通販サイトの作り方とは?制作手順・作成の目安費用や期間も紹介!
そろそろ自社の通販サイトを作りたいと思っているものの、自社でできるのかどうか、何から始めたらいいのかわからない方も多いでしょう。
通販サイトの制作方法は1つではなく予算や目的によっていくつかあり、初期費用を抑えられる方法からかなり大規模なサイトを構築できる方法まで、選択肢は意外と豊富です。
そこでこの記事では、通販サイトを作る流れや主な5つの作り方をご紹介します。
通販サイトって僕でも作れるのかな?難しそうなイメージだけど…。
実は通販サイトの作り方は1つではありません。低コストで手軽にできる方法もあるので、これからご紹介しますね!
目次
通販サイトの作り方・手順

まずは、通販サイトを作る手順をご紹介します。
大まかな流れを把握して、通販サイト制作のイメージをつかみましょう。
1.コンセプトとショップ名を決定する
ショップ名は通販サイトにおいて顧客の第一印象を左右し、コンセプトはサイトの目指す方向性を定めます。
もし、ショップ名やコンセプトを決めないと、競合他社との差別化ができなかったり、サイトの方向性が決まらなかったりするため、きちんと考えましょう。
まずショップ名は覚えやすく、ブランドイメージに合っていて、オリジナリティがあるものがおすすめです。
ターゲット顧客層を考慮し、親しみやすさや高級感など、適切なトーン&マナーで名付けましょう。
ショップ名の付け方については「【超大切!】ネットショップの名前の付け方の大事なポイント・コツまとめ」の記事でさらに詳しく解説しています。
のコンセプトは、「誰に」「どんな商品を」「どんな価値を提供する」のかを示すものです。
明確にネットショップのコンセプトがあると、ターゲット顧客の絞り込みや他社との差別化が可能になります。
市場調査や競合分析、顧客ニーズの把握などを通して、最適な選択を行いましょう。
ショップやコンセプト以前にもしも、通販サイトで何を売るかが決まっていない場合は、「ネットショップで売れるものは?」の記事で売れやすい商品をまずはチェックしてみてください。
すでに商品が決まっているものの、仕入れ方法が分からない場合は「ネットショップ開業の仕入れ方法7つを解説!」の記事で詳しく解説しています。
2.どのサービスで開業・開設するのか決定する
後ほど詳しく説明しますが、通販サイトを作成する方法は主に5つです。
方法によってそれぞれメリット・デメリットがあり、事業規模や予算、自社のITスキルのレベルなどによって、最適な方法は異なります。
通販サイトの作成方法を決める際、つい初期費用や月額費用が安い方法を選んでしまいがちです。
ですが自社に合った方法ではないと、事業成長を抑制してしまったり、運用面での効率が悪くなってしまったりする可能性があります。
さまざまな要素を総合的に判断し、自社のビジネスに最適な方法を選ぶことが大切です。
3.ネットショップ開業・開設に必要なものを準備する
通販サイトの開設方法が決まったら、届出や許可、必要な備品などの準備を進めていきましょう。
開業届
個人事業主として通販サイトを運営する場合は、事業開始から1か月以内に税務署へ開業届を提出します。
届出は義務ではありませんが、確定申告に節税のメリットを受けるためにも提出するのがおすすめです。
ただし、すでに何かを事業をされていて、その際に開業届を提出している場合は改めて届出は不要です。
販売に必要な資格や許可
通販サイトを開業する際、販売する商品によっては事前に資格や許可を取得しなくてはなりません。
もし許可を取らずに営業した場合、法律違反となり、事業の停止や罰金などの処分を受ける可能性があります。
そのため、事前に必要な資格や許可をしっかりと確認し、適切に手続きを進めることが重要です。
下記は、ネット販売をする際に必要な許可や資格をまとめた表です。
| 対象商品 | 許可・資格 |
|---|---|
| 食品 | 食品衛生責任者 食品衛生法に基づく営業許可 |
| 酒類 | 通信販売酒類小売業免許 |
| 化粧品 | 化粧品製造業許可 化粧品製造販売業許可 |
| 医薬品 | 医薬品販売許可 特定販売許可届出 薬局開設許可 登録販売者の資格や薬剤師の資格 |
| 中古品 | 古物商許可 |
| 輸入品 | 食品等輸入届出書 |
| 管理医療機器 (コンタクトレンズなど) |
管理医療機器販売業・貸与業届書 |
なお開業届同様、すでに必要な資格や許可を得ている場合、通販サイトを始めるからといって改めて資格や許可の申請は不要です。
備品
通販サイトの運営には、以下のような備品を準備しておくと便利です。
- ・パソコン
- ・商品撮影用のカメラやスマートフォン
- ・照明機材
- ・梱包資材(段ボール、緩衝材、テープなど)
- ・プリンター
スマートフォンだけでも運営は可能ですが、受発注管理や画像編集などの作業はパソコンがあると効率的です。
また、商品写真は売上に直結するため、自然光が入る撮影スペースを確保したり、簡易的な撮影ボックスを用意したりするのもおすすめでしょう。
4.ネットショップを開設する
必要なものがそろったら選んだサービスに登録し、さまざまな設定していきましょう。
具体的には、「特定商取引法に基づく表記」の入力、クレジットカードや銀行振込といった「決済方法」の設定、商品写真・説明文・価格といった「商品ページの作成」などを行います。
商品ページにこだわることは特に重要です。
通販サイトでは実物を手に取れないため、商品の魅力がしっかり伝わる写真や、サイズ・使い方などを丁寧に説明した文章が購入の決め手になります。
商品ページの文章の書き方については「売れる商品説明の書き方とは?」の記事で紹介しています。
また、カゴ落ちを防ぐためには、「ECサイトで顧客満足度の高い決済方法」を設定するのがポイントでしょう。
5.配送方法を準備する
通販サイトでは、商品の配送方法の準備も欠かせません。
主要な配送業者の料金やサービス内容を比較し、自社の商品のサイズや特徴に合った方法を選びましょう。
小さかったり厚みが無かったりする商品であれば、メール便を使うことで配送料を抑えることができます。
また送料は全国一律にするのか、地域別に設定するのか、一定金額以上で送料無料にするのかなど、送料の設定もあわせて検討が必要です。
配送方法について詳しくは「徹底比較!宅急便・宅配業者の料金はどこが安い?」や「ネットショップの配送方法はどれがいい?」などの記事が参考になるので、ぜひご覧ください。
6.集客を行う
通販サイトは開設しただけでは、誰もショップを訪れてはくれません。
なぜなら通販サイトは、実店舗のように人通りがある場所に構えるわけではないため、自ら集客することが必須です。
主な方法としては、InstagramやX(旧Twitter)などのSNS運用、検索結果で上位表示を目指すSEO対策、Web広告の出稿などがあります。
各集客方法は、有料・無料、短期間での集客、長期的な集客などさまざまな特徴がありますが、どれか一つを行うなら、無料で手軽なSNS運用を行いましょう。
SNSでショップの世界観を発信しながら、徐々に施策を広げていくのがおすすめです。
集客方法については「ネットショップ集客のコツ!」でネットショップや通販サイトの主な集客方法とそれぞれの特徴などを紹介していますので、チェックしてみてください。
また、ここまで紹介した通販サイトの開業手順を動画で学びたい方は、下記で詳しく解説していますのでご覧ください。
通販サイトを作る5つの方法

