よむよむカラーミー
ネットショップ運営を、
もっと楽しく。

ネットショップの開業でおすすめはどれ?個人・法人で目的別に各サービスを比較して解説!

ネットでお店を開こうと決めたら、次はどのサービスを利用してお店を作るのか検討することになります。誰でもいちばんお得で使い勝手のいいサービスを選びたいものですが、どのサービスにもメリットがあればデメリットもあるのです。
そこで、ネットショップの種類や各サービスの違いを解説した後に、月商や目的別のおすすめサービスをご紹介したいと思います。

ツクルくん
ツクルくん

安くて、機能が充実していて、おしゃれで簡単に作れるのがいいな。全部一番のサービスはないの?

カラミちゃん
カラミちゃん

カラーミーショップがそう!と言いたいところだけど、全部一番のサービスはないかなぁ。サービス側も、いろんなオーナーさんの求めるものに合わせて、料金や機能に特色を出しています。「自分にとって、ちょうどいいサービスを見つけよう」という目線でこの記事を読んでみてくださいね!

まずは知っておきたいインターネット上のお店の種類

インターネットでお店を作るには、大きく分けて下記3つの方法があります。

    1. ECモールに出店する
    2. ECサイト作成サービスを利用して開業する
    3. 自分で作る

まずは「Amazon」や「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」といった「ECモール(モール型)」に出店する方法。これは文字通り、インターネット上のショッピングモールにお店を出すと考えればよいでしょう。

2つ目は、ECサイト作成サービスを利用してお店を開業する方法。ECモールと違って、ネット上に一軒家のお店を作るようなイメージですね。独自ドメインという、自分だけのURLを持つこともできます。

ECサイトはASP(アプリケーションサービスプロバイダ)型、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)型、ショッピングカートなどと呼ばれることもありますが、意味はすべて同じです(※)。
ネットショップと呼ばれることも多いのですが、モール型も含んでしまうのでここではECサイトと呼称します。
※厳密にはそれぞれの語句に違いがありますが、モール型と区別する言い方として使われる際には違いがありません。

3つ目は、自分ですべて作る方法。サーバーを借り、Webサイトを作って、そこにカート機能などを追加して作ります。最もカスタマイズの自由度は高いのですが、高度な知識と時間が必要です。

加えて、ECモールやECサイト作成サービスは、「外部サービスとの連携」がどんどん便利になっています。
これについては個人で導入するのが難しいので、「ITの知識には自信がある」「自力でECサイト作成に挑戦してみたい」という方以外は、ECモールに出店するか、ECサイト作成サービスで開業するかの2択になるでしょう。

ツクルくん
ツクルくん

有名なECモールに出店した方がお客さんもたくさん来てくれそうだし、初心者にやさしそうだね!

カラミちゃん
カラミちゃん

確かにモール全体にはお客さんがたくさん来てくれるけど、初心者にやさしいかと言うと、それは言い切れません。メリットと同時にデメリットもしっかり確認しましょう!

ECモールのメリットとデメリット

ECモールのメリットはなんといっても集客力です。みなさんもお休みの日に、「買うものは決まっていないけど、とりあえずショッピングモールへ出かけた」という経験があるのではないでしょうか。
「何かいいモノはないかな」という感覚ですね。インターネット上のモールでも同じことが言えます。

多くの人が「Amazon」や「楽天市場」などのサイトを開き、検索窓にざっくり商品カテゴリを打ち込んでみるのは、たくさんのお店が商品を出品していて「何かは引っかかるかもしれない」という期待感があるからです。

