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ECサイトを制作するには?相場や作成の流れ・制作期間なども解説!

ネットショッピングが当たり前になった今、ECサイトを制作したいと考えている企業も多いのではないしょうか。
ですが、いざECサイトを制作しようと思っても、どこから手をつけていいのかわからないということは、よくあります。

今回は、ECサイトを制作する前の準備や制作方法、おすすめのサービス、制作費用の相場などについて詳しく解説していきます。

ツクルくん
ツクルくん

会社でECサイトの制作を任されちゃったけど、どうしたらいいんだろう…。

カラミちゃん
カラミちゃん

ECサイトを制作するためには、まずは事前の準備が必要になります。また、制作方法も自社に合ったものを選択することが大切です。
今回は、ECサイト制作に必要な知識を詳しく説明していきます!

ECサイトの制作費用はいくら?相場や期間を方法別に比較

まずはECサイトのおおよその制作費用や期間を把握しましょう。
どのような方法なのか、詳しくは後ほど説明しますが下記がECサイトの制作方法別の費用や期間をまとめた表になります。※横にスクロールできます

構築方法 初期構築費用 月額費用 販売手数料 カスタマイズの幅 制作期間
ECモール 無料〜数万円 無料〜数万円 あり 非常に狭い 2週間〜
ECサイト作成
サービス(無料)
0円 0円 あり 狭い 1時間〜
ECサイト作成
サービス(有料)
数千円〜数万円 数千円〜15万円 サービスによって
はあり
やや狭い 1週間〜1カ月程度
オープンソース 0円 10万円〜 なし 非常に広い 3カ月程度
ECパッケージ 数百万円〜 10万円〜 なし 非常に広い 3カ月〜半年程度
フルスクラッチ 数千万円〜 数十万円〜 なし 無制限 1年〜数年

無料のECサイト作成サービスが最も初期コストを抑えてECサイトを制作できる方法といえますが、商品が売れた際の販売手数料や決済手数料などが有料サービスに比べると割高です。

ECモールは集客力がある分、初めから出店費用などがかかるので初期費用はある程度、用意しておきましょう。

柔軟なカスタマイズを求める場合は、オープンソースやECパッケージ、フルスクラッチを選択する必要がありますが、初期費用やランニングコストが高くなるため、十分な予算が確保できることが条件です。

自社の事業規模に合わせ、それぞれの方法のメリット・デメリットも理解した上で最適な方法を選択しましょう。

ECサイトの構築費用はいくらなのか、方法別の料金相場の比較やかかる費用の内訳について、さらに詳しくはこちらの記事で解説しています。

また、制作期間に関して、ECモールやECサイト作成サービスは企業側が提供するシステムを利用し、自社側での開発はほぼ無いため、短期間でECサイトが制作できます。

一方、オープンソースやECパッケージ、フルスクラッチでは、自社に合った機能の開発やカスタマイズ、サーバーの設置などある程度の期間が必要です。

特にフルスクラッチは、ゼロからサイトを制作する方法のため要件定義にも時間が必要で、1年以上はかかるといわれています。
制作期間もふまえて、ECサイト制作の準備を進めるのがおすすめです。

ECサイトの5つの制作方法!事業規模(年商)の目安も紹介

先ほどお伝えしたようにECサイトの制作方法は下記のようにさまざまあり、目安の年商や事業規模によっておすすめの方法が異なります。

年商 想定規模 おすすめのECサイト構築方法
〜100万円程度 個人・個人事業主 無料・有料ECサイト作成サービス
100万〜1億円程度 小・中規模の法人 有料ECサイト作成サービス、ECモール
1億〜数十億円程度 中・大規模の法人 オープンソース、ECパッケージ
数十億円〜 日本国内でも有数の大規模法人 フルスクラッチ

