円/月
特徴 LINEですべてのやり取りが完結するおもちゃレンタル

EhonClub(絵本クラブ)

EhonClub(絵本クラブ)は、年齢に合わせた絵本を毎月届けてくれるサブスクリプションです。
料金は2,000~3,000円前後で、毎月送られてくる絵本の価格によって変動します。
0歳~小学校6年生向けのコースがあるほか、パパ向けコースや、プレママコースなど大人向けコースもあります。

届けられる絵本は、ロングセラーを中心に好みが偏らない良書をバランスよく選定していまので、さまざまな絵本に出合う機会を創出できるのが絵本クラブの特徴です。

サービス内容 絵本の定期宅配サービス
料金 毎月の絵本の価格による
特徴 ベストセラーを中心に年齢に合わせた絵本を届けてくれる

Kutoon

Kutoonは、子ども靴を定額でレンタルできるサービスです。
子どもの成長に合わせて常にフィットする靴を探すのは一苦労ですが、レンタルなので購入とは違って気軽に利用できますし、サイズが合わなかった場合は交換してくれます。

運営会社で靴クリーニング専用設備を備えているため、靴が汚れてもそのまま返却できて手間もかかりません。
有名メーカーを中心にさまざまな靴がレンタルできるため、子どものニーズを満たしつつ気軽に利用できます。

サービス内容 子ども靴のレンタルサービス
料金 1足プラン 2,480円~/月
2足プラン 2,980円~/月
3足プラン 3,700円~/月
※1ヵ月・6ヵ月・12ヵ月契約でプラン料金が変動します
特徴 汚れてもそのまま返却できる子ども靴のレンタルサービス

カラミちゃん
カラミちゃん

近年だとサブスクリプションサービスの中でも特に音楽や動画といったデジタルコンテンツを提供するサービスの普及率がすごいですよね…!デジタルコンテンツに関してはこちらの記事でも詳しく解説しているので興味がある方は見てみてください。

サブスクリプション(サブスク)でよく使われる支払方法

サブスクリプションサービスは、毎月利用料金が発生するものが多いため、クレジットカード決済やキャリア決済が使われることが多いです。

クレジットカード決済は2回目以降、自動で金額が引き落とされることから利便性が高いので主に利用されます。
キャリア決済もスマホ料金と合算で支払えることから、サブスクリプションサービスを利用する多くの人に選択される決済方法です。
また、サブスクによってはコンビニ決済に対応しているものもあります。
毎月自動的に決済されるのを避けたい人が、利用することが多いようです。

サブスクリプション(サブスク)を利用する際の注意点

サブスクリプションを利用する際の注意点

便利なサブスクリプションサービスですが、もちろん注意点もあります。ここでは主に2つの注意点を紹介します。

利用しない月も料金は発生する

サブスクの利用でまず注意したいのが、まったく利用しない月があっても料金がかかることです。
都度支払う買い切り型の商品やサービスと異なり、サブスクリプションを契約している間は利用の有無に関係なく、毎月の料金が発生します。

契約しているサブスクリプションが増えると毎月の固定費も増えて家計を圧迫することもありますので、使っていないサブスクリプションサービスがないか定期的に見直しすることをおすすめします。

また、毎月一定額を支払えば自由に利用できる反面、サブスクリプションの中には興味のないジャンルが含まれていることもあります。
商品やサービスを利用する頻度が高ければそれでもお得に利用できますが、興味のあるものが少なく利用頻度が低いと、買い切り型のほうが良いケースもあります。
自分の利用状況に合わせてサブスクリプションを選択しましょう。

サブスクリプション(サブスク)は解約しないと自動継続される

サブスクリプションでは、契約や解約に関する問題も指摘されています。

経済産業省が発表した「令和3年度 電子商取引に関する市場調査報告書」の資料には”独立行政法人国民生活センターによると、サブスクリプションサービスに関する消費者からの相談事例では、サブスクリプションがどのような契約か正しく理解できていない、契約内容や契約先の事業者を誤って認識している、解約方法が分からず解約手続きが出来ていないといったケースがあり、近年相談件数は増加傾向であると指摘されている。”とあります。

つまり、どのような料金体系なのかや解約方法がわからず、意図せず料金を払い続けてしまっている人が一定数いるということです。

ほとんどのサブスクリプションサービスは解約しない限り、毎月自動継続されるタイプがほとんどですので、申し込む際にはその点を理解し、最低利用期間など解約に関して制限が無いかも確認することが大切です。

サブスクリプション(サブスク)と他のビジネスモデルの違い

サブスクリプションには、似たようなビジネスモデルがいくつかあります。どのように違うのか、混同されやすいビジネスモデルについてそれぞれ解説していきます。

プロダクト販売(買い切り)モデルとサブスクリプション(サブスク)との違いは何?

