ネットショップを開店したら、すぐにでも始めなければならないのは集客です。
なぜなら実店舗のように建物があるわけではないので、自社で宣伝して集客しないとショップを開店したことにユーザーは気付けないからです。
ネットショップ(ECサイト)の集客方法は主に下記の9つ挙げられます。
- 1.SNS運用
- 2.SEO対策
- 3.オウンドメディア(ブログ)運営
- 4.広告の出稿
- 5.メルマガ
- 6.動画マーケティング
- 7.プレスリリース
- 8.インフルエンサーへの宣伝依頼
- 9.クラウドファンディング
この記事ではそれぞれの集客方法について、特徴や難易度などを紹介します。
集客を始めないと売上が出ないのはわかるんだけど、じゃあ何をすればいいの?色々方法があるから、どれに手を付ければいいのかわからない…。
そんなツクル君のために今回はネットショップの代表的な集客方法を9つご紹介します。難易度も書いてあるので、自分ができそうなことから始めてみてくださいね。
目次
ネットショップに集客が必要な理由
「ネットショップを始めたら集客は必須」といわれるのは、なぜなのでしょうか。
まず1つ目の理由は、自分達でお店をアピールしていかないと、誰も存在に気付けないからです。
実店舗のように建物があるわけではないので、ショップがお店の入り口であるURLを宣伝して、訪れてもらう必要があります。
2つ目の理由は売上に直結するためです。
ネットショップの売上は、下記の方程式で計算されます。
- ネットショップの売上=訪問者数×購入率×客単価
上記の式からわかるように、訪問者数は売上を構成する重要な3つの要素のうちの1つです。
訪問者数がいないと、購入率や客単価が良くても売上は立ちません。
訪問者数を増やすには、ネットショップの存在を知ってもらい誘導するための集客が重要ということです。
また集客をすることで、どのページの閲覧が多いか、アクセス数に対する購入率はどのくらいか、売れ筋商品は何かなど、今後の商品企画や売上向上に役立つ情報が収集できるというメリットもあります。
ネットショップへの流入経路は5つ
ネットショップへ集客する方法を学ぶ前に、ユーザーがネットショップへ訪れる方法(流入経路)を把握しておきましょう。
ネットショップの流入経路は主に下記の5つです。
- ・広告流入
- ・オーガニック(自然検索)流入
- ・SNS流入
- ・被リンクからの流入
- ・直接流入
それぞれどのような経路なのか、下記で詳しく見ていきましょう。
広告流入
Web上に掲載された広告から流入することです。
ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで何かのキーワードを検索した時に表示されるリスティング広告や、Webサイトの広告枠に表示されるディスプレイ広告などがあります。
オーガニック(自然検索)流入
オーガニック検索(自然検索)流入は、検索結果で表示されたURLをクリックしてサイトを訪れることをいいます。
ユーザーは特定の商品名やサービス名で検索せず、例えば「健康 おやつ」「1人暮らし テーブル」など探したい商品のヒントとなるキーワードで検索した結果から気になるURLをクリックするのです。
検索結果の上位になればなるほどサイトが見られやすいため、各社は上位表示されるためのSEO対策を行っています。
SNS流入
InstagramやLINEなどのSNSの公式アカウントに掲載されているURLや、あるユーザーが自社を紹介した投稿のリンクから他のユーザーがサイトへ流入することです。
Instagramの画像や動画を経由して商品ページに遷移する「Instagramショッピング機能」からの流入もあります。
SNS流入は、投稿が多くの人に気に入られれば、よりたくさんのユーザーに情報が拡散されやすいのが特徴です。
被リンクからの流入
外部のWebサイトに掲載された自社URLからの流入経路をいいます。
被リンクが多いと、検索エンジンから信頼性が高いと判断されやすくなり、オーガニック検索で上位表示されやすいといわれています。
直接流入
ユーザーが何も介さずに直接流入することです。
ユーザーが検索窓に直接URLを入力する、ブックマークのURLをクリックする、メルマガのURLをクリックして訪問するといった場合は、すべて直接流入とされます。