通販サイトを作るには、規模やデザイン・機能面の自由度によって主に5つの方法に分かれます。
ここからは、それぞれの方法の特徴やメリットなどについて解説します。
ECモール
ECモールとは、Amazonや楽天市場のような、多くのネットショップが集まる巨大な通販サイトです。
モール自体に多くのユーザーが訪れるため、出店するだけで集客効果が期待でき、マニュアルも完備されているので手軽に始められる点が主なメリットです。
ですが、ECモールは多くの場合、モールごとに決められたさまざまな手数料があるので、手数料が高くなりやすいです。
またセールやポイント制度などモール独自のルールに従う必要があり、自由な運営ができない場合もあります。
手軽さと集客力を求めるならECモールは魅力的な選択肢ですが、手数料や競合、運営の自由度などを理解した上で、自社にとって最適かどうかを判断することが重要です。
ECモールについてさらに詳しく知りたい方は「ECモールとは?」の記事をチェックしてみてください。
ASP(通販サイト作成サービス)
オンラインで提供されている、通販サイト作成サービス(ASP)を利用して開業する方法です。
ECモールのように、モール内の1ショップとして開業するのではなく、自社独自のオリジナルサイトを作成できます。
サーバー管理やソフトウェアのアップデートやデザインテンプレートなど、通販サイトに必要なものはサービスを提供している企業側が用意しているので、専門知識がなくても誰でも手軽にネットショップを開設・運営できるのがメリットです。
他の作成方法に比べ費用が安いのが特徴で、カラーミーショップのように、月額数千円程度のプランを提供している場合もあります。
一方で、オープンソースやフルスクラッチといった方法に比べると、カスタマイズの自由度が低いともいわれています。
ASPは、ITの専門知識がないものの手軽に通販サイトを始めたい方、コストを抑えたい方にピッタリの方法でしょう。
特にカラーミーショップは、メールだけでなく電話でのサポートを行うなど、サポート体制がしっかりしているため、初めての方におすすめのサービスです。
さらに詳しく知りたい方は、カラーミーショップのサービス資料も用意していますので、ぜひチェックしてみてください。
3分でわかるカラーミーショップの資料ダウンロードはこちら >
オープンソース
オープンソースとは無料で利用でき、ソースコードを自由に改変できるソフトウェアです。
WordPressのようにECサイト構築に利用できるオープンソースを利用すれば、通販サイトを構築できます。
オープンソースのメリットは無料で利用できるため、費用を抑えつつ自社ニーズに合わせた通販サイトが作れる点です。
機能面もデザイン面も拡張性も高いので、事業の成長に合わせてサイトを進化させることができるでしょう。
一方で、オープンソースは通販サイト作成専用のシステムではないため、利用するにはそれなりの専門知識が必要です。
またデザインの自由度は高い反面、デザインスキルも欠かせません。
このように、オープンソースは自由度とカスタマイズ性に優れていますが、専門知識や開発リソースが求められるため、作成や運用スキルを持つ人材がいる企業に向いているでしょう。
ECパッケージ
ECパッケージとは、パッケージ化されたECサイト構築システムのことです。
サーバーや決済機能、在庫管理システムなど、通販サイトを作るのに必要な機能が予め備わっており、導入することで通販サイトをスムーズに立ち上げられます。
ECモールやASPに比べ、デザインや機能面のカスタマイズ性が高いのがメリットです。
また、通販サイト作成専用システムなので、オープンソースのような専門知識はそこまで必要ではないといえます。
ただし、各企業が独自に開発したシステムを利用するため、初期費用や月額費用はASPやオープンソースに比べて高額です。
費用がかかる分、年商も高く事業規模が大きめの企業に向いている方法でしょう。
フルスクラッチ
フルスクラッチとは、1から自社独自の通販サイトを構築する方法です。
サイトのデザインから商品管理、決済機能、顧客管理など、通販サイトにおいて全て自社オリジナルのシステムを開発します。
そのため自由度は最も高く、他にはない自社の事業ニーズに最適な独自サイトを構築できます。
一方で、システムを自社用に1から開発する分、フルスクラッチでは費用がかなり高額で、作成期間が1年以上となることも多いです。
高額な費用と開発のための社内リソースを確保しなければならないため、フルスクラッチは日本でも有数の大企業に向けた通販サイト構築方法といえます。
通販サイトを作るのに必要な期間と費用の目安

