ECサイトの集客でもっと効率的に商品をプロモーションしたいと思ったことはありませんか?その施策の一つとしておすすめなのがGoogle Merchant Centerを活用することです。
本記事では、Google Merchant Centerの基本から、できることやメリット、商品登録方法まで、初心者向けにポイントをわかりやすく解説します。
目次
- 1.Google Merchant Center(マーチャントセンター)とは
- 2.Google Merchant Center(マーチャントセンター)でできること
- 3.Google Merchant Center(マーチャントセンター)を活用するメリット
- 4.Google Merchant Center(マーチャントセンター)の利用開始方法
- 5.Google Merchant Center(マーチャントセンター)の利用上の注意点
- 6.知っておきたい!Google Merchant Center(マーチャントセンター)の分析機能
- 7. まとめ:Google Merchant Center(マーチャントセンター)でECサイトの販売促進を加速させよう!
1.Google Merchant Center(マーチャントセンター)とは
Google Merchant Centerとは、Googleが提供するさまざまなサービスに商品を掲載することが可能になるサービスで、要件を満たすEC事業者であれば誰でも無料で利用することができるプラットフォームです。
自社サイトの商品情報をGoogle Merchant Centerに登録することで、以下のようなメリットが得られます。
- ・Google 検索結果やGoogle ショッピングタブなどに無料で商品を掲載することができる
- ・Google ショッピング広告を利用してより集客やビジネスの拡大を図れる
- ・Google 広告の動的リマーケティングを活用することで、過去に自社サイトを訪問したユーザーに対して、興味関心の高い商品をパーソナライズされた広告として表示し、再訪や購入を促すことができる
Google Merchant Centerを利用すれば、自社商品をGoogleのサービスに低コストで掲載し、幅広い層の見込み客に対してアプローチすることが可能になります。
Google Merchant Centerを活用することで、商品を幅広い層に見てもらい、オンラインとオフラインの両方で集客や販売促進につなげることができます。
2.Google Merchant Center(マーチャントセンター)でできること
具体的にGoogle Merchant Centerでどのようなことができるかを詳しく見ていきましょう。
Google のあらゆる面に無料で商品を掲載することができる
Google Merchant Centerを利用すれば、Google検索などのさまざまな場所に自社の商品情報を無料で掲載できます。 これを「無料リスティング」と呼びます。
無料リスティングの掲載箇所は以下の3箇所です。
- Google 検索の [ショッピング] タブ
- Google 検索
- Google 画像検索
例えばGoogle 検索では、ユーザーが商品を検索した際に、検索結果の下の欄に自社商品の価格や在庫状況などが表示されます。
無料でGoogleを利用するユーザーと接点を増やすことができるのが最大のメリットです。
ただし無料リスティングを表示するには、Googleの定める利用条件を満たす必要があります。
利用条件の詳細については公式ヘルプの「Google に商品を無料で表示する」を確認してみてください。
Google ショッピング広告を利用してより集客やビジネスの拡大を図れる
Google Merchant Centerに商品情報を登録することで無料リスティングが利用できるようになりますが、より集客やビジネスの拡大を図りたい場合はGoogleショッピング広告を利用することができます。
Google ショッピング広告とは、Google 検索結果ページに商品画像、価格、販売店名などを表示できる広告です。ユーザーがその広告をクリックすると、クリックされた商品のページに誘導されるので、購買意欲の高い層に直接アプローチできます。
課金方式は、広告が表示された回数ではなく、実際にクリックされた回数に応じて広告費用が発生するクリック課金になります。事前に広告予算の上限を設定することもできるので、無駄なコストをかけずに効率よくプロモーションできるのが特徴です。
P-MAXを使うことで手軽に幅広いチャネルに広告配信ができる
Google Merchant CenterではP-MAXキャンペーンを作成することで、簡単に幅広いチャネルに広告配信ができます。
P-MAXは、一つのキャンペーンでGoogleのあらゆるチャネル(検索、ディスプレイ、YouTube、Gmail、マップなど)に広告を配信することができるプロダクトです。
複雑な設定をせずに作成ができ、GoogleのAIによる機械学習で広告の最適化を自動で行ってくれるため、広告配信のハードルが高いと感じる方にとっても手軽に始めやすいでしょう。
