個人でネットショップ開業!初心者向けに始め方・7つの手順・必要な手続きを解説
個人でネットショップを開業したいと思っても、「何から始めればいいのか」「開業届や許可は必要なのか」「無料のサービスで始めてもよいのか」など、最初に迷うポイントは多いものです。
ネットショップは、実店舗よりも初期費用を抑えて始めやすく、個人や副業でも挑戦しやすい販売方法です。経済産業省の「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」でも、2024年の国内BtoC-EC市場規模は26.1兆円と前年比5.1%増加しており、オンラインで商品を購入する流れは引き続き広がっています。
この記事では、初心者向けに個人でネットショップを開業するまでの流れを7つの手順で解説!

販売する商品の決め方、ネットショップ作成サービスの選び方、開業に必要な手続き、開設後の集客・販促まで、開業前に知っておきたいポイントをまとめて紹介します。
目次
手順1.ネットショップで何を売る?商品を決めよう!

ネットショップ開業の最初のステップは「何を売るか」を決めることです。
販売する商品やジャンルによって、ショップの方向性や必要な準備が変わります。まずは、自分が扱いやすく、継続して販売しやすい商品から考えてみましょう。
どんなジャンルの商品を販売するか決めよう
ネットショップでは、食品・スイーツ、ファッション、雑貨、インテリア、美容・コスメ、ハンドメイド作品など、さまざまなジャンルの商品が販売されています。
カラーミーショップのユーザー調査によると、取り扱いジャンルの上位は「食品・スイーツ」(全体の14.3%)、「ファッション」「ファッション小物」と続いています。このほかにも雑貨やインテリア、美容・コスメなど多様なジャンルの店舗が活躍しています。

すでに実店舗をお持ちの方は、店舗で扱っている商品をネットショップでも販売するケースが多いでしょう。
これから個人でネットショップを開業する方は、自分の得意分野や興味のあるジャンル、市場の需要を踏まえて商品を選ぶことが大切です。
何を売るか迷っている場合は、まず以下のような視点で考えてみましょう。
- ・自分が詳しい、または興味を持って続けられるジャンルか
- ・一定の需要がありそうか
- ・競合ショップと違いが出せそうか
- ・仕入れや制作を継続しやすいか
- ・梱包や配送に無理がないか
なお、何を売るのか悩んでいる方は、ネットショップで売れるものについて、何を売るのかや商品が売れないときの解決法について記事で詳しく紹介していますので、参考にしてくださいね。
需要や競合を確認しよう
販売したい商品やジャンルが決まったら、同じような商品がどのように販売されているかを確認しましょう。
検索エンジンやSNS、ECモール、ハンドメイドマーケットなどで調べると、価格帯、商品写真、商品説明、レビュー、売れ筋商品の傾向が見えてきます。
競合が多いジャンルでも、必ず避ける必要はありません。すでに多くの商品が販売されているジャンルは、それだけ需要があるとも考えられます。
大切なのは、価格、品質、デザイン、世界観、使いやすさなど、どの部分で違いを出せるかを考えることです。
販売できない商品・注意が必要な商品を確認しよう
ネットショップでは、すべての商品を自由に販売できるわけではありません。
法律で販売が禁止・制限されている商品や、販売に許可・資格が必要な商品、ネットショップ作成サービスや決済サービスの規約で販売できない商品があります。
たとえば、酒類、医薬品、中古品、食品、化粧品、ペットなどは、商品内容や販売方法によって許可・届出・資格などが必要になる場合があります。
商品を決める際は、「売れそうか」だけでなく、「販売して問題ない商品か」「必要な許可や手続きはあるか」も確認しておきましょう。
詳しい手続きや許可については、後ほど「個人のネットショップ開業に必要な手続き」で解説します。
手順2.仕入れ方法・販売方法を決めよう

販売する商品やジャンルが決まったら、次に「商品をどのように用意して販売するか」を決めましょう。
ネットショップで販売する商品は、大きく分けると、仕入れて販売する商品と、自分で企画・制作して販売する商品があります。販売方法によって、必要な費用、在庫リスク、発送までの流れが変わるため、自分のショップに合った方法を選ぶことが大切です。
カラーミーショップの申し込み時のユーザーアンケートでは、「オリジナル商品を商材にする」方が44%、「仕入れとオリジナル商品の両方を扱う」方が25%、「仕入れ」をメインにしている方が21%という結果でした。
カラーミーショップの申し込み時のユーザーアンケートによると、「オリジナル商品を商材にする」方が44%を占め、次に両方を取り入れている方が25%、3番目に「仕入れ」をメインにしている方が21%という結果でした。

