ハンドメイド販売の始め方・売る方法は?初心者向けに準備や手順を紹介
手作りのアクセサリーや雑貨を販売してみたい、趣味のハンドメイドを収入につなげたい、と考えている方もいるのではないでしょうか。
ハンドメイド作品はフリーマーケットなどの対面でも売れますが、より多くの人に届けて継続的に販売するなら、ネットを活用した方法がおすすめです。
ただ、ネット販売が初めてだと、何から準備すればよいのか分からず迷ってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、ハンドメイド販売の始め方や売る方法、売れるコツ、注意点まで、初心者の方に向けて分かりやすく解説します。
目次
ハンドメイド販売は稼げる?メリット・デメリット

ハンドメイド販売に興味はあっても、本当に稼げるのか、自分にもできるのか不安に感じる方は多いでしょう。
始める前に、ハンドメイド販売にどんな良さがあり、どんな点に気をつけるべきかを知っておくと、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。
ここでは、ハンドメイド販売のメリットとデメリット、そして実際にどのくらい稼げるのかを順に見ていきます。
ハンドメイド販売のメリット
ハンドメイド販売の魅力は、好きなものづくりを収入につなげられる点にあります。
主なメリットは次の3つです。
- ・好きなことで収入を得られる
- ・初期費用を抑えて小さく始められる
- ・自宅にいながら全国に販売できる
趣味で作っていた作品が売れれば、楽しみながら収入を得られるでしょう。
また、無料で使える販売サイトやネットショップ作成サービスもあるため、少ない在庫から出品して、売れ行きを見ながら広げていけます。
さらにネット販売や委託販売なら全国の購入者に作品を届けられるので、子育てや本業のすき間時間でも取り組みやすいといえます。
ハンドメイド販売のデメリット
一方で、ハンドメイド販売には始める前に知っておきたい注意点もあります。
まず、作品にファンがついて安定して売れるようになるまでには、ある程度の時間がかかりやすいでしょう。
また、作品づくりだけでなく、写真撮影や商品ページの作成、梱包や発送まで一人でこなす場面も多く、思った以上に手間がかかります。
さらに販売時には手数料や材料費などのコストもかかるため、売れた金額がそのまま利益になるわけではありません。
こうした手間やコストをふまえ、無理のない範囲で続けることが大切です。
実際どれくらい稼げる?
ハンドメイド販売での疑問としてよく挙がるのが、「どのくらい稼げるか」です。
副業にするなら、ある程度の収入は得たいもの。稼げるかどうかは、気になる部分ですよね。
以下は、minne の「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」の、作家活動歴別の1カ月の収入の調査結果になります。

引用:minne byGMOペパボ「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」
活動歴1年未満だと、1カ月あたりの収入なし、1カ月あたり1~5,000円未満の人も多いですが、活動歴2年目を超えるあたりから1カ月あたり2万円以上、あるいは5万円以上稼ぐ人が増えています。
調査結果からもわかるように、作家活動が長くなるほど、収入が増えていく人は多いです。
ハンドメイドの販売に許可・資格は必要?

自分で作った作品を販売する際、許可や資格が必要なのか気になりますよね。
結論からお伝えすると、アクセサリーやバッグといった雑貨やベビー服などを販売する際、基本的には許可や資格は不要です。
ただしアクセサリーなどの場合は購入者が金具でケガをしないような工夫や、ベビー服の場合は赤ちゃんが舐めても安全な素材を使用するなどの配慮や、洗濯表示タグの取り付け義務があります。
販売するものによっては営業許可や資格が必要
一方、手作りのパンやお菓子、和菓子などを販売する場合は、「食品衛生責任者」の資格や「菓子製造業の営業許可」を取らなければなりません。
同じ食品でも、手作りするものがジャムの場合は「密封包装食品製造業許可」が義務付けられています。
また、身体に使う用の手作り石けんを製造・販売する場合は「化粧品製造業」と「化粧品製造販売業の許可」などが必要です。
このように、一口にハンドメイド作品の販売といっても、何を販売するのかによって許可の要・不要は変わってきます。
そのため、販売する商品を決めたら許可が必要かどうかを管轄の保健所で確認しましょう。
許可を得ずに製造・販売してしまうと法律違反となり、罰則が科されてしまうかもしれません。
なお、それぞれのジャンル・商材ごとの許可や資格について下記の記事で解説しているので参考にしてください。
- ・子供服・ベビー服のネットショップを開業するには?
- ・ネットショップでお菓子を販売するには?
- ・パンのネット販売・ネットショップ開業に必要な許可は?
- ・手作りジャムの販売に必要な許可・資格は?
- ・化粧品のネット販売に必要な許可や法律は?
- ・ケーキのネットショップを開業するには?
- ・和菓子をネットショップで販売するには?
ネットで販売する場合は特商法に基づく表記が必要な場合も
ネットで商品を販売する場合、「特定商取引法(特商法)」という法律を守らなければなりません。
具体的には、ユーザーが販売者の情報を把握し安心して買い物できるよう、販売者の氏名や住所、電話番号といった情報をサイト上に表示することが義務づけられています。
これは企業だけではなく、個人の場合も表示が必要です。
ただし、ハンドメイドマーケットやフリマアプリは、ユーザーの連絡先がプラットフォーム側になるので、個人の住所(事務所の所在地)をそのまま公開しなくて済むことがほとんどです。
一方ネットショップを開設する場合は、販売の責任者が自身になるため、販売者情報を表示する必要があるので、覚えておきましょう。
特商法について詳しくは下記の記事をご覧ください。
ハンドメイドはどこで売る?販売方法

