ミールキットをネット販売するには?ショップ開業に必要な許可や成功ポイントも紹介!
食材とレシピが一つになったミールキットは、忙しい家庭を中心に人気が高まっている食品ジャンルです。
共働き世帯や単身者、シニア層など幅広い層に支持されており、参入する食品事業者も年々増えつつあります。
そこでこの記事では、ミールキットのネットショップ開業に必要な許可から具体的な手順、成功のポイントまで詳しく解説します。
ミールキットのネット販売が注目される理由

食品ECのなかでもミールキット分野に参入する事業者が増えていますが、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。
市場の動きやネット販売との相性、一般的な食品ECとの違いという観点から見ていきましょう。
市場は拡大傾向にある
ミールキットの市場は、家事の時短につながる商品としての人気が定着し、拡大が続いています。
実際に参入する事業者のジャンルも広がっており、食材宅配のオイシックスやヨシケイに加えて、生協系のパルシステムやコープデリ、外食系のワタミ、小売系の無印良品やイオン、さらにフードデリバリーのUber Eatsまで多様な企業が取り組んでいます。
今後も参入する企業は増えると予想されるので、市場はさらに拡大していくと考えられるでしょう。
ネット販売とミールキットの相性が良い
ミールキットは、ネット販売と相性のよい商材といえます。
冷蔵や冷凍を前提にしたミールキットは、クール便で届けられるネット販売の仕組みと自然に組み合わせられます。
また、毎日の食事という継続的なニーズに応える商品のため、定期購入との相性もよく、安定した売上をつくりやすいでしょう。
さらに、ミールキットは「1週間分」などまとめて購入してもらいやすく、客単価を高めやすいのも特徴です。
1食ずつ発送する場合と比べて、梱包や発送の手間を1回にまとめられるため、事業者側の発送業務を効率化しやすいのもメリットです。
一般的な食品EC販売との違い
ミールキットのネット販売は、単品の食品を扱うEC販売とは異なる特徴がいくつかあります。
主な違いは以下の3点です。
- ・複数の食材を一つのセットに組み合わせて販売する
- ・冷蔵・冷凍配送が前提で、賞味期限も短い
- ・レシピカードを同梱する必要がある
特に、複数の食材を組み合わせる点はミールキットならではの特徴といえます。
1つのキットの中に、野菜・肉・調味料など加工方法の異なる食材が混在するため、扱う食材の種類によっては複数の営業許可が必要になることもあります。
また、生鮮食材を含むため配送や在庫管理の難しさもあり、必要な運営体制も一般的な食品ECとは異なる部分が多いでしょう。
ミールキットのネット販売に必要な許可については、次の章で詳しく解説します。
ミールキットのネット販売に必要な許可・手続き

