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学校で使うものもネットショップで買えたら便利そうだよね。
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そうなんです!ネットショップは、教材を必要とする生徒や保護者、職員の方の利便性をアップできるんです!
目次
大学生協や中高・専門学校がネットショップ・ECサイトを開業するメリット
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学校で使用する教材などをネットショップで販売することは、どのようなメリットが生まれるのか、主な点を確認していきましょう。
学生や教員が購入しやすくなる
ネットショップ開業の最大のメリットは、学生や教員が教材や備品を購入しやすくなることです。
例えば大学の場合、大学生協の実店舗しかないと営業時間内にしか購入できませんが、ネットショップなら24時間いつでもどこでも購入可能です。
時間の制約を受けずに済むことは、購入側の学生や教員にとって大きなメリットです。
また小中高生の場合、教材や備品の購入は保護者が行うケースが多いです。
両親が共働きの家庭の場合、平日の日中に学校へ出向いて購入するのは難しいでしょう。
ですがネットショップがあれば、都合の良い時間にスマートフォンから購入できるため、保護者側の負担が軽減されます。
アナログ作業による販売側のミスを削減できる
教育機関がネットショップを開設するメリットの1つに、アナログ作業による販売側のミスを削減できるという点があります。
例えば、授業で使用する教材が店舗に無い場合や未発売の場合、注文や予約を受けてメーカーなどに発注するという業務もあるでしょう。
もし対面や電話、FAXといったアナログな手法で受発注を行うと、注文の受付時に数量や品名を聞き間違えたり、発注作業自体を忘れてしまったりなど、人為的なミスが多く業務効率も悪いです。
そこでネットショップを開設すれば注文から在庫管理、発送や請求などまで、一連の業務を自動化できます。
すべての業務をシステム化することで、人為的なミスを最小限に抑え、注文通りの商品を購入者の希望日に届けることが可能になるでしょう。
卒業生とのつながりを継続できる
学生は卒業してしまうと、なかなか学校に訪れる機会も少なくなってしまいます。
ですがネットショップがあれば、校章入りグッズなど学校に出向かないと手に入らないような商品が、卒業後も購入できるようになります。
ネットショップで学校関連の商品が買えることは、愛校心の強い卒業生にとっては嬉しいでしょう。
またネットショップはさまざまなページを作成することができたり、ブログサイトと連携することもできたりするので、情報発信の場としても使えます。
例えば卒業生向けのイベント情報などのお知らせをネットショップに掲載すれば、学校と卒業生とのつながりを深められるでしょう。
このようにネットショップは、単なる商品販売の場としてだけでなく、コミュニティのような役割も果たせるのです。
商品の品揃えが充実する
ネットショップを導入することは、商品の品揃えが大幅に充実することにもつながります。
実店舗ではスペースの制約により陳列できる商品の種類や数に限界がありますが、オンラインストアではそのような制限がありません。
実店舗よりも学生や教職員にとって必要となるアイテムを幅広く揃えることができるため、利便性がアップするでしょう。
教育機関のネットショップ・ECサイトの特徴
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教育機関がネットショップを作る場合、どのような特徴があるのでしょうか。
主なポイントをご紹介します。
会員制サイトなら生徒のみへの販売が可能
教育機関では、特定の授業や時期にのみ使用する教材や、生徒が身に付ける校章入りグッズなど、限られた人にだけ販売したいケースが多いです。
そのため、会員制サイトの設定をされているケースがほとんどといえます。
会員制サイトの場合、ログインできるのが「2025年の新入生だけ」「在校生だけ」「在校生・卒業生・教員」など、自由に設定可能です。
また、どれくらいクローズドにするのかも運営側で決められます。
ログインしないとすべての情報が見られないように設定したり、商品の閲覧は誰でも可能なものの購入を会員限定にしたりと、学校の方針に合わせたサイト運営ができます。
一般販売できない商品を取り扱う教育機関のネットショップには、会員機能は必須といえるでしょう。
会員制サイトの概要や作り方については「会員制ネットショップ・ECサイトを作るには?」の記事を参考にしてください。
データ教材や講座も販売できる
教育機関においても授業でパソコンやタブレットを用いるケースが増えてきました。
それに伴い、教育機関が運営するネットショップでは、従来の教材に加えて、データ教材の需要が高まっています。
ネットショップでは、有形物の商品だけでなく、無形商品の販売も可能です。
PDF形式のデータ教材や音声データ教材などのダウンロード販売を簡単に始められるでしょう。
また、特別授業などのオプション講座もネットショップを使えば、講座という無形商品を販売することで、受講の申し込みを受け付けられます。
さまざまな業界でデジタル化が進んでおり、教育機関のネットショップでもデータ教材や講座などの無形商品の販売が増えています。
ネットショップの開設方法は主に2パターン
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商品を買い物かごに入れたり、決済ができたりなどネットショップは基本的な機能は同じですが、ECサイトの作り方は大きく2パターンに分かれます。