通販サイトの作成方法がわかったところで、それぞれの方法の作成期間と費用を比較してみました。
以下が、まとめた表です。
| 構築方法 | 初期構築費用 | 月額費用 | 構築期間 |
|---|---|---|---|
| ECモール | 無料〜数万円 | 無料〜数万円 | 3時間〜 |
| 通販サイト作成サービス(無料) | 0円 | 0円 | 1時間〜 |
| 通販サイト作成サービス(有料) | 数千円〜数万円 | 数千円〜数万円 | 1週間〜1ヵ月程度 |
| オープンソース | 0円 | 10万円〜 | 3ヵ月程度 |
| ECパッケージ | 数百万円〜 | 10万円〜 | 3ヵ月〜半年程度 |
| フルスクラッチ | 数千万円〜 | 数十万円〜 | 1年〜数年 |
カスタマイズ性が高く規模の大きい作成方法のほうが費用は高く、制作期間も長めになっています。
もし、希望する制作方法があったとしても、予算や制作期間が大幅にオーバーしてしまうようであれば、別の方法を検討したほうが良いかもしれません。
通販サイトは個人でも作れる?

通販サイトを作るとなると、外部に依頼しなければならないイメージですが、個人でも作成は可能です。
以前は専門的な知識や技術が無いと通販サイトの構築は難しかったのですが、今ではECモールや通販サイト作成サービスなどのツールが登場し、手軽にECサイトを開設できるようになっています。
中には無料プランや低価格プランのサービスも用意されているため、個人でも低リスクで気軽に通販ビジネスに挑戦することが可能です。
デザインについても、各サービスではデザインテンプレートを豊富に用意しているので、好みのものを選ぶだけで、おしゃれな通販サイトが完成します。
もちろん、商品の写真撮影や商品説明の作成、顧客対応などは自身で行う必要があります。
ですがこれらの作業も、画像編集や運営をサポートするようなツールなどを活用することで、個人でも通販サイトを始められるでしょう。
通販サイトを成功させるポイント