ミールキットのネット販売では、扱う食材や加工の程度によって、必要な許可や手続きが変わってきます。
特に、自社で製造する場合と完成品を仕入れて販売する場合では求められるものが大きく異なるため、それぞれのパターンで見ていきましょう。
自社でミールキットを製造して販売する場合
自社でミールキットを製造する場合、扱う食材や加工の内容、保存温度などに応じて以下のような営業許可が必要になる可能性があります。
| 営業許可の種類 | 該当するケース |
| そうざい製造業 | カット野菜、下味付き肉、調理済みのおかずなどを製造する場合 |
| 複合型そうざい製造業 | そうざい製造業と併せて、食肉処理・菓子・水産製品・麺類の製造も行う場合 |
| 冷凍食品製造業 | 冷凍のミールキットを冷凍食品として製造・販売する場合 |
| 複合型冷凍食品製造業 | 冷凍食品製造業と併せて、食肉処理・菓子・水産製品・麺類の製造を行う場合 |
| 食肉処理業 | 食肉のカットや加工を伴う場合 |
たとえば、カット野菜と下味付きの鶏肉、調味料をセットにした冷蔵ミールキットを製造する場合、そうざい製造業に加えて食肉処理業も必要になるかもしれません。
ただし、どの営業許可が必要になるかは、取り扱う食材や製造工程、都道府県によって異なります。
ミールキットは一般的な加工食品と比べて業種の判断が難しい商材のため、開業を検討し始めた段階で、提供するミールキットの内容と必要な営業許可について必ず管轄の保健所に相談しましょう。
完成品を仕入れて販売する場合
メーカーなどが製造したミールキットの完成品を仕入れてそのまま販売する場合は、自社製造ほど難しい手続きは必要ないケースが多いです。
一方、完成品の販売の場合、営業許可が不要だとしても保健所への「営業届出」が必要になることもあります。
営業届出とは、営業許可の取得のような厳しい審査は無く、ある程度の条件を満たし届出をすれば営業を始められます。
ただし扱う商品や都道府県によって求められる手続きは変わってくるため、完成品の販売でもミールキットの製造販売と同じように、まずは管轄の保健所に必要な許可を確認しましょう。
また、仕入れた商品を自社の倉庫で保管する場合、保管方法によっては別途必要な手続きが発生することがあります。
食品のネット販売で必要になるその他の資格・手続き
営業許可の取得や営業届出の提出に加えて、食品を販売する際に共通して必要になるのが以下の3つです。
- ①食品衛生責任者の設置
- ②HACCPに沿った衛生管理
- ③食品表示法に基づくラベル表示
①の食品衛生責任者は、食品を扱う施設ごとに1名の設置が義務付けられている資格です。
栄養士や調理師などの有資格者はすでに食品衛生の知識があるとみなされ、すぐに食品衛生責任者に就任できます。
一方、資格がない場合でも各都道府県が実施する養成講習会(1日程度)を受講することで取得可能です。
②のHACCP(ハサップ)とは、食材の入荷から商品の出荷までの各工程で、食品に危険がないかを確認・管理する国際的な衛生管理手法です。
営業許可・営業届出のどちらの事業者にも実施が義務付けられています。
③食品表示法に基づくラベル表示は、食品を販売する際の義務です。
食品の名称や原材料名、内容量、賞味期限、保存方法、製造者などの情報を、消費者にわかりやすい形で容器や包装などに表示します。
ミールキットは複数の食材を含むため、原材料表示やアレルギー表示には、特に注意が必要でしょう。
以上の3つは、営業許可や届出を申請する際にも必要になるため、並行して準備していきましょう。
ミールキットのネットショップを開設する方法

必要な許可や手続きが見えてきたところで、次はどこで販売するかを考えていきましょう。
ミールキットをネットで販売する方法は、大きく分けてECモールに出店する方法と、自社ECサイトを開設する方法の2つがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ECモールに出店する
楽天市場やAmazonのような大手ECモールに出店する方法です。
モール自体に大きな集客力があるため、開業直後でも多くのユーザーに商品を見てもらいやすいのがメリットです。
一方で、同じモール内には多くの食品ショップが並んでおり、価格や送料で比較されやすい面もあります。
また、ショップのデザインやページ構成はモールのフォーマットに沿って作る必要があり、ミールキットのように「作り手のこだわり」や「食材の背景」が購入の決め手になりやすい商材では、モールの画一的な見せ方だと魅力が伝わりにくいかもしれません。
とはいえ、まだSNSや広告など自社での集客方法が整っていない場合には、モールの集客力を活用できる選択肢のひとつとして検討してみるのもよいでしょう。
自社ECサイトを開設する
カラーミーショップなどのECサイト構築サービスを利用して、自社のECサイトを開設する方法です。
自社ECならデザインや機能を自由にカスタマイズできるため、ミールキットの世界観やブランドイメージを存分に表現できます。
たとえば、使っている食材の産地や生産者の想い、シェフのこだわりなど、モールのフォーマットでは伝えきれない情報も、自社ECなら写真や動画を交えて丁寧に届けられます。
ミールキットのように「作り方」や「食材の背景」が購入の決め手になりやすい商材では、こうした自由度の高さは大きな強みです。
また、顧客の購入データを自社で管理できるため、新メニューのお知らせをメルマガで送ったり、購入履歴に応じた提案を行ったりと、リピート購入につながる施策も打ちやすくなります。
カラーミーショップは月額4,950円のレギュラープランから利用でき、冷凍・冷蔵・常温の温度帯別の送料設定、定期購入、のし・ラッピングがそろっています。
ミールキットのように温度帯と配送日の管理が必要な商品でも、標準機能の範囲で対応できます。
販売手数料は0円で、売上が伸びても手数料の負担が増えません。
困ったときは日本語で電話相談ができます。
管理画面の使いやすさや機能については、30日間の無料体験もあるので、ぜひお試しください。
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ミールキットのネットショップの開設手順