仕入れ商品とオリジナル商品では、準備の進め方や注意点が異なります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
商品を仕入れて販売する
商品を自分で制作しない場合は、メーカーや卸業者、仕入れサービスなどから商品を仕入れて販売します。
仕入れ販売は、すでに完成している商品を扱えるため、商品開発にかかる手間を抑えやすいのが特徴です。一方で、仕入れ価格、在庫数、競合との差別化を考えながら販売する必要があります。
ネットショップの商材を仕入れる方法には、主に以下のようなものがあります。
- ネットの仕入れサービスを利用する
- 見本市などのイベントに参加する
- メーカー・作家と直接交渉する
- 卸問屋・問屋街で仕入れる
- 海外から仕入れる
- OEMを利用する
- ドロップシッピング(無在庫販売)を利用する
仕入れ方法によって、必要な資金や取引条件、納期、在庫管理のしやすさは異なります。最初は小ロットで仕入れられる方法や、在庫リスクを抑えやすい方法から検討するとよいでしょう。
それぞれの仕入れ方法の詳細やポイントについては、下記の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
オリジナル商品を制作して販売する
自分で企画・制作したオリジナル商品を販売する方法もあります。
オリジナル商品は、他のショップと差別化しやすく、ブランドの世界観を作りやすいのがメリットです。ハンドメイド作品、自社ブランドの商品、オリジナルグッズ、地域の商品など、ショップならではの商品を販売できます。
一方で、制作時間や原価、品質管理、在庫管理などを考える必要があります。商品を継続して作れるか、注文が増えたときに対応できるかも確認しておきましょう。
受注生産・無在庫販売で販売する
在庫リスクを抑えたい場合は、注文を受けてから商品を制作・発注する受注生産という方法もあります。
受注生産は、売れてから商品を用意するため、在庫を抱えにくいのがメリットです。オリジナルグッズやハンドメイド商品などと相性がよい場合があります。
また、在庫を持たずに販売する無在庫販売という方法もありますが、仕入れ先の在庫切れや配送遅延が起きると、お客さま対応に影響する可能性があります。利用するネットショップ作成サービスや決済サービスの規約で制限されている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
受注生産や無在庫販売を行う場合は、納期、キャンセル対応、在庫状況の確認方法をあらかじめ決めておくことが大切です。
仕入れ前に利益が残るか確認しよう
商品を仕入れたり制作したりする前に、販売価格から必要な費用を差し引いて、利益が残るかを確認しておきましょう。
ネットショップでは、仕入れ原価や制作費のほかに、梱包資材、送料、決済手数料、販売手数料、広告費などがかかる場合があります。
売上が出ていても、送料や手数料を差し引くと利益がほとんど残らないケースもあります。商品を決める段階で、「いくらで仕入れて、いくらで販売し、どれくらい利益が残るのか」を簡単にシミュレーションしておくと安心です。
手順3.コンセプトとショップ名を考えよう

販売する商品や仕入れ方法が決まったら、次にショップのコンセプトと名前を考えましょう。
ネットショップは、商品を並べるだけではなかなか選ばれません。似たような商品を扱うショップが多い中で、お客さまに選んでもらうためには、「誰に、どのような商品を届けるショップなのか」を明確にすることが大切です。
コンセプトが決まっていると、商品選びやショップデザイン、商品写真、説明文、SNSでの発信内容にも一貫性を出しやすくなります。
このお店は誰に何を届けるショップなのかを明確にしてみよう。
ショップのコンセプトとは簡単にいうと、「誰に」、「どんな商品を売り」、「どんな価値を提供する(ニーズを満たす)」お店なのかを明確にしたものです。
たとえば、単に「男性向けの洋服を販売するショップ」だけでは、どのようなお客さまに向けたお店なのかが伝わりにくくなります。
一方で、「30代の男性に向けて、簡単にきれいめのコーディネートができる服を提案するショップ」であれば、誰に何を届けるお店なのかが明確になります。
このようにターゲットや商品の特徴を具体的にすると、お客さまに選ばれる理由を作りやすくなります。
コンセプトを考える際は、以下のような点を整理してみましょう。
- ・どのようなお客さまに届けたいか
- ・どのような悩みやニーズに応える商品か
- ・他のショップと比べてどこに特徴があるか
- ・どのような雰囲気や世界観を伝えたいか
最初から完璧なコンセプトを作る必要はありません。まずは「誰に、何を、どんな理由で届けたいのか」を言葉にしてみることが大切です。
コンセプトの考え方については以下の記事でも解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
ネットショップの名前の付け方のポイント
コンセプトがある程度決まったら、ショップ名を考えましょう。
ショップ名は、お店の印象を左右する大切な要素です。お客さまに覚えてもらいやすく、検索されたときに見つけやすい名前にすることで、リピート購入や指名検索にもつながりやすくなります。
ショップ名を決める際は、以下の点を意識しましょう。
- ・覚えやすい名前か
- ・読みやすく、入力しやすい名前か
- ・他のショップ名と似すぎていないか
- ・検索したときに見つけやすい名前か
- ・ショップのコンセプトや雰囲気と合っているか
特にネットショップでは、SNSや検索エンジンでショップ名を探されることがあります。似た名前のショップやブランドが多いと、お客さまが見つけにくくなる可能性があるため、事前に検索して確認しておくと安心です。
ショップ名の付け方については、以下の記事でも詳しく解説しています。名前の決め方に迷っている方は、あわせて参考にしてみてください。
ブランドイメージを決めよう
ショップ名とあわせて、ショップ全体のブランドイメージも考えておきましょう。
ブランドイメージとは、お客さまにどのような印象を持ってもらいたいかを決めることです。たとえば、「かわいい」「上品」「ナチュラル」「高級感がある」「親しみやすい」など、伝えたい雰囲気を整理しておくと、ショップ作りの方向性がぶれにくくなります。
ブランドイメージは、ショップデザインだけでなく、商品写真、商品説明、ロゴ、色使い、SNSの投稿内容にも関わります。
個人でネットショップを開業する場合でも、世界観がそろっているショップは印象に残りやすくなります。まずは、どのようなお客さまに、どのような印象を持ってもらいたいかを考えてみましょう。
手順4.どのネットショップ作成サービスで開業・開設するか決めよう