Google 広告で動的リマーケティングを活用できる
Googleで検索した際に上部で表示されるショッピング広告に加え、Google 広告の動的リマーケティングも活用できます。
動的リマーケティングとは、ユーザーがウェブサイトで見た商品を、他のウェブサイトやYouTubeなどのGoogle 広告ネットワーク上で広告として表示できる機能です。
例えば、次のようなメリットがあります。
- ・ユーザーの興味関心に合わせてパーソナライズした広告を配信できる
- ・より関心の高いユーザーにリーチできる可能性が高く、コンバージョン率の向上に期待ができる
- ・対象となるユーザーや広告の掲載場所などに応じ、最も高い成果が見込める広告レイアウトが自動的に採用される
このように、Google Merchant Centerを活用すれば、効果的な動的リマーケティングが可能になります。
動的リマーケティングの実装は高度な技術的知識が必要なため、導入を検討する際には社内のシステム担当者などと相談をしてみてください。
参考:動的リマーケティングについて – Google 広告 ヘルプ
商品はデータフィードを使った一括管理が可能
Google Merchant Centerでは、ショップで販売する商品のデータフィードを管理することができます。
データフィードとは、Google Merchant Centerに商品情報を登録するためのファイルで、商品のID、商品名、価格、在庫状況などの情報をまとめて管理できます
タブ区切りテキストファイル、XMLファイル、API連携、Google スプレッドシート連携のいずれかの方法で商品情報をアップロードする必要があります。
データフィード(商品フィード)では以下の情報を登録する必要があります。(下記は一例です)
情報項目 | 内容 |
商品ID | 商品を特定するためのID |
商品名 | 商品名 |
価格 | 商品の販売価格 |
在庫状況 | 在庫の有り/無し |
データフィードには、上記以外にもさまざまな情報を登録することができます。登録する情報は、販売する商品やビジネスの特性に合わせて調整してください。
データフィードは、少なくとも1日1回は更新し、常に最新の情報を反映することが重要です。ECサイトのカートシステムと連携させると、在庫数の変更などを自動で反映できるので便利です。
参考: フィードを作成する – Google Merchant Center ヘルプ
3.Google Merchant Center(マーチャントセンター)を活用するメリット
Google Merchant Centerを活用することはECサイトにとってもさまざまなメリットがあります。
広告費用対効果を高めることができる
Google Merchant Centerでは、費用面でも多くのメリットがあります。特に、広告費を抑えながら効果的に商品をプロモーションできる点が大きな魅力です。詳しく解説していきましょう。
無料の商品リスティング広告とクリック課金型広告
Google Merchant Centerでは、Google 検索やGoogle ショッピングタブに無料で商品リスティング広告を掲載できます。有料のGoogle ショッピング広告はクリック課金型(CPC: Cost Per Click)なので、実際にユーザーが広告をクリックしたときだけ費用が発生します。※P-MAXキャンペーンはインプレッション単価の場合があります。
また、ショッピング広告は従来のテキストのみの検索広告よりもクリック単価が安い傾向があります。そのため、従来のテキスト広告のみを利用する場合に比べ、同じ広告予算でもショッピング広告の方が多くのクリックを獲得しやすく、効果的にプロモーションできます。
自動入札機能とキャンペーン予算の柔軟性
自動入札機能を利用することで、目標とする広告費用対効果やコンバージョン単価を達成するために最適な入札価格を自動で設定できます。これにより、手動での入札調整の手間を省き、より効率的に広告費用を管理できます。また、キャンペーンごとに予算の上限を設定することができるため、予算オーバーを防ぎ、費用をコントロールしやすくなります。
動的リマーケティングと費用対効果の高いプロモーション
動的リマーケティングは、過去にウェブサイトを訪れたユーザーに対して、そのユーザーが興味を示した商品や関連性の高い商品をパーソナライズされた広告として表示する機能です。これにより、商品の購入意欲が高いユーザーに対して広告で効果的に再アプローチし、商品の購入数増加に貢献できます。
このように、無料での商品掲載に加え、有料広告を活用することで、より効果的な集客とプロモーションが可能になることがGoogle Merchant Centerを利用することのメリットと言えます。
クリック率とコンバージョン率の向上が期待できる
Google Merchant Centerで商品を登録し、Google ショッピング広告に掲載すると、高いクリック率とコンバージョン率が期待できます。