ここからは、実際にミールキットのネットショップを開設するまでのおおまかな手順をご紹介します。これから開業を検討している方はもちろん、すでに実店舗をお持ちでオンラインにも販路を広げたい方も、ぜひ参考にしてください。

1. 取り扱う商品(自社製造・仕入れ)を決める
まず決めておきたいのが、ミールキットを自社で製造するのか、完成品を仕入れて販売するのかという方向性です。
自社製造は、レシピや食材の組み合わせを自由に設計できるのが魅力です。
オリジナルのメニューや、地元食材を活かしたご当地メニューなど、他店にはない独自性のあるミールキットを打ち出せるでしょう。
一方、完成品の仕入れ販売はメーカーが作ったものをそのまま販売するため、独自色は出しにくいものの、製造設備を持たず手軽にスタートできる点がメリットです。
自社の強みや使えるリソースを踏まえて、どちらの方向で進めるかを最初に決めておきましょう。
2. 必要な許可・届出を済ませる
メニューが決まったら、必要な許可や届出の手続きを進めましょう。
自社で製造する場合は、そうざい製造業や冷凍食品製造業などの営業許可が必要になるケースが多く、基準を満たす製造施設の準備にも時間がかかります。
開業予定日から逆算して、早めに管轄の保健所へ相談しておくのがおすすめです。
また完成品を仕入れて販売する場合も、営業届出が必要になる可能性が高いため、同様に早めに保健所に相談しましょう。
あわせて、食品衛生責任者の資格取得も忘れずに進めます。
3. ショップ名やコンセプトを考える
取り扱う商品の方向性が決まったら、ショップ名とコンセプトを考えていきましょう。
ショップ名は、覚えやすくシンプルなものが理想です。
ターゲットとなる顧客層に合った名前を考えることで、印象に残りやすくなります。
名前の付け方のコツは「【超大切!】ネットショップの名前の付け方の大事なポイント・コツまとめ」の記事が参考になります。
また、コンセプトは、どんなミールキットを、誰に届けるのかを明確にするものです。
時短を重視したもの、無添加にこだわったもの、地方食材を活かしたご当地グルメなど、ミールキットの切り口はさまざまあります。
コンセプトが決まっていると、選ぶ食材やレシピの方向性、商品ページの見せ方にも一貫性が生まれ、他店との差別化にもつながります。
コンセプトの考え方について詳しくは「ネットショップのコンセプトの決め方が成功の秘訣!」の記事もあわせてご覧ください。
4. 販売方法を決める
続いて、どこでミールキットを売るかを決めていきましょう。
ECモールはモール自体の集客力を活かせるため、開業直後からお客さんの目に留まりやすいのがメリットです。
一方、自社ECサイトはデザインや機能を自由に決められるので、ミールキットのこだわりや世界観をサイト全体で表現できます。
食材の背景やシェフの想いなど、伝えたい情報が多いミールキットでは、見せ方を自分でコントロールできる自社ECサイトのほうが強みを発揮しやすいでしょう。
自社ECサイト構築サービスのカラーミーショップなら月額数千円から始められ、食品事業者に必要な定期購入やギフト機能などミールキット販売に役立つ機能もそろっています。
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5. 販売用のサイトを作成する
販売方法を決めたら、実際にサイトを作成していきましょう。
自社ECサイトの場合、多くのサービスがデザインテンプレートを用意しているので、デザインの知識がなくても手軽にショップの形を整えられます。
サイト作成で特に力を入れたいのが商品ページです。
ミールキットの場合、含まれる食材や分量、調理にかかる時間、何人分かなど、購入前に知りたい情報を丁寧に載せることが大切です。
あわせて、賞味期限や保存方法、アレルギー情報も食品ならではの必須項目のため、商品ページにもしっかり掲載しておきましょう。
6. 開業したら集客を行う
ネットショップは開設しただけでは誰かに存在を知ってもらえないため、特に自社ECの場合は集客が必須です。
主な方法としては、SEO対策やWeb広告の出稿、SNS運用が挙げられます。
なかでもミールキットはSNSと相性のよい商材です。
完成した料理や食材の彩りを活かした写真はInstagramで映えやすく、実際の調理過程を動画で見せればTikTokやYouTubeでも興味を引きやすいでしょう。
開業直後はショップの認知度が低いため、複数の方法を組み合わせて取り組んでいくのもおすすめです。
ECモールに出店した場合でも、集客を行うことでより多くの人にショップへ訪れてもらえるでしょう。
なお、ネットショップの集客については下記の記事を参考にしてください。
ミールキットのネット販売で必要な運営体制

