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Amazon Payを自社ECサイトに導入するメリットは?5つの理由と事例を紹介

Amazon Payを自社ECサイトに導入するメリットは?5つの理由と事例を紹介

近年、消費者は利便性と安全性を重視しており、ワンクリックで決済できるID決済の利用率も上がってきています。

その中でも注目されている決済方法一つが「Amazon Pay」です。

この記事では、自社サイトにAmazon Pay導入を検討している方向けに、具体的なメリットや検討する際のポイントを解説し、導入事例もご紹介いたします。

ツクルくん
ツクルくん

Amazon Payって便利ってきくけど、実際ECサイトに導入したらどんなメリットがあるの?

カラミちゃん
カラミちゃん

Amazon payを自社ECサイトに導入するとさまざまなメリットがあるんですよツクルくん!今回は事例もあわせて説明しますね!

ECサイトにおけるID決済の重要性とAmazon Payのニーズ増加

近年のECサイトでは、いかにスムーズな購買体験を提供できるかが重要です。

複雑な会員登録や、都度の決済情報入力は、顧客にとって大きな負担となり、購入を諦める原因にもなりかねません。そこで注目されているのがID決済です。

ID決済とは、すでに会員登録しているサービスのIDとパスワードを利用して、ECサイトでの決済を簡略化する仕組みです。これにより、顧客は面倒な情報入力を省略でき、スムーズに購入手続きを進めることができます。

下記は、総務省の「令和5年 通信利用動向調査報告書(世帯編)」に基づき、15歳以上の人がインターネットで商品を購入する時の決済手段をグラフにしたものになります。

ECサイトで商品を購入する時の決済手段で一番多かったのがクレジットカード決済で、76.7%でした。次いで、ID決済が38.5%、コンビニ決済 34.7%と続きます。

令和4年の調査ではコンビニ決済が2位でしたが、令和5年の調査ではついにID決済が2位となりました。
今やID決済は、決済手段として当たり前になっていることがわかります。

カラーミーショップで使われる人気の決済手段は?

ECサイト構築サービス「カラーミーショップ」における決済方法の利用状況を独自調査しました。

2023年の調査結果によると、カラーミーショップで構築されたECサイトで最も利用されている決済方法はクレジットカード決済、続いて銀行振込、そしてID決済という結果になりました。

従来、ECサイトで最も主流な決済方法はクレジットカード決済でしたが、ID決済の利用率が上昇している点が注目されます。

2020年の調査では4位だったID決済が、2023年には代金引換を上回り3位にランクイン。ECサイトにおけるID決済の重要性が高まっていることを示唆しています。

カラーミーショップ大賞受賞店舗の半数以上がAmazon Payを決済方法に

上記の調査結果の通り、近年注目を集めるID決済の中でも、特にAmazon Payの導入店舗が増加傾向にあります。

カラーミーショップが毎年開催するコンテスト「カラーミーショップ大賞」の2023年度優秀賞受賞店舗を対象に決済方法を調査した結果、半数以上がAmazon Payを導入していることがわかりました。

これらのデータから、年々自社ECサイトがAmazon Payを導入する重要度が高まってきていることがわかります。

Amazon Payはどんな決済方法?

そんなAmazon Payなのですがどのような決済方法なのか、おさらいしていきましょう。

Amazon Payとは、Amazonが提供するオンライン決済サービスです。ECサイトに導入することで、顧客はAmazonアカウントに登録済みの配送先住所やクレジットカード情報を使ってスムーズに支払いを完了できます。

ECサイトで購入する際、新規のアカウント作成や情報の入力の手間を省き、最短でわずか3ステップで購入できることから、顧客にとっても便利な決済方法として知られ、売り上げアップや改善を見込めることから、年々自社ECサイトでも導入するショップが増えてきています。

Amazonpayの詳細は「Amazonpayとは」の記事で解説しているので、もっと知りたい方はぜひご覧ください。

Amazon Payを導入するメリット

Amazon Payを導入することでどのようなメリットがあるのか、ECサイト側・購入者側とそれぞれの目線で解説していきましょう。

EC事業者が導入する5つのメリット

お客さま情報の入力時間が短縮されることでカゴ落ち防止

ECサイトで購入手続きをする際、多くのサイトでは名前、住所、電話番号、クレジットカード情報などの入力が必要です。初めて利用するECサイトの場合は、アカウント登録を求められるケースもあります。

お客さまにとっては情報を入力する手間や時間がかかり、面倒に感じてしまうことは途中でECサイトを離脱する「カゴ落ち」になってしまう可能性が高まります。特にスマートフォンからの購入の場合、入力項目が多いとその傾向はさらに高くなるでしょう。

しかし、Amazon Payを導入することで、顧客はAmazonアカウントに登録済みの情報を利用して決済できます。

氏名、住所、クレジットカード情報などを改めて入力する必要がないため、購入手続きにかかる時間と手間を大幅に削減でき購入手続きがスムーズになることで、カゴ落ち率の改善につながります。