その理由は、以下の2点があげられます。
- Google Merchant Centerに登録されている商品情報と、ユーザーの検索キーワードや興味関心、購入履歴に基づいて、それにマッチした商品が広告として表示されます。つまり、ユーザーが探している物に対してぴったりな商品が広告として届けられる。
- 商品画像の掲載による高い視認性 Google ショッピング広告には商品画像が掲載されるため、画像なしのテキスト広告よりもユーザーの目を引きやすく、クリック率の向上が見込める。
さらに、ユーザーは商品の詳細情報を把握しやすいので、コンバージョン率の向上にもつながります。
オンライン・オフラインの両方で幅広い層に商品をアピールできる
Google Merchant Centerを活用することで、オンラインとオフラインの両方で集客を促進し、幅広い層のユーザーに商品をアピールできます。
オンラインでは、次の4つの方法を通じて、幅広い層のユーザーに商品を届けることができます。
主な手段 | 内容 |
無料リスティング | Google 検索結果やGoogle 画像検索、Google検索のショッピングタブなどに、無料で商品情報を掲載 |
Google ショッピング広告 | Google 検索結果の上部やショッピングタブに商品画像、価格、販売店名などを表示する広告。無料リスティングよりも目立つ場所に表示される |
Google 広告 デマンドジェネレーション キャンペーン | Google Discover フィード(Google アプリのホーム画面などに表示されるパーソナライズされたコンテンツフィード)やYouTube、Gmailに、商品画像や動画広告を配信 |
動画キャンペーン | ブラウジング可能な商品画像を動画広告の下に表示し、視聴者がウェブサイトを訪問して商品やサービスについて詳しい情報を得たり購入したりするように促す |
オフラインでは、以下の2つの方法で集客を促進できます。
主な手段 | 内容 |
無料ローカルリスティング | Google 検索結果、Google 画像検索、Google検索のショッピングタブ、Google マップなどに実店舗で扱う商品を表示 |
ローカル在庫広告 | 店舗の周辺で Google 検索を行っている買い物客に対して商品と店舗の情報を広告として目立つように表示 |
このようにオンライン・オフラインを問わず、Google Merchant Centerを活用することで、自社商品をさまざまな層のユーザーにアピールできるのが大きなメリットといえます。
4.Google Merchant Center(マーチャントセンター)の利用開始方法
ここからは実際にGoogle Merchant Centerを利用するための手順を解説していきます。
Google アカウントを作成する
Google Merchant Centerを利用するには、Google アカウントが必要になります。
Google アカウントは無料で作成できます。作成手順は以下の通りです。
- Googleのアカウント作成ページにアクセス
- 氏名、ユーザー名、パスワードなどの必要情報を入力
- Googleの利用規約に同意してアカウントを作成
既にGmailなどのGoogle サービスを利用しているのであれば、そのGoogle アカウントを使ってマーチャントセンターの利用を始めることができます。
アカウントを作成したら、次はマーチャントセンターへの登録作業に進みます。
参考:Google Merchant Center に登録する – Google Merchant Center ヘルプ
マーチャントセンターに登録する
Google Merchant Centerのサイトにアクセスし、「マーチャントセンターに参加する」をクリックして登録手続きを進めていきます。
登録時の主な入力項目は以下の通りです。
- ・販売者の住所や連絡先など基本情報
- ・販売するウェブサイトのURL
- ・商品の配送方法(送料、配送日数など)
入力が完了したら、所有権の確認として登録したウェブサイトに確認コードを設置する作業などが必要になります。
参考: Google Merchant Center に登録する – Google Merchant Center ヘルプ
ビジネス情報を入力する
Google Merchant Centerに登録する際、まずはビジネス情報としてショップに関する情報を入力する必要があります。入力項目は以下の通りです。
入力項目 | 内容 |
ビジネスの名前 | 実際のショップ名やビジネス名を入力します。 |
ビジネス拠点の住所や電話番号 | ビジネスの拠点となる住所や電話番号を入力します |
ウェブサイトURL | ショップのウェブサイトURLを入力します |
商品の配送方法(送料、配送日数など) | 日本国内向けの配送設定を入力します。海外向けの配送設定は、別途追加できます |
ショップ情報の入力では、適切な情報を正確に入力することが重要です。入力ミスがあると審査が通らない可能性があります。ショップ情報の入力が完了したら、次に所有権の確認を行います。