ミールキットのネット販売は、一般的な食品ECと比べて、冷蔵・冷凍配送や賞味期限の短さなどの特徴があります。
ショップを開業したあと日々スムーズに運営していくためには、どのような体制を整えておくとよいのでしょうか。

冷蔵・冷凍・常温の三温度帯配送に対応する仕組みを整える
ミールキットは、生鮮野菜と肉を組み合わせた冷蔵タイプや、下ごしらえ済みの食材をまとめた冷凍タイプなど、扱う商品によって温度帯が異なります。
まずは自社のミールキットがどの温度帯にあたるかを把握し、対応するクール便などの配送方法を運送会社と契約しておきましょう。
また、ミールキットに加えて常温のドレッシングなど別の商品も一緒に販売する場合、同一の注文でも温度帯別に荷物を分けて発送する必要があります。
カラーミーショップのように三温度帯注文に対応する機能があるサービスなら、冷蔵・冷凍・常温の商品を一緒に注文された場合でも、温度帯ごとに受注データを分け、送料を自動で計算できます。
三温度帯での配送が必要になる可能性がある場合は、あらかじめ対応した仕組みのあるサービスを選んでおくとよいでしょう。
短い賞味期限を踏まえた在庫・受発注の管理体制を作る
ミールキットは生鮮食材を含むため、一般的な加工食品と比べて賞味期限が短いのが特徴です。
売れ残りが出るとそのまま廃棄につながりやすく、逆に在庫が足りないと販売機会を逃してしまうため、需要に合わせた在庫・受発注の管理体制を整えることが大切です。
具体的な工夫としては、注文の締め切り日と発送日をあらかじめ決めておき、受注数に応じて食材を仕入れる方法が挙げられます。
実際にヨシケイのように受注生産方式でミールキットを届けている事業者もあります。
定期購入や過去の受注データをもとに需要を予測するなど仕入れ量を調整することで、食材のロスを抑えた運営につながるでしょう。
定期購入を導入して安定した売上と仕入れをつくる
ミールキットは、毎日の食事という継続的なニーズに応える商品のため、定期購入との相性がよい商材です。
一度設定すれば決まったタイミングで自動的に注文が入るため、購入者にとっては注文の手間が省け、事業者にとっては安定した売上を見込めるという双方にメリットがあります。
また、定期購入者の数が把握できていれば、必要な食材の量も事前に見通しやすく、仕入れの計画も立てやすくなります。
オイシックスやヨシケイなど大手のミールキット事業者の多くが定期購入を行っているのも、こうした運営上のメリットがあるためでしょう。
レシピカードや調理手順をわかりやすく設計する
ミールキットの魅力は、届いた食材を使って手軽においしい料理を作れる点にあります。
その体験を支えるのがレシピカードや調理手順の案内なので、料理に慣れていない人でも迷わず作れるよう、わかりやすく設計することが大切です。
具体的には、工程を順番に写真つきで示したり、調理時間や火加減の目安を添えたりすると、初めての人でも安心して取りかかれます。
紙のレシピカードを同梱するほか、動画で手順を確認できるようにするという方法もあります。
作りやすさが伝わる案内は、リピート購入や満足度の向上にもつながるでしょう。
ミールキットのネット販売を成功させるポイント