ここまでハンドメイド販売は副業にできるか、人気のカテゴリーは何か紹介してきました。
さらにハンドメイド販売を具体的に考えるなら、どのように販売していくかも重要です。
ここではハンドメイド販売の3つの方法を取り上げていきますね。
アプリ・サイトで販売する
個人でもハンドメイド作品の出品がしやすいアプリやサイトも増えてきました。
ハンドメイド作品を販売できるアプリやサイトを利用するメリットは、少数からでも気軽に販売できることです。
ハンドメイド販売に利用できるアプリやサイトには、以下のようなものがあります。
minne
minneは、「ものづくり」を集めた、ハンドメイドマーケットサイト(アプリ)です。
アクセサリーや雑貨などをはじめ、食べ物や素材、アート作品まで、幅広いハンドメイド作品が出品できます。
minneの月額利用料は0円、販売手数料は税込み10.659%。
売れたときにのみ手数料が発生するので、売れるかどうか不安な方も低リスクで販売をはじめられます。
さらに本格的に販売していきたい方には、有料の「minne PLUS」というサブスクリプションサービスもあります。
プランに応じて販売手数料が低くなるほか、フォロワーへの通知機能や動画のアップロードなど、販売を後押しする機能が使えるようになります。
まずは無料で始めてみて、販売が軌道に乗ってきたら検討してみるとよいでしょう。
Creema
Creemaは、2010年にサービスを開始したハンドメイドマーケットプレイスです。パソコン、スマートフォンのどちらでもハンドメイド作品を登録し、販売できます。
自分の作品をプロモートできる広告配信機能などもあり、作品を効果的にアピールすることが可能です。
さらに、大規模イベントでの出展、常設店舗への出展などネット販売以外のサポートも行われています。
メルカリ
メルカリは、フリマアプリで有名なマーケットプレイスです。
ハンドメイド作品に限らず、不要になった日用品やコレクションなど、日々さまざまな商品が売買されています。
月額利用料は0円、販売手数料は10%で、一部のカテゴリーにおいては販売手数料のほかライセンス料が発生します。
ただし、メルカリはハンドメイド専用ではないため、ハンドメイド専用のサイトやアプリと比べサービスが特化していない部分があります。
他にもハンドメイド販売サービスやアプリなどを「おすすめのハンドメイド販売サイトまとめ」記事で解説しているので、ぜひ合わせてチェックして自分に合った・または興味のあるサービスを試してみてください。
ネットショップを作って販売する
ハンドメイドに特化したサイトやアプリでの販売は、ハンドメイド作品が好きな人に商品を見てもらいやすいというメリットがある一方で、数多くの作家が出店しているため、自分の作品が埋もれてしまいやすいデメリットもあります。
一方ネットショップは自力で集客をする必要はありますが、自分の世界観を反映したオリジナリティのあるサイトを作れ、何より他の作家の作品で埋もれてしまうという心配がありません。
「自分だけのお店を持って、好きな世界観でハンドメイド作品を販売したい」という方には、ネットショップの開設がおすすめでしょう。
実店舗を構えるとなると数百万円単位の初期費用がかかりますが、ECサイト構築サービスカラーミーショップなら、月額数千円から初心者でも簡単に自分だけのネットショップを開設できます。
初めてのショップ運営でも、日本人スタッフによる電話サポートがあるため、困ったときも安心でしょう。
さらに、海外販売代行機能も料金内で利用できるため、追加の手間や費用をかけることなく、海外のお客さまにも作品を届けられます。
30日間の無料体験もあるため、気になる方はまず無料でお店を作って試してみてください。
委託販売する
委託販売とは、自分でハンドメイド作品を販売するのではなく、大手のネットショップや実店舗の雑貨屋などに作品を置いてもらい、代わりに販売してもらう方法をいいます。
委託販売のメリットは、自分で販売をしなくて良いことと、自分の作品が無名でもすでにブランド力のあるショップを通して販売できることです。
ネットでハンドメイド作品を探している人の目にも付きやすくなります。
ですが、委託販売には手数料がかかります。販売額の20%~50%など、販売実績に応じて発生することが多いです。
委託販売について詳しくは下記の記事を参考にしてください。
ハンドメイド販売の始め方・流れとは?