また、当日・翌日配送など、物流面で強みを発揮してくれるのもモール型です。利用者にも、その点を期待している方は多いでしょう。

一方のデメリットとして、検索結果に表示されるのは自店の商品だけではないので、熾烈な価格競争に巻き込まれることが挙げられます。

さらに、モール型はECサイトに比べて費用が割高です。価格競争もあり、費用もそれなりにかかることから、中〜大規模事業者の方により向いているサービスと言えそうです。

他にも、デザインの自由度が低いので、ブランディングに力を入れたいショップオーナーさんには、物足りなさを感じる面もあるでしょう。

商品の再購入は機能面でのフォローがあるので期待できますが、ブランドのファンになってもらうという点でのリピートにはつなげにくい傾向です。

これからブランディングに力を入れていく小〜中規模事業者の方は、その点もよく検討しておく必要があります。

代表的なECモール3社の出店費用比較

代表的なECモール3社の費用について、2つの表で確認していきましょう。

出店と運営に必須の費用

名称 出店と運営に必須の費用
Amazon ・月額出店料(大口出品):5,390円/月 ※毎月49点以上で大口
・基本成約料(小口出品):110円/商品 ※毎月48点以下で小口
・販売手数料:8〜15% ※商品カテゴリーによる
・最低販売手数料:0〜33円
 ※販売手数料と比較し、どちらか多い方を支払う
・カテゴリー別成約料:88〜154円 ※メディア商品のみ
・大量出品手数料:0.055円/1SKU毎 ※SKU数が200万点以上
・その他配送代行手数料、返金手数料 など
楽天市場 ・月額出店料:21,450〜110,000円/月 ※プランによる
・システム利用料:月間売上高の2〜7% ※プランによる
・楽天ペイ利用料:月間決済高の2.5〜3.5%
<システムサービス利用料>
 ・楽天ポイント:・会員が購入した代金の1%(通常)
 ・モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:
  月間売上高の0.1%
 ・楽天スーパーアフィリエイト:アフィリエイト経由の売上の2.6%〜
 ・R-Messe:月額費用3,300円〜(従量課金)
Yahoo!ショッピング ・ポイント原資負担:1〜15%(1%は必須)
・キャンペーン原資負担:1.5%は必須
・アフィリエイトパートナー報酬原資:1〜50%(1%は必須)
・アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%
・決済手数料:3〜4.48% または 150〜300円/件

※表内価格はすべて公式サイトを参照し税込表記に統一(2021年4月1日時点)

月商100万円の費用概算(表内の注釈を参照)

名称 費用の目安
Amazon 309,752円/月
※試算条件
販売価格:3,000円(販売回数は小数点以下「切り捨て」で試算)
商品カテゴリ:服&ファッション小物
配送方法:フルフィルメント by Amazon
商品サイズと重量:標準サイズ区分1&1kg未満
※FBA在庫保管手数料は含まず
ーーーーーーーー
158,390円/月
※試算条件
販売価格:10,000円
商品カテゴリ:服&ファッション小物
配送方法:フルフィルメント by Amazon
商品サイズと重量:標準サイズ区分1&1kg未満
※FBA在庫保管手数料は含まず
楽天市場 169,510円/月
※試算条件
客単価:3,000円(10,000円でも結果は同じ)
商品ジャンル:ファッション
プラン:スタンダードプラン
Yahoo!ショッピング 55,637円/月
※試算条件
ストアポイント原資負担設定:1%
アフィリエイトパートナー報酬原資設定:1%
客単価、ジャンル共に変動なし

※試算額は各社公式サイトのシミュレーターを用いて算出
※表内価格はすべて公式サイトシミュレーターの結果を税込表記に統一(2021年4月1日時点)

強力な集客力を持つECモールですが、それだけに出店にも運営にもまとまった資金が必要です。
表に記載した内容以外にもオプション料金などがありますし、他店に遅れを取らないようにとポイント原資などの設定を上げれば、想定より費用がかかる場合もあります。

楽天市場ではプランの分岐点を月商140万円に置いているので、参入の目安にしたいですね。すでに実店舗で実績や知名度がある場合などを除くと、初めてのネットショップ開業でECモールを選択するのはリスクをとった大きな挑戦となるかもしれません。

いずれは出店することも視野に入れながら、まずはECサイトで地力をつけるというのもおすすめです。

ツクルくん
ツクルくん

ポイントって出店してるお店がつけてくれてたんだね!モール側の負担だと思ってたから、びっくりだよ!

カラミちゃん
カラミちゃん

そう、だからポイントを自由に設定できるサービスは注意しましょう。同じような商品、同じ値段ならポイントが多くつくお店にお客さんは流れてしまいます。資金力のある他店とのポイント合戦に巻き込まれ、疲弊しないようにしてください!

