ECサイト開設・運営のヒントが見つかるWebメディア

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ECサイトに必要なSEO対策とは?具体的な施策や事例・注意点を紹介!

ECサイトではSEO対策が重要だとよくいわれますが、なぜ大切なのかをきちんと答えられる人は多くないでしょう。
そこでこの記事では、ECサイトでもSEO対策に力を入れたほうがいい理由、SEO対策のパターン別の方法や注意点まで解説します。

ツクルくん
ツクルくん

SEO対策ってECサイトにも必要なのかな?そもそもSEO対策ってどういったことなんだろう?

カラミちゃん
カラミちゃん

SEO対策とは、簡単にいうと検索結果で上位に自社サイトを表示させることです。ECサイトでも集客のために必要です。今回はSEO対策の方法まで詳しく説明していきます。

SEOとはどういう意味?

SEO(Search Engine Optimization)は、日本語では検索エンジン最適化といわれます。

そしてSEO対策とは、検索ワードのニーズに合った検索結果を表示してくれる「検索エンジン」の特性を把握し、自社サイトが検索画面の上位に表示されるよう、さまざまな施策を行うことです。

日本国内において、よく使用されるのはGoogleやYahoo!の検索エンジンですが、Yahoo!はGoogleに適応しているため、Googleの検索エンジンに適したサイトにしていくことがSEO対策として求められます。

Googleではクローラーというロボット(プログラム)がウェブページを定期的に巡回して新しいサイトや更新情報を収集し、インデックス(登録)することでユーザーのニーズに最適なページが検索結果画面で表示される仕組みです。

そのためSEOで重要なのは、クローラーにサイトを巡回してインデックスしてもらい、検索エンジンに「この検索ワードではこのサイトが最適だ」と評価され、表示してもらうことといえます。

SEOはECサイトになぜ必要?理由とは

検索結果の上位に表示されるためのSEO対策がなぜ重要といわれるのか、理由をご紹介します。

SEO対策は集客の主な手段

商品を販売するECサイトにおいてSEO対策が必要な理由は、何よりも集客につながるためです。

通り道などで見かけた人が入ってくれる実店舗と違い、ECサイトの場合は開業しただけでは、誰も訪れてもらえません。

お店の存在を世の中の人々にアピールし、ショップのURLをクリックされることで初めてユーザーに来てもらえます。
認知度を高めて訪問者を増やさないことには、ECサイトを作成しても売り上げは上がりません。

そのため、SEO対策でショップが上位に表示されればそこからの顧客の訪問が見込めるということです。

なお、ユーザーがECサイトを訪問する流入経路としては以下のようなものがあります。

  • ・オーガニック流入(検索からの流入)
  • ・広告からの流入
  • ・SNSや他サイトからの流入
  • ・直接流入

インターネットの検索エンジンを利用して情報を集めるユーザーも多いことから、SEO対策によるオーガニック流入による集客は重要視されています。

年々ECサイトの競合が増えている

EC市場の規模は年々拡大して競合も増えていることから、少しでも検索結果で上位に表示され、ユーザーの流入を増やすことが大切です。
経済産業省の令和6年度 電子商取引に関する市場調査によると、2024年のEC市場の規模は約26.1兆円で2024年からの伸長率は約5.1%となりました。
また2014年のEC市場の規模は約12.8兆円であることから、10年間で2倍以上に拡大していることがわかります。

ECサイトの市場規模が拡大しているのは、ECサイトの利用者数が増えただけでなく、ぞくぞくと事業者がECに参入しているためです。
年々拡大するECサイトの競合に埋もれないためには、SEO対策で長期的な集客を図る必要があるでしょう。

AI時代でもECサイトのSEO対策は必要?

Google検索で結果画面にAI Overview(AIによる概要)が表示されるなど、「SEO対策はもう不要になるのでは?」という声も聞かれるようになりました。

ですが、ECサイトにおいてSEO対策は引き続き重要です。
なぜなら、AI が表示する情報も元をたどればWebサイト内のコンテンツであるため、質の高いSEO対策を行っているサイトほどAIに引用されやすくなる傾向があるからです

また、ECサイトの場合は情報を得るだけでなく「購入」という行動が最終目的になるため、ユーザーは必ずサイトを訪問する必要があります。
従来のSEO対策はAI時代においても集客の土台となるので、しっかり取り組んでいきましょう。