Amazonブランドの安心感・信頼感によるCVR向上

Amazonは世界的に有名なECサイトであり、その知名度と信頼性は抜群です。Amazon Payを利用することで、顧客は普段使い慣れたAmazonアカウントで決済できるため、初めて利用するECサイトでも安心して購入手続きを進めることができます。

特に、個人情報やクレジットカード情報の入力に抵抗がある方にとっては、Amazon Payは大きなメリットとなります。

Amazon Payを利用すれば、ECサイトに個人情報やクレジットカード情報を入力する必要がなく、Amazonアカウントに登録済みの情報を利用して決済できます。そのため、セキュリティ面での不安を軽減し、購入を後押しする効果が期待できます。

Amazonアカウントをもつ購入者は多く、利用されやすいため新規顧客獲得につながる

ECサイトへのAmazon Pay導入は、新規顧客の獲得にも貢献します。

その理由は、Amazonの圧倒的なユーザー数にあります。2020年の時点で国内約5,000万人が利用しているAmazonアカウントを、顧客は自社ECサイトで活用できるので、ECサイト運営者にとって顧客獲得のハードルが大幅に下がります。

普段Amazonを利用しているユーザーにとって、Amazon Payは使い慣れた決済方法のため、初めて訪れるECサイトでも抵抗なく購入手続きを進めることができます。

さらに、面倒なカード・個人情報を入力する必要がないECサイトだと認知されれば、購入者がリピーターとなる可能性も上がります。

また、新規顧客にとって、Amazon payを使えるサイトか否かで購入を決めるケースもあるため、そういった差別化の観点でも導入するメリットがあると言えるでしょう。

Amazonのセキュリティシステム活用によりコスト削減にもつながる

ECサイトを運営する上で、セキュリティ対策は必須です。しかし、堅牢なセキュリティシステムを構築・運用するには、多大なコストがかかります。

セキュリティ人材の確保やシステムの維持・更新、そして万が一のセキュリティ侵害発生時の対応など、すべてに対応した際の費用はECサイトにとっても無視できない課題となります。

決済方法にAmazon Payを導入することで、Amazonの高いセキュリティシステムを自社ECサイトで活用できます。これにより、自社でセキュリティシステムを構築・運用するコストを削減することが可能です。

チャージバッグのリスクを減らすことができる

チャージバックとは、クレジットカード会社による支払いの取り消しのことです。購入者がクレジットカード会社に異議申し立てを行うことで発生します。ECサイト運営者にとってチャージバックは、売上金の損失だけでなく、手数料や事務処理の負担も増えるため、大きなリスクとなります。

Amazon Payを導入することで、このチャージバックのリスクを軽減できます。

Amazon Payは、Amazonの高いセキュリティシステムと顧客認証プロセスを活用しているため、不正利用やなりすまし注文のリスクを最小限に抑えることが可能です。

購入者にとっての3つのメリット

最短3クリックによりスムーズに購入が可能

ECサイト事業者側のメリットでも先述しましたが、Amazon payはAmazonに登録されているお届け先情報やクレジットカード情報などを利用するため、初めてのECサイトでの購入で、自分の情報を入力しないで済みます。

あらかじめAmazonアカウントにログインしていれば、購入先のECサイトで最短3クリックで購入できるので、よりスムーズな買い物が可能です。

Amazon マーケットプレイス保証が利用できる

Amazon Payを利用した買い物は、Amazonマーケットプレイス保証の対象となります。これは、商品に不具合があった場合などに、返金や支払い取り消しといった保証を受けられるサービスです。

例えば以下のようなケースで保証の申請が可能です。

ケース 詳細
商品が届かない 注文した商品が一定期間経っても届かない場合
破損している 届いた商品が破損または汚損している場合
商品ページの内容と異なる 注文した商品と実際に届いた商品が異なる場合

これらの条件に当てはまる場合、Amazonに直接保証申請を行うことができます。Amazonが状況を判断し、保証の適用が認められれば、返金または交換などの対応を受けられます。

この保証制度は、購入者にとって大きなメリットです。安心して商品を購入できるだけでなく、万が一トラブルが発生した場合でも、Amazonが間に入って対応してくれるため、安心してショッピングを楽しむことができます。

Amazonの世界水準のセキュリティにより安心して購入ができる

Amazon Payの魅力はAmazonが誇るセキュリティの高さを享受できる点にあります。Amazon Payを利用することで、購入者は安心してECサイトで買い物をできるようになります。

ECサイトで買い物をする時にクレジットカード情報を入力することに抵抗がある方もいるかと思います。

しかしAmazon Payを利用すれば、クレジットカード情報をECサイトに提供する必要はありません。Amazonアカウントに登録済みのクレジットカード情報を利用して決済を行うため、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。