ミールキットは参入する事業者が増えている商材のため、ただ商品を並べるだけでは他店に埋もれてしまいがちです。
数あるショップの中から自社を選んでもらい、長く購入し続けてもらうには、どのような点を意識するとよいのでしょうか。
ターゲットを絞って自社ならではの体験価値を打ち出す
ミールキットは大手事業者も多く参入しているため、幅広い層に向けて総合的に勝負すると価格やラインナップで埋もれてしまいがちです。
そこで大切なのが、届ける相手を具体的に絞り込むことです。
相手が定まると、その人が本当に喜ぶ商品やサービスに力を注げるようになります。
たとえば「本格的な料理に挑戦したい料理好き」に絞るなら、普段は手に入りにくい食材や、専門店の味を再現できるレシピをそろえることで、大手の定番キットにはない価値を打ち出せます。
このように誰に何を届けるかを明確にすることで、自社らしさが際立ち、選ばれる理由につながるでしょう。
季節メニューや新メニューで飽きさせない工夫をする
ミールキットは繰り返し購入してもらうことで売上が安定する商材です。
ですが同じメニューばかりが続くと、購入者は次第に飽きてしまい、解約につながりやすくなります。そのため、定期的に新しいメニューを取り入れて、届くたびに楽しみを感じてもらう工夫が欠かせません。
たとえば旬の食材を使った季節限定メニューや、月替わりの新メニューを用意すると、「次は何が届くだろう」という期待感が生まれます。
こうした変化を続けることで購入者を飽きさせず、長く利用してもらいやすくなるでしょう。
商品ページで完成イメージと時短感を丁寧に伝える
ミールキットを購入する人の多くは、料理にかける手間や時間を減らしたいと考えています。
そのため商品ページでは、どんな料理ができあがるのか完成イメージと、調理の手軽さを丁寧に伝えることが大切です。
具体的には、盛り付けまで済ませた料理の写真を掲載し、実際に食卓に並ぶ様子が想像できるようにします。
あわせて「包丁いらずで10分」「フライパン一つで完成」といった調理の手軽さを具体的な言葉で示すと、購入後の生活がイメージしやすくなります。
買い手の不安を減らす丁寧な案内が、購入の決め手につながるでしょう。
ミールキットを販売しているネットショップ事例

キッチンABCは、昭和44年に東京・豊島区で創業した老舗の洋食店です。
都内に複数の実店舗を構えながら、カラーミーショップで自慢のメニューをミールキットとして全国に販売しています。
ミールキットとして扱っているのは、看板メニューである「オリエンタルライス」です。
商品ページでは、フライパンひとつで約5分で作れる手軽さが具体的に示されており、料理に慣れていない人でも安心して選べるよう工夫されています。
ミールキットのネット販売における注意点