今すぐできる!ECサイト5つのSEO対策

ECサイトのSEO対策といっても、どこに対処するかによって次の5パターンに分かれます。

  • ・サイト全体のSEO対策
  • ・商品ページのSEO対策
  • ・コンテンツSEO対策
  • ・外部SEO対策
  • ・AI検索への対策

ここから、それぞれ具体的には何を行えば良いのかを解説していきます。

ECサイト全体のSEO対策

まず、ECサイト全体に行うSEO対策の具体例として以下のことが挙げられます。

  • ・ディレクトリ構造の最適化
  • ・パンくずリストの設定
  • ・内部リンク対策
  • ・ディスクリプションの設定
  • ・運営者情報の明示
  • ・ページのインデックス
  • ・ページの表示速度の改善
  • ・モバイルフレンドリー対応

サイトの構造(ディレクトリ構造)を最適にする

ディレクトリ構造とはデータを整理する際に用いられる言葉で、SEO対策のディレクトリ構造の最適化とは、Webサイトの構造を順序良く整理するといった意味合いです。

具体的にいうと、ディレクトリ構造をシンプルにして、少ないページの移動でユーザーが目的のページへたどり着けるようにすることです。

下記の図はディレクトリ構造のイメージ図になります。


例えばアパレルサイトであれば、TOPページの下に、商品カテゴリである「トップス」「ボトムス」などがあり、さらにそこから細かいカテゴリもしくは商品ページへ、というサイト構造になっていることが理想です。

このようにサイトの階層を整理してディレクトリ構造を最適化することは、クローラーがサイトを効率的に巡回しやすくなるメリットがあります。これにより、新しいページやコンテンツが迅速にクローラーに発見されやすくなるため、インデックスされ検索結果に表示される可能性も高まります。

また、Webサイトの専門性を高めるのにも効果的です。
ディレクトリ構造を最適化して一貫性のあるテーマに仕上げることで、Googleから専門性が高いと評価されやすくなります。

パンくずリストを設定する

下記の図の赤枠のようにWebサイトを訪れたユーザーがサイト内のどの階層にいるか視覚的に表示したものが「パンくずリスト」です。

パンくずリストという名前は、ヘンゼルとグレーテルの童話で、道に迷わないように自分たちが歩いてきた道に目印のパンくずを落としていったことが由来しているといわれています。

パンくずリストを設置することでユーザーの利便性が向上するだけでなく、Googleのクローラーが効率良くサイトを辿れるようになるため、サイトの情報を集めてもらいやすくなります。

ECサイト内をリンクでつなぐ(内部リンク対策)

内部リンクは、自社Webサイト内にあるページ同士をつなぐリンクのことです。
例えばこのよむよむカラーミーのサイト内にネットショップ開業を解説する記事がある場合、「ネットショップを開業したら、取り組みたいのがSEO対策です」のように、リンクを入れることを指します。

自社サイト内で関連するページをできる限りリンクでつなぎ、内部リンクの最適化を行いましょう。

内部リンク対策のメリットは、適切な内部リンクが張られていると、検索エンジンはページ間の関連性や重要度をより正確に判断できるため、検索順位が向上することが期待できることです。

また、クローラーが内部リンクを辿ることで効率的に巡回できるようになり、インデックスもされやすくなります。

ただし内部リンクはただ設置すれば良いものではなく、ユーザーにメリットのある質の良い(関連性の高い)リンクを設置することで高い評価につながります。

ディスクリプションを設定する

ディスクリプションとは、サイト全体のページ概要などを記載したテキスト部分のことです。
設定しておくことで、検索エンジンへ「どういったサイトなのか」といったことを伝えられます。
また、下記のようにサイト名の下に表示されるので、ユーザーがサイトを理解してクリックしやすくなるでしょう。

なお、共通ディスクリプションについては動画でも解説していますのでぜひご覧ください。

カテゴリーページにもディスクリプション設定は必要

ディスクリプションは共通のページだけでなく、カテゴリーページなどそれぞれのページでも設定しましょう。各ページに記載する内容は、ページの要約などです。
カテゴリーページもディスクリプションを設定して「このページはどんな内容なのか」の概要を説明することで、検索エンジンに表示されやすくなります。

