赤ちゃんや子供は成長が早いため、子供服やベビー服は常に需要がある商品といえます。
実店舗で販売する方法もありますが初期費用などを考えると、ネットショップで販売するほうが低リスクで始められるでしょう。
この記事ではネットショップを開業して子供服やベビー服を販売したい場合、どのような準備が必要になるのか開業の手順や販売のコツ、注意点まで詳しく解説していきます。
子供服やベビー服のネットショップって、実店舗とどんな違いがあるんだろう?
子供服やベビー服をネットショップで販売する場合、初期費用が抑えられるなど実店舗とはまた違った魅力があります。開業の手順や注意点を説明していきますね。
目次
子供服・ベビー服のネットショップ(ECサイト)を開業するメリット
早速ですが子供服やベビー服を実店舗ではなく、ネットショップで開業することはどのようなメリットがあるのでしょうか。一つずつ解説していきます。
実店舗よりも初期費用が抑えられる
アパレル系の実店舗を持つとなると、店舗を賃貸するための敷金や礼金、内装工事費や服を並べるためのハンガーラックといった什器費用など、数百万円の初期費用が予想されます。
その点、ネットショップは初期費用・月額利用料が無料で作成できるサービスもあるので、極端にいえばショップ開設費は0円です
ネットショップでは店舗の準備に費用はかからないので、商品の仕入れ資金と、配送用の梱包材の費用程度で済みます。
開業後も実店舗がないため、光熱費や賃料などの維持費もかかりません。
日本だけではなく世界へ向けて販売できる
実店舗では販売対象はお店がある地域に住む人に限られてしまいますが、ネットショップであれば国内はもちろんのこと、世界中の利用者に向けて販売することもできます。
たとえばカラーミーショップで海外販売のオプションを利用すれば、海外ユーザーからの問い合わせや海外への配送などを代行してもらえるので、国内への通常販売のような手軽さで海外への販売が可能です。
このように、今は外国語が喋れなくても海外販売が始められるサービスが豊富にあるので、ネットショップなら手軽に世界中へ商品を届けられることがメリットでしょう。
【アパレルEC】売上を伸ばすテクニックとは?
EC販売の中でもアパレルは人気ジャンルである一方、競合が多いのも事実です。
アパレルのECを成功させるには、アパレル販売ならではのネットショップの作り方があります。
15年以上もネットショップ作成を支援してきたカラーミーショップが、「アパレルECの売上を伸ばすテクニック」をまとめた資料を無料で提供中です。
子供服・ベビー服のネットショップ(ECサイト)の開業に資格・許可・届出は必要?
どの場合でも事業を始めるとなると気になるのが、許可や資格がいるのかどうかということですよね。
結論からお伝えすると、自分で作ったりメーカーから仕入れたりした新品の子供服やベビー服をネットショップで販売する場合、特別な許可や資格、届出などは不要です。
ただし、下記で説明しているように新品ではなく中古品(古着)を販売する場合は資格が必要になります。
中古の子供服・ベビー服の販売は許可が必要
古着のネット販売といっても、個人がフリマアプリで自分の子が使った子供服・ベビー服を販売する場合、とくに許可は必要ありません。
ですが個人でも、事業としてネットショップで継続して中古品(古着)を販売するには「古物商許可」という許可を得なければなりません。
古物商許可は古着以外にも時計や貴金属、革製品や書籍など、国が定めた13品目の商品を中古品として販売する場合は必要です。
古物商許可の手続きは、営業所の所在地(ネットショップの住所)を管轄する警察署で行います。
無許可で古着の子供服やベビー服を販売すると法律違反となり、懲役または罰金が科されてしまいますので、必ず許可を得ておきましょう。
その他、ネット販売に必要な許可や資格、知るべき法律や規制などについて詳しくは下記記事をご覧ください。
事業を始めたら開業届を提出しよう
子供服・ベビー服のネットショップという形態に限らず、個人でも何か事業を始めるときは、たとえ副業でも、開業後1カ月以内に開業届を届け出ることが定められています。
開業届は正式名を「個人事業の開業届出・廃業届出書の手続き」といい、税務署へ提出するものです。
提出しなくても罰則はありませんが、開業届を提出しないと銀行から融資を受ける際に開業を証明できなかったり、確定申告時にさまざまな特典がある青色申告を選択できなかったり、デメリットがあります。