自社ECサイトのAmazon pay導入事例

Amazon Payを導入し、成果を上げているECサイトの事例を2つご紹介します。

カタカナ:売上8倍増の立役者に

自由が丘に実店舗を構えるセレクトショップ「カタカナ」は、コロナ禍をきっかけにEC事業を強化。大手オンラインモールへの出店後、独自の世界観を表現できるプラットフォームを求めてカラーミーショップを導入しました。

Amazon Payを導入したことで、注文後の差額調整やキャンセル・返品時の変更処理が簡略化され、運用コストの削減に成功。

顧客にとってもスムーズな決済体験を提供できるようになり、顧客満足度向上に貢献しています。これらの施策と相まって、コロナ禍前の8倍もの売上を達成しています。

詳細はこちらの事例インタビュー記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

ONTOMO Shop:老舗出版社のEC事業を支える決済手段

創業80年以上の歴史を持つ音楽出版社、音楽之友社が運営する「ONTOMO Shop」。書籍・雑誌だけでなく、オーディオ機器やデジタルコンテンツも販売しています。

ECサイト本格参入の際にカラーミーショップを採用し、デジタルコンテンツ販売に対応したECサイトを構築。Amazon Pay導入により、クレジットカード決済に並ぶ主要決済手段へと成長しました。

幅広い年齢層の利用があり、売上向上に大きく貢献しています。顧客の利便性向上だけでなく、注文キャンセル処理の簡略化といった運営側のメリットも享受しています。

くわしく知りたい方はこちらの事例インタビュー記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

2つの事例からもAmazon PayがECサイトの規模や業種を問わず、売上向上や業務効率化に貢献していることがわかります。ECサイト運営における課題解決の糸口として、Amazon Pay導入を検討してみてはいかがでしょうか。

>>カラーミーショップでAmazon Payを見てみる

Amazon pay導入を検討する際のポイント

Amazon Payの導入は、ECサイトにとって魅力的な選択肢となりますが、導入前にいくつかのポイントを検討することが重要です。下記のポイントを確認してみましょう。

ECサイト構築サービスがAmazon Payを導入可能なのか

Amazon Payを導入したいと検討しても、実はECサイト構築サービスによってはそもそもAmazon Payが利用できないこともあります。

なので、すでに利用しているサービスで導入しようとする際に、またはこれからECサイトを制作したり、ECサイトの乗り換えや引越しを検討する際は、Amazon Payが導入できるかどうかをきちんと確認することが重要です。

月額費用と決済手数料

基本的にどのECサイト構築サービスも、Amazon Payの導入に関しては初期費用は無料なことが多いですが、月額費用はサービスによって異なります。

高額な場合だと、毎月月額費用として1万円かかったり、利用できる対象が法人のみで個人事業主はAmazon Payを導入できないといったサービスもあります。

カラーミーショップであれば、法人・個人問わずAmazon Payの月額利用が無料です。
そのため、Amazon Payをお得に利用したい方や個人事業主の方はぜひ、カラーミーショップでのネットショップ開業がおすすめです。

>>カラーミーショップでAmazon Payを見てみる

主要なECサイト構築サービスのそれぞれの月額利用料に関しては「Amazon Payの費用はいくら?主要サービスの月額費用を比較」で、紹介しているので合わせてご確認ください。

また、Amazon Payは商品が売れるたびに決済手数料が発生します。手数料率は販売する商品によって異なり、一般的な物販では3.9%、電子書籍などのデジタルコンテンツでは4.5%となっています。

導入前に、自社のビジネスモデルと照らし合わせて、手数料が適切かどうかを判断しましょう。

まとめ

ECサイト事業者がAmazon Payを導入するメリットについて解説いたしました。

最後に5つのメリットをまとめてみたのでおさらいしてみましょう。

メリット 詳細
カゴ落ち防止 顧客の情報入力の手間と時間が削減されるためスムーズに購入ができるので離脱を防止できる
CVR向上 Amazonブランドの安心感と信頼感からお買い物時の不安を取り除き、コンバージョン率(CVR)の向上に繋がる
新規顧客獲得 多くのAmazonアカウント保有者が利用しやすい決済手段を提供することで、新規顧客の獲得に貢献
コスト削減 Amazonの強固なセキュリティシステムを活用することで、自社でセキュリティ対策を行うコストを削減
チャージバックリスク軽減 Amazonの高いセキュリティシステムと顧客認証プロセスを活用しているため、不正利用やなりすまし注文のリスクを最小限に抑えることが可能

これらのメリットからもわかるように、Amazon Payの導入は、ECサイトの成長に大きく貢献する可能性を秘めています。

さらにECサイトの成長を加速させたいと思われているECサイト事業者の方は、ぜひAmazon Payの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

カラーミーショップであれば、法人・個人問わずAmazon Payの月額利用が無料です。

興味がある方はぜひカラーミーショップをご検討ください。

>>カラーミーショップでAmazon Payを見てみる

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