Instagramを中心としたSNSで適切にコンテンツを訴求するための撮影技法講座、第5回。
最近ではスマートフォンの性能が大きく向上し、誰でもハイクオリティな写真を撮りやすくなりましたね。ですが「Adobe Photoshop」などの画像加工ツールを使うのはちょっと難しい…という方も多いのではないでしょうか。
今回はスマホで写真撮影をする方向けに、キレイな写真を撮る方法やおすすめのアプリなどをご紹介します。
目次
1. 量も大切だが、写真の質にこだわることが大切
Instagramはもちろん、Webマーケティング、コンテンツマーケティングにおいては「量より質」に気を配ることを常に忘れないでください。
とにかくたくさん更新することでユーザーの目に触れるのを大切と考える運営方針もあります。これも決して間違いではありませんし、ユーザーの目に触れるための努力はとても大切です。
ですが世界観を楽しむ傾向の強いInstagramにおいて、写真の質は間違いなく重要なポイントだと言えます。そして、その写真が構成するアカウントのギャラリーとしての見栄えも欠かせないポイントです。
2. スマホでキレイな写真を撮るには?
「写真の質を高めること = いいカメラを使うこと」ではありません。これまで第1回~第4回でご紹介した技術を活用すれば、キレイな写真はスマホでも簡単に撮影することができます。
大前提は構図や光を意識すること。
Instagramならではの写真にしたい場合は小物を活用することも大切です。
まずは光を捉えることを意識した上で配置・構図を組んでみてください。ここさえできれば、どんな商材でも撮影ができるようになっているはず。
構図や光の使い方に関してもしわからないことがあれば、第2回の「写真撮影に欠かせない構図のコツ」や第3回の「光を活かした撮影・ライティングのコツ」で解説していますので、振り返っておきましょう。
基礎を意識できれば、あとはスマホで撮影するだけです。
3. ギャラリーとしての見栄えを整えることを意識して
撮影からは少し離れたアカウント運営の話になってしまいますが、行き当たりばったりの投稿を続けてしまうと、アカウントのプロフィールページの見栄えがバラバラになってしまうことがあります。
投稿スケジュールをしっかりと組んで、どのタイミングでユーザーが見ても魅力的なギャラリーにする努力も必要です。
4. 高価なソフトがなくてもOK。インストールすると便利な加工アプリ
有名な画像加工ツールといえばやはり「Adobe Photoshop」です。しかしPCでの作業が必須となるうえ、有料ソフトのため手を伸ばせないという方も中にはいらっしゃるでしょう。
そこで、スマホで撮った写真を簡単に加工するためにおすすめのアプリをご紹介します。
4-1. プロ顔負けの加工が簡単にできる「VSCO」
「VSCO」は豊富なフィルターが用意されているうえ、なんといっても細かい加工ができるのが魅力的。プロ顔負けの画像加工が簡単に実現できるんです。
しかも一度行った編集を「レシピ」として保存できるのがとっても便利。加工の再現性が高いため、ギャラリーとして統一感を出しやすくなります。
4-2. 食品以外にも便利な「Foodie」
「Foodie」は主に食品に特化したカメラアプリですが、用意されているフィルターは風景や商材加工にも実は適しているんです。
使い方はとっても簡単。好みのフィルターを選び、明るさなどの調整をするだけです。色味をしっかり出したい場合、逆にふんわりさせたい場合にも、細かい調整ができるのが嬉しいところ。
4-3. 統一感の確認におすすめの「UNUM」
写真を投稿するとギャラリーがどのような見栄えになるかというプレビュー機能は、現時点ではInstagramに存在しません。
そこで便利なのが「UNUM」。次に投稿する画像をどれにするべきか全体のイメージを見ながら考えることができるので、Instagram運営には欠かせないアプリです。
まとめ
撮影の基本技術をおさえれば、スマホでもキレイな写真を簡単に撮影することができます。
Instagramでは「写真のクオリティ」と「ギャラリーの統一感を出す」ことが大切。今までご紹介した撮影の基本と加工アプリを駆使して、魅力的なギャラリーを作ってみてくださいね。
合わせて読みたいシリーズ記事
- ●いい写真を撮るコツと心構え・理論とは【プロから学ぶ!Instagram撮影講座①】
- ●ユーザーに刺さる!写真撮影に欠かせない構図のコツ【プロから学ぶ!Instagram撮影講座②】
- ●光を活かした撮影を。写真を引き立てるライティングのコツ【プロから学ぶ!Instagram撮影講座③】
- ●商材ジャンルごとの撮影のコツを知ろう!おすすめの小物も紹介【プロから学ぶ!Instagram撮影講座④】
【記事監修】
デジタル領域を軸としたマーケティング、ブランディング戦略を得意するクリエイティブカンパニー、株式会社B.O.S専務取締役。WEBマーケティング全般のコンサルティングをはじめ、自身でのフォトグラファーとしての経験を活かしてInstagramマーケティングのセミナー講師などとしても活動中。