では、それぞれの制作方法について説明するとともに、おすすめのサービスもご紹介していきます。

ECモール

ECモールとは、あらゆるジャンルのショップが出店しているオンライン上のショッピングモールです。

Amazonや楽天市場などのECモールは知名度が高いので集客力があり、出店すれば一定の訪問者数が見込めるのが大きなメリットです。

ただしECモールは既存のプラットフォームに出店するため、限られた範囲内でのみショップデザインをカスタマイズする形になり、ブランディングは難しいでしょう。

また、ECモール内で販売されている同じ商品と価格を比較されやすいため、価格を下げなければ売れないことがあるなど価格競争に巻き込まれてしまうこともあります。

Amazon

Amazonは日本最大級のECモールで、アマゾンジャパン合同会社が運営しています。

楽天市場やYahoo!ショッピングは各ショップが店舗を出す「出店型」ですが、Amazonは商品を1点から販売できる「出品型」(マーケットプレイス型)のECモールです。

出品から商品の発送までわかりやすいステップになっているため、誰でも手軽に出品できるのが大きな魅力の1つでしょう。

小口出品(49点以下)と大口出品(50点以上)とプランも選択可能で、事業規模に合わせた販売ができます。

ただし、Amazonは購入者から「Amazonで買った」と認識されることが多く、どの出品者から購入したかまでは意識されにくいため、リピート購入率は低いといえます。

ECサイト作成サービス(ASP)

ECサイト作成サービス(Application Service Provider:ASP)を利用すれば、ネット上で簡単に自社のECサイトを立ち上げることができます。

ECサイト作成サービスには、無料で利用できるものと月額利用料が発生する有料のものがあります。

予算が少ない個人事業主や中小企業の場合は、無料のECサイト作成サービスを利用すれば、初期コストを抑えて本格的なECサイトを制作できることがメリットでしょう。

デザインの自由度も高いのでカスタマイズすれば、自社らしいオリジナルのサイトができます。
ですが、ECモールのような集客力は無いため集客に力を入れる必要があります。

ASPについては「ECサイトをASPで構築!」の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はぜひあわせてご覧ください。

カラーミーショップ

カラーミーショップはGMOペパボ株式会社が提供しているECサイト作成サービスです。

事月5,000円程度から利用でき、ECサイト運営に必要な機能は一通りそろっています。
さらにカゴ落ち防止にもなる人気の決済方法であるAmazon Payの導入と利用が無料だったり、海外への販売である越境ECが行える海外販売代行機能が無料だったりと、基本プランにさまざまな機能がそなわっているコストパフォーマンスに優れているサービスでしょう。

また、豊富にあるデザインテンプレートから好きなものを選べば、簡単に自社サイトが作成できるので初心者の方でも始めやすいといえます。

メールや電話でのサポート体制が充実しているのはもちろん、ECサイトのSEO対策や広告運用についてのYouTube講座などもあるので「初めてECサイトを作る」人におすすめです。

さらに詳しく知りたい方は、カラーミーショップのサービス資料もご用意しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

3分でわかるカラーミーショップの資料ダウンロードはこちら >

オープンソース

オープンソースとは、外部に公開されているソースコード(プログラム情報)を使用し、無償でECサイトを制作する方法です。

オープンソースのソースコードは全世界に公開されているため、誰でも無償でサーバーにインストールでき、導入費用を抑えてECサイトを作ることができます。

ECモールやECサイト作成サービスと比較して、カスタマイズ性が高いのがメリットですが、プログラミングなどある程度の専門知識がないとECサイト制作ができないのがデメリットです。

また、ソースコードが全世界に公開されているため、悪意のある第三者によって制作したECサイトを不正に改ざんされるなど、セキュリティ面でのリスクがやや高いという懸念もあります。

オープンソースを利用する場合は、万全のセキュリティ対策も不可欠でしょう。

WordPress(ワードプレス)

WordPressとは、世界で最も利用されているオープンソースです。

「Welcart」などの拡張機能(プラグイン)を利用すれば、WordPressでECサイトを作成することができます。

WordPressは自社サイトながら集客がしやすい、カスタマイズしやすいなどのメリットがあります。
操作がわからなくなった場合はインターネットで検索すればさまざまな人が記事を書いているので、自分で問題を解決しやすいのも特徴です。

