ネットショップの成功事例20選をジャンル別に紹介!成功させるコツとは?
「ネットショップって本当に成功できるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アパレルから食品、雑貨まで、実際に結果を出している20の成功事例をジャンル別にご紹介します。
さらに、具体的な「成功のコツ」もお伝えします。
ネットショップの成功事例って、調べてみるとジャンルが本当に幅広いんだね。
そうなんです。アパレルから食品、雑貨まで、さまざまなネットショップが工夫しながら運営しています。今回は20の事例を見てみましょう!
アパレル
まずは、アパレル・ファッションジャンルのネットショップ成功事例を紹介します。それぞれのショップが取り組んだ工夫や施策を見ていきましょう。
セレクトショップLisa
奈良県に実店舗を構える「セレクトショップLisa」は、大人の女性に向けたレディースファッションを扱っています。
実店舗の顧客層の変化に危機感を持ち、新たなターゲット層へのアプローチとしてカラーミーショップでECサイトを開設。近年はOEMで自社ブランドを立ち上げ、顧客のファン化を進めることで売上拡大に成功しています。
KEY MEMORY Online shop
鎌倉の小さなフリーマーケットからスタートしたファッションブランド「KEY MEMORY」。
Instagramやブログでの集客、プレゼントキャンペーンなどのリピーター施策を積極的に実施し、事業の拡大に成功。
カラーミーショップでは最上位のプレミアムプランに切り替え、専任のECアドバイザーから具体的な数値に基づいたアドバイスを受けながら、レビュー機能の導入など効果的な施策を実施。
1年2か月で8,600件以上のクチコミ収集に成功し、今なお成長を続けています。
食品(お菓子)
続いて、食品(お菓子)ジャンルのネットショップ成功事例を紹介します。実店舗の味をどのようにオンラインで伝えているのか、各ショップの取り組みをご覧ください。
鎌倉まめや
鎌倉を中心に、5つの実店舗を展開する老舗の豆菓子専門店です。
数十年以上前のホームページ作成ソフトで作られたネットショップを、カラーミーショップでリニューアルし、URLを変えずに移行しました。
Amazon PayやPayPayなど豊富な決済手段を導入したことで支払いがスムーズになり、売上が約1.5倍に成長。フォローメール機能の活用で顧客との関係構築も実現しました。
Bicerin(ビチェリン)
イタリア・トリノ最古のカフェ「Bicerin(ビチェリン)」が日本で展開するショップです。
“接待の手土産”として人気の「バーチ・ディ・ダーマ」など、贈答品としての需要が高い商品を扱っています。
2020年のサイトリニューアルでは、日本ではまだ、なじみのなかったお菓子の背景や価値を伝えるため、商品ごとにLPを設置。
ストーリーを丁寧に伝えた結果、回遊率と滞在時間が大幅に向上し、企業からのコラボレーション依頼も増加しました。
食品(ラーメン)
次に、食品(ラーメン)ネットショップの成功事例です。人気店の味を全国へ広げるべく、各ショップがどのような戦略で販路を拡大しているのか、詳しく見ていきましょう。
飯田商店
神奈川県湯河原町の「飯田商店」は、全国から連日客足が途絶えない超人気ラーメン店です。
コロナ禍を機にECサイトを本格始動し、初回販売は即完売と大反響。
テレビ放送後には4時間で700万円分の注文が殺到しましたが、カラーミーショップの安定したシステムによりサイトダウンもなく販売ができたそうです。
EC購入をきっかけに実店舗への来店につながるなど、オンライン販売が新たな顧客接点を生み出しています。
揚州商人
首都圏で30店舗以上を展開する中国ラーメン専門店「揚州商人」は、幅広い層から支持を集めています。
小規模でスタートしたECサイトを、2020年に本格リニューアル。
150万ダウンロードを超える店舗用アプリとの連携を活かし、既存ファンに向けてプッシュ通知で情報を発信する戦略を実行しました。
この戦略に加え、店舗の味を忠実に再現した商品ラインナップを大幅に拡充したことで、安定した売上を維持しています。
桂花ラーメン
熊本と東京で店舗を展開する熊本豚骨ラーメンの老舗「桂花ラーメン」も、ラーメンのネットショップを運営しています。
以前は店頭で手書き伝票による地方発送を行っていましたが、ECサイトを本格導入したことで業務効率化を実現。