ハンドメイド販売を始めるにはどのような準備が必要か、ここではハンドメイド販売の始め方と販売開始までの流れを簡単に紹介していきます。

1.何を販売するか商品を決める
ハンドメイド販売を副業として継続的にしていくなら、何を販売するか目途を付けておく必要があります。
ですが先ほどお伝えしたように、ハンドメイドには人気のカテゴリーとそうでないカテゴリーがあります。
ニッチなカテゴリーで需要のあるものであれば別ですが、奇抜な商品すぎると買い手がつかない可能性もあるため、まずは人気のカテゴリーやジャンルを参考に商品を決めるのがおすすめです。
人気のジャンルやトレンドは、ハンドメイドマーケットなどでリサーチすることで把握できます。
どのジャンルで開拓していくかアイディアが浮かばないなら、まずはネット上でマーケットをのぞいてみるのが良いでしょう。
2.コンセプトやお店の名前を考える
販売を始める前に、どんな作品を誰に届けたいのかというコンセプトを考えておきましょう。
たとえば「忙しい毎日にやさしさを届ける布小物」のように軸が決まっていると、作品づくりや見せ方に一貫性が出て、他の作家との差別化にもつながります。
コンセプトの考え方について詳しくは「ネットショップのコンセプトの決め方が成功の秘訣!」の記事も参考にしてみてください。
あわせて、ショップ名も決めておきましょう。
覚えやすくシンプルで、自分の作品の雰囲気が伝わる名前にすると、お客さまの印象に残りやすくなります。
名前の付け方のコツは「【超大切!】ネットショップの名前の付け方の大事なポイント・コツまとめ」の記事で詳しく紹介しています。
3.ハンドメイド作品の販売方法を決める
販売する商品やコンセプト、お店の名前が決まったら、どこでハンドメイド作品を販売するか、販売方法を決めていきます。
先ほど紹介したように、ハンドメイド作品の販売方法にはモール型(ハンドメイドマーケット・フリマアプリ)、自分のネットショップ、委託販売の3つがあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。
自分の世界観を表現しながらしっかり販売していきたい方は、早い段階でネットショップを開設するのがおすすめです。
カラーミーショップなら30日間無料でお試しできるので、気になる方はまず試してみるとよいでしょう。
4.資材や梱包用など必要なものを準備する
ハンドメイド作品の販売を開始するには、作品を制作するのに必要な素材や材料のほか、商品を発送するのに必要な梱包材やガムテープ、緩衝材、ボックスやラッピング、メッセージカードなども準備しておかなくてはなりません。
作品を受け取ったときの気持ちも想像して、ブランドコンセプトとズレない形で用意すると良いでしょう。
5.集客する
ネットショップを開設したり、ハンドメイド作品の販売を始めたりしただけでは、なかなか顧客はつきません。
ハンドメイド作品やネットショップの存在を知らなければ、そもそも商品ページまでユーザーがたどり着けないためです。
そのためハンドメイド販売をするなら、どのような販売の形であれ集客が必要です。
おすすめは、Instagramを利用した集客。
画像や動画がメインのSNSであるインスタはハンドメイド作品と相性が良く、その魅力を画像や動画でたっぷりと紹介できます。
ハンドメイド販売を始めたらとりあえずInstagramも開設し、作品をアップするのがおすすめです。
ハンドメイド作品を売るためのコツ