ネットショップをすでに知っているユーザーの訪問が想定されるため、リピーターが多いほど直接流入も増える傾向にあります。
【集客方法1】SNS運用
費用 | 無料(※自社で運用する場合) |
難易度 | 初級 |
集客方法としてまず挙げたいのが、SNS運用です。
基本的に無料で始められ、スマホさえあれば手軽にできるので初心者におすすめです。
今やSNSを行うことは個人でも当たり前となっているため、押さえておきたい集客方法といえるでしょう。
ここから、SNS運用で集客する大まかな手順をご紹介していきます。
まずは自社・ショップに合ったSNSを選ぼう
ショップとユーザーが交流をもつ場としてSNSを利用すれば、イベント情報や新商品の情報などをお知らせすることができます。
またこのSNSがあれば、自分のネットショップへ来店してもらうきっかけにもなるでしょう。
ただ、SNSといってもいくつかあるため、自社に合ったSNSを選ぶことがポイントの1つです。
代表的なものとしてInstagram、X、Facebookが挙げられるので、それぞれの特徴をご紹介します。
SNS種類 | 月間の利用者数 | 特徴 |
3,300万人※2019年6月時点 | ・写真や動画、文字 ・20~30代の女性利用者が多い ・投稿、閲覧はスマートフォンが中心 ・キーワードをタグ付けできる(ハッシュタグ) ・ハッシュタグで検索するユーザーが増加している ・ファッションやグルメなど画像訴求できるジャンルがおすすめ |
|
X | 4,500万人※2017年10月時点 | ・140文字の文章、写真や動画 ・10代~30代男女が中心 ・拡散力の高い機能がある(リポスト) ・投稿にリンク設定可能 ・タイムリーな話題が向いているため、新商品やセールのお知らせなどの利用がおすすめ |
2,600万人※2019年7月時点 | ・写真や動画、文字 ・20代~40代男女が中心 ・実名制(InstagramやTwitterは匿名) ・長文の文字も可能 ・Facebookイベント機能があるためイベント情報などの利用もおすすめ |
上記の特徴を参考に自社の商材と相性が良いSNSを開始しましょう。
ちなみに開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップのSNS利用アンケート結果(※2020年10月実施)がありますので、参考にしてみてください。
先輩ショップに学ぶ!初売上につながったSNSはどれ?SNS別商材・ジャンルも合わせて聞きました。
開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップにアンケートを取ったところ、利用していたSNSはInstagramが一番多い結果でした。
上記のアンケートで、各SNSを利用しているお店の商材ジャンルは、以下の通りです。
自社でどのSNSを利用しようか迷っている方は、参考にしてみてください。
◆Instagramのアンケート結果
◆Twitterのアンケート結果
◆Facebookのアンケート結果
次にショップのオープンキャンペーンを企画しよう
自分のショップに合ったSNSを開設したらオープンキャンペーンを行いましょう。
例えば、
- ・1部の商品が割引価格で購入可能
- ・全商品が割引価格で購入可能
- ・送料無料
- ・次回利用可能なクーポン
- ・購入者にもれなく特典がつく
などが挙げられます。
初めてのユーザーでも購入したくなるような割引や特典があると、購入のハードルが下がります。
送料無料の商品設定方法などは下図の動画を参照ください。
準備ができたらSNSで告知しよう
オープンキャンペーンの内容が固まったら、開設したSNSに投稿しましょう。
またキャンペーンの投稿だけでなく、週1回以上投稿をしてきましょう。
投稿する内容は既存商品/新商品/キャンペーンなどの情報が中心となりますが、投稿する内容で迷ったら下記の「開店3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップの反響があった投稿内容」を参考にしてみてください。
先輩ショップに学ぶ!SNSで反応が良かった投稿はどんなものがあるの?