こちらも動画で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

また、さらに詳しく知りたい方はこちらの「ネットショップのディスクリプションとは?」の記事をご覧ください。

運営者情報(特定商取引法に基づく表記)を明示する

特定商取引法とは、商品を購入する消費者が不利益にならないためのルールを定めた法律です。
ネットショップを含む通信販売は、特定商取引法の規制を受けます。

そのためネットショップでは、特定商取引法に基づく表記を行うことが定められており、氏名や住所などの運営者情報をサイト内で明示しなければなりません。

この特商法に基づく表記はSEO対策としても重要です。

そもそもGoogleはユーザーファーストを掲げているため、利用者を安心させるための運営者情報を掲載していないと検索順位に何らかの悪影響が出る可能性があります。

また、Googleマップにも情報を掲載するなどして検索時にユーザーが得られる情報を充実させることは、検索エンジンの最適化にもつながります。

Googleに自社ECサイトを登録してもらう(ページのインデックス)

Googleクローラーは定期的にサイトを巡回しており、サイトをインデックスしていますが、定期的に巡回してもらうのには時間がかかります。

巡回までに検索結果に表示されないとECサイトの存在をユーザーに知ってもらうことができません。

そこでクローラーにサイトの存在を知ってもらうには、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)の設定が有効です。Google Search Consoleに登録してサイトの登録などの設定を行うことで、自社ショップがGoogleの検索結果に表示されやすくなるので、必ず対応することをおすすめします。

Google Search Consoleの設定方法は下記の動画で解説してします。

インデックスにはXMLサイトマップの作成もおすすめ

XMLサイトマップとは、サイト内のページURLを一覧にまとめたファイルのことで、検索エンジンにサイト構造を伝える役割があります。
XMLサイトマップを作成してGoogle Search Consoleから送信すると、クローラーがサイト内のページを効率的に巡回できるようになり、新しいページがインデックスされやすくなります。
特に商品ページが多いECサイトでは、新商品を追加した際にも素早く検索エンジンに認識してもらえるため、積極的に活用しましょう。

ECサイトのサイトマップやXMLサイトマップについて詳しくは「ECサイトのサイトマップとは?」の記事をご覧ください。

ページの表示速度を改善する

サイト内のページ表示速度は、ユーザーの満足度に関わるだけでなく検索順位にも影響があります。
Googleの発表によると、Webサイトの読み込みに3秒以上かかると、半分以上のユーザーが離脱してしまうという調査結果が出ています。
そのため、いくら内容が充実していても表示が遅いと、誰にも見てもらえないサイトになってしまいます。
まずは、「Google PageSpeed Insights」で現在の表示速度を確認しましょう。
URLを入力するだけで表示速度がわかります。

表示が遅い場合には、荒くならない程度に画像の画素を落としてデータを軽くしたり、性能の高いサーバーに切り替えたりといった方法を試して、表示速度を改善しましょう。

モバイルフレンドリーに対応する

モバイルフレンドリーとは、モバイル端末に適したサイト設計にすることです。
パソコン用のテキストやボタン配置のままだと、モバイル端末ユーザーは使い勝手が悪く離脱しやすくなってしまいます。

総務省の令和6年通信利用動向調査の結果の「年齢階層別インターネット利用機器の状況」によると、スマートフォンを利用の利用者は60代で8割弱、20~50代ではすべての世代において9割以上と、ほとんどの人がスマートフォンを利用しています。
そのため、まだの場合はなるべく早く対応しましょう。

具体的には、ブラウザのサイズに合わせて最適なデザインに変化するレスポンシブデザインがおすすめです。
レスポンシブデザインにすれば、PCでもタブレットでもスマートフォンでも、ユーザーは快適にECサイトを閲覧できます。

なお、カラーミーショップではレスポンシブデザインなどデザインテンプレートを無料でも用意していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

ECサイトの商品ページのSEO対策

ECサイトの中でも、特に商品ページにSEO対策をすることで、検索で上位になる可能性が高くなるでしょう。
具体的な商品ページのSEO対策としては、次のようなものがあります。

  • ・商品説明の詳細の記載
  • ・商品画像の充実
  • ・販売終了ページの対応
  • ・重複ページの対応

商品説明は詳細まで書く

先ほどもお伝えしたようにGoogleはユーザーファーストファーストを掲げているので、いかにユーザーにとって有益な情報を提供できるページかを重視しています。

そのため、商品ページもユーザー視点で商品の細かな情報を記載することは重要です。
商品名や商品価格などの重要な情報のほか、重量やサイズ、素材、使い方、他のユーザーのレビュー、アパレルであればコーディネート例や食品ならおすすめレシピなど、ユーザーがほしい情報をしっかり入れましょう。