ハンドメイド販売をするなら、コンスタントに稼いでいきたいですよね。
ここでは、ハンドメイド販売で稼ぐためのコツを紹介します。
魅力的な商品写真を撮影する
ネット販売では実物を手に取って確認できないため、商品写真は売上を大きく左右します。
購入につながる写真を撮るには、作品のディテール(素材感や柄)、サイズ感、使っているイメージの3つを伝えることを意識しましょう。
1枚で全部を伝えようとせず、アップ・サイズ感がわかる写真・利用シーンの写真など、複数枚に分けて撮るのがおすすめです。
また、フラッシュや蛍光灯ではなく自然光のもとで撮影すると、影が柔らかくなり作品の魅力が引き立ちます。
高価なカメラがなくてもスマホで十分撮影できるので、まずは手元の機材で試してみましょう。
なお、スマホでの商品撮影について詳しくは下記の記事をご参照ください。
適切な価格を設定する
ハンドメイド作品の価格は、安すぎても高すぎても売れにくくなります。
価格を決める際は、材料費や梱包資材費に加えて、制作にかかった時間や販売手数料、送料なども含めて計算しましょう。
特に手間ひまかかる作品なのに、材料費だけを基準に価格を決めてしまうと、売れても利益がほとんど残らないということになりかねません。
同じジャンルの作品がいくらで売られているかをリサーチし、相場を把握しておくことも大切です。
そのうえで、自分の作品の独自性や品質に見合った価格を設定しましょう。
商品名に検索ワードを入れる
ハンドメイド作品が売れるようにするには、多くの人の目に触れるようにすることが大切です。
先ほどお伝えしたように、SNSなどを活用した集客はもちろん、ネット上にアップする際に商品名に検索ワードを入れて検索結果に出てきやすいようにしましょう。
作品がどのようなものかはもちろん、どのような雰囲気か、どのような用途で使えるかなど商品のイメージに合った検索ワードを入れるようにします。
たとえば、アクセサリーなら、ピアスやネックレスなどのカテゴリーのほか、カジュアルやゴージャスなどの商品のイメージ、日常使いやパーティー、ギフトなどの商品の用途が検索ワードとして考えられます。
海外にも販売してみる
日本のハンドメイド作品は海外でも人気があり、アクセサリーや和風の小物などは特に注目されています。
海外販売というとハードルが高く感じるかもしれませんが、ハンドメイドマーケットやフリマアプリでも海外発送に対応しているサービスがあり、思ったより手軽に始められます。
さらに自分のネットショップで海外販売したい場合も、カラーミーショップには海外販売代行機能が基本機能として備わっており、追加料金なしで国内と同じ手順で海外ユーザーに作品を届けられます。
国内の販売が安定してきたら、海外にも目を向けることで新たな購入者の獲得につながるでしょう。
はじめは売れなくても地道に続ける
ハンドメイド販売を始めたばかりの時期は、ブランド力が低かったり、サイトへの訪問者が少なかったりすることから、売れないことも多いです。
ハンドメイド販売は収益化までに時間がかかることもありますので、すぐに稼げないかもしれないことを念頭に置いてスタートしましょう。
売れなくても、地道に続けることが収益化の近道です。
ハンドメイド販売で売れる人気商品

ハンドメイド販売を始めるなら、需要のある人気のカテゴリーで始めるのがおすすめです。
ハンドメイド販売では、以下のようなカテゴリーに人気があります。
アクセサリー
パワーストーンをあしらったものやガラス製のものなど、イヤリングやピアス、ネックレス、ブレスレットなどが人気です。
バッグ・財布・小物
革製の財布やキーホルダー、コンパクトサイズのポーチ、A4サイズに対応した利便性の高いバッグなどが人気です。
ベビー・キッズ
キュートなデザインのお名前シールやアイロンシール、ベビー用の前掛け、ベビー用おもちゃなどが人気です。
素材・材料
ハンドメイドに必要なパワーストーン、台紙、ビーズキャップ、ガラス製の素材、ラッピングの材料などが人気です。
ファッション
デザインを楽しめるネイルチップ、革製シューズをはじめ、カジュアルな洋服も人気です。
ほかにも、最近では初心者でもハンドメイドを楽しめる刺繍やアクリルアートの手作りキットなども注目を集めています。
作品を売るのも良いですが、材料やキットなどを販売するのもアイディアとしては良さそうですね。
また、「60歳以上のシニア作家・ブランドに関するアンケート」(「minne byGMOペパボ」調べ)によると、シニア世代の作家のものづくりは、手芸が半数以上を占めていました。
シニアの方は手芸に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
ハンドメイド販売をする際の注意点

ハンドメイド販売は、人気のある副業の1つです。
自分の趣味を仕事にすることもできるため、専門性の高い副業と比べると参入しやすいでしょう。
しかし、一方で注意点もありますので、注意しておきたいポイントをお伝えします。