ECサイトのメリットとデメリット

ECサイトのメリットはいくつかありますが、大きく分けると以下の3つです。

    • 表現の自由度が高い
    • 好きな機能を追加してカスタマイズできる
    • 運用コストを抑えられる

表現の自由度が高い

まず、表現の自由度が高い点はぜひ抑えておきたいポイントです。表現とは見た目のデザインやテキストの内容ですが、このデザインやテキストの雰囲気がとても重要なのです。

ECモールに商品を出品する際は、ある程度決まった体裁や書体を守る必要があります。モール全体の統一感が損なわれると、ユーザーの利用体験の質が落ちてしまうからです。

その点、ECサイトは「自分のお店」なので、お店の見た目は商品に合わせて選べます。フレンドリーな文章で呼びかけたり、整然とビジュアルのみで訴求したりと、お客さまとの距離感も自由です。

例えば、商品のパッケージやラベルに力を入れてブランド化したいと思ったら、サイト全体と商品にも統一感があった方が訴求力が上がります。さらに、ひと目で「そのブランドと、そのブランドを扱うお店であること」が分かるとお客さまは信頼できると感じ、購入体験の質が上がるでしょう。

一方、統一感を出すということは、他との「差別化」も行わないと効果が薄くなってしまいます。表現の自由がない状態で差別化はむずかしいですよね。

「商品とお店のイメージを合わせたい」「他のお店との違いを見せたい」と思ったらECサイトを検討してみましょう。

好きな機能を追加してカスタマイズできる

ECサイトの「機能を追加して自分なりのカスタマイズができる」という点も、大きな魅力です。

運営するショップの形態によって必要な機能は異なるので、自店のスタイルや成長に合わせて、必要なものを必要なタイミングで取り入れていけるのはECサイトの利点でしょう。

「実店舗と在庫の連携をしたいけど管理が煩雑すぎる」、「いろんな商品を扱うから配送の設定がひとつだと不便」など、オーナーさんの抱える課題はそれぞれ。
自店に必要な機能を取り入れることで、効率的なネットショップ運営が可能になります。

例えば、食器洗い機がなくてもお皿は洗えますが、あると時短になるので多くの飲食店が取り入れていますね。ネットショップ運営もそれと同じです。

「なくてもいいかな」という機能はたくさんあると思いますが、お店が成長するとオーナーさんの管理業務も増えてくるはず。もちろん、その時になってから必要な機能があるサービスに引越しをすることもできます。

ただ、サービスごとに使い方が異なるので、慣れるまでの苦労を考えると「今はよく分からなくても、機能が多いサービスを選ぶ」というのも悪い考え方ではありません

運営コストを抑えられる

モール型は集客力がある分、利用料金や売れた時に支払う費用が割高です。ECサイトは料金の支払い方法に応じて下記の2タイプに大別されますが、いずれにしてもモール型に比べれば運用コストは控えめです。

    • 有料タイプ:月額費用が発生し、販売手数料はかからない
    • 無料タイプ:月額費用は無料で、商品を一つ販売する度に手数料がかかる

これから開業するオーナーさんや、成長中のショップのオーナーさんにとって、導入費用やランニングコストが抑えられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

「お店を開いたら売れるかな?」という段階でも、売れるまでは費用が発生しない無料タイプを選べば心配は無用ですし、軌道に乗ってきたらランニングコストの安い有料タイプに切り替えるという方法も選べます。

ECサイトのデメリット

ECサイトにもデメリットはあります。モール型のメリットが集客力であることは前述のとおりですが、ECサイトのデメリットはこの集客の難しさです。

開業するだけでは集客は見込めないので、自分でお客さまを集める工夫をしなければなりません。

Instagram(インスタグラム)・Twitter(ツイッター)・Facebook(フェイスブック)に代表されるSNSや、blog(ブログ)などを駆使して自店の知名度を上げていくことになりますが、ノウハウを調べて実践したり、反応が薄くても根気強く発信を続けたりといった、やる気と根気が必要になります。

ただ、お商売を始めようという方でやる気のない方はいないと思いますので、やり方についてはサポートのしっかりしているサービスを選べば問題ありません。

ツクルくん
ツクルくん

SNSって登録しただけで全然触ってないから、うまく使えるか心配だな。

カラミちゃん
カラミちゃん

みんな初めは戸惑うものだし、これまで触ってこなかったことはそれほど気にする必要はありません。それより、たくさん発信していこうというやる気が大切です!

