奈良県北西部、西大和ニュータウンにあるレディースファッションのお店「セレクトショップLisa」。大人の女性が自分らしく生きるのを応援することをコンセプトに、日常使いのアイテムを数多く揃えています。近年はオリジナルブランドも立ち上げるなど成長著しい同店に、カラーミーショップ導入のきっかけについて伺いました。
顧客層の変化に対応し、ECサイトを開設
カラーミーショップを使い始める前からオンラインでの販売はされていましたか？
少しだけやっていました。当時はホームページビルダーで作ったサイトに無料のカートシステムを紐づけて、購入ボタンを貼りつけるような形で、手作りのECサイトを運営してましたね。
カラーミーショップに切り替えたきっかけは何だったのでしょうか。
やっぱり自作で続けるのはしんどいなと思って（笑）。
私自身サイト制作のプロではないですし、当時はまだ売上も全然なかったので、とにかく安くて高機能で、素人でも使いやすいサービスを探していました。いろいろ比べてみて使いやすそうだと思ったのがカラーミーショップだったんです。実際に利用してみて、直感的に扱える使いやすさが気に入っています。
ありがとうございます。そもそも実店舗がある中でEC展開をしようと思ったのはなぜですか。
実店舗の立地や、ターゲットの世代的な問題が大きかったですね。
約23年前、ここ奈良でお店を始めた頃のボリュームゾーンは当時50代前後の方々だったので、お店に来てくださるお客さまがたくさんいたんです。だけどその世代が65歳を過ぎたあたりから客足が減ってきてしまって。
顧客層の変化に対応する必要が出てきたということですね。
そのとおりです。もともとは自分の親世代でもある団塊の世代をターゲットに設定していましたが、それを思い切って私たち「団塊ジュニア」の世代まで引き下げたんです。
でも、私たちの世代が住宅街の路面店で買い物をするかというと、それもなかなかハードルが高い。ここは大阪からも遠くないベッドタウンなので、私たちの世代は仕事も買い物もほとんど大阪なんですよ。
確かにその状況では集客が厳しそうですね。そこに危機感を持ってECに着手されたと。
はい。実店舗だけではあまり未来がなさそうだと思ったから。それが理由として一番大きいですね。
とはいえ、本当に売れるのか不安な領域にはあまりお金をかけられなかったので、お手頃なカラーミーショップでECサイトを始めることにしました。
ECサイト運営は孤独な戦い。だからこそ相談できる存在が必要
最近プレミアムプランに切り替えられたそうですね。切り替えの決め手や、それ以前から抱えておられた課題について教えてください。
ほんとはね、急いで切り替えるつもりはなかったんですよ。
でも「カラーミーショップ大賞2025」の授賞式で仲良くなったショップさんとの飲み会で、デザインとかカスタマイズの技術的な話がいろいろ出てくる中で、大賞のKEY MEMORYさんがすごくおすすめしてくれて（笑）。
KEY MEMORYさんからの勧めだったんですね！
もう「切り替えたほうがいいですよ」と。ショップごとに専任のアドバイザーがついてくれていつでも相談できるから、って。
実はうちの店、私以外はみんなパートのスタッフなので、ECサイト専属担当がいないんです。
専門知識が必要なデザインカスタマイズなどの細かいことはずっと先送りのまま運営してきてしまって、そのことについて飲み会の場で相談してて。ご一緒したUZUiROさんもKEY MEMORYさんに同調していたので、このお二方が言うのなら！って感じで導入を決めました。
他のショップオーナーさんの生の声が決め手になったんですね。授賞式をはじめ、ショップオーナーさま同士の交流会にもご参加いただいていますよね。
今でこそある程度は売れる状態まで育ちましたが、長いこと自分だけでやっていた頃は誰に相談していいのかわからなくて、他のショップさんはどうなんだろう？とずっと気になっていました。
ショップ運営はどうしても孤独な戦いになりがちですから、アドバイザーの存在や、オフラインのイベントがあるとやっぱり嬉しいですね。
ブランディング強化を通じ、さらなる事業成長へ
今後、ショップやECサイトをどう育てていきたいかという展望を教えてください。
OEMの自社ブランドを立ち上げたことで顧客のファン化が進み、売上比率としてもOEMの割合が非常に伸びてきているので、今後も品揃えを強化していきます。また、経営戦略を見直す中で明確になった「“私らしく今を生きる”を応援する」というビジョンに基づいて、日々の発信も含めてブランディングにも注力したいですね。
それから、Instagram Liveを通じた顧客とのコミュニケーション。皆さんいつもコメントをたくさん送ってくださって非常に好評なので、これもスタッフと協力しながらますます力を入れていこうと思っています。
最後に、メッセージをお願いします。
アパレルってずっと前から「斜陽産業」だとか言われていますけど、斜陽産業の中にも必ずニーズは存在します。 “自分たちが何者でありたいか”をまずは自覚し、それに共感してくれる人たちに向けて商品やメッセージをシャープに届け続ければ必ず顧客はついてきますし、勝ち筋はあると思うんです。私自身、レッドオーシャンの中にもブルーオーシャンは必ずあるということをここ数年で強く実感しています。
私たちのショップや商品を通じて、世の中の女性へもっと笑顔を届けて、素敵な毎日を送って幸せになっていただけるよう、これからも事業をどんどん伸ばしていきたいです。
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