そのため、開業届はきちんと届け出ましょう。
なお、法人としてネットショップを開業する場合はさらに会社設立登記などの諸々の手続きが必要ですが、個人事業主の場合は開業届のみで済みます。
ネットショップに開業届は必須なのかや必要書類の書き方と届け出るメリットなどについては下記の記事をぜひご覧ください。
子供服・ベビー服のネットショップ(ECサイト)を開業する3つの方法
子供服やベビー服のネットショップを始めるといっても、方法は一つではありません。
主にECモール内での出店、ネットショップ作成サービスによる開設、ハンドメイドマーケットなどといった3つの方法が考えられます。
それぞれどのような違いがあるのか、解説していきます。
ECモール内に出店する
ECモールとは、ショッピングモールのように複数のショップが出店しているサイトのことで、Amazonや楽天市場が代表的なものです。
ECモールに出店するメリットは、ECモール自体のブランド力や集客力を利用できることです。
「買い物はいつもAmazon」という顧客も一定層いるため、開業直後に自分で宣伝や集客をしなくても誰かしらお店に訪れてくれる可能性が高いでしょう。
ECモール内の検索の上位にくれば、商品の購入率アップも期待できます。
ネットショップ作成サービスで開設する
カラーミーショップなどネットショップ作成サービスはデザインテンプレートも豊富なので、初心者でも簡単に自分のネットショップを開設できます。
また、ECモールは知名度がある分ほとんどの場合で初期費用が必要ですが、カラーミーショップのフリープランは初期費用・月額利用料が無料で、売れた時にのみ手数料が発生するので低リスクで始められるでしょう。
ネットショップの特徴は、他の方法と比べてサイトの独自性を出せることです。
テンプレートをベースにサイトのデザインを自分でカスタマイズできるので、ブランドのコンセプト・テーマを反映したオリジナリティのあるECサイトを作り、ブランド認知度を高めていけます。
また、先ほどの海外販売機能のように、自分のショップに必要な機能を後から追加していけるので、自分だけの使い勝手の良いサイトを作れる点もメリットです。
ただしネットショップ作成サービスによって特徴やメリットが異なるので、きちんと比較することが大切です。
例えば、購入率アップに役立つと人気の決済方法であるAmazon Payは、そもそも導入できなかったり、利用に毎月数千~1万円程度かかったりなど、サービスによって異なります。
カラーミーショップであれば、個人・法人問わずAmazon Payの利用が無料のため、顧客に人気の決済方法を押さえておきたい方はカラーミーショップがおすすめです。
ハンドメイドマーケットなどで販売する
ネットショップの開業とは少し意味合いが異なりますが、子供服やベビー服をネットで販売するにはminneなどのハンドメイドマーケット(アプリ)を利用する方法もあります。
自分のお店を構えるわけではないので本格的な事業を始めたい方には向いていませんが、手軽に始められるので「試しに売ってみたい」という場合はおすすめです。
ECモールと同様ハンドメイドマーケットも知名度や集客力があるので、アプリを訪れた人に自分の商品を目に留めてもらいやすいでしょう。
ただし、ハンドメイドマーケットは、あくまで自分で作った作品の販売に限られますので、既製品の販売はできません。
既製品を仕入れて販売したい場合は、ネットショップかメルカリといったフリマアプリで出品するなど他の方法を検討する必要があります。
子供服・ベビー服のネットショップ(ECサイト)の開業手順
では実際に子供服・ベビー服のネットショップを始める場合、どのようにな流れで進めれば良いのか、開業の手順を紹介します。
コンセプトやショップ名を考える
ネットショップの準備に取り掛かる前に、お店のコンセプトやショップ名を考えます。コンセプトとは、どのようなブランド展開にするのか軸となるものです。
「天然素材の生地を使ったナチュラルな雰囲気のベビー服を販売したい」「子供用の帽子専門のお店にしたい」など、お店の方向性を決めます。
ショップ名もお店のイメージを伝える大切なものですので、コンセプトに沿って決めていくと良いでしょう。
ショップ名はコンセプトに合ったワードをとにかく挙げて、その中から決めていくというやり方もあります。
ネットショップの名前の付け方の大事なポイントやコツをまとめていますので、下記記事もご覧ください。
販売する商品を用意する
コンセプトが決まったら、それに沿った商品を準備していきましょう。