おすすめの有料ECサイト作成サービスを比較紹介

代表的な有料ECサイト作成サービスの中から、おすすめを4つピックアップしてみました。表を見ながら確認していきましょう。

カラーミーショップ ショップサーブ MakeShop Shopify
初期費用 3,300円 16,500円 11,000円 0円
月額費用 ①917円
②3,300円
③7,945円
①12,540円
②18,150円
③24,200円
④51,480円
11,000円 ①29ドル
(3,207円※)
②79ドル
(8,738円※)
③299ドル
(33,072円※)
販売手数料 0円 0円 0円 0円
クレジットカード決済手数料 4.0〜5.0%
または
3.6%
※GMOイプシロン手数料お得プランを利用した場合(5,500円/月)
3.675〜4.725% 3.19%〜3.49%
※MakeShopペイメントを利用した場合(1,100円/月)
①3.4〜4.15%
②3.3〜4.1%
③3.25〜4.05%
※Shopifyペイメントを利用した場合
ディスク容量 ①200MB
②5GB
③100GB
①1GB
②3GB
③10GB
④10GB
無制限 無制限
商品登録数 無制限 ①500点
②3,000点
③3,000点
④3,000点
①10,000点
②50,000点
無制限
登録画像数 ①〜4枚/1商品
②〜50枚/1商品
③〜50枚/1商品
〜10枚/1商品 〜4枚/1商品 上限不明
デザインテンプレート数 30種類以上 150種類以上 170種類以上 70種類以上
機能数 350種類以上 150種類以上 650種類以上 230種類以上
独自ドメイン
電話サポート
メールサポート
運営会社 GMOペパボ株式会社 株式会社Eストアー  GMOメイクショップ株式会社 Shopify社
上場証券取引所 東証1部上場 JASDAQ 非上場(グループは東証1部上場) NYSE上場(米)

※表内価格はすべて公式サイトを参照し税込表記に統一(2021年4月1日時点)
※表内のドルの円換算は2021年4月1日時点の為替相場で算出
※表内の①〜④はプラン別に対応しています

お店を開業する際にまず気になるのは、初期費用や決済手数料などのコストだと思います。
自店の月商などをイメージしながら費用感の合うサービスを見つけたら、次は使いたい機能や商品の雰囲気に合うデザインがあるかも確認していきましょう。

また、ECサイトは開業したら終わり、というわけではありません。目標の売上が立つことが重要ですので、サポート体制についても確認しておきたいですね。

4つのサービスの強みを端的に解説すると、機能の充実したMakeshop、越境ECに強いShopify、セキュリティが売りのショップサーブに、サポートが手厚いカラーミーショップとなります。

とはいえ、さすがに各社とも実績のあるサービスですから、長所以外がダメというわけではありません。どこか一カ所に着目するよりも、総合的にちょうどいいサービスを選ぶことが重要です。

おすすめの無料ECサイト作成サービスを比較紹介

続いて、無料のECサイト作成サービスの中から、おすすめを2つピックアップしています。表を見ながら確認していきましょう。

BASE STORES
初期費用 0円 0円
月額費用 0円 0円
販売手数料 0円 0円
決済手数料 3.6%+40円 5.0%
サービス利用料 3.0%
ディスク容量 無制限 無制限
商品登録数 無制限 無制限
登録画像数 〜20枚/1商品 〜15枚/1商品
デザインテンプレート数 50種類以上 40種類以上
機能数 70種類以上 40種類以上
独自ドメイン
電話サポート
メールサポート
運営会社 BASE株式会社 ヘイ株式会社
上場証券取引所 マザーズ 非上場

※表内価格はすべて公式サイト表記に準拠(2021年4月1日時点)

無料タイプのサービスを選ぶ際は、金額が決め手になる方も多いでしょう。その視点では現状、STORESに軍配が上がるようです。

しかし、STORESのフリープランは独自ドメイン(※)を使えないので、気になるという方も多そうですね。
※独自ドメインはURLにサービス名が入らず、お店の名前だけなどにできるという機能です。

また、無料タイプのサービスはどうしても使える機能が絞られてしまうので、まずは有料タイプのサービスで機能一覧を眺めてみて、「これは必須」と思うものをメモしておきましょう。

必須と思った機能がすべて無料タイプのサービスで見つかったら、あとは後述の月商による損と得の境目だけ確認し、損をしないようであれば無料プランでお店を開業してOKです。

【ECサイト】無料のサービスがあるのに、なぜ有料のサービスを選ぶひとがいるの?