手書き伝票やFAX作業から解放され、店頭オペレーションが劇的に改善されました。
さらにソーシャルゲームとのコラボ企画をECで展開し、若い女性層など新規顧客層の獲得と認知拡大に成功しています。
食品(コーヒー)
食品(コーヒー)ジャンルのネットショップ成功事例を紹介します。コーヒーの味の違いを味をオンラインでどのように表現し、ファンの獲得につなげているのかをご紹介します。
PHILOCOFFEA(フィロコフィア)
コーヒー抽出の世界大会でアジア人初のチャンピオンに輝いたバリスタ・粕谷氏のスペシャルティコーヒー専門店です。
開設当初は年間で約40万円の売上でしたが、粕谷氏がYouTubeで自ら情報発信して登録者を増やし、今では1日で初年度の年間売上(約40万円)に並ぶまでに成長しました。
また実店舗とECの相乗効果を意識した接客や、初回購入者へのフォローアップメールでリピーター獲得にも取り組んでいます。
ヤマとカワ珈琲店
会社員からコーヒー屋に転身したオーナーが運営する、自家焙煎コーヒー豆を販売するECサイトです。
ヤマとカワ珈琲店では、LINEやInstagramで顧客との密なコミュニケーションを実施し、質問や商品リクエストへの柔軟な対応でファンを獲得。
トップページを新規顧客向けに最適化し、送料無料のお試しセットを導線に配置した結果、コンバージョン率の向上に成功しています。
現在はECが全体売上の6割を占めるなど、ECサイトが事業の柱になっているそうです。
雑貨・アクセサリー
続いて、雑貨・アクセサリージャンルのネットショップ成功事例を紹介します。
このジャンルは競合が多いため、各ショップが独自の世界観やコンセプトを打ち出して差別化することが1つのポイントです。
PERFECT WORLD TOKYO
スヌーピーなどの人気キャラクターから、オリジナルまで幅広く展開するキャラクターグッズ専門店です。
PERFECT WORLD TOKYOは約20のECモールに出店していますが、利益率の高い自社ECサイトを「本店」と位置づけ、人気予約商品は自社サイト限定で販売する戦略を採用し、自社ECならではの付加価値をつけています。
カラーミーショップの高いデザインカスタマイズ性を活かし、ECモールとは異なる独自の世界観を構築し、他社との差別化に成功しています。
オーダーメイドジュエリー工房リパッティ
宮城県仙台市に実店舗を構える「オーダーメイドジュエリー工房リパッティ」は、代表の草刈さんが東日本大震災後をきっかけに立ち上げたショップです。
ハンドメイドマーケットサイト「minne」と並行してカラーミーショップを導入し、双方の強みを活かして販路を拡大。
カラーミーショップでは自由度の高いデザインで独自の世界観を表現しました。
そして着実に事業を拡大し、ネットショップだけで恒常的に月商100万円を超えるまでに成長。
ハンドメイド作家として事業継続の自信を獲得しています。
文房具
日本の文房具は、海外からの人気も高く越境ECを始める事業者も増えています。次は文房具のネットショップで成功を収めたショップをご紹介します。
表現社 cozyca products
京都発のステーショナリーブランド「cozyca products」は、2013年に文具メーカーの表現社が立ち上げました。
日本のイラスト作家とコラボし、かわいいステーショナリー雑貨を製造・販売しています。
個人顧客からの問い合わせ増加に対応するためECサイトを開設し、電話注文の対応効率化を実現。Instagramで実際の商品の利用シーンを発信してフォロワーを獲得しました。
さらにカラーミーショップに備わっている海外販売代行機能を利用し、海外顧客への販路拡大にも取り組んでいます。
書遊
奈良県の書道用品専門店「書遊」は、江戸時代から続く製墨業がルーツです。
8つの実店舗を運営し、書道文化にまつわるアイテムを幅広く扱っています。
ECサイトのリニューアルでは、約2,500点の商品写真を撮り直すだけでなく、商品の特徴を図解や動画で分かりやすく伝えることも工夫しました。
その後も売上成長に伴いプレミアムプランへの移行や、海外販売代行機能を活用した越境ECに挑戦するなど、継続的な改善でECサイトを進化させている好事例です。
食器・キッチン用品
食器・キッチン用品ジャンルのネットショップ成功事例を紹介します。
