おもちゃ・ホビーのネットショップを開業するには?必要な許可や注意点も紹介!
おもちゃやホビー用品は、熱心なファンが多くネット販売との相性が抜群です。
近年は日本の「Kawaii」文化が海外でも注目を集め、越境ECの可能性も広がっています。
そこでこの記事では、開業に必要な許可や手順、成功のポイントを事例とともに解説します。
おもちゃのネットショップを始めたいんだけど、何か資格は必要かな?
基本的に特別な資格は不要ですよ。ただし、中古品を扱う場合など、許可が必要なケースもあるので確認しておきましょう。
目次
おもちゃ・ホビーのネット販売に資格・許可は必要?

おもちゃやホビー用品のネット販売は、新品のみを扱う場合は基本的には特別な許可なしで始められます。
ただし、下記のように中古品を扱う場合は許可が必要になります。
中古品の販売には古物商許可が必要
もしも新品のおもちゃやホビーではなく、中古の商品を仕入れて販売する場合は「古物商許可」が必要です。
古物商許可は、営業所の所在地を管轄する警察署(防犯係)で申請できます。
許可なく中古品を販売すると罰則の対象となるため、必ず取得してから営業を始めましょう。
ネットショップ開業に限らず事業を始めるなら開業届
個人事業として新たに事業を始める場合は、事業開始から1か月以内に税務署へ「開業届」を提出しましょう。
ただし、すでに他の事業で届出済みであれば、改めて提出する必要はありません。
また、他の許可と異なり開業届は出さなくても罰則はありませんが、提出すると青色申告が選択でき、節税メリットを受けられます。
さらにショップ名などの屋号で銀行口座を開設できるようになり、事業とプライベートの資金管理がしやすくなるなどメリットも多いので、提出することをおすすめします。
開業届について詳しくは下記の記事で紹介しているので、チェックしてみてください。
おもちゃ・ホビーをネットで販売するメリット

おもちゃやホビー用品は、ネット販売と相性の良いジャンルです。実店舗にはないメリットを見ていきましょう。
海外に向けての販売もできる
実店舗の場合、販売できるのは来店してくれた顧客に限られますが、ネットショップなら世界中に販路を広げることができます。
越境EC対応のサービスを利用すれば、海外発送や多言語対応もスムーズです。
例えば、ECサイト構築サービスのカラーミーショップなら、国内向けのECサイトを使って、完全無料で海外に販売できる「海外販売代行」機能が初めから備わっているので、費用をかけず手軽に越境ECが行えるでしょう。
アニメやゲーム関連のグッズ、日本限定のフィギュアなどは海外ファンからの需要が特に高いため、越境ECに向いている商材といえます。
ネット販売でも返品率が比較的低い
ネット販売では実物を確認できないため返品が発生しやすいといわれますが、おもちゃやホビー用品は「思っていた商品と違った」といったイメージのズレが起こりにくく、比較的返品されにくい商材です。
例えばアパレル商品などは「サイズが大きかった」「自分に似合う色味ではなかった」といった理由から返品率が高くなりがちです。
返品が少ない分、対応にかかる手間やコストを抑えられる点は、おもちゃ・ホビー販売のメリットといえるでしょう。
ただし、商品画像や説明が不十分だとイメージのズレが生じるため、情報を充実させることが重要になります。
ニッチな商品も取り扱える
実店舗の場合は陳列スペースの制約があり、売れ筋商品を中心に商品をそろえる必要があります。
ですがネットショップなら、マニアックなフィギュアや限定品、レトロなおもちゃなどニッチな商品も幅広く取り扱えます。
コアなファン層に向けた専門店として差別化できれば、価格競争に巻き込まれにくく、安定した売上につなげやすくなるでしょう。
ギフト需要が高くネットで売れやすい
おもちゃは誕生日プレゼントやクリスマスギフト、入学祝いなど贈り物として購入されることが多い商材です。
特に子供へのサプライズギフトでは、店舗に行く手間を省けるうえ、気づかれずに購入できることからネットショップが利用されやすいでしょう。
他の商材に比べて「内緒で買いたい」という需要が高く、EC購入率が高いカテゴリのため、おもちゃ・ホビーはネットでの販売に向いている商品といえます。
おもちゃ・ホビーのネットショップの作成方法は2パターン

