ネットショップにはさまざまな決済方法があり、特におすすめなのが「ID決済」です。
ID決済はAmazonや楽天などの会員情報(外部ID)と連携することで、住所、メールアドレス、クレジットカードなどの情報を入力せずに購入できる決済方法です。面倒な入力時間が短縮されるため、ユーザーのカゴ落ちを防ぐことができます。
一口にID決済と言っても、いろいろあってどれがいいのかわからないよ!
そこでこの記事では、ID決済の流れや各社の特徴について詳しく説明していきます。これを読めば、自分のショップに合ったID決済がわかりますよ。
ID決済とは? 決済の流れやメリットは?
ID決済とは、Amazonや楽天、PayPayなどの外部サービスに登録された会員情報と連携ができるキャッシュレス決済です。
ID決済の流れ
ID決済のメリット
ID決済のメリットは大きく分けて2つあります。
1. 購入率のアップ
購入時に外部サービスの会員情報が紐づけられるため、配送先情報や決済情報を入力する必要がありません。このことから、カゴ落ち防止による購入率のアップが期待できます。
2. 新規顧客の獲得
初めてネットショップを訪れたユーザーにもスムーズな購入体験が提供できるため、新規顧客の獲得が期待できます。
それでは、具体的にどんなID決済があるのか見ていきましょう。
Amazon Pay(アマゾンペイ)
「Amazon Pay」は、Amazonアカウントに登録された会員情報やクレジットカード情報で支払いができるID決済です。以下にAmazon Payの特徴をまとめました。
最短2クリックで購入が完了
商品をカートに入れてから
- 1. 「Amazon Pay でお支払い」をクリック
- 2. 「Amazonアカウントでお支払い」をクリック
- 3. 「Amazonアカウントにログイン」をクリック
- 4. 注文確認画面にて「注文を確定する」ボタンをクリック
という4クリックで購入が完了します。
※すでにAmazonアカウントへログインされている場合、これまでのショッピングカートで2クリック、新しいショッピングカートでは3クリックで購入が完了します。
導入後の売上が1.5倍に!
Amazon Pay導入ショップでは、初日で約30%の購入者が利用、現在は全体の約40%の購入者が利用しているという実例や、導入後の売上が昨年比で1.5倍になったというデータがあります。(※)
※Amazon Pay導入事例より
Amazonギフト券も利用可能!
決済時にAmazon Payを選択すると、Amazonアカウントに登録されているギフト券が利用できるようになります。
2022年5月11日(水)より、Amazon Payを選択してAmazonギフト券を使った購入者全員に、Amazonギフト券利用額の最大1.0%分を還元する「Amazonギフト券還元プログラム」がスタートしました。
※プライム会員(家族会員・Businessプライムは対象外)なら1.0%、通常会員なら0.5%がAmazonギフト券で還元されます。
本プログラムの利用にあたって、ショップオーナーさまの方で負担する費用はありません。ぜひAmazon Payを設定いただき、本プログラムをマーケティング活動にお役立てください。
▶︎ Amazonギフト券還元プログラムの詳細はこちら
※決済代行会社GMOイプシロン株式会社との契約が必要です。
※法人のみ利用できます。
※カラーミーショップでは「定期購入商品」「デジタルコンテンツ商品」「配送不要商品」の購入にAmazon Payをご利用いただけません。
Amazon Payについての詳細はこちらの記事もご覧ください。
楽天ペイ
「楽天ペイ」は、楽天会員情報に登録されたクレジットカード情報で支払いができるID決済です。
以下に楽天ペイの特徴をまとめました。
楽天ポイントの獲得及び利用ができる
決済時に楽天アカウントにログインすることで、ユーザーは取得済みの楽天ポイントを利用することができます。また、楽天ポイントが付与されます(※)。
※クレジットカード払い (楽天カード)、楽天ポイント・楽天キャッシュ払いの場合のみ1%付与。
商品ページに楽天ポイント保有数を表示できる
商品詳細ページに楽天ポイント保有数を表示する「ポイントパーツ」を設置することができます。
楽天ポイントの利用効果で注文数や単価UPが期待できます。
※決済代行会社GMOイプシロン株式会社との契約が必要です。
※カラーミーショップでは「定期購入商品」「デジタルコンテンツ商品」「配送不要商品」の購入に楽天ペイを選択することはできません。
※イプシロン契約済みの方は「決済・オプションの追加申請」よりお申し込みください。
楽天ペイについての詳細はこちらの記事もご覧ください。
LINE Pay