販売用の子供服・ベビー服を用意する方法として、次の3パータンが考えられます。
- ・ハンドメイドする
- ・デザインした服を作ってもらう
- ・既存の服を仕入れる
それぞれについて具体的に説明していきます。
一からハンドメイドする
まず考えられるのは、自分で販売する洋服をハンドメイドする方法です。
ハンドメイドのため量産は難しいですが、オリジナリティのある子供服・ベビー服を作ることができます。
他には真似できないオリジナリティがあるということは、競合との差別化が図れるので、ブランドを打ち出しやすいというメリットもあります。
また、自分で一から製作し完成させるため、品質部分でのトラブルがなく、既製品などのように検品が必要ありません。
せっかくなのでこだわりの子供服・ベビー服を販売したい人にはおすすめの方法です。
自分でデザインした服を他の人に作ってもらう
子供服・ベビー服を一から製作するのには時間がかかりますし、裁縫のノウハウがないとクオリティの低い服ができてしまうこともあります。
そのため、自分で作らずにOEMを利用して洋服を製作してもらうのも方法の一つです。
OEMとは、既製品などをもとにして他社ブランドの製品を製造することで、OEMを専門に行っている企業はたくさんあります。
「sitateru(シタテル)」や「nutte(ヌッテ)」といったアパレル事業専門のクラウドソーシングサービスを使えば、OEMを行っている縫製工場や個人事業主に製作を依頼することができるでしょう。
また、服のデザインができなくても写真やイラストが得意であれば、画像データをアップすればキッズTシャツやロンパースなどを製作できるSUZURIというサービスを利用して、オリジナルの洋服を販売することも可能です。
これらのサービスを利用するメリットは、子供服やベビー服の製作を専門の職人や企業に依頼できることです。
裁縫などが苦手でもオリジナリティのある子供服やベビー服が作れますし、製作にかかる時間も節約できます。
既存の服をネットなどで仕入れる
自分で製作しなくても既存の服を仕入れて、セレクトショップとしてネットショップで販売する方法もあります。
具体的には、問屋街や仕入専門のECサイト、海外から仕入れる方法が考えられます。
問屋街に行けば卸を専門に行っている店舗があるので、実際に商品を手に取って自分の目で確かめられるのはメリットです。
また、ネットでも卸販売を行っている専門のECサイトがあるので、そこから仕入れるのもオススメです。
有名なものでいうと「スーパーデリバリー」や「NETSEA」といったサイトがあります。
ネットで完結するので実店舗に行く手間が省け、目的の商品を探しやすいのがメリットでしょう。
海外へ行き買い付ける方法もありますが、eBay(アメリカ)、AliExpress(中国)、Gmarket(韓国)などのECサイトを利用すれば海外からも手軽に仕入れられます。
とくに中国や韓国のサイトを利用すれば、低価格で仕入れられる可能性があるでしょう。
ただし一般消費者向けのサイトだと運送費が高額になる場合があるので、大量に仕入れる場合は、現地の業者と契約するというのも一つの手です。
なお、ネットショップ開業の際の仕入れ方法や、個人・海外からでも可能な商品の仕入れ先について下記の記事で詳しく紹介しています。
洗濯表示のタグを取り付ける
衣類を販売する場合、家庭用品品質表示法により、洗濯表示のタグを取り付けることが義務付けられています。
タグに表示されるのは、家庭洗濯機の温度や漂白剤使用の禁止、自然乾燥の仕方、アイロン仕上げなどです。
洗濯表示のタグを見れば消費者は、その洋服をどのように取り扱えば良いかわかるようになっています。
国内で仕入れた既製品はすでにタグが付いていることが多いですが、海外からの輸入品にも必要なため、輸入品についても洗濯表示のタグを取り付けるようにしましょう。
洗濯表示のタグの詳細は、消費者庁の「新しい洗濯表示」より確認できます。
ネットでの出店方法を決める
先ほど紹介したように、ネットで出店するといってもいくつかの方法があります。
かかるコストも方法によって異なりますが、「安いから」という費用面だけ見て決めるのは避けたいところです。
もちろんコストも大切ですが、実際に自分で運営できそうか、販売スタイルが合っているか(オリジナリティなどを出せそうか)、欲しい機能が備わっているか(もしくは追加できるか)など、さまざまな観点で比較検討しましょう。