商品やショップのコンセプトが決まったら、次はネットショップをどの方法で開設するかを決めましょう。
ネットショップの開業方法には、ネットショップ作成サービス、ECモール、ハンドメイドマーケット、オープンソース、ECパッケージ、フルスクラッチなどがあります。
ただし、個人や初心者がこれからネットショップを開業する場合、すべての方法を同じように検討する必要はありません。
初期費用や月額費用、操作のしやすさ、デザインの自由度、集客のしやすさ、将来的な拡張性などを比較し、自分のショップに合う方法を選びましょう。
個人が選びやすいネットショップ開業方法
個人でネットショップを始める場合、現実的な選択肢になりやすいのは、主に以下の3つです。
- ・ネットショップ作成サービスで開業する
- ・ECモールに出店する
- ・ハンドメイドマーケットを利用する
それぞれ特徴が異なるため、販売する商品や運営スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ネットショップ作成サービスで開業する
ネットショップ作成サービスとは、ネットショップの作成や運営に必要な機能をまとめて利用できるサービスです。
カラーミーショップのようなネットショップ作成サービスを使えば、専門的なシステム開発をしなくても、商品登録、決済設定、配送設定、デザイン編集などを行えます。
自社ネットショップとして運営できるため、ショップの世界観を作りやすく、リピーター施策やブランディングにも取り組みやすいのが特徴です。
一方で、ECモールのように最初から多くのユーザーが訪れるわけではないため、SNSやSEO、広告、メールマガジンなどを使って、自分で集客していく必要があります。
ECモールに出店する
ECモールとは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、多くの店舗が集まるインターネット上のショッピングモールです。
ECモールは、すでに多くのユーザーが利用しているため、モール内の集客力を活用しやすいのがメリットです。商品ジャンルによっては、開業初期から購入につながる可能性もあります。
一方で、出店料や各種手数料がかかる場合があり、ショップデザインやブランディングの自由度は限られることがあります。
また、同じモール内に競合店舗が多いため、価格やレビュー、商品ページの見せ方などで比較されやすい点にも注意が必要です。
ハンドメイドマーケットを利用する
ハンドメイド作品やオリジナル商品を販売する場合は、ハンドメイドマーケットを利用する方法もあります。
ハンドメイドマーケットは、手作り作品やクリエイターの商品を探しているユーザーが集まりやすいため、アクセサリー、雑貨、イラスト作品、布小物などを販売したい方と相性がよい場合があります。
一方で、サービスごとに販売できる商品や手数料、出品ルールが異なります。
将来的にブランドとして育てていきたい場合は、ハンドメイドマーケットだけでなく、自社ネットショップとの併用も検討するとよいでしょう。
オープンソース・ECパッケージ・フルスクラッチは事業規模に応じて検討しよう
ネットショップの開設方法には、オープンソース、ECパッケージ、フルスクラッチといった方法もあります。
これらは自由度が高く、大規模なネットショップや独自機能が必要な事業者に向いている場合があります。
一方で、構築や保守に専門知識が必要になったり、初期費用や運用コストが大きくなったりすることもあります。
そのため、これから個人でネットショップを開業する場合は、まずネットショップ作成サービスやECモール、ハンドメイドマーケットなど、始めやすく運営しやすい方法から検討するとよいでしょう。
将来的に事業規模が大きくなり、独自の機能や高度なカスタマイズが必要になった段階で、オープンソースやECパッケージ、フルスクラッチを検討する方法もあります。
初心者にはASP型のネットショップ作成サービスがおすすめな理由
これからネットショップを開業する初心者の方には、ASP型のネットショップ作成サービスがおすすめです。
ASP型のネットショップ作成サービスは、ネットショップに必要な機能をインターネット上で利用できる仕組みです。
自分でサーバーを用意したり、システムを一から開発したりする必要がないため、初めての方でもショップを作成しやすいのが特徴です。
ASP型のネットショップ作成サービスには、以下のようなメリットがあります。
- ・無料または月額費用を抑えて始められる
- ・デザインテンプレートを使ってショップを作成できる
- ・商品登録、決済、配送などの基本機能を利用できる
- ・ショップの成長に合わせて機能を追加しやすい
- ・サポートを受けながら運営しやすい
たとえばカラーミーショップは、デザインの自由度が高く、ネットショップ運営に必要な機能も豊富です。
デザインテンプレートを使えば、専門的な知識がない方でもショップを作成しやすく、カスタマイズによって自分のショップらしいデザインに整えることもできます。
また、ブログのように操作しやすい管理画面やスマホアプリも用意されているため、ネットショップが初めての方でも運営を始めやすいでしょう。
開設準備や運営中の疑問については、経験豊富なスタッフやAIによるサポートも用意されています。
自分でショップを作る時間がない方や、初期設定に不安がある方は、ショップ開設に必要な設定をプロに依頼できる「設定代行サービス」を検討することも可能です。デザインに自信がない方は、制作代行サービスを活用する方法もあります。
さらに、アプリストアを通じて、越境EC、SEO、卸販売、在庫管理など、ショップの成長に合わせて必要な機能を追加できます。
まずは小さく始め、売上や運営体制に合わせて機能やプランを見直していける点も、カラーミーショップの魅力です。
無料と有料のネットショップ作成サービスの選び方
ネットショップ作成サービスには、無料で始められるサービスと、有料の月額プランが用意されているサービスがあります。
「無料だから必ずお得」「有料だから初心者には不向き」とは限りません。
月額費用だけでなく、決済手数料、販売手数料、使える機能、サポート体制、デザインの自由度などを含めて比較することが大切です。
無料サービスが向いている人
無料サービスは、まずネットショップを開設してみたい方や、売上が立つかまだわからない方に向いています。
初期費用や月額費用を抑えやすいため、費用負担を少なくして始められるのがメリットです。
一方で、販売時の手数料が高めに設定されていたり、使える機能に制限があったりする場合があります。
売上が伸びてきたら、有料プランへの変更も検討するとよいでしょう。
有料サービスが向いている人
有料サービスは、ある程度の売上が見込める方や、最初から本格的にネットショップを運営したい方に向いています。
たとえば、実店舗があり既存のお客さまがいる場合や、すでに販売実績のある商品をネットでも販売したい場合は、有料プランのほうが機能面やコスト面で合いやすいことがあります。
有料サービスでは、販売手数料を抑えられたり、使える機能が増えたり、サポートを受けやすくなったりする場合があります。
月額費用だけで判断せず、売上が伸びたときの運営コストも含めて比較しましょう。
料金や機能の違いをさらに詳しく知りたい方は、ネットショップ作成サービスの比較記事もあわせて確認してみてください。
カラーミーショップで月額プランとフリープランを比較した場合
カラーミーショップには、費用を抑えて始めたい方向けのフリープランと、機能やコストパフォーマンスを重視したい方向けの月額プランがあります。
フリープランは、初期費用・月額費用を抑えてネットショップを開設したい方に向いています。
まずはショップを作ってみたい方や、売上がどのくらい立つかわからない方は、費用負担を抑えて始めやすいでしょう。
一方で、月商が一定以上見込める場合は、月額プランのほうがコスト面で有利になる場合があります。
カラーミーショップ有料では、レギュラープランの販売手数料は0円、クレジットカード決済手数料は3.4%〜となっています。
そのため、すでに実店舗やSNSでの販売実績があり、開業時点から一定の売上が見込める場合は、月額プランを検討するとよいでしょう。
どのプランが合うか迷う場合は、月商や利用予定の機能をもとに、年間の料金イメージを確認できる料金シミュレーションを活用するのがおすすめです。
料金や手数料は変更される可能性があるため、最新情報は公式の料金ページや料金シミュレーションで確認しましょう。
手順5.ネットショップを開設して、商品ページ・決済方法を設定しよう