またブランドヒストリーや商品開発の過程など、商品にまつわる興味深い内容が記載されていると商品やショップへの理解が深まるだけでなく、ユーザーがより安心して購入できるようになります。

ただし、3,000文字などの長文のテキストで説明すると、Googleが読み物だと判断してしまい適切に表示されなくなります。
ほどよい文量で必要な情報を伝えることがSEO対策のポイントです。

商品説明の書き方については「売れる商品説明の書き方とは?」の記事をご覧ください。

商品画像を充実させる

SEO対策では、そのサイトにしかないオリジナルの画像や動画の掲載が以前よりも重要視されてきています。
そのため商品ページのSEO対策でも、さまざまな写真を掲載して画像を充実させることが大切です。
サイズ感や使用感、素材のテクスチャ、商品の使用イメージなどユーザーが商品を理解しやすくなる写真を商品ページに複数枚、載せることが理想でしょう。

また、複数の画像でページを充実させるだけでなく、画像掲載時には、その画像が何の画像かを説明するテキストである「alt属性」の設定も行いましょう。
alt属性を設定することで、Googleクローラーが何の画像かより適切に判断できるようになります。

商品写真をiPhoneで撮影したい方はこちらの「商品写真をスマホで撮る!」の記事を参考にしてください。

販売が終了しているページに対応する

販売終了ページをそのままにしていると、ユーザーにとって不便なだけでなく、ECサイト全体の評価が下がり、検索結果で上位表示されにくくなってしまいます。
販売終了のものがあれば適切に対処しましょう。

実はGoogleは定期的に「コアアップデート」という検索順位のアルゴリズム(上位表示されるための仕組み)の変更を行っているため、検索結果で上位に表示されるための条件はどんどん変化しています。

そのコアアップデートの1つとして、2022年12月に「ヘルプフルコンテンツアップデート」が実行されました。

このアップデートは、ユーザーに役立つ質の良いコンテンツを高く評価し、役に立たないコンテンツとの差別化をより図ることを目的としています。
その結果、ユーザーにとって価値の低い情報を多く含むサイトは評価が低下し、全体的な検索順位が下落する可能性があるとされています。

これにより以前と比較して、ユーザーのためを意識した情報のみを掲載することが重要度を増しているので、販売終了ページのメンテナンスをこまめに実施することも、大切なSEO対策です。

再販予定がある商品であれば欠品中であることを表示し、再販予定がなければ削除するかもしくは類似商品を紹介するような対策しましょう。
いずれにしろ、販売が終了しているのにそのまま放置するのはリスクが大きいです。

重複するページを無くす

良かれと思って似たような商品でもそれぞれのページを作成すると、重複するコンテンツがあると判断され、ECサイトが上位表示されにくくなる可能性があります。

例えば異なるサイズの同一商品や異なるカラーの同一商品などを個別ページで作成すると、重複コンテンツとみなされさてしまいます。
ユーザーの使い勝手の良いECサイトにするためにも、重複コンテンツは適宜改善を図ることが重要です。

例えば、それぞれの独自性を高めるために商品説明文のリライトや別の写真を掲載する方法や、同一ページに別カラー・サイズの商品をまとめる方法などがあります。

重複コンテンツかどうかは目視ではうまく判定できないこともありますので、Google Search Consoleを利用するなどして定期的に確認するようにしましょう。

ECサイトのコンテンツSEO対策

コンテンツSEOとは、ユーザーの悩みを解決したり、ユーザーの求める情報の記事コンテンツを作成し上位表示させ、コンテンツ経由でECサイトへの流入を図るSEO対策です。

短期間で集中的に集客する広告とは異なり、長期的な集客に効果的とされています。
ここでは、コンテンツSEOにおける記事制作の手順をご紹介します。

関連キーワード選定と調査を行う

コンテンツSEOの第一歩は、どのキーワードで記事を書くかを決めることです。

キーワードには検索ボリュームに応じてビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワード、ロングテールキーワードといった種類がありますが、ECサイトのコンテンツでは「ロングテールキーワード」を狙うのがおすすめです。