開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップに「SNSに投稿して、いいねなどの影響が大きかった投稿は?」というアンケートを取りました。
①キャンペーン情報の投稿
SALE情報やイベント情報、オープニングキャンペーン、プレゼント企画などのキャンペーン情報をSNSに投稿したところ反響があったそうです。他にも期間限定の送料無料キャンペーンや普段は行わないが売れ筋の商品をお得なセットで販売することを投稿したところ売上につながったそうです。
②商品紹介の投稿
新商品の紹介や人気商品の再入荷情報、商品の魅力を画像と文字で率直に伝える投稿をしたところ、反響があったそうです。他にも「リースの写真類はいいねの数が極端に増える」「ハギレなどのお買い得なセットの紹介は反応が良かった」という声もありました。
③開店報告の投稿
「オンラインショップ開店します!」や「ネットショップ開設しました!」といった店舗オープンの報告を投稿したところ反響があったそうです。
④写真や動画の投稿
料理や現地の写真、使用例や写真撮影に試行錯誤する様子、日常の商品制作の風景画像などの投稿をしたところ反響があったそうです。その他には「作成過程の動画でいいねが3,000件以上集まった」「日常で自身の製作した作品を写した写真やムービーの投稿したところいいねが多かった」という声もありました。
主にInstagramになりますがSNS投稿に役立つノウハウ記事をピックアップしてみたのでぜひ合わせてチェックしてみてください!
フォロワー数を増やしていこう
SNSで継続して投稿を増やしながら、フォロワーを増やしていきましょう。
フォロワーを増やすには自分のSNSアカウントのプロフィールを充実させたり、自社商品が好きそうなユーザーを探して自らフォローをするなど地道にやっていくことが大切です。
ちなみに開店後3ヵ月以内に初売上があったショップのフォロワー数は以下の通りです。
先輩ショップに学ぶ!初売上につながった時のSNSのフォロワー数はどれくらい?
開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップに、当時のフォロワー数についてアンケートを取りました。
3割のショップさんが当時のフォロワー数が100人未満で初売上が発生しておりますが、一方7割のショップが100人以上のフォロワー数がいたときに初売上が発生していました。開店後早期に初売上をあげていくためには、フォロワー数を増やしていくことも大事になってきます。
まずはユーザーのフォローをしながら、投稿数を増やすことを目標にして動きましょう。
Instagramでのフォローを増やすノウハウをこちらの記事で解説しているので合わせてチェックしてみてください!
【集客方法2】SEO対策
費用 | 無料(社内リソースで対応する場合) |
難易度 | 初級~中級 |
2つ目の集客方法はSEO対策です。
SEO対策とはGoogleなどの検索結果の中で、自社のショップページを上位に表示させるために行う対策のことをいいます。
SEO対策というと、ECサイトにコンテンツ(記事)を掲載して自然検索流入を目指すコンテンツSEOしかないと思いがちですが、ECサイト(Webサイト)自体にもSEO対策を施せるのです。
ECサイト自体に対するSEO対策はそこまで難しくありませんので、初心者でも手軽に始められるでしょう。
ではここから、開店して3ヵ月以内に初売上があったネットショップが行ったSEO対策についてご紹介します。
先輩ショップに聞いてみた!初売上につながったSEO対策とは
開店して3ヵ月以内に初売上があった先輩ショップにアンケートを取ったところ、SEO対策で具体的に行ったことは以下の通りでした。
一番SEO対策として行っていたことは「ディスクリプションを増やす」ことでした。
このディスクリプションは何かというと、Googleに自分のショップではどのような商材を扱っているかを入力する箇所のことをいいます。
カラーミーショップでは「共通のディスクリプション」という箇所から設定・編集が可能です。
また、上記のSEO対策を行った結果、アクセス数はどのくらい変化したかのアンケートを取りました。
40.7%が月間100PV以上のアクセス数が上昇、34.9%が100PV-500PV未満のアクセス数の増加となりました。
上記の先輩ショップのアンケ―トも踏まえ、カラーミーショップでネットショップを開店したら、この設定だけは忘れないで!という3つのSEO対策をご紹介します。
対策1:共通ディスクリプションを追加しよう
Googleなどの検索エンジンにサイト情報を表示させやすくなるため、下図の「共通項目のページ概要(description)」という箇所に、お店の自己紹介や要約文を入れていきましょう。