ですが、ECサイトの機能は導入したプラグインに限られてしまうため、ECサイトの決済方法としてよくあるAmazon Payなどをサイトに実装することができません。

WordPressを使用する際は、ECサイト作成サービスなどで作ったECサイトと連結させるなど、対策をして導入することをおすすめします。

ECパッケージ

ECパッケージは商品の在庫管理などの基本機能から、外部システムとの連携など必要な機能がパッケージ化されたソフトで、インストールすれば標準的な機能を兼ね備えたECサイトが作れます。

オープンソースが無償であるのに対し、ECパッケージは500万円程度の費用がかかるため、ECサイト制作にある程度予算がある企業に向いています。

ECモールやECサイト作成サービスに比べると、かなり自由度が高く自社のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるのが大きなメリットでしょう。

一方ECサイト作成サービスなどは提供会社が機能面やセキュリティ面などを適宜アップデートしてくれますが、ECパッケージは買い切り型に近いので、自社でシステムをアップデートしなければいけない点がデメリットです。

ECサイトは目まぐるしくトレンドが変わるため、数年に一度はシステムをアップデートしなければECパッケージで作ったサイトは時代遅れとなり、売上減にもつながることを覚えておきましょう。

ebisumart

ebisumartは株式会社インターファクトリーが提供しているクラウドECシステムで、システムが老朽化しないECサイト作成サービスと、カスタマイズ性が高いECパッケージの長所を両立しているサービスです。

ebisumartでは、ニーズに合わせてフルカスタマイズやシステム連携が可能ですが、標準のEC関連システムとの連携で費用を抑えることもできます。

標準機能だけでも初期費用数百万円~、月額費用も数十万円程度かかるため比較的高額ですが、本格的なサイトを目指す場合は十分にその費用対効果は得られるでしょう。
企業ごとに費用は異なりますので、まずは見積もりをとることをおすすめします。

フルスクラッチ

フルスクラッチは、ゼロベースからECサイトを制作する方法です。

EC販売で成功を収めているユニクロや、他社にはないさまざまな機能を搭載したZOZOTOWNのサイトはフルスクラッチを採用しています。

かなり大規模なECサイトが構築でき、機能なども自社オリジナルで装備できますが、その分費用と時間がかかるため、採用できる企業は大企業に限られます。

そのため、現在フルスクラッチでECサイトを制作する企業は減少傾向にあります。

ECサイト制作の流れ・手順

ここまででECサイトの制作前の準備や方法をご紹介しましたが、実際にはどのような流れなのでしょうか。

ECモール・ECサイト作成サービスを利用してECサイトを作る場合の手順と、オープンソース、パッケージ、フルスクラッチでECサイトを制作する手順をそれぞれご紹介します。

ECモール・ECサイト作成サービスの制作手順

ECサイトの制作方法の中でも、比較的簡単に立ち上げることができるECモールやECサイト作成サービスの場合の制作手順は以下の通りです。

ECモール・ECサイト作成サービスを利用して作成・構築する場合

それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

1.サービスへの登録・アカウント作成

まずは、利用するサービスのサイトで登録・アカウントの作成を行います。

サービスによって多少異なりますが、基本情報を入力していく手順がわかりやすくサイトの画面上に表示されるため、迷うことは少ないでしょう。

ECサイト作成サービスの場合、ドメイン名(URLに表示される独自の文字列)は後から変更できないので、事前に決めておくことをおすすめします。

2.デザイン(テンプレート)の決定

ECサイト作成サービスではほとんどの場合、豊富な種類のテンプレートが用意されています。
選ぶ際に参考となるのが、同じ業種のECサイトのデザインです。
業種ごとに商品が引き立てやすいデザインが異なってくるため、競合他社のサイトを調査してデザインにどのような特徴があるのか調べ、自社もその特徴を含んだテンプレートを選ぶとよいでしょう。