利用するサービスが決まったら、いよいよネットショップを開設していきます。
この段階では、ショップのデザインを整え、商品ページを登録し、決済方法や必要なページを設定します。お客さまが商品を見つけやすく、安心して購入できる状態を目指しましょう。
ネットショップのデザインを決めましょう
実店舗でも内装やレイアウトの良し悪しが売り上げに影響するように、ネットショップのデザインも重要な要素です。デザインを考える際は、以下の点を意識しましょう。
- ・お客さまが商品を見やすいレイアウトになっているか
- ・どんなお店か、伝わりやすいデザインか
- ・買いやすく使いやすいサイトになっているか
- ・スマホ対応(レスポンシブデザイン)しているのか
とはいえ、初心者の場合は、最初からデザインを一から作り込む必要はありません。
ネットショップ作成サービスには、デザインテンプレートが用意されていることが多く、専門的な知識がなくてもショップの見た目を整えやすくなっています。
カラーミーショップでも、ファッション雑貨向け、商品数の多いショップ向けなど、さまざまな無料・有料テンプレートを用意しています。ショップの雰囲気や扱う商品に合うテンプレートを選んでみましょう。
カラーミーショップのデザインテンプレートを見てみる >
なお、売れるECサイトのデザインのコツや参考になるおしゃれなネットショップ事例20選については下記の記事を見てみてくださいね。
商品ページを登録しよう
ショップのデザインが決まったら、販売する商品を登録していきましょう。
商品ページは、ネットショップの売上に大きく関わる重要なページです。お客さまは実際に商品を手に取れないため、写真や説明文を通して商品の魅力や詳細を伝える必要があります。
商品ページを作る際は、以下の点を意識しましょう。
- ・商品写真の縦横比はすべてそろえる
- ・サイズ、素材、色、使い方などを詳しく記載する
- ・商品の特徴やおすすめポイントをわかりやすく伝える
- ・購入前に不安になりやすい点を先回りして説明する
- ・スマートフォンでも読みやすいページにする
売れているネットショップに共通しているのは、商品ページに徹底的にこだわっていることです。特に、商品写真の印象や説明文のわかりやすさは、購入率に影響します。写真の大きさや雰囲気がバラバラだと、ショップ全体の印象も整いにくくなります。
お客さまが疑問を持ったまま離脱しないように、商品の魅力だけでなく、サイズ感、使用シーン、注意点なども丁寧に記載しましょう。
商品説明文の書き方のコツや商品写真の撮影方法、また、売れる商品ページの作り方については下記の記事でそれぞれ紹介しているので、ぜひご覧ください
ネットショップの決済方法を選ぼう!押さえておきたい人気の支払い方法は?
次にネットショップの決済方法は何を導入するかを決めましょう。
決済方法は、お客さまの買いやすさに直結する重要な項目です。希望する支払い方法がないと、購入を途中でやめてしまう可能性もあります。
総務省が実施した「令和6年 通信利用動向調査報告書(世帯編)」によると、インターネットで商品を買う際にユーザーが使用した決済方法は、上から多い順に
- ・クレジットカード決済
- ・電子マネーによる支払い(ID決済含む)
- ・コンビニ払い
- ・インターネット(モバイル)バンキングによる振り込み
- ・銀行・郵便局への振り込み
となっており、それぞれの利用している割合を見ると、クレジットカード:79.8%、電子マネー:43.5%、コンビニ決済:33.7%、インターネットバンキング、銀行振り込み共に:23.0%となっていました。
また、カラーミーショップで人気の決済方法(2023年1月1日~12月31日集計)によると、クレジットカード・銀行決済・ID決済・代引き決済の順でユーザーが利用していたということがわかりました。