通販サイトを作る際や、その後の運営において知っておきたいポイントを3つご紹介します。
下記を参考にしながら、ぜひ通販サイトを成功させましょう。
事業規模に合った作り方を選ぶ
通販サイトの構築では、事業規模に合った作成方法を選ぶことが大切です。
もし合わない方法を選んでしまうと、運営コストが経営を圧迫し、通販サイトの継続が難しくなってしまいます。
小・中規模事業者は、低コストで利用できるASPやECモールがおすすめです。
通販サイトの立ち上げが手軽に行え、運営に必要な基本機能はそろっています。
事業が成長したらより多くの機能を使える上位プランへの変更も簡単に行えるので、引越しの手間も省けます。
年商が億を超えるような大規模事業者は、柔軟なカスタマイズ性と拡張性があるオープンソースやECパッケージ、フルスクラッチといった方法を検討しましょう。
事業規模に適した方法を選択することで、無駄なコストを抑え、効率的な運営を実現できます。
将来的な成長も見据えて、自社に合った方法を選択しましょう。
人気の決済方法をそろえておく
ECサイトで商品を購入する際、希望の決済方法がないために購入をやめてしまう(カゴ落ち)ユーザーは少なくありません。
そのため、多様なニーズに応えられるよう、ECサイトで顧客満足度の高い決済方法を導入することも、売上アップにつながるでしょう。
クレジットカードや銀行振込といった基本的な決済方法だけでなく、ID決済やコンビニ払いなどを導入することで顧客の利便性を高め、カゴ落ち率の低下につながります。
特に、Amazon PayをはじめとするID決済は、住所などの情報入力が不要になるため、総務省の「令和6年 通信利用動向調査報告書(世帯編)」調査でも2番目に利用されているなど、年々人気が高まっている決済方法です。
カラーミーショップは、Amazon Payの初期費用と月額利用料が無料であるため、コストを抑えてAmazon Payを導入したい事業者におすすめです。
通販サイトは継続的に改善を行う
通販サイトは完成したら終わりではなく、構築後からが本番です。
ユーザーの行動や市場動向は常に変化するため、売上を上げ続けるためには、通販サイトの継続的な改善が必須です。
分析ツールを使用し、定期的に訪問者数、直帰率、ページビュー数、コンバージョン率(購入率)、離脱率といった指標を把握しましょう。
その後、分析でわかった数値を元に商品ページやデザイン、導線などに対する課題を考え、改善を図っていきます。
また、市場動向のチェックも怠らないようにしましょう。
競合サイト分析やECトレンド調査を行い、自社サイトをアップデートすることでトレンドを反映した競争力のある通販サイトを維持できます。
通販サイトは作って終わりではなく、育てていくものです。さまざまな改善を継続し、売上向上を目指しましょう。
ECサイトの分析方法については「ECサイト分析の手法解説!」の記事でやり方や分析するべき数値について解説していますので、ぜひご覧ください。
実店舗と通販サイトを両立させている事例
では実際に、店舗を持ちながら通販サイトを運営しているカラーミーショップのお店の事例を紹介します。
立花うどん

福岡県久留米市で40年以上続く老舗うどん店です。
手打ちのモチモチとした食感が特徴の立花うどんは、地元で長年親しまれいます。
実店舗の忙しい営業と並行してECサイトを両立しており、カラーミーショップの管理画面のわかりやすさを活かして効率的に運営。
全国のユーザーに本格的なうどんを届け、販路拡大に成功しています。
ラーメン桂花

東京と熊本で店舗を展開する1955年創業の熊本ラーメンの老舗です。
ECサイト導入後は店頭オペレーションが大幅に改善され、効率化につながっています。
さらにゲームとのコラボ企画では、若い女性層を中心に新規顧客を獲得し、商品が数時間で完売するなど認知拡大にも成功しています。
PHILOCOFFEA

コーヒー抽出の世界大会でアジア人初の世界チャンピオンとなった、粕谷哲氏が手がけるコーヒー専門店です。
千葉県を拠点に実店舗を展開しながら、ECサイトでは焙煎日から2週間以内の新鮮なコーヒー豆を全国に届けています。
実店舗で培ったファンとの関係性を、ECでさらに広げている好例です。
まとめ
通販サイトの作り方の流れ、費用と期間の目安、成功させるためのポイントなど解説しました。
通販サイトと一口にいっても、作り方はいくつかあり、特徴や予算、制作期間も方法によって大きく異なります。
そのため、通販サイトを成功させるポイントは事業規模に合った方法を選ぶことです。
事業規模と作成方法が合っていないと、運営がスムーズにいかなかったり、ランニングコストが経営を圧迫してしまったりするため、注意しましょう。
また、通販サイトは完成したら終わりではなく、継続的な改善を行うことで売上が安定した人気サイトになるといえます。
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よくある質問
通販サイト(ECサイト)には大きく分けて、5つの方法があります。
詳しくはこちらの章をご覧ください。