なおECサイトのデザインについては、「売れるECサイトのデザインのコツとは?」の記事を詳しく解説しています。

3.決済方法の設定

希望の決済方法がない場合は購入希望者の離脱につながるため、ECサイトでは決済方法の設定も重要な要素の一つです。

ネットショッピングのユーザーの多くはクレジットカードを利用しますが、最近ではAmazon PayやPayPayなどID決済の利用者も増えています。
ターゲットとしている消費者の使っている決済方法を導入しましょう。

ただし、ECサイト運営者としてチェックしなければいけないのが決済手数料です。
商品が売れるごとに決済手数料は発生し、決済方法によって手数料も異なるので、すべて対応可にすると赤字になる可能性もあります。

ECサイトで人気の決済方法を調べ、設定する際は慎重に行いましょう。

なおECサイトの決済方法については、「ECサイトで顧客満足度の高い決済方法はどれ?」の記事で解説していますのでぜひご覧ください。

4.配送方法の設定

配送会社はどこも同じかと思いますが、実はサイズの設定や重量の設定が各社異なります。

そのため自社が出荷する荷物はどのようなものが多いか確認して、その荷物を一番安く運べるサービスを選ぶとコストを抑えられます。

ただし、値段だけではなく、追跡サービスや破損時の補償なども踏まえないと、後々トラブルが起きた際、解決するのに多額の費用が発生してしまう場合もあります。

また商品が多く売れる見込みがある場合は、梱包や配送の代行サービスを利用するのもおすすめです。

宅配業者を選ぶ際は、具体的な料金を比較している「徹底比較!宅急便・宅配業者の料金はどこが安い?」の記事をぜひ参考にしてください。

5.商品の登録

設定が済んだら撮影した商品の画像をアップロードし、商品の値段や説明文を書きます。

商品の画像は、売れ行きを大きく左右する最も重要な要素です。
撮影時は、照明や商品を置く台、背景などにもこだわりましょう。

複数枚画像が登録できるサービスが多いため、商品の寄りの写真や引きの写真、真上から、横からなど角度を変えた写真、使用時の写真や使用感がわかる経年劣化した写真など、消費者が知りたいと思うさまざまな写真を掲載しましょう。

また、商品画像だけでは伝わらない衣料品の質感や肌触り、食品の食感などは視覚以外の五感が伝わる説明文でアピールするのがおすすめです。

商品説明文については「売れる商品説明の書き方とは?」の記事をぜひ参考にしてみてください。

6.ECサイトの運営開始

上記の手順を踏んでECサイトを制作したらそれで終わりではなく、サイトを運営・アップデートしていく必要があります。

運営は、ECマーケティングに関わる「フロント業務」と商品に関わる事務的な「バックエンド業務」の大きく2つに分けられます。

ECサイト制作当初はフロント業務に注力する必要がありますが、長期的にサイトを運営していく場合はバックエンド業務も重要になるでしょう。

オープンソース・パッケージ・フルスクラッチの制作手順

大規模かつ自社ならではのオリジナリティのあるサイトを制作できるオープンソース、パッケージ、フルスクラッチといった方法を採用した場合、以下の手順でECサイトを制作していきます。

ECパッケージ・フルスクラッチ・オープンソースを利用して作成・構築する場合※自社で開発するケースもありますが、ここでは業者に開発を依頼する前提で記載します

制作の流れを順に見ていきましょう。

1.要件定義

どのようなECサイトにしたいのか、誰をメインターゲットにしたECサイトにしたいのか、どのような機能を盛り込みたいのかなどを明確にした上で、まずは要件定義をしていきます。
要件定義とは、ECサイトに必要な機能や仕組みの洗い出し・選定を行い、関係者同士で共通認識として定義することです。