従来の買い切りモデルとサブスクリプションモデルはどこが違うのでしょうか。

下記の表にまとめてみましたので見ていきましょう。

  プロダクト販売(買い切り)モデル サブスクリプションモデル
価格 原価+利益 ユーザー需要と使用量
売上アップの方法 販売数増加 ユーザーとの信頼関係(リレーションシップ)の強化
製品の機能 購入後は固定 ユーザーのニーズに合わせてアップグレード
差別化要因 コスト・品質・機能性 プライスパッケージなど

サブスクリプション(サブスク)とレンタルとの違いは何?

サブスクリプションに近いサービスとしてレンタルサービスが挙げられますがどのような違いがあるのでしょうか。

レンタルサービスは基本的に「ある特定の商品そのものを一定期間借りる」サービスで、期間が過ぎると商品自体を返却する必要があります。代表例として、レンタルショップからDVDやビデオ、CDなどをショップから借りるなどがよく知られているかと思います。

比べてサブスクリプションサービスは、料金を支払うことでサービスを利用する権利が得られるので、料金を支払い続ける限り利用することが可能です。さらに、サービスの内容によりますが特定の商品だけではなくサービスに含まれる様々な商品を利用することができます。

なので映画や音楽配信のサブスクリプションサービスでは、利用する権利がある限りは特定の種類や期間にとらわれず映画や音楽を見たり聞いたりすることができ、また返却するという必要もないためレンタルサービスよりも利便性が良いところも特徴です。

サブスクリプション(サブスク)とリカーリングビジネスとの違いは何?

リカーリングとは英語で「繰り返される・循環する」という意味の言葉で、もともと電話使用料や電気代、ガス代などの支払いモデルとして知られていました。

買い切りモデルとは違い、「継続的に料金を支払う」という点ではサブスクリプションモデルと似ていますが、サブスクリプションの料金体系が一定金額というのに対して、リカーリングビジネスは一定期間内に使用した量によって金額が変わるというところが違います。

サブスクリプション(サブスク)と月額課金・定額課金との違いは何?

サブスクリプションモデルが日本でも広がり、月額・定額課金のイメージが強いサブスクリプションモデルですが、厳密に言うと意味合いは違います。

月額・定額課金はサービスや製品の利用に対して一定の金額を定期的に支払いますが、サブスクリプションは、利用するユーザーのニーズや需要・必要としている部分に注目し、そこに応える価値を用意するモデルなのです。言い換えれば、ユーザーが必要としてる部分のみを提供するサービスなので、ニーズによっては金額もサービス内容も変わっていくのでそこが月額・定額とは違う部分になります。

サブスクリプション(サブスク)とリースとの違いは何?

一定期間、製品を貸し出す代わりにその間、利用者に決まった料金を支払ってもらう企業向けのビジネスシステムが「リース」です。
リースは社用車やコピー機、病院で使われる医療機器など高価な設備がよく扱われます。

サブスクリプションとリースの主な違いは契約の長さで、リースは約半年~10年ほどの長期契約が一般的です。
また、リース契約は基本的に一度契約してしまうと途中解約ができません。
その点、サブスクリプションはどんなに短期間でも、自分の好きな時に自由に解約できるものが多いです。

さらにリースは製品の貸し出しのみなのに対し、サブスクリプションは食材の宅配など貸し出し以外の形態もある点がリースとは異なります。

リースは企業向けの長期的な貸し出しサービスで、サブスクは個人向けの短期間から始められるサービスといえるでしょう。

まとめ

今回は、サブスクリプショ・サブスクとはどんな意味なのか、またそのメリット・デメリット、市場規模やサービスの事例などを紹介いたしました。

企業・ユーザー、ともにメリットが大きいサブスクリプションモデルは、今後デジタル領域だけでなくさまざまな製品やサービスの企業で取り入れられるでしょう。

ものを所有することから利用することへ。ユーザーの意識がどんどん変化している現在、サブスクリプションモデルは私たちの生活になくてはならないものになっていくでしょう。

また、サブスクリプションモデルと同様に注目されている「単品リピート通販についての意味やメリットを解説している記事」もありますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

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よくある質問

サブスクとは何ですか?

サブスクとは、サブスクリプションの略で、主に「料金を支払う事で製品やサービスを一定期間利用することができる」形式のビジネスモデルのことを指します。
詳しくはこちらの章で解説しています。

サブスクのメリットは何ですか?

①いつでも登録・解約ができる
②トライアル・お試し期間があるサービスが多く、試しやすい
③定額制が多いため、サービスを利用するたびに料金を支払う必要がない
などが挙げられます。
事業者にとってのメリットと併せてこちらの章で紹介しています。