主要な決済方法の特徴
| 決済方法 | メリット | デメリット |
| クレジットカード | 購入機会の損失を防げる。入金確認が不要でスピーディな対応が可能 | 導入に時間がかかる場合がある。手数料が発生する。カード情報漏洩のリスクに備えたセキュリティ対策が必要 |
| 銀行振り込み | どの年齢層でも利用しやすい。代金未回収のリスクがない | 振込手数料が購入者負担になる場合がある。営業時間外は入金確認ができない |
| 商品代引き | 商品と引き換えのため確実に代金を回収できる。手数料は一般的に購入者負担 | 受け取り時の在宅が必要。受け取り拒否による返送コストが発生する可能性がある |
| ID決済(Amazon Pay・PayPayなど) | 購入者の情報入力が不要でカゴ落ちを防げる。クレジットカードを持たない層にも対応 | サービスによっては導入したいID決済に対応していない場合がある |
| コンビニ払い | 全国のコンビニで24時間支払い可能。カードを持たない層にも対応 | コンビニごとに支払いルールが異なる。振込用紙の紛失対応が発生する場合がある |
| 後払い(BNPL) | 商品を確認してから支払えるため購入者の安心感が高い。若年層の取り込みに有効 | サービスによっては分割払いに対応していない。プラン選択を誤ると手数料が高額になる場合がある |
このデータを踏まえると、まずネットショップを開設し始める際に導入するならば、優先してクレジットカードを、次いで銀行振り込みやID決済、代引き決済がおすすめです。
また、後払い決済もじょじょに広がってきているため、導入しておけば購入者層が広げられるでしょう。
ネットショップ作成サービスを選ぶ際は、クレジットカードをはじめとする上位の決済方法が導入可能かどうかの確認を忘れずにしてください。
なお、カラーミーショップであればAmazon Payの導入が可能で、毎月の利用も無料です。各決済方法の詳細については、それぞれ下記の記事で解説しています。
特定商取引法に基づく表記などショップ運営に必要なページを作ろう
ネットショップを開設する際は、商品ページ以外にも、運営に必要なページを用意しておきましょう。
特に、ネットショップ運営者は「特定商取引法に基づく表記」として、事業者情報や販売条件などを表示する必要があります。
お客さまにとっても、運営者情報、支払い方法、送料、返品・交換の条件などが確認できることは、安心して購入するための判断材料になります。
開設時には、特定商取引法に基づく表記に加えて、以下のようなページや情報を用意しておくとよいでしょう。
- ・配送方法や送料に関するページ
- ・返品・交換に関する案内
- ・お問い合わせページ
- ・プライバシーポリシー
特定商取引法に基づく表記の書き方については下記の「特定商取引法に基づく表記とは?ネットショップ運営で知るべき規制と罰則」の記事で詳しく解説しています。
手順6.ネットショップの配送方法や送料を設定しよう

ネットショップの開設に関して、デザイン・商品ページ・決済方法などの準備が整ったら、次は配送会社と送料の設定を検討しましょう。
商品に合った配送方法を確認しよう
ネットショップで利用される配送方法には、宅配便、ポスト投函型の配送サービス、クール便、大型荷物向けの配送などがあります。
配送方法によって、送れる商品のサイズや重さ、追跡の有無、補償内容、配送日数、受け取り方法などが異なります。そのため、料金だけでなく、販売する商品やお客さまの受け取りやすさに合っているかを確認することが大切です。
配送会社ごとの料金は、発送元・配送先・サイズ・重量・契約条件によって変わります。詳しい料金比較を確認したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
配送会社を選ぶポイントは?
配送会社を選ぶときは、単純に料金の安さだけで判断しないことが大切です。
配送は、お客さまが商品を受け取る最後の接点です。商品がきれいな状態で届くか、受け取りやすいか、トラブル時に対応しやすいかによって、ショップへの印象も変わります。
商品のサイズ・重さ・温度帯に合っているか
配送会社を選ぶ際は、販売する商品のサイズや重さ、温度管理の有無に合った配送方法を選べるか確認しましょう。
たとえば、アクセサリーや小物類など小さく薄い商品であれば、ポスト投函型の配送サービスを利用できる場合があります。生鮮食品や冷凍食品であればクール便、大型商品であれば大型配送に対応したサービスを検討する必要があります。
商品に合わない配送方法を選ぶと、送料が高くなったり、配送中の破損や品質低下につながったりする可能性があります。
実績や信頼、国内のシェアがあるか
信頼できる実績があるかも配送業者を選ぶ際の重要なポイントになります。実績のある配送業者を利用することはネットショップの信頼に繋がります。
こちらの国土交通省の令和6年度 宅配便等取扱個数の調査から国内の配送業者のシェア率が出ているので、ぜひ参考にしてみてください。
| 配送会社名 | シェア率 |
| ヤマト運輸 | 47.2% |
| 佐川急便 | 25.8% |
| 日本郵政 | 22.2% |
| 福山運輸 | 2.8% |
| 西濃通運 | 1.9% |
料金以外のサービス内容はどうなっているか
お客さまに商品を配送でお届けするネットショップでは、商品をベストな状態で届けることが何よりも大切です。料金も重要ですが、それだけで配送業者を決めずに、以下のポイントも合わせて選ぶと満足のいく配送を行ってもらえるはずです。
- ・時間帯指定はどうか?
- ・再配達対応はしてくれるか?
- ・クール便対応はしてくれるか?(何℃からか)
- ・お客さまの印象(口コミやお客さまからの評判はいいのか)
再配達対応はほとんどの配送会社で行っていますが、電話やオンラインなど再配達依頼の方法は異なるので事前に各サービスサイトで確認しておきましょう。
お客さまへの印象に関しては、集荷前にSNSなどで情報収集してから自分が求めるサービスをキチンと行ってもらえるかで決めましょう。
カラーミーショップのユーザーはどの配送方法を選んでいる?
配送料金や条件など色々調べてみたものの、結局どの配送会社を選べばいいか迷ってしまう…といった方は先輩ショップがどの配送業者を選んでいるか参考にしてみましょう。
カラーミーショップでは、発送作業の経験があるショップオーナーさまを対象に「配送会社の利用状況に関するアンケート」を実施し、利用している配送会社、発送で困っていること、工夫していることについてまとめました。

「利用している配送会社はどこですか?」という質問に対しての回答結果では、一番多く利用されているのはヤマト運輸(64%)、次いで、日本郵政(51%)、佐川急便(29%)と続きました。
また、複数の配送会社を利用しているショップオーナーさまに理由を聞いたところ、商品や配送料金によって使い分けているため(78%)、次に購入者に配送業者を選択してもらうため(12%)でした。
とくにネットショップをオンラインモールとして運営していてアイテム数が多い・発送元がバラバラなショップは、商品ごとに最適なサービスがある・発送元から配送先の距離によって値段が変わるなどの理由から配送会社の使い分けをしたほうがよいでしょう。
ネットショップの送料の決め方とは?設定パターンを合わせて考えてみよう。
配送会社が決まったら、お客さまにとって気になるポイントである送料の設定も考えましょう。送料の設定次第では、商品をカートに入れたまま離脱する「カゴ落ち」に大きく影響します。
では送料の設定はどのように設定すればいいのかというと、基本的には下記の送料設定パターンが考えられます。
- ①全国一律の送料にする
- ②配送地域別に送料を分ける
- ③送料無料にする
- ④●●円以上で送料無料にする
- ⑤配送手段ごとに送料を設定する
以上のパターンからネットショップを開業・開設するエリアと商品の特性(利益率・サイズ・独自性・まとめ買いのしやすさなど)を加味して送料の金額やパターンを設定するとよいでしょう。
各パターンのメリット・デメリットの詳細は下記の「ネットショップの送料の決め方とは?設定パターンや安く抑えるポイント」の記事で紹介しています。
手順7.ネットショップの集客・販促で売上を伸ばそう