月額料金が無料のサービスがあるのに、有料サービスを選ぶユーザーがいるのはなぜなのか、気になっている方もいるでしょう。

私たちが普段使っているさまざまなサービスを例に挙げると、「無料プランでは使えない機能が有料プランでは使える」というのが、一番の違いとしてイメージできますね。
これはECサイト作成サービスでも同じで、有料タイプの方が多くの機能が使えます。

特定の使いたい機能があってタイプを選択する場合、あまり迷うこともないと思うので、機能よりも費用面で検討する場合に注目したいと思います。

一般的に、「機能は最低限で構わないので安い方がいい」というのが、さまざまなサービスで無料プランが選ばれている理由でしょう。

しかし、ECサイトを開業するとき、同じ理由で無料タイプを選ぶと損をしてしまうかもしれません。というのも、ECサイトの仕組み上、有料タイプより無料タイプの方が支払い額が大きくなるケースがあるからです。

なぜそんなことが起こるのかと言うと、ECサイトを運営するときに、タイプによって「販売手数料」が「かかったり、かからなかったりする」からです。

販売手数料とは、商品が1つ売れる度にサービス側に支払う手数料です(※決済手数料とは異なります)。ということは、商品が売れれば売れるほど、支払う手数料の総額は大きくなりますね。

この販売手数料の総額が月額利用料金を超えたときに「無料タイプで損をする」という状況が生まれます。

前述の運営コストの話で記載した、有料タイプと無料タイプの違いを思い出してください。

    • 有料タイプ:月額費用が発生し、販売手数料はかからない
    • 無料タイプ:月額費用は無料で、商品を一つ販売する度に手数料がかかる

つまり、「(特定の条件下で)商品が一定のラインまでの販売数であれば、無料タイプがお得」、「(特定の条件下で)商品が一定のラインよりたくさん売れたら、有料タイプがお得」ということになります。

安易に「安いから無料タイプにしよう」と考えてはいけないことがお分かりいただけたでしょうか。この損得のラインがどこにあるのかが気になると思うので、次で詳しく説明します。

ツクルくん
ツクルくん

無料タイプと言っても、何もかも無料ってわけじゃないんだね。

カラミちゃん
カラミちゃん

主に月額費用を比べて有料・無料と呼称されているからややこしいですね。

ツクルくん
ツクルくん

しかも有料タイプの方が安くなることもあるなんて…。

カラミちゃん
カラミちゃん

そう!有料タイプを選ぶ理由が「安いから」っていう方もいるんですね!

【個人・個人事業主向け】月商別にみたおすすめのECサイト作成サービス

月商別におすすめのサービスを考えるときは、以下の2つの数字を意識しなければなりません。

    1. 自店の客単価
    2. 検討しているサービスの「決済手数料+販売手数料」

例えば、ひと口に月商10万円と言っても、客単価1,000円で10万円分売り上げたら「決済手数料+販売手数料」は100回分発生します。客単価5万円なら販売手数料が発生するのは2回だけです。

実際に月額料金のない無料タイプを例に、客単価によってコストがどのくらい違うのか計算してみましょう。

    • 【例】
      前提:手数料は6.6%+30円で計算:内訳/販売手数料3%・決済手数料3.6%+30円

      <月商10万円・客単価1,000円の場合>
      ・月商10万円÷客単価1,000円=決済発生回数100回
      ・(客単価1,000円×手数料率6.6%)+30円=1回の決済手数料96円
      →決済発生回数100回×決済手数料96円 =月の費用9,600円

      <月商10万円・客単価5万円の場合>
      ・月商10万円÷客単価5万円=決済発生回数2回
      ・(客単価5万円×手数料率6.6%)+30円=1回の決済手数料3,330円
      →決済発生回数2回×決済手数料3,330円 =月の費用6,660円

この例を見ると、手数料率(6.6%の部分)は回数に影響されないので、「+30円」の部分だけ決済回数が少ない(客単価が高い)お店の方がコストを抑えられている(※)ことが分かります。
※決済回数差の98回に30円を掛けると、ちょうど差額の2940円。

