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minneとカラーミーショップは併用もおすすめ!2つのサービスを徹底比較

ハンドメイド作品の販売サイトと言えば、GMOペパボが運営するカラーミーショップの姉妹サービス『minne(ミンネ)』が有名です。minneは1,500万点以上(2022年8月3日現在)の作品が集まる国内最大のハンドメイドマーケットとして、多くの方に利用されています。
そんなminneとカラーミーショップ、両サービスの違いは何でしょうか?

今回は、minneとカラーミーショップについて、双方のメリット・デメリットを徹底比較!
ハンドメイド作品の販売を検討中の方や、どちらかのサービスをご利用中の方におすすめの記事です。

minneとカラーミーショップは何が違うの?

minneとカラーミーショップは、どちらもインターネットで販売ができるサービスです。minneは「モール型」、カラーミーショップは「SaaS型」に分類されるのが大きな違いです。

モール型のminneはその名の通り、さまざまなお店の入った「ショッピングモール」のようなECサイト。対するSaaS型のカラーミーショップは「路面店」をイメージしていただけるとわかりやすいですね。

ショッピングモールと路面店では、訪れたお客さまの目的や商品の探し方が異なります。

minne…「ハンドメイドが好きだけど、欲しいブランドや商品は決まっていない」というときに利用されやすい。
カラーミーショップ…「このブランドが好き」「この商品がほしい」と明確に欲しいものがあるときに利用されやすい。

このように、両サービスはECサイトとしての特性が大きく異なります。

両サービスのメリット・デメリット

minneとカラーミーショップの特徴がわかっても、どちらを使えばいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下に、両サービスのメリット・デメリットをまとめました。

minneのメリット

  • ・minne自体に集客力がある
  • ・ものづくりに興味関心のあるお客さまが多い
  • ・クレジットカード決済やAmazon Payなど多彩な決済手段が誰でも利用できる

minneのデメリット

  • ・他の作家さんと比べられるため、価格競争が起きやすい
  • ・ショップページのデザインができないので、ブランディングが難しい
  • ・顧客情報が管理できない

minneには「minneでハンドメイド作品を探したい」という人が訪れるため、初めてインターネットで販売をする人でもminneを利用するだけで集客が期待できます。
また、複雑な設定もないので、すぐに販売を開始することができます。

一方で、minneではショップページのデザインカスタマイズができません。カバー画像の設定はできますが、一枚の画像で伝えられる情報には限りがあります。顧客情報の管理もできないため、メルマガを配信してリピーターに繋げるといった施策はできません。

しかし、minneは国内最大のハンドメイドマーケットであることから購入者からの信頼も厚く、ハンドメイド作家が最初に利用するのにおすすめのサービスです。

カラーミーショップのメリット

  • ・利益率が高い
  • ・ブランディングがしやすい
  • ・顧客情報が管理できる

カラーミーショップのデメリット

  • ・集客を自力でする必要がある
  • ・主体的に運営・改善していく必要がある
  • ・ショップページの制作、運用の手間がある

カラーミーショップのメリットの一つは、売上が伸びたときにプランアップができることです。販売手数料がかかるフリープランから始めて、売上が伸びたら月額費用が固定のレギュラープランに変更して利益率を上げることができます。

また、カラーミーショップはショップページをカスタマイズして、作品の世界観を自由に表現することも可能です。
以下は、minneとカラーミーショップを併用されている羊毛フェルト作家yucoco cafeさんのショップデザインです。

▶︎ yucoco cafe(minne) ▶︎ yucoco cafe(カラーミーショップ)

カラーミーショップで作ったネットショップは写真やコンセプトの見せ方に工夫ができ、よりブランドの世界観が伝わる魅力的なデザインであることがおわかりいただけるかと思います。

さらに、カラーミーショップでは顧客情報の管理も可能。新商品の販売時や催事の際にメルマガ機能を使ってお知らせをしたり、会員限定の割引クーポンを発行するなど、リピーター獲得のためのさまざまなアプローチができます。

一方で、カラーミーショップで作ったネットショップには、minneのような集客力がありません。広告運用やSEO対策など、集客には主体的な戦略が求められる上、改善を積み重ねて売上を上げるのに時間もかかります。

このように、minneとカラーミーショップを比較してみると、どちらがよい・悪いということはなく、足りない部分を補い合う関係なのがお分かりいただけたのではないでしょうか?
それぞれの長所をうまく活かせる併用もおすすめです。

minneとカラーミーショップを併用するメリットとは?

minneとカラーミーショップを併用すると、以下のような運用ができます。

  • ・minneでお客さまに作品を知っていただき、カラーミーショップで想いを伝える
  • ・minneで集客して、カラーミーショップでリピーターを獲得する
  • ・公式ショップをカラーミーショップで作り、ブランドコンセプトを打ち出す
  • ・併用することで手数料を抑える

minneには集客力があり、カラーミーショップはリピーターを獲得しやすい。この特性を活かして、minneで興味をもってくれた購入者をネットショップに誘導することで、作品の世界観や想いをより伝えることができ、ファンの獲得へと繋がります。
ファンが増えてブランドが育つと、単価の高い作品の販売にチャレンジができるようになります。
minneとカラーミーショップは併用することで相乗効果が期待できます。自分で広告宣伝費をかけてネットショップに集客をする代わりにminneを活用すれば、費用は抑えられますし、販売場所が増えて新規顧客獲得に繋げることもできるからです。

minneもカラーミーショップも簡単に始められる

併用がおすすめなもう一つの理由に、minneもカラーミーショップも無料で始められるという点があります。

minneは出店料や登録料がかからず、作品が売れたときに販売手数料が発生します。同じく、カラーミーショップの「フリープラン」も初期費用・月額利用料が0円でネットショップを開設できます。

さらに、カラーミーショップでは2022年7月からフリープランをご利用中の個人・個人事業主の方は「特定商取引法に基づく表記」の住所と電話番号を非公開にすることができるようになりました。
これまで、ネットに住所や電話番号を公開することに不安があった作家さんにも安心してご利用いただけますので、「minneとカラーミーショップ、どちらを使おう?」と悩まれている方は、ぜひ併用をご検討ください。

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