ネットショップは、ECモールではない限りユーザーさんが「たまたまショップを見つけて訪れる」ということはまずありません。
開店後はすぐに集客に取り組み、売上につなげるための販促活動も進めていきましょう。
SNSで集客する(Instagram・X・Facebookの特徴と選び方)
SNSは、イベント情報や新商品のお知らせができるだけでなく、ファンづくりやネットショップへの来店のきっかけにもなる重要な集客ツールです。
すべてのSNSを始める必要はありません。まずは自社の商材と相性が良いSNSを選んで始めましょう。
| SNS | 特徴 |
| 写真・動画中心。ファッションやグルメなど画像訴求できるジャンルに強い。ハッシュタグ経由での新規ユーザー獲得にも有効 | |
| X(旧Twitter) | 短文+写真・動画。拡散力が高く、新商品やセールのお知らせなどタイムリーな発信に向いている |
| 長文+写真・動画。実名制で信頼性が高い。イベント情報の発信にも活用しやすい |
カラーミーショップで開設後3カ月以内に初売上があったショップへのアンケート(2020年10月実施)では、利用していたSNSはInstagramが最も多い結果でした。

オープンキャンペーンや商品ページの紹介、ショップの更新情報など、SNSで反応を得やすい投稿を行っているショップが多い傾向にあります。
SNSは始めるのは簡単ですが、フォロワーが増えず更新を怠りがちになるケースも少なくありません。下記の記事をぜひSNS運用の参考にしてみてください。
SEO対策で検索流入を増やす
次に、ネットショップを開設後にSNSと一緒にやっておきたい集客策は、SEO対策です。
SEO対策とはGoogleなどの検索エンジンの検索結果の中で、自社のショップページを上位に表示させるために行う施策のことを指します。
開店して3カ月以内に初売上があった先輩ショップもちゃんとSEO対策をされています。
ちなみに先輩ショップが開店後に行った具体的なSEO対策についてアンケートを取ったところ下記のように結果になりました。

これらのアンケート結果を踏まえ、まず開店後にSEO対策として行ってほしいのは下記の3つになります。
- 対策1:共通・カテゴリーページのディスクリプションを追加する
- 対策2:商品ページの情報を充実させる
- 対策3:Googleに自分のショップを表示させる
さらに詳しくSEO対策の具体的な施策や事例について解説している下記の記事も合わせてご覧ください。
その他の集客方法(ブログ・PR・イベント出店)
SNSとSEO対策に加えて、余力があれば以下の集客方法にも取り組んでみましょう。
ブログを書く
ブログは、顧客の囲い込みに使うことができるだけでなく、さまざまなキーワードでお店に訪れる機会が増えますので、ぜひ書いてみてください。
どこでもカラーミーを使えば、ブログの記事の中に、購入ボタンを貼り付けることもできます。
Webメディアに連絡してみる、PR(プレスリリース)を活用してみる
インターネット上には、さまざまな情報を配信するニュースメディアが存在します。
自分のお店の商材を取り上げてくれそうなメディアには、積極的に連絡をしてみましょう。雑誌やラジオでも、リリースを募集している媒体もありますので、ぜひ探してみてください。
イベント出店に申し込む
ネットショップだからといって、インターネットにこだわる必要はありません。
商品によっては、フリーマーケットやデザインフェスタ、その他リアルイベントを探して出店し、新規のお客さまをつかみ、ネットショップに誘導するという方法を行っているお店もたくさんあります。※イベントの出店には費用がかかる場合もございます。
リピーターを増やそう!販促施策
集客に注力し1件でも購入が増えたら、次はショップのお客さまをファンにするための工夫をしていきましょう。
メールマガジンでお客さまとコミュニケーションする
ネットショップ運営で1番効果の高いコミュニケーションツールはメールマガジン。
基本的にメルマガは、商品やお店の新しい情報を配信しますが、他にも顧客が興味を持ちそうな話題を考えてぜひ送ってみてください。
・新商品情報
・キャンペーン情報
・ブログの更新情報
・イベントや商品にまつわるニュース
・オーナーの近況 …など
また、カラーミーショップのメルマガ機能ならHTMLの知識いらずで、HTMLメールを作成することもできます。パソコンではなくスマホから読む人が多いので、文言の作り方などに注意してみましょう。
集客やコンバージョンにつながるメルマガの具体的な施策が知りたい方は「ECサイトのメルマガの具体的な施策9選!」の記事をぜひご覧ください。
SNSで情報をこまめに届ける
集客だけでなく、リピーター獲得にもSNSは欠かすことのできないツールです。常にネットショップをチェックされなくても、SNSをフォローをうながし、情報を発信し続ければ、顧客とコンタクトを取り続けることができます。
X(旧Twitter)・・・ショップの更新情報や、顧客との気軽な対話をすることができます。更新も楽なので初心者の方にはおすすめです。
Facebook・・・最も多くのショップに使われているSNSです。文字数制限もなく、写真もたくさん投稿できるので、顧客との密な関わりを期待できます。
Instagram・・・写真や動画が必要なので、少しハードルは上がりますが、ハッシュタグ(#◯◯)を使って投稿をすれば、ハッシュタグ経由で新規のユーザーを獲得することもできます。現在最も新規のフォロワーを集めやすいSNSの一つです。
フォローメールを送る
購入後のお客さまに送るメールを「フォローメール」といいます。お客さまとのつながりを商品購入で終えてしまっては、リピーターを獲得することはできません。
商品を購入されたお客さまに1通、「商品の使い心地はいかがですか?」「レビューを書いてくれたらクーポンを差し上げます。」などなど、温かなメールを送ることで、ファンを獲得することができるかもしれません。
クーポンの配布も効果的
販促やリピーター獲得には、クーポンの配布も効果的です。
クーポンは顧客の購入意欲を刺激するというメリットがあります。
例えばお誕生日クーポンを配れば、前回の購入から間が空いてしまった顧客がショップを訪問するきっかけを作ることができるでしょう。
クーポンの種類や発行手順などについては、「ECサイトのクーポンとは?」の記事をぜひご覧ください。
ネットショップ開業に必要な届出・許可・資格を準備しよう