ミールキットは魅力的な商材である一方、生鮮食材を扱うことや冷蔵・冷凍で届けることから、注意しておきたい点もいくつかあります。
開業してから慌てないよう、事前に押さえておきましょう。
冷蔵・冷凍配送のコストを見越した価格設計をする
ミールキットはクール便で届けるため、通常の宅配便よりも送料が高くなりやすい商材です。
この送料を購入者にそのまま請求すると割高に感じられ、購入をためらわれてしまうことがあります。
そのため食品ECでは、送料込みの価格にしたり、一定金額以上で送料無料にしたりして、送料の負担感をやわらげる事業者が多く見られます。
ただしショップ側が送料を負担する場合、食材の原価だけで価格を決めてしまうと、送料の分だけ利益が残りにくくなります。
クール便の送料や保冷材、梱包資材にかかる費用まで見込んだうえで、無理なく利益を確保できる価格を設計することが大切です。
食品表示・アレルギー表示に対応する
先ほども紹介したように食品を販売する際は、食品表示法に基づく表示が義務付けられています。
ミールキットの場合、複数の食材や調味料を含むため、それぞれに使われたアレルギー物質をもれなく確認し、表示する必要があります。
特に加工された調味料やソースには、原材料からは気づきにくいアレルゲンが含まれていることもあるため、仕入れ先に成分を確認しておくと安心です。
また、キットの中で食材を小分けにして詰め替える場合、元のパッケージにあった表示が失われてしまうこともあります。
詰め替えた食材にも必要な表示が適切に行われているか、一つずつ確認しておきましょう。
表示に不安があるときは、管轄の保健所や自治体の食品表示相談窓口などを利用しながら準備を進めるとよいでしょう。
定期購入の解約やスキップに柔軟に対応する
定期購入は安定した売上が立つ一方で、購入者の都合に合わせた調整ができないと、かえって不満やトラブルの原因となり解約につながります。
出張や旅行で受け取れない週があったり、食材が余りぎみで少し間隔を空けたかったりと、購入者の事情はさまざまです。
そこでまずは、次回分のスキップや配送ペースの変更、一時休止などを、マイページから手軽に行えるようにしておきましょう。
定期購入を一時休止する場合は、会員情報や配送の設定が残るため、また利用したくなったときにすぐ再開できます。
そのうえで、解約したい場合の手続きもわかりやすくしておくと安心です。
無理に引き止めず柔軟に対応できる仕組みが、結果として購入者に長く利用してもらうことにつながるでしょう。
よくある質問

ここではミールキットのネットショップ開業でよくある質問をご紹介します。
ミールキットのネットショップ開業に資格は必要ですか?
扱う商品や作り方によって異なります。
自分で食材を加工・調理してキットを作る場合は、営業許可が必要でしょう。
一方、すでにパッケージされたミールキットを仕入れて販売するだけなら、取得が難しい営業許可は不要な可能性もあります。
まずは自分の販売形態や販売するミールキットの内容を元に、管轄の保健所に相談するとよいでしょう。
自宅のキッチンでミールキットを作って販売できますか?
基本的にはできません。
食材を加工・調理してミールキットを作る場合、自宅の一般的なキッチンとは別に、基準を満たした専用の設備を用意しないと営業許可が下りないからです。
そのため営業許可の取得を前提とした調理場を用意するか、許可を持つ製造施設に委託する方法を検討しましょう。
冷蔵・冷凍配送はどうやって手配しますか?
クール便に対応した運送会社と契約して手配します。ヤマト運輸や佐川急便など、多くの運送会社が冷蔵・冷凍に対応したサービスを用意しています。
あわせて、利用するEC構築サービスがクール便の送料設定に対応しているかも確認しておくと安心です。
まとめ
ミールキットのネット販売は、共働き世帯を中心に需要が高まっている魅力的なビジネスです。
ただし生鮮食材を扱うため、販売形態に応じた許可や届出、冷蔵・冷凍配送への対応、短い賞味期限を踏まえた在庫管理など、ミールキットならではの準備が求められます。
こうした仕組みを整えながら自社らしいショップを育てていくなら、EC構築サービスを使って自社ECサイトを作るのがおすすめです。
カラーミーショップなら、ギフト対応や定期購入といった、ミールキットの運営に役立つ機能がそろっています。
まずは30日間の無料お試しで、使い勝手を確かめてみてください。
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