実用性とデザイン性を兼ね備えた商品を、どのように魅力的に伝えているのでしょうか。
家事問屋
新潟県燕市の金属加工技術を活かしたキッチン用品・生活雑貨ブランド。
家事問屋ではECサイトを販売用だけでなくアフターフォローの場としても活用し、交換用パーツの送料無料販売や修理サービスを提供しています。
サイト内は商品開発ストーリーやレシピなど独自コンテンツを発信し、バズりやすいキーワードに頼らず着実にファンを獲得。
開設から2年でアクセス数を約2倍に伸ばすなど、コンテンツSEOで成功した事例です。
ふくべ鍛冶
石川県能登半島で100年以上の歴史を持つ「ふくべ鍛冶」。
包丁や農機具・漁具を製造するだけでなく、包丁研ぎの宅配サービス「ポチスパ」も展開しています。
人口減少に伴い商圏拡大のためECサイトを開設し、専門のECアドバイザーが付くプレミアムプランを導入。
アドバイザーから提案された施策を実行し、売上を着実に成長させています。
さらに電話自動受付ツールを導入した結果、1日30件だった問い合わせ電話が5件に減少し、業務効率化と売上アップの両立に成功しました。
化粧品
化粧品もECサイトで人気のジャンルです。
そのため、自社の商品のメリットや独自性を打ち出すことが重要とされています。
SAKURAJIMA TSUBAKI
NPO法人桜島ミュージアムが町おこしの一環として立ち上げ、桜島産の椿油を使った高品質なヘアケアやスキンケアグッズを展開しているショップです。
桜島の椿油の魅力を伝えるため、ブランドコンセプトや製法、商品の使い方などの情報を網羅した“学べるサイト”づくりにこだわってECサイトを構築しました。
今では海外からの問い合わせにも対応し、販路拡大に取り組んでいます。
和風雑貨・和小物
続いて、和風雑貨・和小物ジャンルのネットショップ成功事例を紹介します。
日本の伝統や文化を商材にしたショップならではの工夫は、あるのでしょうか。
念珠ドットコム
全国的にも珍しい数珠の専門店です。
仏教の伝統文化を広めるため多様な素材や房の色をそろえ、各宗派に対応した数珠を販売しています。
自力でECサイトを開設した後は、Amazon Payを導入したことで購入手続きがスムーズになり、顧客の途中離脱が減少したそうです。
開設後1年で売上と注文件数が大幅に増加したのも、実物写真にこだわった商品ページで顧客の信頼を獲得したからでしょう。
現在は、海外販売にも対応して販路を拡大しています。
兵左衛門オンラインショップ
「兵左衛門オンラインショップ」は、福井県小浜市で100年以上続く箸メーカーです。
若狭塗の箸を中心に、ギフト需要の高い商品を展開しています。
最初はホームページのメールフォームに月数件、通販の注文が入ったら対応する程度だったそう。
その後、本格的にカラーミーショップでECサイトを開設し、クレジットカード決済を開始したことで受注が大幅に増加。
さらに海外販売アプリの導入により、翻訳や決済の問題で断っていた海外顧客からの注文も受けられるようになりました。
中古品・古着
続いて、中古品・古着ジャンルのネットショップ成功事例を紹介します。中古や古着は基本は一点物のため、EC販売ではどのような工夫をしているのでしょうか。
mushroom (マッシュルーム)
新潟県弥彦村でアメリカ買い付けのヴィンテージファッションを販売する「mushroom(マッシュルーム)」。
古着ファンから一目置かれる専門店です。
即完売を意識した価格設定でSOLD OUT表示を増やし、「売れている店」という印象を演出したり、ゲリラ的に赤字価格で販売することで、顧客に毎日チェックする習慣を根付かせたりと、ショップを盛り上げるさまざまな工夫をしています。
このような仕掛けのおかげで、右肩上がりの集客を実現しています。
SUNLISM(サンリズム)
キッズヴィンテージを販売する「SUNLISM(サンリズム)」は”思い出、売ります。”をコンセプトに、子供が着れなくなった後も、インテリアとして楽しめる子供服の古着を扱っています。
他サービスからカラーミーショップへ移行し、コストを抑えながらデザインも本格的なECサイトの構築に成功。
移行時に商品写真を全て撮り直して世界観を統一し、サイト構成も一から見直しました。
その後も顧客の反応を見ながらデザインや導線を柔軟に調整し、ECを遠方顧客との継続的なつながりと売上ベースの向上につなげています。
ネットショップを成功させるコツとは?