オープンソースやパッケージ、フルスクラッチは自社独自のオリジナルECサイトを1から作っていくため、どのような機能を付けたいのか、どのようなサイトにしたいのかなど認識のずれが無いよう関係者間で相談してすり合わせていきます。

内容がまとまったら、要件定義書を作成するのが一般的です。

2.制作会社の選定

要件定義書の内容をもとに、必要な機能を備えたECサイトの制作が実現できそうな制作会社を絞り込んでいきます。

制作会社を選んでから要件定義を行うことも可能ですが、要件定義書があったほうが「このようなECサイトの制作を考えていますが、実績はありますか?」とより具体的に商談を行えます。

複数の制作会社をピックアップした上で、要件定義書でまとめたようなECサイトの制作が可能かどうか、費用はいくらかかるのかなどを各社と打ち合わせ、依頼先を選定していきます。

3.要件を元にした設計

制作依頼が完了すると、制作会社が要件定義書をもとにECサイトの設計について設計書にまとめていきます。
依頼主である自社側では、要件定義した機能や要望が設計に組み込まれているか、この段階でしっかり確認しておくことが重要です。
設計段階でチェックを怠ってしまうと、要件定義書と異なるECサイトが完成してしまう可能性もあります。

4.制作会社側による開発

設計書をベースに、制作会社が開発を行っていきます。
作業自体は制作会社側が進めていくものですが、任せきりにするのではなくスケジュール通りに開発が進んでいるか定期的に進捗を確認します。

また、開発が完了した部分から運用のテストを行えることもあるので、実際に触ってチェックしてみましょう。

5.運用のテスト

ECサイトの開発が完了したら、要件定義書や設計書を元にした仕様になっているかのチェックも兼ねた運用テストを行います。
また、ECサイトに訪れたユーザーになったつもりで、問題なく注文までできるか、導線はわかりやすいかなども確認していきます。

システムがきちんと動作するか、より多くの人の目で見たほうが確実なため、できるだけ社員を集めて運用テストに参加してもらうと良いでしょう。

6.自社での運用開始

テスト段階で問題がなければ、自社でのECサイトの運用が始まります。
開業してもすぐサイトに訪問してもらえるわけではないため、事前のSNSなどでオープン日の告知を行っておきましょう。

なお、運用を開始すると思わぬトラブルが発生することがあります。
トラブル発生時にどのような対応をするべきか、社内マニュアルを事前に作成して、運用する社員に周知しておくことも大切です。

ECサイトの運営について具体的に知りたい方は、「ECサイト運営とは?」の記事で確認してみて下さい。

ECサイトを制作する前の準備・必要な要素・スキル

ネットショップ作成サービスの登場などにより、以前よりもECサイトの立ち上げは簡単になりましたが、ある程度の準備やスキルなどが必要です。

ここからは、ECサイトを制作するための準備や必要なことについてご紹介してきます。

ECサイトを制作する前に決めておくこと

全く何も無い状態からいきなりECサイトを作ることはできませんし、無理やり作っても失敗してしまいます。
ECサイトを制作する場合、まずは下記のような準備を行うことが大切です。

  • ・市場調査、商品分析
  • ・商品の仕入れ先(製造先)の選定
  • ・コンセプトやショップ名の決定

ECサイトでは、何となくただ漠然と商品を販売しても売れないため、どのような商品の需要があるのかの市場調査が重要です。

販売する商品がおおよそ固まってきたら、商品は自社で製造するのかOEMとして他社に製造をお願いするのか、仕入れる場合は仕入れ先の開拓など、商品の入手方法も検討していきましょう。

販売する商品が決まっている場合でも市場調査や競合調査をして、どのような年代・性別・職業の消費者をターゲットとするのか、単品やセット、定期購入などどのように売るのかといったことを、ある程度決めておきます。

商品の選定や価格決定と同時並行で進めたいのが、ネットショップのコンセプトやショップ名です。
同じような商材を販売するECサイトはたくさんあるので、競合他社と差別化を図るためにも、コンセプトやショップ名の決定はとても重要な準備です。