その2種類の方法についてご紹介します。
ECモール
ECモールとはショッピングモールのようなサイトのことで、多数の店舗が出店し商品を販売しています。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどが日本における代表例です。
ECモールはサイト自体に集客力があり、多くの消費者が集まる点が大きな特徴です。
また、有名モールに入っているためショップが消費者の信頼を得やすく、初回でもすんなり購入してもらえるのもメリットでしょう。
ECサイトの構築に関してもマニュアルが完備されているので、初心者でも手軽にネットショップを始められます。
一方でECモールのデメリットは、ポイント制度や定期的なセールなど、モール側の独自ルールに従わなければならない点です。
ショップデザインも基本的に一律なため、オリジナリティのある表現はほぼできません。
また、ECサイトに必要な機能があっても機能面はモール側が一律管理をしているので、自由に追加することは原則として不可能でしょう。
特定のショッピングモール内でのネットショップの運営は安心感がありますが、さまざまな制約も多いのがネックといえます。
独自ECサイト
独自ECサイトとは、ECサイト構築システムを使ったりWeb制作会社に依頼したりして開設する独立したネットショップのことです。
ECモールはショッピングモール内に出店する方法なのに対し、独自のサイトを作ることは路面店として店舗を始める方法といえます。
ECモールのようにプラットフォームの規約に縛られることがないため、ECサイトのデザインや機能を自由に決められ、自校らしいオリジナリティあふれるサイトを作れます。
またECモールよりも比較的、開設やランニングコストが低く、月額料金が無料で利用できるサービスもあります。
一方でデメリットとしては、ECモールのように自然と人が集まってくるわけでは無いため、自分達で集客を行う必要がある点でしょう。
教育機関は学校独自のネットショップ・ECサイト構築がおすすめ
ネットショップを開設する場合、ECモールと独自ECサイトの2パターンがありますが、教育機関の場合、独自ECサイトの構築をおすすめします。
ECモールでは、サイトのデザインや機能にさまざまな制約があり、学校側のニーズに合わせて自由にカスタマイズすることができません。
例えば学校独自のカラーを使用できなかったり、特定の生徒や保護者だけがアクセスできる会員限定ページを作成できなかったりします。
また教育機関のネットショップは、できるだけ多くの人を集客するよりも、学校関連の限られた人に対して販売するという特徴があるため、集客力のあるECモールにあまりメリットを感じられないかもしれません。
多くの顧客を獲得して売上をどんどん上げるよりも、利用者にとって使いやすい機能が充実したサイトを目指すなら、教育機関の場合は独自のECサイトを構築するほうが合っているといえます。
教育機関がネットショップ・ECサイトを構築する手順・流れ
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ここからは実際にどのようにネットショップを開設すればいいのか、大まかな流れをご紹介します。
販売する商品やネットショップ・ECサイトの設計を考える
教育機関がネットショップを開設する際は、まずは販売する商品を決定しましょう。
販売する商品によって、どのような機能が必要になるかも定まるからです。
例えば「教材をデータ販売する場合は、ダウンロード販売機能が必要になる」という形です。
そのため、まずは学校関連の商品のうち、どの商品を販売するのかを決めていきます。
ネットショップ・ECサイトの開設方法を決める
先ほどお伝えしたように、教育機関がECサイトを制作する場合は、ECモールよりも自由度が高い独自のECサイトのほうが向いているといえます。
独自のECサイトといっても実はいくつか作成方法があるのですが、カラーミーショップのようなECサイト構築サービスを利用するのがおすすめです。
ECサイト構築サービスは、初心者の方でも簡単にサイトが開設できるようなシステムを備えており、テンプレートを使えばデザインスキルがなくてもネットショップを作成できます。
また、必要な機能を追加して手軽にシステムのカスタマイズも可能です。
サポート面やセキュリティ対策は、サービス会社によってどれくらい充実しているかが異なるので、サービスを比較してみましょう。
自校のネットショップに必要な機能が使えるかどうかも、サービスを選ぶ際のポイントです。
なおカラーミーショップは、教育機関のネットショップでよく利用される会員制機能やダウンロード機能が利用でき、無料のデザインテンプレートも豊富なため、ぜひチェックしてみてください。
ネットショップ・ECサイトを作成する
開設方法が決まったらサービスの利用手続きを行い、ECサイトを開設していきます。
多くのECサイト構築サービスにはデザインテンプレートが用意されており、自校に合ったテンプレートを選んで必要情報を入力していけば、簡単にネットショップが作成できます。
サイト全体のデザインを進めるとともに、商品ページも作成していきましょう。
商品ページは必要な情報を細かく載せる
全体的なデザインと同様に、商品ページも力を入れて作成していきましょう。
なぜなら商品ページは顧客が商品を購入するかどうかを判断する際の、重要な情報源だからです。
商品ページに必要な情報を掲載していないと顧客は疑問点が解消できないので、購入をためらってしまいます。
実店舗のようにスタッフに商品について質問できない分、商品情報を充実させる必要があります。
商品ページで求められる情報としては、商品の全体像や細部がわかる写真、商品の素材やサイズ、機能、使用方法、価格、送料、配送方法、発送日などが挙げられます。