参考:Google Merchant Center に登録する – Google Merchant Center ヘルプ
所有権の確認をする
Google Merchant Centerでウェブサイトを登録する際、所有権の確認が必要になります。これは不正な登録を防ぐためです。
いくつか確認方法はありますが、簡単に確認する手段としては主に2種類あります。
確認方法 | 内容 |
HTML ファイルのアップロード | Googleから提供される所有権確認用のHTMLファイルをウェブサイトにアップロードする |
メタタグの追加 | Googleから指定されたメタタグを、ウェブサイトのHTMLヘッダー部分に追加する |
HTMLファイルのアップロードの方が簡単ですが、運営するウェブサイトへの書き込み権限が必要です。
メタタグを追加する方法であれば、HTMLの知識があれば自分で追加することも可能ですが、実装に不安がある場合は開発者に依頼する必要があります。どちらかを選んで所有権の確認を完了させましょう。
参考: ショップのウェブサイトの所有権の証明と申請を行う – Google Merchant Center ヘルプ
商品フィードをアップロードする
アップロードする際、商品情報をGoogle Merchant Centerが指定するフォーマットに合わせる必要があります。 フォーマットは、テキスト形式(CSV、TSVなど)やXML形式など、さまざまなフォーマットから選べます。
【商品フィードの主なフォーマット】
フォーマット名 | 概要 |
テキスト形式 | タブ区切り(TSV)のテキストファイルです。シンプルな構造で扱いやすく、表計算ソフトで編集できます。 |
XML形式 | 拡張可能なマークアップ言語(XML)を使用したファイルです。複雑な商品情報や階層構造を持つデータを表現できます。RSS 2.0 と Atom 1.0 に準拠しています。 |
Google スプレッドシート | Google スプレッドシートと連携し、スプレッドシート上でフィードの直接編集が可能 |
API | リアルタイム更新や自動化による効率的な商品情報管理を実現できますが、技術的な知識や初期設定の手間が必要 |
フィードには、商品ID、タイトル、商品説明、価格、在庫状況、商品画像URL、商品ページURLなどの必須項目を含める必要があります。 必要に応じてさらに詳細な商品情報を指定できます。 フィードのアップロード後、Google による審査が行われ、承認されれば掲載されます。
参考:フィードをアップロードする – Google Merchant Center ヘルプ
5.Google Merchant Center(マーチャントセンター)の利用上の注意点
商品ごとに審査があり、不備があれば掲載できない
Google Merchant Centerでは、商品データフィード(商品の情報をまとめたファイル)をアップロードした際、商品ひとつひとつについて審査が行われます。
審査基準は商品の種類や情報の入力状況によって異なりますが、以下のような点が問題となる場合があります。
- ・禁止されている商品: 危険物、偽造品、アダルト商品など
- ・誤解を招く表現: 過剰な宣伝文句、不確かな効果・効能を謳う表現など
- ・必須項目の未入力: 商品ID、タイトル、商品説明、価格、在庫状況、商品画像URLなど
- ・画像の解像度が低い: 不鮮明な商品画像、商品に関係のない要素が映り込んでいる
- ・送料情報が誤っている: 実際と異なる送料が設定されている
商品データに不備があると、審査で問題があると判断され、商品は掲載できません。審査結果はGoogle Merchant Centerからのメールや管理画面上で確認できます。
審査不承認や登録内容にエラーなどが発生していないか、発生しているのであればどのような修正が必要なのかを確認し修正を行います。修正が終わったら商品フィードの再アップロードを行うことで再度審査が行われ、審査が正常に完了すれば商品を表示させる事ができるようになります。
参考:診断 – Google Merchant Center ヘルプ
定期的な商品データの更新が重要
Google Merchant Centerでは、商品データの最新情報を適切に反映することが重要です。商品データには以下の項目が含まれます。
- ・商品ID
- ・タイトル
- ・商品説明
- ・価格
- ・在庫状況
- ・商品画像URL
これらの情報は、以下のいずれかの方法で定期的に更新する必要があります。
- データフィードファイルを手動でアップロード
- スケジュール設定によるデータ自動取り込み
- ウェブサイトのカートシステムとの連携
特に価格や在庫数の変更はリアルタイムで反映されることが望ましいため、カートシステムと連携するのが理想的です。
参考: 商品アイテムの自動更新について – Google Merchant Center ヘルプ
6.知っておきたい!Google Merchant Center(マーチャントセンター)の分析機能