このように、数あるECサイトから消費者に選ばれるサイトづくりをするためには、サイト制作前にいくつかの準備をしておくことが不可欠といえるでしょう。

ECサイトを制作するのに必要なもの

ECサイトのシステム自体はサービスを使えば立ち上げられますが、ECサイトとして実際に機能させるためには、さまざまなものが必要です。
何が必要なのか、理由とポイントを見ていきましょう。

商品画像

ECサイトではユーザーが実物の商品を確認できないため、商品画像はとても重要な情報であり、商品の購入を左右するともいわれています。

さまざまな角度から撮影した画像や大きさがわかる画像、質感や素材感がわかるアップの画像、使用イメージの画像など、写真を通じてユーザーへ多くの情報が伝わることで、商品に興味を持ってもらいやすくくなるでしょう。

なお、より魅力的な商品画像にするには、光や背景、余白などを意識すると良いでしょう。
カメラの性能が上がっているので、スマートフォンでも本格的な写真を撮影することが可能です。
詳しくは「商品写真をスマホで撮る!」の記事を参考にしてみてください。

時間が無い方は、プロに撮影を依頼する方法もあります。

商品の紹介文

商品ページを作成するにあたり、紹介文も必要です。
適度な文量でまとめられた紹介文は商品画像と同様に、ユーザーにとって商品を購入する際の重要な判断材料になります。
紹介文は、商品の特性(成分や味、香り、質感など)、ベネフィット、注意点などを中心に、商品を購入しそうなターゲットを意識して書いてみましょう。

商品紹介文の書き方については「売れる商品説明の書き方とは?」の記事で詳しく紹介していますので、こちらも参照ください。

コンテンツ

ECサイトは集客が必須ですが、メディアコマースメディアECのようにECサイトにコンテンツを掲載することで、サイトへのアクセス数のアップが期待できます。

食品ECであれば商品を使ったレシピや、アパレルECであれば洋服のコーディネートなどのコンテンツなど、ECサイト上で商品関連のコンテンツを発信するのがおすすめです。

また、商品の開発ストーリ―など商品を深堀するコンテンツを作ることで、ユーザーの商品に対する理解が深まり、購入のきっかけとなる可能性もあります。

ECサイト制作に必要なスキル

ECサイトを立ち上げる際、一番不安なのが知識やスキル面ではないでしょうか。
一般的にECサイト制作には、下記のようなスキルが必要だといわれています。

  • ・HTMLやCSSなどのクライアントサイド言語
  • ・PHPやJavaなどのサーバーサイド言語
  • ・Linuxサーバーなどのサーバーに関する知識
  • ・ECサイトのロゴや商品画像などの画像制作スキル

ただし、ECモールやECサイト作成サービスを利用すれば、専門的な知識がない初心者でも手軽にECサイトを立ち上げることができます。

また、プログラミング言語の知識が必要なオープンソースの場合でも、制作会社など外部に委託する場合は自身にそこまでスキルは求められません。

スキルが必要かどうかは、制作方法や社内リソースによって異なるといえます。

HTMLやCSS、PHPなどを習得するためのテキストやWeb記事は数多く存在しますが、中途半端な知識ではトラブル発生時に対応できないため、予算と照らし合わせて必要な部分は委託したほうが無難でしょう。

ECサイトは制作会社に依頼すべき?自作もできる?