お店の自己紹介や要約文は、お店の所在地や扱っている商材、商品名や特徴など自社のお店を探しているユーザーが検索するであろうキーワードを文章にして、入力すると検索対策になります。
▼共通ページのdescriptionを設定する
ショップの自己紹介や要約文をどのようにして書けばよいかわからない方は、下記の動画をご視聴ください。
▽検索エンジン対策「共通項目のdescription」
対策2:カテゴリーページのディスクリプションを追加しよう
上記の共通のディスクリプションとは別に、カテゴリーページやグループページにもディスクリプションを入力しておくと、Googleなどの検索エンジンにサイト情報を表示させやすくなります。
下図の「共通項目のページ概要(description)」という箇所に、 お店の自己紹介や要約文を入れていきましょう。
ちなみにdescription(ディスクリプション)は簡単にいえば、 「このページが何のページなのかを紹介する文章・ページの要約文」です。
主にGoogleなどの検索エンジンに、ページ内容の要約を伝える役割があります。
見落としがちなカテゴリーページの検索エンジン対策は、やって損はないので、まだ設定していない方は早速設定しておきましょう。
▼共通ページのdescriptionを設定する
ショップの自己紹介や要約文をどのようにして書けばよいかわからない方は、下記の動画をご視聴ください。
▽検索エンジン対策「共通項目のdescription」
対策3:Googleに自分のショップを表示させよう
インターネット上でネットショップを開設しても、
「自分の店名をGoogleで検索しても自分のショップが出てこない!」
という場合があります。
なぜGoogleの検索結果に自分のショップが表示されないかというと、Googleの検索ロボットが自社のショップをGoogle検索結果に登録していないからです。
通常、何もしなくてもGoogle検索ロボットがお店を発見し、Google検索結果に表示するように登録をしてくれますが、時間がかかります。
すぐにGoogle検索結果に自分のショップを表示させる方法は、Google検索ロボットに自分のショップの存在を知らせることが必要です。
では、Google検索ロボットに自分のショップを知らせるにはどうすればよいかというと、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)の設定が必要です。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)を設定することで、自分のショップをGoogle検索結果に表示させやすくなるので、早めに対応しておきましょう。
▼Google Search Consoleの設定方法
また、よむよむカラーミーでは、「ECサイトのSEO対策」についてや「コンテンツSEO」についても記事で詳しく紹介していますので、気になる方は読んでみてくださいね。
【集客方法3】オウンドメディア(ブログ)運営
費用 | 無料~ |
難易度 | 初級~上級 |
オウンドメディアとは本来は自社が所有・管理する全てのメディア(HPや公式SNSアカウントなど)のことですが、一般的には記事やコンテンツを掲載する自社のWebサイト(ブログサイト)を指すことが多いです。
オウンドメディアを運営して、自社商品やサービス関連のコンテンツ(記事)を発信していくことで、オーガニック検索などからの流入をねらいます。
また、オウンドメディアはネットショップの認知拡大やファン獲得、最終的な購入へとつなげることを目的とすることも多いです。
なお、オウンドメディアとECサイトが一体となっている場合は、メディアECやメディアコマースともいわれます。
無料のブログサービスを使い、簡単なお知らせなどを掲載するだけなら無料で初心者でも簡単に取り組めます。
ですが、本格的なサイトを構築してコンテンツも外部に依頼する場合は、場合によっては数十万円ほどのコストがかかる可能性もあります。
また、オウンドメディア運営は無料で始められるものの、成果が出るまでに数ヵ月かかるといわれています。
オウンドメディアの作り方について詳しくは「オウンドメディアの作り方は?」の記事を参考にしてください。
【集客方法4】広告の出稿
費用 | 数万円~(広告の種類や課金形態で異なる) |
難易度 | 初級~中級 |
Web上に表示される自社の広告をクリックしてもらうことで、ネットショップに集客する方法です。
広告は人目に触れやすいため、短期間で集客できる点がメリットです。
また、自社のターゲットとする層に絞り込んで広告を表示することも可能なので、購入につながる可能性もあります。