この計算が意味するところは、客単価が下がるほど、月商が増えた時に無料プランだと損をしやすくなるということです。検証のために、今度は有料プランとの比較例を見ていきましょう。

    • 【例】
      有料タイプの前提:月額費用4,400円、決済手数料4%

      <月商10万円・客単価1,000円の場合>
      ・月商10万円÷客単価1,000円=決済発生回数100回
      ・(客単価1,000円×手数料率4%)=1回の決済手数料40円
      →決済発生回数100回×決済手数料40円+月額費用4,400円 =月の費用8,400円

      <月商10万円・客単価5万円の場合>
      ・月商10万円÷客単価5万円=決済発生回数2回
      ・(客単価5万円×手数料率4%)=1回の決済手数料2,000円
      →決済発生回数2回×決済手数料2,000円+月額費用4,400円 =月の費用8,400円

月商、客単価は無料プランの例と揃えていますので、それぞれの月の費用を比べると損得が見えてきたようです。

    • 月商10万円・客単価1,000円の場合、月のコストは有料プランが1,200円安い(※)
    • 月商10万円・客単価5万円の場合、月のコストは無料プランが1,740円安い(※)
      ※前提の決済手数料を適用した場合

このように、同じ月商でも客単価が下がり、販売回数が増えると有料プランが得になる傾向にあることが分かりました。

サービスを利用する前に、「自店の想定客単価」と「見込み月商」「検討中サービスの手数料」「月額費用」を上の計算式に当てはめて計算してみると、どちらを選ぶべきかの目安になると思います。

余談ですが、有料プランでは販売手数料の「+30円」部分がなくなったことで、客単価によるコストの変動がなくなっています。売れれば売れるほど手数料が増えることに抵抗がある場合は、精神的な負担がなくなるという特長もあります。

月商別おすすめのECサイト作成サービス

月商別に見ると費用面でお得なサービスは微妙に異なります。それぞれのサービスで月商が変わると費用がどのように変わってくるのか表にしてみました。

客単価などの影響も受けるので、あくまでも参考程度という前提で見てみてください。細かい条件などは表の下に記載しています。

【月商10万円のおすすめサービス】

試算費用 おすすめ度
カラーミーショップ 5,917円/月
ショップサーブ 17,265円/月
Makeshop 15,590円/月
Shopify 7,357円/月
BASE 8,600円/月
STORES 5,000円/月

※客単価2,000円で計算
※「費用>機能>その他」の基準で比較(費用が僅差なら機能数で比較)
※各サービスの最も月額費用の低いプラン、最も手数料率の高い決済料率で計算
※記事内記載の月額料金オプションで決済料率が下がる場合は安い方を適用
※初期費用、月額費用、決済手数料(サービス利用料)のみで計算

【月商50万円のおすすめサービス】

試算費用 おすすめ度
カラーミーショップ 23,917円/月
ショップサーブ 36,165円/月
Makeshop 29,550円/月
Shopify 23,957円/月
BASE 43,000円/月
STORES 25,000円/月

※客単価2,000円で計算
※「費用>機能>その他」の基準で比較(費用が僅差なら機能数で比較)
※各サービスの最も月額費用の低いプラン、最も手数料率の高い決済料率で計算
※記事内記載の月額料金オプションで決済料率が下がる場合は安い方を適用
※初期費用、月額費用、決済手数料(サービス利用料)のみで計算

【月商100万円のおすすめサービス】

試算費用 おすすめ度
カラーミーショップ 41,917円/月
ショップサーブ 59,790円/月
Makeshop 47,000円/月
Shopify 44,707円/月
BASE 86,000円/月
STORES 50,000円/月

※客単価2,000円で計算
※「費用>機能>その他」の基準で比較(費用が僅差なら機能数で比較)
※各サービスの最も月額費用の低いプラン、最も手数料率の高い決済料率で計算
※記事内記載の月額料金オプションで決済料率が下がる場合は安い方を適用
※初期費用、月額費用、決済手数料(サービス利用料)のみで計算

【月商500万円のおすすめサービス】

試算費用 おすすめ度
カラーミーショップ 185,917円/月
ショップサーブ 248,790円/月
Makeshop 186,600円/月
Shopify 210,707円/月
BASE 430,000円/月
STORES 250,000円/月