人やお店のレシピをマネしない
ハンドメイド作品は、オリジナリティが重視されます。
素敵な作品を見つけたからといって、人の作品やお店で掲載されているレシピをマネしないようにしましょう。
ハンドメイドはアートの括りではないため著作権の対象にはなりませんが、モラル的にはNGです。
他人や他店のマネをして同じような作品を出品すると、後々トラブルに発展することもあります。
モラルを守って、オリジナリティで勝負するようにしましょう。
キャラクターやブランドなど商用利用禁止の素材は使わない
商用利用が禁止されているキャラクターや、ブランドロゴなどの使用は規約で禁止されていたり、法律違反になったりする場合があります。
そのため既存のキャラクターやブランドロゴなどの入った素材は使わないようにしましょう。
特定のキャラクターやブランドを想起させるような作品の制作もNGです。
本格的に販売を始めるなら開業届を提出する
ハンドメイドの販売に限らず、副業でも個人として何か事業を始める際には、開業して1カ月以内に税務署への開業届の提出が定められています。
ただし開業届は、営業許可のように届け出が義務付けられているわけではなく、きちんと確定申告で納税をしていれば罰則などはありません。
ですが、開業届を出さないと銀行への申請(お店の屋号入りの銀行口座の開設など)や、確定申告時の納税額を抑えられる青色申告ができないなど、デメリットを感じるでしょう。
開業届は、事業を開始して1カ月以内の提出が原則ですが、1カ月以上経ったとしても受け付けてくれるので、本格的に事業を始めるなら提出するのがおすすめです。
開業届について詳しくは「ネットショップに開業届は必須?」の記事をご参照ください。
所得が20万円を超えたら確定申告で税金を納める
会社員の場合、給与から天引きされる形で所得税が納税されます。
しかし、ハンドメイド販売は個人事業主になることから、自分で所得税を計算し納税しなければなりません。
会社員で、副業としてハンドメイド販売しているときは、所得が20万円を超えると確定申告の義務が発生します。
所得とは、売上から経費(材料費や手数料などのコストの合計)を差し引いた額のことです。
ハンドメイド販売で大きな売上や利益が見込まれるときは、確定申告の準備も忘れないように進めておきましょう。
【事例】ハンドメイド販売をしているカラーミーショップのお店

「まいにち布や」は、保育園・小学校の通園通学で必要になるバッグや袋物を販売するハンドメイドショップです。
オーナーのmacoさんは、フルタイム勤務のかたわらものづくりを始め、マーケットプレイスへの出品を経てカラーミーショップで独自のネットショップをオープンしました。
「購入者と直接やりとりできる場がほしい」というきっかけで自社サイトを持ち、現在はLINEでの個別相談を受けながら、園や学校指定のサイズに合わせた注文にも応えています。
まいにち布やについてさらに詳しく知りたい方は、下記のインタビューをぜひご覧ください。
ハンドメイド販売でよくある質問

ここでは、ハンドメイド販売でよくある質問をまとめています。
Q1:ハンドメイド販売は初心者でも稼げますか?
ハンドメイド販売は、初心者の方でも始めやすい販売方法です。
ただし、すぐにまとまった収入を得るのは難しく、活動を続けながら少しずつ作品にファンを増やしていくことが大切です。
活動歴が2年目以降になると、月2万円や5万円以上を売り上げる方も増えてくる傾向があります。
諦めず、自分のペースで地道に続けていくことが、安定した収入につながるでしょう。
Q2:ハンドメイド販売はどこでするのがいいですか?
ハンドメイド販売の主な方法には、ハンドメイドマーケットやフリマアプリなどのモール型、自分のネットショップ、委託販売の3つがあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の作品の特徴や販売スタイルに合わせて選びましょう。
自分の世界観を表現しながら本格的に販売していきたい方は、ネットショップの開設がおすすめです。
まとめ
ハンドメイド販売を副業として本格的に始めるなら、知っておきたいことや把握しておきたいことがたくさんあります。
この記事で紹介した販売の流れ、売上を伸ばすコツ、注意点などを参考にして、ハンドメイド販売を始めてみてくださいね。
最初にご紹介したアンケートにもあるように収益化までは時間がかかり、活動期間に比例して月額の売上も上がっていきます。
販売を始めたばかりの時期はなかなか売上につながらず、やめてしまいたくなるかもしれません。
ですが地道に続ければ作品のファンも増えていきますので、コンスタントに制作して販売を続けることを、まずは目標にしましょう。
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