「カレー」のようなビッグキーワードは検索数が多いですが、競合も多く上位表示が難しいうえ、検索ユーザーの目的もさまざまなため、購入につながりにくいです。

一方、ロングテールキーワードは「カレー レトルト 本格的」のように3語以上で構成されるため検索数は少ないものの、ユーザーのニーズが明確です。
購入意欲の高いユーザーにピンポイントでコンテンツを伝えられるので、CVR(購入率)の向上が期待できます。

キーワード選定の際は、Googleのサジェスト機能やラッコキーワードなどの無料ツールを活用して、自社商品に関連するロングテールキーワードを洗い出しましょう。
「誰が」「どんな悩みを持って」検索しているかをイメージしながら、自社商品と関連があり購入につながりそうなキーワードを選ぶことがポイントです。

検索上位の競合記事を分析する

キーワードが決まったら、実際にそのキーワードで検索して上位表示されている記事を分析しましょう。
上位5〜10記事を読み込むことで、そのキーワードで求められている内容が見えてきます。
競合記事を分析する際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • ・どのような見出し構成になっているか
  • ・どんな情報が共通して含まれているか
  • ・記事のボリューム(文字数)はどのくらいか
  • ・画像や図解はどのように使われているか

上位記事で共通して含まれている情報は押さえつつ、自社ならではの視点や独自の情報を加えることが差別化のポイントになります。

構成案を作成する

次にタイトルや見出しを考えて、記事の設計図となる構成案を作成します。
競合分析で把握した情報をもとに見出しを組み立てていきますが、他社の構成を真似するだけでは上位表示は難しいです。

Googleはここ数年、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重要な評価基準としており、そのサイトにしかない独自の情報や知見をより評価する傾向にあります。
そのため、競合記事に共通する基本情報は押さえつつ、オリジナルレシピや利用者の実体験など、自社でしか書けない独自コンテンツを構成に盛り込むことが重要です。

コンテンツSEOについてさらに詳しく知りたい方は「ネットショップで超重要なSEO対策コンテンツSEOとは?」の記事もご覧ください。

記事を執筆する

構成案ができたら記事を執筆します。
文章を書く際は、見出しごとに結論を最初に述べることを意識すると、読者に伝わりやすい文章になります。
また、対策キーワードはタイトルや見出しに含めることは大切ですが、本文中での過剰な使用は避け、適切な文脈で使うようにしましょう。

読みやすさへの配慮も大切です。
長い文章は適度に改行する、専門用語には簡単な説明を添えるなどの工夫に加え、画像や写真などを活用して視覚的にもわかりやすい記事に仕上げましょう。

さらに記事内で、関連する自社商品を自然な形で紹介することもポイントです。
読者の悩みを解決する流れの中で商品を提案できれば、購入につながる可能性が高まります。

公開後はGoogle Search Consoleなどを活用して検索順位やクリック数を確認し、思うような成果が出ていない場合はリライト(記事の改善)を行い、上位を目指しましょう。

【事例】カラーミーショップでコンテンツSEOを行っているショップ

先ほど、ECサイトでもオリジナルコンテンツを作ることが大切だと説明しました。
ここでは実際にコンテンツ制作に力を入れて、成功しているカラーミーショップのお店をご紹介します。

かわしま屋

「Food for Well-being(食を通じた豊かさ)」を理念に、国内・海外から厳選した安心・安全なオーガニック食品やキッチン用品などを販売している食品ECサイトです。

生産者情報やおすすめレシピ、動画コンテンツや管理栄養士からのアドバイスなどが掲載された商品ページだけでなく、オリジナルコンテンツにも力を入れています。
オリジナルコンテンツでは、単に商品を紹介するのではなく、スタッフの方の実体験などで独自性を持たせることで、他社とは差別化を行っています。

かわしま屋さんのインタビューは下記をご覧ください。

NAOT

70年以上愛されているイスラエル発の革靴「NAOT」を輸入・販売しているECサイトです。

商品ページではスタッフの方が実際に履いた使用感だけでなく、足のサイズごとのフィット感や、革靴の経年変化をテキストや画像、動画で紹介するなど充実しています。

さらに、マガジンカテゴリでは著名人と靴にまつわるエピソードやコラム、インタビューなどを発信し、サイトを訪問したユーザーが買い物以外でも楽しめる仕組みになっており、ECサイトとコンテンツをうまく融合させた成功例といえるでしょう。