コンセプトや自身の販売するスタイルに合った方法で出店するのがベストです。
ネットショップ(ECサイト)を作成して商品を登録する
商品の準備ができ、出店方法を決めたら、ネットショップの作成を進めていきます。
ネットショップのデザインを決める際のポイントは、ブランドのイメージを伝えることばかりに気を取られないことです。
ショップの世界観も重要ですが、実際に商品を購入してもらうことも大切です。
サイトのおしゃれさだけでなく導線や操作性などをユーザー目線で考え、買いやすくてわかりやすく、必要な情報も適度にあるデザインを心がけます。
また、ネットショップに掲載する写真は、ショップの世界観を形作ると同時に、売上にも大きな影響を与えます。商品が魅力的に見えるように、写真の撮り方も工夫すると良いです。
子供服やベビー服であれば、モデルを用意して実際に着用したときの雰囲気、着丈などがわかる写真を掲載するとユーザーもイメージしやすくなり、購入率もアップするでしょう。
開業したら集客をする
ECモールの場合は開店直後でも誰かが訪れてくれる可能性がありますが、自分でネットショップを立ち上げた場合は、「ネットショップがオープンしたこと、どんな商品を扱っているのか」などを多くの人に紹介する「集客」をする必要があります。
ネット広告を出すのも効果的ですが費用がかかるので、まずは無料でできるInstagramといったSNSの運営がおすすめです。
SNSで地道にショップ情報を発信していけば、お店を訪れてくれる人も増えていくでしょう。
子供服・ベビー服のネットショップ(ECサイト)販売で売上を上げるコツ
ネットショップを経営するうえで一番大切なことは、継続して売上を作ることです。なぜなら利益が出なければ、新製品の開発費や広告費など運営に必要な資金がたまらないからです。
では子供服・ベビー服のネットショップで売上を上げるにはどうすれば良いか、2つのコツを紹介します。
SNSで自分のショップをアピールする
先ほどもお伝えしたように、開店したら自分でお店の情報を発信する集客が必須です。
なかでもオススメなのはInstagram(インスタグラム)を運用したSNS集客です。
Instagramは無料で始められ、写真がメインのSNSであることから商品の特徴を伝えやすいでしょう。
コメント機能やDMなどを利用してユーザーとのつながりを作れるメリットもあります。
具体的にはお店の商品写真を投稿したり、インスタライブでコーディネートを紹介したり、ユーザー投稿を紹介して親近感を高めるといった方法が挙げられます。
インスタのフォロワーをガツンと増やす大事な4つのポイントについては、下記の記事でより詳しく紹介していますので、Instagramのアカウントを解説する前にぜひ読んでみてくださいね。
また、投稿した商品写真に販売サイトを紐づけられるInstagramのショッピング機能も便利です。投稿を見ているユーザーを自然な流れでネットショップの商品ページに誘導できるので、広告のように嫌悪感を持たれないというメリットもあります。
カラーミーショップでも「Instagramショッピング連携」に対応しており、見た目が重要視されるアパレル商品はインスタ経由で購入してもらいやすくなるので、積極的に活用してみましょう。
Instagramで販売を始める方法やメリット、やり方のコツと連携アプリの設定方法などについては下記の記事をご覧ください。
ギフト用のセット商品も販売する
子供服・ベビー服は出産祝いやお誕生日プレゼントなど、ギフトとしても人気です。
そのためギフトとして購入する層に向けて、ギフト用の商品セットなどを販売すると、販売機会が増えて売上アップが期待できます。
その際、商品だけではなく梱包用の段ボールやラッピングをこだわったり、メッセージカードや花をオプションで付けられたりなどギフトならではの機能を充実させれば、他社との差別化にもつながるでしょう。
子供服・ベビー服のネットショップ(ECサイト)を開業する際の注意点
子供服やベビー服のネットショップは需要もありますが、大人向けの服とはまた違った注意点もあります。
ここでは主な注意点を紹介します。
キャラクター・ブランドなど商用利用NGの素材がある
有名な人気キャラクターを子供服やベビー服に取り入れたいと考える人もいるかもしれません。ですが、多くのキャラクターやブランドのロゴなどは、著作権や商標権により商用利用できないことが多いです。
著作権とは、創作活動で作り出された知的財産について、他人が無断で利用できないようにする権利のことです。