ネットショップを作成する方法は、大きく分けて以下の2パターンに分かれます。
- ・ECモール
- ・自社EC
1つ目は楽天市場やAmazonなど、多くのショップが集まるECモールに出店する方法です。
モール自体に集客力があるため、開店直後からユーザーが訪れやすいメリットがあります。
一方で、出店料や販売手数料がかかるほか、デザインのカスタマイズに制限があり、他店との差別化が難しい面もあります。
もう一つは、オリジナルの自社ECサイトを構築する方法です。
自社で作るECサイトなのでデザインの自由度が高く、ブランドの世界観を表現しやすいのが特徴です
また、モールと比べて手数料を抑えられるため、利益率を高めやすいメリットがあります。
ECサイトの構築方法について、さらに詳しくは下記の記事をご覧ください。
おもちゃ・ホビーのネットショップ開業の手順・やり方

ここからは、おもちゃ・ホビーのネットショップを開業する具体的な手順を解説します。
ショップ名・コンセプトを決める
まずは、どんなお店にするかコンセプトを明確にしましょう。
「コレクター向けのレトロおもちゃ専門」「キッズ・ベビー向けの知育玩具が豊富にそろう」など、ターゲットとする顧客層と商品ジャンルを絞ることで差別化につながります。
そして、ショップ名は覚えやすく、取り扱う商品やコンセプトが伝わるものがおすすめです。
コンセプトについては「ネットショップのコンセプトの決め方が成功の秘訣!」の記事を参考にしてください。
またショップ名については「ネットショップの名前の付け方」の記事で詳しく解説しています。
おもちゃ・ホビーを仕入れる
商品を仕入れるには、主に以下のような方法があります。
- ・ネットの仕入れサイトを利用する
- ・メーカーや問屋と直接交渉する
- ・海外から輸入する など
もしキャラクターグッズを扱う場合はライセンス契約が必要なこともあるため、正規のルートで仕入れましょう。
商品の仕入れ方法について詳しくは、「ネットショップ開業の仕入れ方法7つを解説!」の記事で紹介しています。
ネットショップの作成方法を決める
前述のモール型か自社EC型か、どちらでネットショップを始めるかを決めます。
初期費用や月額費用、手数料、デザインの自由度などを比較して、自分のビジネスモデルに合ったサービスを選びましょう。
迷っているなら自社EC型がおすすめです。
ECサイト構築サービスのカラーミーショップなら、初期費用・月額費用を抑えながらデザインの自由度が高い自社独自のネットショップを構築できます。
月数千円程度から利用でき、完全無料で海外販売も行えるため、越境ECも視野に入れている方にはうれしいサービスでしょう。
さらに詳しく知りたい方は、カラーミーショップのサービス資料も用意しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
3分でわかるカラーミーショップの資料ダウンロードはこちら >
ネットショップをデザイン・制作する
ネットショップのデザインは、商品の魅力を伝え購買意欲を高める重要な要素です。
多くのサービスで用意されているデザインテンプレートを活用すれば、デザインの知識がなくても見栄えの良いショップを作れます。
おもちゃ・ホビーのショップでは商品画像のクオリティが特に重要です。
複数のアングルから撮影した画像や、ディティールがわかる画像を用意することで顧客が安心して購入に進めるでしょう。
開設後は集客を行う
ネットショップを開設しただけでは、誰もその存在に気付かないためユーザーに訪れてもらえません。
そのためショップの存在を、SNSでの情報発信、SEO対策、リスティング広告など、さまざまな集客施策を組み合わせて継続的に広めていく必要があります。
コストを抑えて手軽に始められるのが、SNSの運用です。
新商品の入荷情報や商品の魅力を伝える投稿を定期的に行い、ファンとコミュニケーションを取り、ショップへのアクセスにつなげましょう。
なお、ネットショップの集客方法について下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
おもちゃ・ホビーのネットショップを成功させるポイント・注意点