NAOTさんのインタビューはこちらからお読みください。

ECサイトの外部SEO対策

外部SEO対策とは、自社サイト以外からの評価を高めるための施策です。
具体的には、外部サイトから自社サイトへのリンク(被リンク)の獲得、Web上でショップ名や商品名が言及される(サイテーション)ことで、検索エンジンからのWebサイトとしての信頼性向上を目指します。

コンテンツSEOや内部SEOに比べて自社だけではコントロールしにくい領域ですが、外部からの評価はサイトの信頼性や権威性を高める重要な要素です。できることから取り組んでいきましょう。

良質な被リンクを獲得する   

被リンクとは、外部のWebサイト内に張られる自社ECサイトへのリンクのことです。
Googleは被リンクを「他サイトからの推薦(投票)」として捉えており、良質な被リンクが多いサイトは信頼性が高いと評価される傾向があります。

ただし、被リンクは数よりも質が重要です。
自社の商品やサービスと関連性の高いサイトから、自然な形で張られたリンクが評価されます。
一方、リンクを購入したり、関連性のないサイトから大量のリンクを集めたりする行為は、Googleのガイドライン違反となりペナルティを受ける可能性があるため避けましょう。

ECサイトで被リンクを獲得するには、まず他のサイトから「紹介したい」と思われるような質の高いコンテンツを作ることが基本です。
また、商品の仕入れ先やメーカーのWebサイトに取扱店舗として掲載してもらう、業界団体のサイトに登録する、プレスリリースを出してメディア掲載を狙うなど、身近なところから被リンクを獲得できないか検討してみましょう。

SNS運用などでショップの認知を広げる

外部SEO対策として、InstagramやXなどのSNSの活用も効果的です。
SNSで発信を続けて情報が拡散されると、ショップ名やブランド名、商品名がWeb上で言及される機会が増えます。
このようにリンクの有無に関わらず自社について触れられることを「サイテーション」と呼び、ショップの認知度や信頼性を示す指標の一つとして、間接的にSEO評価にも良い影響を与えるとされています。

また、SNSでの発信をきっかけに他サイトからの被リンク獲得につながったり、ショップ名や商品名で検索する人(指名検索)が増えたりすることはGoogleに対して「ブランドとしての認知がある」というシグナルにもなります。
そのため記事ページにはSNSのシェアボタンを設置して、ユーザーが簡単に情報を拡散できる環境を整えることもポイントです。

ECサイトのAI検索(AIO)対策

最近、Googleの検索結果の上部にAIの回答が表示されることが増えています。
AIが要約した回答が表示されることで、ユーザーの検索行動は変化しており、Webサイトをクリックする前に疑問を解決してしまうケースも見られます。
そのため、AIによる回答の中に自社サイトコンテンツの引用や、サービス・ショップ名を言及してもらうための対策「AIO(AI Optimization:AI最適化)」が新たな露出獲得の手段として注目されています。

AIOは従来のSEO対策の延長にあるもので、AIが理解しやすい情報の整理や構造化を意識することで、引用される可能性が高まります。

商品の基本情報を「AIに伝わりやすい形」で整理する

AIに自社の商品情報を正しく理解してもらうためには、情報を整理してわかりやすく伝えることが重要です。
まず、商品ページの見出し構造を整理しましょう。
h2やh3タグを適切に使い、商品の特徴、使い方、スペックなどを階層的に整理することで、AIがページの内容を理解しやすくなります。余裕があれば、価格や在庫状況などをGoogleが理解しやすい形式で記述する「構造化データ」の実装も検討しましょう。

また、商品説明文はあいまいな表現を避け、具体的に記載しましょう。
例えば「高品質な素材」ではなく「オーガニックコットン100%使用」のように、具体的な情報を明記することでAIが正確に内容を把握できます。

さらに、商品情報は定期的に更新し、最新の状態を保つことも大切です。
AIは新しい情報を優先する傾向があるため、価格変更や仕様変更があった際は速やかに反映しましょう。

疑問を即座に解決する「FAQ」の設置

AI は、ユーザーの検索に対して直接的な「回答」を提示しようとします。
そのため、質問と回答がセットになっているFAQ形式のコンテンツは、AIにとって引用しやすい情報源となります。

「この商品はどんな人におすすめですか?」「どんなシーンで使えますか?」「サイズの選び方は?」「お手入れ方法は?」など、実際によく聞かれる質問を網羅します。
FAQを作成する際は、質問を見出し(h3やh4)として設定し、その下に簡潔でわかりやすい回答を記載しましょう。