ネットショップの作成や開業準備と並行して進めたいのが、運営するために必要な手続きや備品の準備です。商品によっては許可や資格が必要な場合もあるため、事前に把握しておきましょう。
開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)の提出
開業届とは、正式には「個人事業の開業・廃業等届出書」といい、個人が事業を始めるときや辞めるときなどに税務署に提出する書類です。
事業を開始した日から1か月以内に、事務所などの住所地を管轄する税務署に提出しましょう。届出にかかる費用は無料です。
届出をしなくても罰則はありませんが、開業届を出しておけば確定申告時の節税対策になる青色申告制度が利用できるなどのメリットがあります。自身の所管の税務署は、国税庁の公式サイトから調べられるため、ネットショップ開業前にチェックしておきましょう。
ネットショップに開業届は必須かどうか、必要書類や書き方、届け出することのメリットについて、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
商品別に必要な許可・資格を把握しよう
ネットショップで販売する際、商品の種類によっては許可や資格が必要となります。
開業届は必須ではありませんでしたが、下記の商品を無資格・無許可で販売すると罰則がありますので、必ず取得してから事業を始めましょう。
下記は、対象商品別に必要となる許可や資格をまとめた表です。
| 対象商品 | 許可・資格 |
| 食品 | 食品衛生責任者 食品衛生法に基づく営業許可 |
| 酒類 | 通信販売酒類小売業免許 |
| 化粧品 | 化粧品製造業許可 化粧品製造販売業許可 |
| 医薬品 | 医薬品販売許可 特定販売許可届出 薬局開設許可 登録販売者の資格や薬剤師の資格 |
| 中古品 | 古物商許可 |
| 輸入品 | 食品等輸入届出書 |
| 管理医療機器 (コンタクトレンズなど) | 管理医療機器販売業・貸与業届書 |
許可や資格によっては取得まで数カ月かかるものもあるため、開業準備と並行して早めに手続きを進めることをおすすめします。
ネット販売に必要な許可や資格とはどのようなものか、知るべき法律や規制、開業届について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてくださいね。
確定申告
確定申告とは、毎年1月1日~12月31日までの1年間の所得を算出し、自身が払うべき所得税を税務署に申告する手続きです。
ネットショップを運営して一定の所得がある場合、確定申告を行わないと本来の納税額に加えペナルティとして追加で延滞税を求められることもあるので、注意しましょう。
ただし副業としてネットショップを運営している場合、利益(売上から諸経費を引いた額)が1年間で20万円に満たなければ、確定申告は不要です。
売上があまりない場合でも、まずは自分が対象かどうかを知るためにも売上と経費を元に計算しておくとよいでしょう。
ネットショップの確定申告はいくらからなのか、やり方や何が経費になるかについて、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
開業に必要な備品一覧
ネットショップを開業して運営するためには資格や許可だけでなく、パソコンやネット回線、プリンタなどの備品の準備も必要です。
もし持っていない物があれば状況に応じて購入してみてください。
| 備品 | 目安の費用 | ポイント |
| パソコン | 10〜15万円 | スマホだけでも開設は可能だが、画像編集や受注管理にはパソコンがあると便利 |
| ネット回線 | 月額数千円 | Wi-Fiに加え、有線接続も用意しておくと安心 |
| プリンタ | 1万円程度〜 | 送り状や帳票類の印刷に使用。スキャナ付きが便利 |
| 梱包資材 | 商品による | 商品に合った強度の梱包を選ぶ。梱包へのこだわりは顧客満足度の向上やブランドイメージの構築にもつながる |
| カメラ・照明器具 | 数万円〜 | 商品画像は売れ行きを大きく左右する要素。Wi-Fi機能付きカメラなら撮影後の転送もスムーズ |
| 固定電話 | 数千円〜 | 店舗情報に掲載することでお客さまの安心感につながる。FAX機能付きだと仕入先とのやり取りにも役立つ |
ネットショップ開設に必要な備品や予算については下記の記事で詳細を解説しているのでご覧ください。
また、ネットショップの梱包の具体的な方法については「ネットショップの梱包をオシャレにするには?」の記事で紹介していますので、チェックしてみてください。
ネットショップ開業で失敗しないための4つのポイント