最後に、おもちゃ・ホビーのネットショップを運営するうえで、押さえておきたいポイントと注意点を解説します。
著作権・商標・商品画像の利用ルールに注意する
キャラクターグッズを扱う場合、著作権や商標権には細心の注意が必要です。
正規のライセンス商品を仕入れることはもちろん、商品画像の使用ルールも確認しましょう。
メーカーから提供される画像をそのまま使えるパターンや、ショップ側で撮影した画像のみ使用可能な場合もあります。
また、キャラクター画像を販促用のバナーやSNS投稿に使用する際にも制限があることが多いため、事前に利用規約を確認しておくことが大切です。
ライセンス商品はすでにファンがいるため売れやすい反面、こうしたルールを守る必要があることも理解しておきましょう。
安全基準と規制への対応が必須
おもちゃは子どもが直接触れて遊ぶものだからこそ、安全性への配慮が欠かせません。
実際に、小さな部品の誤飲による窒息など、深刻な事故が発生しています。
そのため日本では、乳幼児が口に触れるおもちゃには食品衛生法、電動式おもちゃには電気用品安全法(PSE法)など、複数の法規制が設けられています。
また、2025年12月からは3歳未満向けの乳幼児用玩具に「子供PSCマーク」の表示が義務化されました。詳しくは経済産業省の「乳幼児用玩具に対して新しい規制が導入されました」のページをご覧ください。
顧客に安心して購入してもらうためにも、該当する法規制を正確に把握し、信頼される製品を提供していきましょう。
人気商品へのアクセス集中や転売対策が必要な場合も
キャラクターものなど人気商品は購入者が殺到するため、さまざまなトラブルにつながることもあります。
まず考えたいのは、転売目的での大量購入です。
購入個数の制限を設けたり、既存の会員限定販売にしたりなどの対策を検討しましょう。
また発売時間に注文が殺到し、サーバーに負荷がかかってサイトが表示されなくなることがあります。
せっかく購入しようとしたのにアクセスできなければ、販売機会の損失になります。
そこでおすすめしたいのが、キューイングシステム(仮想待合室システム)です。
アクセスが集中すると「〇人が待機中です」「待ち時間の目安あと××分」などと表示され、ユーザーが順番待ちできるようになるシステムです。
この待合室機能を使えば、機会損失を防げるでしょう。
ECサイト構築サービスカラーミーショップでも、「カラーミーショップ待合室」という機能が基本機能として備わっています。
人気商品や限定商品を扱う予定のあるショップは、待合室機能のあるサービスを選ぶのがおすすめです。
おもちゃ・ホビーのネットショップ開業の成功事例

「PERFECT WORLD TOKYO」は、スヌーピーやミッフィーなど人気キャラクターを中心に扱うキャラクターグッズ専門店です。
特徴的なのは、カラーミーショップで構築した自社サイトを「本店」としながら、約20ものECモールにも出店している点です。
実店舗を持たないからこそ、あらゆる場所でユーザーとの接点を作る戦略をとっています。
一方で、利益率の高い自社サイトでの販売を重視し、人気商品の予約受付は自社サイト限定にするなど、うまく使い分けています。
PERFECT WORLD TOKYOのEC運営方法についてさらに知りたい方は、下記のインタビューもご覧ください。
まとめ
おもちゃ・ホビーのネットショップは、初期費用を抑えながら全国・海外の顧客に販売できるだけでなく、返品率が低いといわれるためネット販売に向いています。
ネットショップでの販売に特別な資格は不要ですが、もし中古品を扱う場合は古物商許可が必要です。また、安全基準への対応を確認しておきましょう。
ネットショップの作成方法はモール型と自社ECサイト型の2種類がありますが、自分達らしいECサイトを作りたい場合は、カラーミーショップなどで自社ECを構築するのがおすすめです。
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よくある質問
海外にも販売できる、ギフト需要が高くネットでも売れやすいといったメリットがあります。詳しくはこちらの章をご覧ください。