キャラクターなどは著作権の対象で、勝手に使用したり模倣したりはできません。
個人で楽しむ分には大きな問題にはなりませんが、販売目的で使用すると問題になります。
ブランドロゴも同様で、模倣は商標権を侵害することになります。
販売目的で製作して販売してしまうと著作権や商標権の侵害となり、懲役や罰金が科せられる可能性もあるので注意しましょう。
また、広く知られている人気のキャラクターなどに限らず、他者のハンドメイド作品と同じような商品やキャラクターを作ることもNGです。
商用利用可能な生地やキャラクターもありますので事前に確認し、安易に既存のキャラクターやブランドロゴを使用しないようにしましょう。
有害物質の規制やデザインの安全面について知っておく
大人は平気な薬剤やデザインも、子供や赤ちゃんにとっては命に係わる危険につながってしまうことも。
子供服やベビー服を販売する際は、事故やトラブルを起こさないために安全面に十分に配慮する必要があります。
子供服・ベビー服は有害物質の含有量の規制がある
有害物質を含む家庭用品の規制に関する法律により、服にはホルムアルデヒドの規制が設けられています。
子供服や大人用の服に対しても規制はありますが、とくにベビー用(24カ月以内)の服には、より厳しい規制あるので注意しましょう。
その理由は24カ月以内の乳幼児は、服を舐めてしまう可能性があるためです。
また、大きな子供と比べて赤ちゃんの皮膚は刺激に弱いことなどから、対象繊維製品や規制値に、より厳しい規制が設けられています。
とくに、海外製品を輸入する場合は注意が必要です。
日本と海外では基準が異なるため、海外での販売に問題がなくても、日本に持ち込むと基準に引っかかる可能性があります。
服のひもやフードなど事故につながるデザインに注意
消費者が安心して製品を利用するための安全基準をJIS規格といい、子供服のひもの安全基準についても定められています。
ひもは、転倒などの事故にもつながることから、JIS規格内のJIS L4129(よいふく)規格で、ひもが使用できる場所や種類の基準が設けられているのです。
たとえば、フードから垂れ下がるひもは遊具に引っかかって首が閉まってしまったり、ズボンの裾から垂れ下がるひもはドアに挟まって転倒してしまったりといったトラブルにつながるので、安全基準を守っていないひもとされています。
JIS規格は任意で取り組むものになりますが、赤ちゃんや子供を怪我や危険から守るためにもデザイン重視ではなく、安全面に配慮して子供服やベビー服を作るようにしましょう。
【事例】子供服・ベビー服を販売しているカラーミーショップのお店
カラーミーショップで、子供服やベビー服(グッズ)を販売しているショップさんをご紹介します。
ぜひ開業する際の参考にしてくださいね。
microapartment(ミクロアパートメント)
キッズ・ベビーファッションを中心としたセレクトショップ「microapartment(ミクロアパートメント)」さん。
ショップを運営するご夫婦はもともと会社員でしたが、子育ての経験を活かしてネットショップを始め、今では福岡市内で店舗も運営されています。
お店を始めたきっかけや商品の仕入れ方、どのようにショップを成長させていったのかなどを伺いました。
atelier moppy(アトリエ モッピー)
手作りでオリジナリティのあるぬいぐるみやベビー・キッズ服を販売しているのが奈良県のネットショップ「atelier moppy(アトリエ モッピー)」さん。
Instagramで話題のぬいぐるみは、販売を開始するとすぐに売り切れてしまうほど人気です。
自分らしく働けるネットショップのメリットや、手作り商品ゆえに苦労している点など、いろいろとお話ししてくださいました。
まとめ
開業のための初期費用が抑えられること、国内に限らず海外にも販路を広げられることから、子供服やベビー服のネットショップはメリットがあります。
無料でネットショップを作成できるサービスも増えており、ハードルは下がってきていますので、子供服やベビー服を販売したいなら、ネットショップでの販売を積極的に考えてみることをおすすめします。
ただし、大人向けの服とは異なり、子供服は安全面などで配慮しなければならない部分もあります。
また、著作権や商標権の侵害といったことにも注意しながら準備を進めていきましょう。
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