ECサイトは、先ほどお伝えしたように知識やスキルがあれば自社でも制作可能です。
また、ECモールやECサイト作成サービスであれば誰でも簡単にECサイトが立ち上げられます。
ただし、プロである制作会社に依頼することで商品の魅力が最大限に伝えられ、売上が上がるなどメリットもあります。
ここでは、ECサイトを自作する場合と制作会社に委託する場合のメリット・デメリットを比較しましょう。

ECサイトを自作するメリット・デメリット

ECサイトを自作する場合のメリット・デメリットは下記の通りです。

  • 【メリット】
  • ・コストが抑えられる
  • ・サイトオープンまでの期間が短縮できる
  • ・社内にECサイト構築のリソースがたまる
  • 【デメリット】
  • ・テンプレートを利用すると独自性を出しにくい
  • ・商品力そのもので勝負しなければいけない
  • ・トレンドに合わせて自身でデザインなどを変更する必要がある

ECサイトを自作する場合の最大のメリットはコストが抑えられる点でしょう。
個人事業主や中小企業で予算がない場合は、ECサイト作成サービスなどを利用して自作することをおすすめします。

ただし、ECモールの場合はとくにデザイン面での自由度がほとんどないので、より自社らしいサイトを求める場合はECサイト作成サービスで制作するのがよいでしょう。

ECサイトを制作会社へ委託するメリット・デメリット

一方、ECサイトを制作会社へ委託する場合のメリット・デメリットは下記の通りです。

  • 【メリット】
  • ・プロのデザインで消費者に商品の魅力が最大限に伝えられる
  • ・専門知識が不要
  • ・社内のリソースを商品開発などに集中できる
  • 【デメリット】
  • ・自作よりもコストがかかる
  • ・ノウハウを社内に蓄積できない
  • ・情報漏洩など個人情報の取り扱いに注意が必要

ECサイトをECパッケージやフルスクラッチで制作したい場合は、自作が難しいため外部制作会社に委託する必要があります。

外部に委託した場合は経験が豊富なプロがデザインを提案してくれるため、消費者が買い物しやすく、商品の魅力が伝わりやすいサイトとなるでしょう。

ただし、初期費用だけでなく固定費として毎月委託費用がかかることもあるので、長期的にどのくらいの費用がかかるのかシミュレーションすることが大切です。

また、費用面のコストだけでなく打ち合わせなどコミュニケーションコストもかかることを把握しておきましょう。

ECサイトの制作代行先はカラーミーショップがご提案!

ECサイト制作を外部に依頼したいと思っても、どの会社に頼めばいいのか迷うことも少なくありません。

そんなときはカラーミーショップの「制作代行サービス」がおすすめです。

実績豊富なカラーミーショップの提携会社を各社の希望に合わせて紹介するため、自力で制作会社を探す手間が省け、理想的なECサイト制作が行えます。

制作代行サービスでは全体的なデザインだけでなく、ECサイトで最も重要な要素となる商品画像の撮影代行や、初期設定代行、部分カスタマイズなどさまざまなサービスを展開しています。

専門スタッフが個別のヒアリングを行い、最適なプランを提案するので、ぜひご活用ください。

>>>制作代行サービスを見てみる

ECサイト制作で使える補助金

ECサイトの制作費用を抑えたい場合は、国や自治体の補助金制度を活用するのがおすすめです。
以前はECサイト制作の補助金といえば「IT導入補助金」が主流でしたが、2024年度よりEC関連経費が対象外となりました。
そのため2025年時点では、主に以下のような補助金がECサイト制作に利用できます。

  • ・事業再構築補助金
  • ・小規模事業者持続化補助金
  • ・ものづくり補助金
  • ・各地方自治体による補助金

それぞれ対象者や補助額、申請要件が異なるため、自社に合った制度を選びましょう。各補助金の詳細や申請方法については、下記の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

ECサイト制作を成功させるポイント

これからECサイトを制作する場合、下記ようにいくつか注意点があります。

  • ・ECサイトを制作したら必ず集客・宣伝を行う
  • ・セキュリティ面も重視して制作する

最後に主な2点の注意点について解説していきます。

ECサイトを制作したら必ず集客・宣伝を行う

ECモールに出店した場合は、モール内を閲覧していたユーザーの目に留まることもありますが、自社ECサイトの場合は誰もお店のURLを知らない状態なので、開店直後にユーザーが訪れることはほとんどありません。