これからネットショップを開業するにあたり、あらかじめ知っておきたいポイントもいくつかあります。
最後に、ネットショップ開業で失敗しないための4つのポイントについて解説していきます。
運営シミュレーションでコストと利益を把握する
ECサイトの構築方法や仕入れ先、配送会社などある程度固まってきたら、毎月のランニングコストや売上を想定して運営シミュレーションを行い、おおよその利益や出費を把握してきましょう。
商品の売れ行きが好調でも、仕入れ価格や利用するサービスの手数料などによっては、赤字になるケースもあります。
もしネットショップを開業してから赤字が出た場合は、すぐに閉業に追い込まれてしまう可能性もあるため必ず開業前に、利益をきちんと出しながら運営可能か確認することは大切です。
具体的なネットショップの売上目標を設定しよう
ネットショップが立ち上がったら、具体的な売上目標を設定しましょう。さまざまな施策に取り組んでいるショップでも、具体的な数値目標を設定していないケースは意外と多いものです。
ネットショップの売上は、以下の計算式で分解できます。
売上 = アクセス人数 × 購買率(CVR) × 客単価
となるので、いくら売り上げを出したいのかを具体的に決めたら、今度はその金額を各要素で分解し、数字を具体的に落とし込みましょう。
目標金額を決めたら、この式をもとに各要素を数字に落とし込みましょう。
たとえば「今月はアクセス数を維持しつつ、客単価を上げるアクションに注力する」といったように、どの要素に取り組むべきかが明確になります。闇雲に行動するのではなく、計算式をもとに優先順位をつけることがポイントです。
補助金・助成金を活用してみる
ネットショップを開業し販路を拡大しようとすると、ある程度の費用がかかるので、なかなか一歩を踏み出せない方もいるかもしれません。
そんな場合に役立つのが各種補助金です。補助金は事業展開・拡大をサポートすることを目的とした制度で、返済の必要がなく、まとまった金額が支給されることが特徴です。
ECサイトの構築やリニューアルに活用できる補助金もあるので、ぜひ活用することをおすすめします。
ただし補助金は、申請すれば誰でも受け取れるのではなく審査のうえ、採択されなければもらえません。審査に落ちることもあります。
また、まずは自社でECサイトを立ち上げて支払いをし、その実績に基づいて費用が支払われる後払いであるので注意が必要です。
ECサイト構築・制作で使える補助金とはどのようなものか、申請方法、その他の補助金についてさらに知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
セキュリティ対策も行う
ネットショップでは顧客の個人情報を取り扱うため、万全のセキュリティ対策が不可欠です。
開業時は費用面や使い勝手ばかりに目が行きがちですが、セキュリティ面も重視してサービスを選びましょう。
クレジットカード情報などの個人情報が漏洩すると、顧客からの信頼を一気に失うだけでなく、1人あたり5,000〜15,000円の損害賠償が発生するケースもあり、顧客数が多い場合は賠償総額が数億円に上ることもあります。
顧客の安全と自社の利益を守るためにも、利用を検討しているサービスのセキュリティ対策を開業前に必ず確認しておきましょう。ECサイトのセキュリティ対策についてどのようなものがあるかは、下記の記事をチェックしてみてください。
まとめ
この記事では、ネットショップの開業・開設に必要な7つの手順を解説しました。
ネットショップの開業方法は複数あり、費用や機能も大きく異なります。自社の想定年商やデザインの自由度、必要な機能を考慮して最適な方法を選びましょう。
開店後は集客やリピーター獲得など継続的な取り組みが必要ですが、基本のポイントを押さえれば売上やアクセス数の改善につながるはずです。まずは自分でできることから一歩ずつ始めてみてください。
今回の記事の内容を公式Youtubeでも解説しているので、合わせてご覧ください。
ネットショップの始め方でよくある質問
最後にネットショップの開業・開設にあたりよくある質問について解説していきます。
ネットショップと実店舗の違いは?メリットとデメリットを教えてください
ネットショップと実店舗には、営業時間やコスト、接客方法などに大きな違いがあります。
| ネットショップ | 実店舗 | |
| 営業時間 | 24時間365日 | 10時~19時など 決められた営業時間 |
| 初期費用 | 無料サービスを使えば 開設だけは0円の場合も | 賃料や内装費など 数十万~数百万円 |
| 接客の仕方 | お問い合わせフォーム・メールなどでの間接的な接客 | 対面での直接的な接客 |
| 集客の仕方 | SEO対策、ネット広告など 全国の人向けの集客 | チラシや新聞広告など 主に近隣住民に向けた集客 |
| 商品情報 | 写真や説明文を見てイメージする | 直接手に取り確認ができる |
ネットショップの最大のメリットは、24時間365日どこからでも商品を購入してもらえることです。無料のサービスを利用すれば初期費用を抑えて開業でき、個人でも気軽に始められます。
一方、商品を直接手に取れないため返品トラブルが起きやすい点や、集客がうまくいかないとお店の存在を知ってもらえない点はデメリットといえるでしょう。
実店舗は、商品を手に取って確認でき納得して購入してもらえるため、購入後のトラブルが少ないことが強みです。対面でのコミュニケーションによりファンやリピーターもできやすいでしょう。ただし、営業時間内に来店可能な人にしか販売できず、開業までの準備や維持コストがかかる点が課題です。
有料と無料のネットショップ作成サービスはどちらを選ぶべき?
月商がまだ大きく見込めない方には、月額利用料が無料のネットショップ作成サービスがおすすめです。
一方で、すでにある程度の月商が見込める方や、将来的にお店の拡大や機能の追加を検討されている方は、有料サービスを選ぶと手数料を抑えられるなど費用面以外にもメリットが多いでしょう。
くわしくはこちらの章で解説しています。
ネットショップに導入すべき決済方法は?
まず優先的に導入したいのはクレジットカード決済です。総務省の調査ではネットショッピング利用者の79.8%がクレジットカードを利用しています。次いで銀行振り込み、ID決済(Amazon Pay・PayPayなど)、代引き決済の順で検討するとよいでしょう。後払い決済も広がりつつあるため、導入すれば購入者層を広げられます。
さらに詳しく知りたい方はこちらの章をご覧ください。
ネットショップの開業届は必要?
開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)は、個人が事業を始める際に税務署へ提出する書類です
。届出をしなくても罰則はありませんが、提出しておくと確定申告時に節税効果の高い青色申告制度を利用できるメリットがあります。事業を開始した日から1か月以内に届け出ましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちらの章をご覧ください。






