Google Merchant Centerには、商品のパフォーマンスや競合状況、価格競争力などを分析するためのさまざまなレポート機能が備わっています。
これらのレポートを活用することで、自社の商品の強みや改善点を見つけ出し、効果的な販売戦略を立てることができます。
パフォーマンスレポートで自社の人気商品を把握
パフォーマンスレポートでは、自社商品の商品ごとのインプレッション数やクリック数、クリック率などのパフォーマンスデータを確認できます。
パフォーマンスレポートは以下の観点から分析できます。
- ・無料チャネルまたは有料チャネルごとの状況
- ・商品単位
- ・ブランドごとの状況
- ・カテゴリごとの状況
- ・国別の状況
また、ショッピング広告など広告経由のパフォーマンスデータはGoogle 広告のレポートを確認することで、広告経由のコンバージョンデータ(購入数、売上など)やROAS(広告費用対効果)などの詳細なデータを確認できます。
Google 広告で確認できるレポートを活用することで、例えば、以下のような分析を行うことができます。
- ・クリック数が多い商品: 多くのユーザーの関心を集めている商品を特定し、その商品の魅力をさらにアピールする施策を検討する
- ・コンバージョン率が高い商品: 購入につながりやすい商品を特定し、その商品の広告予算を増やす、または類似商品を開発する
- ・価格競争力が低い商品: 競合他社よりも価格が高い商品を特定し、割引やプロモーションの実施を検討する
競合視認性レポートで競合分析
自社商品と競合他社商品の視認性を比較できる「競合視認性レポート」が用意されています。このレポートでは、製品カテゴリごとに以下のようなデータを確認できます。
- ・相対的な視認性:自社の商品と比較して競合他社の商品が表示される頻度
- ・ページ重複率: 競合する販売店の商品と自社の商品が同じページに同時に表示される頻度
- ・上位掲載率:競合他社の商品が、自社の商品よりもページの上部に掲載された頻度
- ・広告/無料比率:ショッピング広告から得られたインプレッションの回数と、無料リスティングから得られたインプレッションの回数の比較
これらのデータを活用することで、自社商品カテゴリレベルの競合状況を把握し、ショッピング広告と無料リスティングでの表示回数に基づいて視認性の改善を図ることができます。
価格競争力レポートで価格戦略を最適化
自社で取り扱っている商品と同じものが、他の販売店がいくらで販売しているかが確認できます。
商品やブランドやカテゴリごとに、自社の販売価格と、同一の商品を扱う販売店の販売価格から算出されるベンチマーク価格とを比較し、価格競争力があるか確認することができます。
Google Merchant Centerの各種レポートを組み合わせることで、自社商品の状況を多角的に分析し、効果的な販売戦略を立てることができます。これらのレポートを定期的に確認し、改善点を把握することで、売上向上につなげることが可能です。
7. まとめ:Google Merchant Center(マーチャントセンター)でECサイトの販売促進を加速させよう!
Google Merchant Centerは、ECサイト運営者にとって強力な味方となる無料ツールです。
Google 検索やGoogle ショッピングタブへの無料の商品掲載に加え、クリック課金型のショッピング広告や動的リマーケティングを活用することで、幅広い層の潜在顧客にアプローチし、売上向上につなげることができます。
本記事で解説したように、Google Merchant Centerには、商品登録からパフォーマンス分析まで、ECサイト運営に必要な機能が豊富に備わっています。これらの機能を効果的に活用することで、自社商品の魅力を最大限に引き出し、競合との差別化を図りながら、効率的な販売戦略を展開することが可能です。
特に、パフォーマンスレポート、競合視認性レポート、価格競争力レポートといった分析機能は、自社商品の現状を客観的に把握し、改善点を見つける上で非常に役立ちます。これらのレポートを定期的に確認し、データに基づいた施策を実行することで、更なる売上向上を目指しましょう。
Google Merchant Centerは、ECサイトの集客・販売促進に欠かせないツールです。まだ利用していない方は、ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
カラーミーショップでも簡単にGoogleショッピングを活用できます!
ネットショップ構築サービスのカラーミーショップでは、Google Merchant Centerとの連携機能「Google ショッピングPRO」を提供しています。この機能を利用することで、商品データフィードの作成や更新を自動化し、より簡単にGoogle ショッピングを活用することができます。もし興味がある方ははぜひご検討ください。
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