ここまで各ジャンルのネットショップ成功事例を紹介してきました。
ショップによって取り組みはさまざまですが、成功に近づくために特に重要なポイントを3つにまとめたので、参考にしてください。
商品説明・商品写真を充実させる
ネットショップでは、顧客が商品を直接手に取って確認できません。
そのため、商品説明や写真を充実させることが購入するかどうかを大きく左右します。
今回紹介したショップの中にも、商品の質感や細部まで伝える写真にこだわったり、動画を活用してわかりやすく説明したりするショップがありました。
商品の特徴やサイズ、素材、使い方などを詳しく記載することで、顧客は安心して購入を判断できるのです。
商品情報が充実しているショップは顧客からの信頼を獲得しやすく、購入率の向上につながるといえます。
なお、商品ページを充実させるための商品説明の書き方については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
必ず集客を行う
どれだけ魅力的な商品を揃えても、ショップを知ってもらえなければ購入されません。
ECサイトを開設しただけでは、まだ誰もショップの存在を知らないので、集客を行いショップへ訪問を促すことは重要です。
また、集客は一度やったら終わりではなく、継続的に取り組む必要があります。
事例で挙げた多くのショップの多くが、InstagramやXなどのSNSを活用して情報発信を行っていました。
商品情報だけでなく、ブランドストーリーや使用シーンを伝えることで、ファンを獲得しています。
また、SEO対策やメルマガ、広告配信など、複数の集客チャネルを組み合わせることで、より多くの顧客にリーチできます。
ネットショップの集客については、下記の記事も参考にしてください。
ショップを分析して改善を続ける
ネットショップは開設して終わりではなく、継続的な改善が成功の鍵となります。
アクセス数や購入率、離脱率などのデータを分析し、課題を見つけて改善していくことが重要です。
今回紹介した事例でも、サイトリニューアルや動線の見直し、商品ページの改修などを繰り返すことで成果を上げているショップが多くありました。
顧客の行動を観察し、「どこで迷っているか」「何が購入の障壁になっているか」を把握することで、具体的な改善策が見えてきます。
改善を重ねて顧客にとってより魅力的で買いやすいショップにすることで、結果的に売り上げアップになるでしょう。
ネットショップの売上をアップさせる改善方法について詳しくは、下記の記事も参考にしてください。
まとめ
今回は、ジャンル別に20のネットショップ成功事例を紹介しました。
各ショップは商品情報の充実、SNSなどを活用した集客、継続的な分析と改善など、さまざまな工夫で成果を上げています。
成功への道筋はショップによって異なりますが、顧客目線に立ち、試行錯誤を重ねることが重要です。
これからネットショップを始める方、すでに運営している方も、今回紹介した事例を参考に、自分のショップに合った施策を見つけて実践してみてくださいね。
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よくある質問
商品ページを充実させる、必ず集客を行うといったことが挙げられます。詳しくはこちらの章をご覧ください。


