ただし、出稿する広告や課金形態によっては、想定以上にコストがかかったり、広告を止めてしまうと露出が一切なくなったり、といったことが注意点として挙げられます。
Web広告といってもさまざまな種類があるので、主なものをご紹介します。
リスティング広告
リスティング広告は検索連動型の広告です。
検索エンジンでユーザーが何かキーワードを入力して検索すると、キーワードに関連する広告が表示される仕組みです。
キーワードに連動して表示されることから、ユーザーの興味関心を引きやすく即効性が高いのがメリットです。
デメリットとしては、人気のキーワードは競争率が高く単価も高額なため、コストが増えやすいことでしょう。
Googleショッピング広告
リスティング広告の一種で、「ウォーキングシューズ 女性」などと入れると、実際に商品として販売されているウォーキングシューズの写真と価格がGoogleの検索結果に表示されます。
メリットとしては、通常のリスティング広告よりも視覚的効果が高く、写真と価格が表示されているので購入する可能性の高い人にクリックしてもらいやすい点が挙げられます。
ただし購入されやすい分、通常のリスティング広告よりも単価が高くなりがちです。
なお、Googleショッピング広告については有識者の方に活用方法などを伺ったインタビューがありますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
ディスプレイ広告
Webサイトの広告枠に、バナーや動画などで表示される広告のことです。
画像などで視覚的な訴求ができるので、ブランドや商品が認知されやすいでしょう。
ですが、ユーザーが主体的に検索した結果に連動するリスティング広告と比べると、購入につながりにくいとされています。
SNS広告
XやInstagramなどのSNSのタイムライン(フィード)に、通常の投稿と同じように広告が表示されます。
通常の投稿に交じっているので、ユーザーに見てもらいやすく、年齢や興味関心などで表示したいユーザーを絞れるのが特徴です。
アフィリエイト広告
アフィリエイター(広告掲載者)のブログやWebサイトで宣伝してもらう方法です。
基本的には成功報酬型であるため、費用対効果が高い広告といえるでしょう。
宣伝を自社で行わなくて良い反面、意図しない表現や訴求が行われてしまい、ブランドや商品のイメージが低下してしまうというリスクもあります。
リマーケティング広告
ネットショップを訪問したことがあるものの、何らかの理由により離脱したユーザーを追跡して表示する広告をいいます。
他の商品との比較のために離脱したユーザーもいると考えられるので、購入意欲のあるユーザーに再度アプローチをかけられるのが特徴です。
【集客方法5】メルマガ
費用 | 無料、有料の場合は数千円~(メルマガ配信サービスを利用する場合) |
難易度 | 初級 |
メルマガを配信してユーザーに対してイベントやキャンペーン情報などを訴求し、集客する方法です。
基本的にはメルマガ登録したユーザーに配信するため、商品やサービスを利用したことがあるリピーター向けの施策になります。
ユーザーと定期的にコミュニケーションを取ることで、再度利用してもらえる可能性が高まるでしょう。
ただし、目を引くようなタイトル付けや読んでもらうための内容など工夫が必要なこと、そもそもメルマガ登録までのハードルが高いということが注意点です。
【集客方法6】動画マーケティング
費用 | 無料(内製する場合) |
難易度 | 上級 |
YouTubeで公式チャンネルを作って動画を配信したり、Instagramでインスタライブを行ったりなど、動画を使って視聴経由で集客する方法です。
動画なので、さまざまな細かい情報を短時間で伝えられ、記憶にも残りやすいといわれています。
ですが動画は、メルマガや記事制作よりも時間やコストがかかるでしょう。
【集客方法7】プレスリリース
費用 | 数万円~ |
難易度 | 中級 |
メディアに拡散してもらうことを目的に、自社の新商品やサービスの情報をプレスリリースサービスで配信する方法です。
メディア記者の目に留まれば、第三者視点で記事化されるため、広告色が薄く、ユーザーに受け入れてもらいやすいでしょう。
メディアの情報拡散力を利用できるのもポイントです。
ただし、プレスリリースを打てば必ず記事化されるという訳ではないので、メディアに取り上げてもらうために、配信時期や内容などを工夫する必要があります。
【集客方法8】インフルエンサーへの宣伝依頼
費用 | 数万円~ |
難易度 | 中級 |
ユーチューバーやインスタグラマーなど、SNSで人気のあるインフルエンサーに宣伝してもらって集客するという方法もあります。
インフルエンサーには拡散力があるので、より多くの人に商品やサービスを認知してもらえるだけでなく、多くのフォロワーに好意的に受け止めてもらえる可能性が高いです。