「LINE Pay」はスマートフォンで決済をするキャッシュレス決済サービスです。現金ではなく、LINE Payにチャージした金額を用いて支払うことができます。
以下にLINE Payの特徴をまとめました。
新規顧客獲得に期待ができる
銀行口座・ATM、店頭からのチャージで、クレジットカードをもたないユーザーももスムーズに購入することができます。LINE Payの導入で新規の購入率が3%未満から6%へと倍に増えた事例も(※)。
※LINE Pay社が実施したネットショップへのインタビュー記事より
決済手数料が安い
通常、クレジットカード決済手数料が5~6%のところ、「3.45%(物販/サービス)」 でご利用いただけます。
※別途月額2,200円(税込)がかかります。
LINE公式アカウントとの連携機能
購入者が「LINE Pay」で支払いを完了した際、ショップのLINEアカウントの友だち追加を促すことができます。
集客にお悩みのショップオーナーさまにおすすめの機能です。
若年層ユーザーへの訴求ができる
銀行口座・ATM、店頭からのチャージで利用する決済のため、クレジットカードをもたない若年層もスムーズに購入することができます。
※決済代行会社GMOイプシロン株式会社との契約が必要です。
※カラーミーショップでは「定期購入商品」「デジタルコンテンツ商品」「配送不要商品」の購入にLINE Payを選択することはできません。
※新しいショッピングカートで制限のある機能や商品はご利用いただけません。
※イプシロン契約済みの方は「決済・オプションの追加申請」よりお申し込みください。
LINE Payについての詳細はこちらの記事もご覧ください。
PayPay
「PayPay」はスマートフォンで決済をするキャッシュレス決済サービスです。現金ではなく、PayPayにチャージした金額を用いて支払うことができます。
以下にPayPayの特徴をまとめました。
購入者向けキャンペーンを随時開催
PayPayでは購入者向けのキャンペーンが随時開催されていますので、PayPayでの決済を用意しておくだけで販促効果があります。
24時間365日相談可能な電話窓口
いつでも相談できる加盟店向け窓口が設置されているため安心です。
不正利用・セキュリティ対策
不正利用対策・セキュリティ対策がしっかりしているので、ショップオーナーさま・購入者共に安心してご利用いただけます。不正は24時間監視、未然に防ぐテクノロジーや専任スタッフが導入されています。また、不正と判断された取引は原則被害の全額をPayPayが負担してくれます。
ユーザー数が累計約3,500万人
PayPayのユーザー数は3,500万人 (2021年1月4日時点)。多くのユーザーが利用している人気の決済手段を導入することで、決済時における支払い方法の選択肢が広がり、新規顧客の獲得や購入率のアップが見込めます。
若年層ユーザーへの訴求ができる
銀行口座からチャージして利用する決済のため、クレジットカードをもたない若年層もスムーズに購入することができます。
PayPayについての詳細はこちらの記事もご覧ください。
※決済代行会社GMOイプシロン株式会社との契約が必要です。
※カラーミーショップでは「定期購入商品」「デジタルコンテンツ商品」「配送不要商品」の購入にPayPayを選択することはできません。
※新しいショッピングカートで制限のある機能や商品はご利用いただけません。
※イプシロン契約済みの方は「決済・オプションの追加申請」よりお申し込みください。
ID決済の料金・手数料比較表
これまでに紹介した「Amazon Pay」・「楽天ペイ」・「LINE Pay」・「PayPay」について、料金や利用可能な条件について比較してみました。
料金 (税込) |
手数料 | ショッピングカート | 会社区分 | 販売不可設定 | |
---|---|---|---|---|---|
Amazon Pay | 無料 | 3.9% | 新※1 | 法人・個人 | ※2 デジタルコンテンツ 配送不要商品 |
楽天ペイ | 2,200円(税込) ※3 |
4% | 新 | 法人・個人 | 定期購入 デジタルコンテンツ 配送不要商品 |
LINE Pay | 3.45% | 新のみ | 法人・個人 | ※2 デジタルコンテンツ 配送不要商品 |
|
PayPay | 3.45% | 新のみ | 法人・個人 | ※2 デジタルコンテンツ 配送不要商品 |
※1 新…新しいショッピングカート
※2 新しいショッピングカートで制限のある機能や商品はご利用いただけません。
※3 プレミアムプランはpaypayの月額利用料無料
まとめ
今回はID決済の「Amazon Pay」・「楽天ペイ」・「LINE Pay」・「PayPay」について、それぞれの特徴やおすすめのポイントについて紹介しました。
ご自身のネットショップに合ったID決済を導入してみてくださいね。