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ネットショップの売れる商品画像の作り方は?撮影のコツや編集のポイントを紹介!

ネットショップの商品画像は、商品の売上を左右する要素です。
そこでこの記事では、売れる商品写真とはどのようなものかという基本や撮影・編集のポイントなどを解説します。
また、商品ジャンル別に撮影するコツやおすすめの加工ツールも紹介しています。

ツクルくん
ツクルくん

魅力的な商品画像は僕でも作れるかな?

カラミちゃん
カラミちゃん

コツを押さえて撮影したり、売れる商品画像のポイントを学べばもちろんツクルくんでも作れますよ!

商品画像はなぜ重要?

商品画像は、ネットショップにおいて購入を左右する要素の1つです。
実店舗とは違いネットショップでは、実際に商品を手に取って見ることができません。

そのためショップを訪れたユーザーは商品画像を通して、商品の見た目や色、形、質感、機能などを理解し、購入するかどうかを判断するのです。

商品画像で商品の魅力を伝えることは、顧客の購買意欲を高め、購買行動を促進する上で欠かせない要素といえるでしょう。

つまり商品画像にこだわることは、売上に直結するのです。

ネットショップの売れる商品画像の特徴

ネットショップの商品画像は、実店舗において購入を促す販売員のような役割を果たします。
そして、ユーザーの心をつかむ魅力的な写真には、以下の3つの特徴があるとされています。

  • ・ディティールがわかる
  • ・サイズ感がわかる
  • ・用途がわかる

繰り返しになりますがECサイトでは、ユーザーは実際に商品に触れたり、試着したりすることができません。そのため、商品画像を通して、視覚的にどのような商品なのかを伝えることが重要になります。

まず大切なのが商品のディテールです。
洋服を販売する場合であれば、全体的な洋服のシルエットだけでなく、生地の質感や、ポケットの有無、ファスナーやボタンのデザインなど細かい部分まで画像で伝えます。

さらに着用した際に身長や体形別にどのようなサイズ感なのか、どのようなシーン(用途)におすすめなのかコーディネートの参考になる画像などがあると、ユーザーはより具体的に商品をイメージすることができます。

このように、売れる商品画像とは、単に商品の外観を写したものではなく、ユーザーの購買意欲を高めるためのポイントを押さえている写真といえます。

ネットショップで売れる商品画像の撮影時に押さえるべき3要素

ここからは、商品画像としての写真を撮影する際に押さえておきたい3つの要素について解説します。
意識することで、誰もが魅力的に感じるような写真が撮影できるでしょう。

魅力的な商品

まずは何より、商品が魅力的であることが大前提です。
高い撮影技術や高性能なカメラを駆使したとしても、被写体となる商品そのものに魅力がなければ、思ったように商品が購入されない可能性があります。

もし、あまり魅力を感じない商品をよく見せるために撮影したとしても、ユーザーの手元に商品が届いた際、期待とのギャップを感じさせてしまい、口コミで低評価になったり返品になったりするかもしれません。

すると結果的に、ショップやブランドの評価低下につながる可能性があります。

商品そのものの魅力は、マーケティングにおいても非常に重要です。
商品写真だけでなく、商品そのものの魅力を高めることが、顧客満足度向上やブランドの成長をうながすでしょう。

商品画像の構図

構図とは画像における商品の配置の仕方のことです。
魅力的で見やすい構図の商品画像は、ユーザーの目を引きつけ、購買意欲を高める効果があります。

一口に構図といっても手法がいくつかあり、商品によって最適な構図は異なります。
例えばアクセサリーなど小さい商品は、商品を写真の真ん中に置く「日の丸構図」でアップにすることで、商品の全体を見せることができます。

商品に合った構図を選択することで、商品の魅力をより際立たせるような写真が撮れるでしょう。

ライティング(光の使い方)

商品撮影において、ライティング(光の使い方)も写真のクオリティを大きく左右する要素の1つです。商品撮影では大きく分けて、自然光と人工照明の2つがあります。

自然光は、照明機材をそろえる必要が無く、自然でやわらかい印象を与える写真が撮影できますが、撮影時間や天候に左右されやすいです。

人工照明は、時間や天候を気にせず安定した光での撮影が可能ですが、照明機材を使いこなす必要があります。

どのようなライティングにするかで、クールな印象か柔らかい印象か商品画像のイメージも大きく異なります。
さまざまな光で商品を撮影して、最適なライティングを見つけましょう。

商品撮影に必要なアイテム

カメラ以外で、商品を際立たせるような写真を撮影する際に必要なアイテムをご紹介します。
基本的なアイテムなので、持っておくと今後の撮影で役立ちます。

照明器具

先ほど、照明の種類には自然光と人工照明の2つがあるとお伝えしました。
自然光にこだわりたい方もいらっしゃるかもしれませんが、自然光は天候や時間に左右されてしまい、撮影時間も限られてしまいます。

そのため、照明器具を使っての撮影も行えるほうが望ましいでしょう。

照明器具は、蛍光灯やストロボ(フラッシュ)などいろいろありますが、LEDライトは種類も豊富で初心者でも扱いやすいとされているのでおすすめです。

背景紙

背景紙を使うと商品に注目を集めやすくなったり、商品の魅力を引き出せたりといったメリットがあります。

高級感を演出したい場合は黒や濃いグレーなどシックな色、ナチュラルな雰囲気を出したい場合はベージュや薄いグリーンといった自然な雰囲気の色など、背景紙は商品のジャンルやブランドイメージによって使い分けましょう。