※客単価2,000円で計算
※「費用>機能>その他」の基準で比較(費用が僅差なら機能数で比較)
※各サービスの最も月額費用の低いプラン、最も手数料率の高い決済料率で計算
※記事内記載の月額料金オプションで決済料率が下がる場合は安い方を適用
※初期費用、月額費用、決済手数料(サービス利用料)のみで計算

やはり月商が大きくなるにつれて、無料タイプが苦戦するのが見て取れます。無料プランではじめる場合も、ショップが成長してきたら有料タイプに引越しを検討しましょう。

【法人・中規模以上の個人事業主向け】目的別にみたおすすめのECサイト作成サービス

法人または売上規模の大きな個人事業主の方は、有料タイプのサービスを比較検討されているのではないかと思います。
想定される月商が大きいので、無料タイプより費用が抑えられるケースに該当しやすく、個人のオーナーさんに比べると必要とする機能も多い傾向にあるためです。

そこで、目的別に有料タイプのおすすめサービスをご紹介します。

費用を抑えたいオーナーにおすすめの有料サービス

月商が450万円くらいまでであれば、カラーミーショップがおすすめです(前章の表を参照)。費用が抑えられるだけでなく、必要十分な機能が揃っています。

月商が500万円を超えてきたら、費用面でお得になるMakeshopを検討するとよさそうです。

機能を重視したいオーナーにおすすめの有料サービス

機能面で最も充実しているMakeshopを選んでおけば、「使いたい機能が使えずにがっかり」ということは少ないでしょう。
セキュリティに寄った機能を欲している場合は、ショップサーブもおすすめです。

前述の月商との兼ね合いで、合わせて費用面もという場合はカラーミーショップを検討してみてください。

デザインを重視したいオーナーにおすすめの有料サービス

テンプレートの数では、Makeshop・ショップサーブが並んでいるような状態です。種類が多いので、商品のコンセプトにあったものが見つかるのではないでしょうか。

Shopifyは海外を感じさせるデザインも多いので、越境ECを考えている方にはおすすめです。

テンプレートは他社とかぶるから好ましくない、という場合はカスタマイズで差別化しましょう。カラーミーショップでも、実績のある制作会社をご紹介しています。

カスタマイズをする場合はテンプレート数の重要性は薄くなるので、デザイン以外の要素でサービスを選んだ方がよいでしょう。

サポートを重視したいオーナーにおすすめの有料サービス

ECサイトは開業することが目的ではなく、売上を上げていくことが目的なので、開業後のサポートは重要です。

運用担当者が英語のネイティブである場合は、Shopifyがおすすめです。チャットなどで英語を使った問い合わせを行うことができます。

国内を主戦場とする場合は、問い合わせのレスポンスの速さや、ユーザーサポートに力を入れているカラーミーショップを選ぶと満足度は高いでしょう。

ツクルくん
ツクルくん

さりげなく、どの項目でもカラーミーショップを押すよね。

カラミちゃん
カラミちゃん

データや表を見ると、一つひとつの項目では他社サービスが優秀だと思いませんか?カラーミーショップは費用が安くて他に過不足のないポジションなので、触れる機会が増えちゃいました。

ツクルくん
ツクルくん

とりあえず、迷ったらカラーショップってことか!

カラミちゃん
カラミちゃん

みなさんはツクルくんのように面倒くさがらず、ちゃんと自分のお店の数値を当てはめて、計算した上で決めましょう!

まとめ

ECモールとECサイトの違いや、ECサイトの無料タイプと有料タイプについて解説してきました。

    • ECモールは集客力はあるが費用が高め
    • ECサイトは自由度が高く、費用も抑えられるが集客に工夫が必要
    • ECサイトの無料タイプと有料タイプには損と得の境目がある

といったことについて、理解が深まったのではないでしょうか。

すべてのショップオーナーさんにとって一番のサービスというのはないので、「この部分は譲れない」というものを満たしたサービスを探すと失敗しにくいでしょう。
逆に言えば、「ここはなくてもいい」という部分があればコストダウンを検討するのも賢いやり方です。

ただし、「いざ開業してみたら見込みが大きく外れていた」ということがないよう、ある程度伸び代やリスクも含めて検討を進めてみてください。

カラミちゃん
カラミちゃん

ネットショップ開業の関連記事としてこちらも見られていますのでぜひチェックしてみてくださいね!