これらの情報をわかりやすく掲載することで、消費者は安心して商品を購入することができるでしょう。
配送方法や決済方法を決める
デザインができたら、次にさまざまな設定をしていきます。
その中でも、顧客満足度に直結する重要な要素が配送方法と決済方法です。
配送方法を決める際は、主要な配送会社を比較して検討しましょう。
同じ荷物でも配送会社によって料金が異なります。
また、配送スピード、配送エリア、追跡サービスなど、料金面だけでなく配送会社のサービス内容も踏まえて比較検討します。
配送会社を比較する際は「徹底比較!宅急便・宅配業者の料金はどこが安い?」の記事を参照してみてください。
決済方法は、顧客の利便性を考慮して複数の選択肢を用意することが重要です。
ユーザーは希望する決済方法がないとカゴ落ちしてしまうリスクが高くなるので、ECサイトで顧客満足度の高い決済方法をそろえておきましょう。
基本的な支払方法であるクレジットカードや銀行振込に加えて、近年人気が高まっているAmazon PayなどのID決済や、クレジットカードを持ってない世代に需要があるコンビニ決済など、多様な決済方法に対応することで、幅広い顧客層への対応が可能になります。
教育機関のオンラインストア開設の成功ポイント・注意点
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ネットショップを開設する際に知っておきたい成功のポイントや注意点をご紹介します。
運営する上でのルールや基本的な事項を押さえておきましょう。
開設したことを必ず周知する
ネットショップは実店舗のように、開業したら自然と誰かの目に留まるということはないため、開設後は必ず自分達で周知していかなければなりません。
教育機関のネットショップの利用者は主に学校の関係者のため、校内にお知らせを掲載したり、商品を対面で購入してもらった際にチラシを手渡したりなどして、多くの人に認知してもらえるように工夫しましょう。
ネットショップ・ECサイトは特商法に基づく表記が必須
ネットショップ運営では、守らなければならない法律もあります。
主なものが消費者を保護するための「特定商取引法(特商法)」です。
特定商取引法では、顧客が安心して購入するため、ショップの情報をサイト上に記載することが定められています。
これが「特定商取引法基づく表記」です。
特商法に基づく表記では、運営者の名前や住所、電話番号といった連絡先の他、返品・交換に関するルールなどを掲載することが義務付けられています。
詳しくは「特定商取引法に基づく表記とは?」の記事をご確認ください。
セキュリティ対策を怠らない
インターネットの普及に伴い「サイトから大量の顧客情報が漏洩した」などのニュースをよく耳にするようになりました。
事実、第三者のサイバー攻撃によるセキュリティ事故は増加傾向にあります。
特にECサイトは顧客の個人情報やクレジットカード情報など重要な情報を持っているため、サイバー攻撃の標的になりやすいといえます。
もし情報漏洩やサイトの改ざんなどが行われると、顧客からの信頼を失うだけでなく、損害賠償金の支払いなど、法的責任を取る可能性も出てきます。
そのため安全なネットショップ運営を行うには、適切なセキュリティ対策が不可欠です。
実際に、ECサイトは2025年3月末を目処に3Dセキュア2.0の導入が義務化され、脆弱性診断も義務化される可能性があるなど、国からもセキュリティ対策が求められています。
カラーミーショップなどのECサイト構築サービスでは、基本的な対策はサービス側で行っていますが、運営側でもセキュリティ対策の意識を持つことが大切です。
ECサイトのセキュリティ対策について学びたい方は「ECサイトのセキュリティ対策とは?」の記事をチェックしてみてください。
学校の通販サイトは自作できる?
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もしECサイトをゼロから自作する場合、システムを構築するためのプログラミングに関する知識やデザインに関する知識が必須です。
そう考えると自作するのは難しそうですが、ECサイト構築サービスを使えばECサイトに必要なシステムやデザインのベースが用意されているので、初心者でも自作は可能です。
カラーミーショップをはじめ、ECサイトを開設できるサービスはたくさんあります。
ですが、システムやデザインテンプレートはあるものの、そこから実際の制作作業は自身で行わなければならないので、ある程度のリソースがないと自作は難しいでしょう。
また、ベースのデザインをアレンジしたり、ユーザーが惹かれる商品写真を撮ったりなど、魅力的なECサイトを作るためにはそれなりのスキルが必要です。
もし制作リソースが無い場合や、ワンランク上のネットショップを目指すなら、ECサイト作成の経験が豊富なプロに依頼するという方法もあります。
カラーミーショップでは最適な専門会社を紹介する制作代行サービスも展開していますので、気になる方は利用を検討してみてください。
まとめ
教育機関がネットショップを開設することで学生や保護者、教職員が教材を買いやすくなります。
また、ネットショップはいつでもどこからでも購入できるため、卒業生が母校のグッズを買えるようになるなど、OB・OGとのつながりを強化するのに役立つでしょう。
構築方法は大きく分けてECモールと独自のECサイトの2パターンがありますが、教育機関の場合、機能やデザインをカスタマイズでき、自由度の高い独自ECサイト構築がおすすめです。
カラーミーショップを始めとするECサイト構築サービスを利用すれば、制作の知識が無い初心者でもコストを抑えながらECサイトを開設できるでしょう。
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