宣伝費用はフォロワー単価で決まることが多いため、フォロワー数の多いインフルエンサーに依頼するほど高額になる点に注意しましょう。
【集客方法9】クラウドファンディング
費用 | 無料または手数料10%程度~ |
難易度 | 中級 |
クラウドファンディングサイトには毎日さまざまな人が訪れるので、商品化やサービス化のためにクラウドファンディングを募りながら、結果的に集客にもなります。
ポイントとしては、人々に共感されるようなブランド背景や商品の制作ストーリーを掲載することです。
クラウドファンディングは、さまざまなプロジェクトを応援したいと思っている人がほとんどなので、商品やサービスの想いを十分に届けて魅力的に感じてもらうことがコツでしょう。
集客したら必ず分析・効果検証を行おう
ネットショップの集客方法を紹介してきましたが、施策を実行した後にきちんと検証しなければ効果があったのかどうかがわかりません。
もし効果が無かったり、費用対効果が悪かったりした場合は別の方法を見直す必要もあるでしょう。
ここでは、分析や効果検証に使えるツールをご紹介します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、一番有名な無料の分析Webツールの1つです。
例えば、以下の分析が行えます。
- ・ユーザーの流入経路
- ・流入経路別のコンバージョン率
- ・ユーザーの属性別の行動傾向
- ・ユーザーの離脱率
- ・ユーザーの閲覧数が多いページ
- ・ユーザーの平均購入額 など
ユーザーの行動分析に優れたツールなので、ネットショップ内でのユーザーの行動の傾向や流入経路の把握などに役立ちます。
Googleアナリティクスの使い方に関しては、多くの書籍やノウハウ記事などがあることから、自分で学びやすいツールでしょう。
無料と有料の集客方法は並行して行うのがベスト
ここまでで無料と有料の集客方法をご紹介してきましたが、どれか1つに限らずできれば無料と有料の方法を並行して行うと一番集客効果があるといえます。
広告出稿やプレスリリース、インフルエンサーへの宣伝依頼など、コストがかかる有料の集客方法は、短期間で効果が出やすいメリットがあります。
ただし、コンテンツとして形に残るものは少ないです。
一方、オウンドメディアやSNS運用などの無料もしくは、ほとんどコストをかけずにできる集客方法は、効果が出るまでに時間がかかります。
ですがコンテンツとして蓄積されるため、細く長く継続するほどに集客効果は高まります。
無料の集客方法、有料の集客方法にはそれぞれデメリットがあるため、両方を組み合わせて実行することで双方の弱点を補完できるでしょう。
ネットショップ集客のリソースが足りない時の対処法
きちんと集客したいけれど、そこまで手が回らないというショップも多いでしょう。
ですが、継続的に集客を行わないとネットショップの売上は落ちていってしまいます。
ここでは社内での集客リソースが足りない場合の対処法として集客ツールや集客代行をご紹介しますので、利用を検討してみましょう。
集客ツールを導入する
集客方法を実行するのに役立つのが、集客ツールです。
カラーミーショップでは、「BuzzEC 」という集客ツールが利用できます。
BuzzECはカラーミーショップの商品データを自動取得して、Google・Instagram・LINEといった主要メディアに簡単に広告が出稿できるツールです。
専門知識がなくても集客に役立つ広告を出稿でき、BuzzECのスタンダードプランは月額固定利用料はなくクリック課金制なので、広告費を無駄にせず安心して始められるでしょう。
集客代行を利用する
集客代行は、自社に代わって集客を行うサービスです。
Web広告の代行、SNS運用の代行、SEO対策の代行、コンテンツ(記事)制作の代行などがあります。
専門の知識やスキルを持つ代行会社に集客を依頼できるので、これまでの集客ノウハウにより、効率的に集客できるでしょう。
社内で試行錯誤を重ねるよりも短期的に効果を得やすいのもポイントです。
ただし、企業によって得意な分野と不得意な分野があります。
必ずしも期待する効果が得られるわけではないということは理解したうえで、利用しましょう。
まとめ
ネットショップ開店後には集客が必須です。
その方法としては、主に以下の9つがあります。
- 1.SNS運用
- 2.SEO対策
- 3.オウンドメディア(ブログ)運営
- 4.広告の出稿
- 5.メルマガ
- 6.動画マーケティング
- 7.プレスリリース
- 8.インフルエンサーへの宣伝依頼
- 9.クラウドファンディング
どれを始めていいかわからない場合は、無料で手軽に始められるSNS運用がおすすめでしょう。
ぜひ今回ご紹介した施策内容を参考に注力してみてくださいね!
▼こちらの記事も読まれています▼