レフ板

レフ板とは、商品に光を反射させるための板のことです。
レフ板を使うと、「写真が明るくなる」「影が薄くなる」「画像の立体感を出せる」などのメリットがあります。

写真が明るくなることで商品の質感をよりリアルに表現できたり、立体感が出るため商品の魅力をより引き立てられたりします。

レフ板は色や大きさによって反射する光の量や質が異なるため、撮影する商品や状況に合わせて使い分けることがポイントです。

商品画像の編集・加工を行うポイント

商品撮影した後は、より良い写真にするために編集や加工を行いましょう。
ここでは画像を編集・加工するポイントをご紹介します。

画像のサイズ調整(リサイズ)

撮影した写真は画像のサイズが大きすぎるため、そのままECサイトに掲載してしまうと画像が重すぎるせいで、商品ページの表示速度も遅くなってしまいます。
そのため、適正なサイズへの変更(リサイズ)が必要です。

また、ECモールなどでは掲載する商品画像のサイズが決められているので、規定のサイズにしなければなりません。

リサイズは商品画像作りにおいて必ず必要な作業といえます。

トリミング

トリミングとは、写真の一部を切り抜く編集作業のことです。

リサイズは縦横比は変えずに画像のサイズを変更することですが、トリミングは写真を切り抜く作業なので、横長の写真の一部を切り抜いて縦長の画像を作ることなどもできます。

商品撮影の際に背景に余計なものが写り込んでしまった場合など、不要な部分をカットすることで、スッキリとした見やすい画像になります。

明るさや色味

写真が暗いと商品のディテールがよくわからず、ユーザーが購入するのを諦めてしまう原因にもなります。
また、写真の色味がバラバラだとECサイトの統一感が失われ、ブランドイメージが低下してしまう恐れがあります。

そのため、明るさや色味を調整することはECサイトや商品を魅力的に見せるために大切です。

オンラインで使える無料の画像編集ソフトなどを使えば、画像の色味や明るさ、彩度などを初心者でも簡単に編集できます。

最適な明るさや色味は、商品やブランドイメージによって異なるため、色々なパターンを試して、最適な設定を見つけましょう。

ジャンル別に紹介!売れる商品画像の作り方のコツ

どのような商品なのかによって、魅力的な商品画像の作り方は異なります。
ここでは、商品のジャンルごとに作り方のコツをご紹介します。

ファッション・アパレル系

洋服やバッグなどはある程度の大きさがあるアイテムのため、商品全体をバランス良くフレームに収めるには、商品から離れて撮影しなければなりません。

そこでもし予算に余裕があれば、撮影機材や背景が充実しているレンタルスタジオの利用がおすすめです。

予算が無い場合は、公園や街中など、無料で利用できる場所を探してみましょう。
自然光を活かした明るい写真が撮影できます。

また、衣類の自然なシワは商品の風合いとして残しても良いですが、畳みジワのように目立つシワは、アイロンやスチーマーを使って事前に取り除いておきます。

雑貨・アクセサリー系

雑貨やアクセサリーなどは小さいので、余白部分に小道具などを置けば写真の雰囲気を簡単に変えられるというメリットがあります。
一方で、小物を使い過ぎて写真全体が煩雑になってしまう可能性もあります。

そのため商品ページ内の統一感を意識しつつ、余白を活かしたシンプルな写真と、小物を効果的に使った賑やかな写真をバランスよく配置することで、メリハリのある商品ページになるでしょう。

なお使用する背景色を2〜3色程度に絞ると、商品が引き立ち、洗練された印象を与えることができます。

食品系

食品系は、美味しそうに見えるような商品画像にすることが、購入意欲を高めるために最も重要です。

温かい料理は湯気まで撮影したり、野菜や果物なら水滴を加えてみずみずしさを演出したりすることで、食品の魅力を写真で伝えやすくなります。

さらに、盛り付け方や器、背景にもこだわることでより一層、美味しく感じるような食品の商品画像になるでしょう。

なお調味料の場合は、商品自体をどう撮るかよりも、どのような料理に使えるのかを画像で伝えるのがポイントです。

ネットショップの売れる商品画像を作れるアプリ・ツール

商品画像を簡単に加工できるツールやAIを使って商品画像を作成するツールなど、商品画像を作るのに役立つツールをご紹介します。

Canva

ソフトをダウンロードせず、オンラインで使える画像作成ツールがCanvaです。
直観的に操作できテンプレートも豊富なので、デザイナーとしての知識が無くても簡単にバナーやチラシなどを作成できます。

画像の編集ももちろん可能です。
スマートフォンアプリのように、手軽に写真の明るさや彩度などを調整したり、サイズの変更ができたりします。

Canvaでの画像編集方法は、下記動画で紹介しているので気になる方はチェックしてみてください。

Fotographer.ai for カラーミーショップ

Fotographer.aiはカラーミーショップでも利用できる、商品画像の自動生成ツールです。
商品画像をアップすれば、商品のイメージ・コンセプトに合わせて背景を自動で生成してくれます。

わざわざ撮影に行かなくても、海を背景に写真や室内の写真など、さまざまなシーンの商品画像がすぐに作れます。

撮影コストを抑えて、さまざまな雰囲気の商品画像を作りたい方はぜひ試してみてください。
詳しくは「Fotographer.ai for カラーミーショップの使い方を解説」の記事で紹介しています。

まとめ

ネットショップにおける商品画像は、商品の魅力を伝え、購買意欲を高めるための重要な要素です。
売れる商品画像にするには、魅力的な商品、商品画像の構図、光の使い方(ライティング)にこだわることがポイントです。

また、写真を撮影したらサイズや明るさ、色味などを編集することでより魅力的な商品画像になります。

画像の編集や加工ツールはさまざまな種類があるので、まずは試してみて自社に合ったものを探してみましょう。

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