そのため「ECサイトがオープンしたこと、どのような商品を扱っているか」などを自ら宣伝して、集客を行う必要があります。

短期間で成果を出したい場合は、Googleなどの検索結果の画面に自社のECサイトを表示させるリスティング広告や、SNS広告など、広告を出すのがおすすめです。

ただし広告は有料なので、無料で始めたい場合は「コーヒー おすすめ」などの検索結果でサイトを上位に表示するためのSEO対策や、SNSアカウントを運用してフォロワーを増やすといった集客もあります。

いずれにしろ、自社サイトの場合は自ら発信をしないと誰にもお店に訪れてもらえないため、必ず集客・宣伝を行いましょう。

なお、ネットショップ開設後にまずやるべき集客方法の2つであるSEO対策とSNS施策について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

セキュリティ面も重視して制作する

昨今、サイバー犯罪が急増しており、個人情報流出などのインターネット上のトラブルがメディアでも多々取り上げられています。

ECサイトを制作する際は、自社の使いやすい管理画面や売上につながるデザイン、運営コストなどを重視してしまいがちですが、セキュリティ対策も非常に大切です。

とくに注意しなければいけないのが決済情報を入力するページです。

万が一、クレジットカード情報などが流出すると、第三者から不正利用されてユーザーが大きな被害を受ける可能性があります。
また、情報漏洩はユーザーだけでなく、賠償金の支払いなどお店側にも大きなダメージを与えてしまいます。

そのため2025年3月末を目処にクレジットカードの不正利用を防ぐ仕組みである、3Dセキュア2.0のECサイトへの導入も義務化されています。

ECサイトを制作する際は、利用するサービスはどのような対策を行っているのかを確認するなど、セキュリティ面も重視して制作方法を決めましょう。

なお、ECサイトのセキュリティ問題はどのようなものがあるのか、具体的な対策方法については「ECサイトのセキュリティ対策とは?」の記事で詳しく説明していますので、ぜひチェックしてみてください。

ECサイトを引っ越しして制作する際の注意点

事業の拡大やユーザーニーズへの対応などを理由に、引っ越してECサイトを制作し直すこともあるでしょう。
引っ越しする際にも、いくつか注意点があります。

1つ目は、引っ越し先を決めるときは目的が達成できるシステムを選ぶことです。
「越境ECに挑戦したい」「ギフト配送を細かく設定できるようにしたい」など、引っ越し後にかなえたいことを洗い出し、実現できる制作方法(サービス)を選びましょう。
せっかく引っ越しをしても、これまでと変わらなければ引っ越しのコストが無駄になってしまいます。

2つ目は、事前にユーザーへ告知をすることです。
引っ越しの際はサービスの切り替えで一時的に商品が購入できなくなるなど、ユーザーに影響が出る場合は混乱を招いてしまいます。
「いつ引っ越すのか」「引っ越し後のURL」などを既存のECサイトの目立つ位置でお知らせしましょう。

また、引っ越し前のECサイトで流入の多いURLについてリダイレクトの設定をしないでいると、これまで蓄積されてきたSEO対策が引き継げません。
リダイレクト設定を行い、これまで通りアクセスが集まるようにしておくことも大切です。

ECサイトの引越しについては「ECサイトを移行するには?乗り換え方法や引越し手順などのポイントを紹介!」の記事で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてくださいね。

まとめ

今回は、ECサイトを制作する際の準備や制作方法、おすすめのサービスなどについて詳しく解説しました。

ECサイトの制作にはWebの知識やスキルが必要となることもありますが、カラーミーショップのようなECサイト作成サービスを利用すれば、誰でも簡単に本格的なサイトが立ち上げられます。

ECサイトの制作方法によってコストや制作期間が異なり、それぞれメリット・デメリットがあるため、どの方法が自社に合っているか比較検討し、最適な方法を選びましょう。

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よくある質問

ECサイトの制作費用はいくらですか?

無料から作れるものや数億円かかるものまで、方法によって費用は異なります。方法別の制作費用については、こちらの章をご覧ください。