お客様の声を集める

商品レビューやお客様の声は、AI検索対策において重要な役割を果たします。
AIは情報の信頼性を判断する際、実体験に基づく情報を重視する傾向があります。
そのため、実際に商品を購入したお客様のレビューや感想は、先ほども解説したE-E-A-Tの「経験」を示す貴重なコンテンツです。

また、集まったレビューは商品ページに掲載するだけでなく、よくある質問の回答に活用するなど、サイト全体のコンテンツ充実にも役立てられます。

お客様の声の集め方などは下記の「お客様の声を載せるメリットとは?」の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

ECサイトでSEOを行う際の注意点

まだ行っていないのであればぜひECサイトでSEO対策をおすすめしますが、行う際には注意したいポイントもあるので、2つご紹介します。

Googleのガイドラインを確認する

Google検索エンジンのアルゴリズムは、Google検索ルールに従って決められています。
Google検索セントラル」には、ガイドライン(またはスターターガイド)で基本事項が掲載されていますので、内容をよく確認しておきましょう。

たとえば、SEOのスターターガイドでは、避けるべきとして次の事項の記載があります。

  • ・「無題」などのデフォルトのテキストを使用する
  • ・メタディスクリプションがキーワードの羅列になっている
  • ・コンテンツを細分化しすぎる
  • ・無効なリンクが発生している
  • ・文法の間違いが多い
  • ・見出しなどがなくテキストの羅列で読みにくい など

繰り返しますが、Googleではユーザーの満足度が検索結果に反映されやすい傾向にあるので、ユーザーが利用しにくいサイトになるような事項は避けるべきこととして挙げられています。

スターターガイドなどを見ながら、避けるべき事項に該当しないようなSEO対策を心がけるようにしましょう。

常時SSL化を必ず行う

暗号化したデータをインターネット上でやり取りする仕組みの1つにSSLがあります。
SSLは、クレジットカード番号などの個人情報の抜き取り防止や、電子署名での本人なりすましなどを防止するために広く用いられているセキュリティ対策です。

Googleでは常時SSLを推奨しているので、常時SSLを設定してセキュリティを高めたサイトにすることも重要です。SSLが適用されるURLは、httpsとhttpの後にsが付くので、httpsとなっているサイトは、優先的にインデックスされます。

SSLの設定をしないと安全性の低いサイトとみなされて警告を受けますので、必ず設定するようにしましょう。

ECサイトのSEO対策の有識者インタビュー

よむよむカラーミーでは、SEO対策の有識者の方にインタビューを行ってきました。
ぜひSEO対策の参考にしてくださいね。

SEOを中心としたデジタルマーケティングコンサルティングやメディア運営などを行う株式会社LANYの代表・竹内に、AI時代のSEO対策についてお話を伺いました。
AI時代のECサイトの運用について気になる方はぜひご覧ください。

Xでも人気のSEOコンサルタントおおきさんには、なぜSEOが必要で、どんなことをしたら効果が出るのか、ネットショップオーナーさんが取り組むべきSEOについて伺いました。

この記事でも紹介したコンテンツSEOについて、そもそもどういったものなのか、SEOを意識したコンテンツの作り方などについて、株式会社Faber Companyの月岡さんに詳しくお話を伺いました。

まとめ

SEO対策は、検索結果の画面でECサイトを上位に表示させて集客するための重要な施策です。

検索結果は、Googleのルールに基づいて表示されます。
まずは、今回紹介したコンテンツSEOやGoogle検索のSEOスターターガイドを確認するなどして、SEO対策の基本を押さえましょう。

SEO対策は一度行えば終わりではなく、常に最新の情報を取り入れて改善を続けることが必要です。
継続的な努力がECサイトの集客につながり、人気のショップへと成長していくでしょう。

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よくある質問

ECサイトにSEO対策はなぜ必要なのですか?

SEO対策とは、検索結果で自社サイトが上位表示されるような施策を行うことです。ショップが上位に表示されればそこからの顧客の訪問が見込めるので、ECサイトにとって集客のために必要です。詳しくはこちらの章をご覧ください。

具体的にどんなSEO対策がありますか?

ECサイトのSEO対策には、サイト全体のSEO対策、商品ページのSEO対策、コンテンツSEO対策、外部SEO対策、AIO対策と5つに分かれます。詳しくはこちらの章で解説しています。