よむよむカラーミー
ネットショップ運営を、
もっと楽しく。
ネットショップ運営を、
もっと楽しく。
MENU
ネットショップを無料体験してみる
気になるワードは?
photo-composition0

ユーザーに刺さる!写真撮影に欠かせない構図のコツ【プロから学ぶ!Instagram撮影講座②】

Instagramを中心としたSNSで適切にコンテンツを訴求するための撮影技法講座の第2回、今回は「構図」について考えていきましょう。

写真にあまり親しみのない方でも構図という言葉自体は耳にしたことがあるはず。
どれだけ被写体がよくても、構図がよくなければ意味が伝わりにくい写真になってしまいます。

前回では「いい写真を撮るコツと心構え・理論」を解説しましたが、第2回では構図の基本的な考え方、すぐに実戦で使える基本的な構図技法など、「ユーザーに刺さる、いい写真やクリエイティブを届ける」ための実践的な内容に触れていきます。

1. なぜ構図が重要なの?

前回の記事では「被写体=言葉」「光=語彙」「構図=文法」のようなものだと説明しました。
被写体や光の環境がどれだけ整っていても、構図がよくなければ一枚の写真としての魅力が損なわれてしまう可能性があるのです。

これは、Instagram上の写真にも同じことが言えます。
ただおしゃれな小物をそれっぽく置くだけでは、優れたコンテンツとしての訴求が難しくなってしまいます。

2. そもそも「構図」ってなに?

とはいえ、いきなり「構図」と言われても何のことだかピンとこない方も多いのではないでしょうか?
この章では構図をテクニカルに扱う前に、前提知識をインストールしておきましょう。

2-1. 「構図(composition)」とは

主に写真における構図を簡潔に表すとすれば「要素の配置」。一枚の写真の中でさまざまな要素をどのように配置して撮影するか?ということですね。
また、英語でいうところの構図=「composition」という言葉には下のような意味があります。

● 部分または要素を組み合わせ、構成したり組み立てたりすること。
● このような方法で構成されたものや、結果として生じた状態。合成物。
● 芸術作品の要素を、要素同士や全体との関係を考慮しながら、調和がとれるよう配置すること。

特に「要素同士や全体との関係性を考慮しながら、調和がとれるように配置する」という言葉は、まさに写真の構図技術の基本を言い表したものではないでしょうか。

2-2. 「デザイン(design)」とは

写真に対してデザインという言葉を使う方を目にします。ではデザインとはどのような意味なのか、少し考えてみましょう。
下記のような意味が考えられます。

● 芸術的かつ熟練した技術を活用し、物事を立案して組み立てること。
● 写生画、略図、計画、パターンを作る際、その構図や形態を考え出すこと。
● あるゴールを成し遂げようと計画する際の目的や意図。
● 芸術作品、装飾品のよそや特徴を配置、パターン化すること。

デザインの定義は構図に比べてかなり広いようですね。
最近は「ビジネスをデザインする」「ライフスタイルをデザインする」など、いろいろなデザインの考え方・向き合い方が広まってきています。

結論に入る前にもう一つ、似た言葉である「アート」の意味も見ていきましょう。

2-3. 「アート(art)」とは

デザインとアートはしばしば混同されがちです。
「デザイナー=アーティスト」ではないことは、案外あまり意識されていないのかもしれません。

● 特殊な素材や形式により技巧を駆使し、美を創造・表現しようとする人間活動、およびその作品。

構図やデザインの「理解や伝達性を最大化させる」という目的に対し、アートの目的は「表現」や「美」であるようです。

2-4. 目的や意図を明確に

構図、デザイン、アート。
この3つの言葉の定義や使い方に正解はありません。ですが、少し考えてみると構図とデザインには共通点があることがわかります。

それは「作品のベースになる目的や意図が、写真の効果を高めることに直結する」ということ。

「構図・デザイン=マーケティング要素が強い」「アート=ブランディング要素が強い」と考えてみてください。
どうすればそれを実現できるか? どうすればもっと伝わるか? を考えながら、さまざまな変数や要素、量や関係性のバランスを保つことが構図であり、デザインでもあるのですね。

写真における構図・デザインは「コンテンツを通して伝えたいことを、ユーザーにはっきりとわかってもらうための手段」なのです。

3. この構図は覚えておこう!必ず意識したい構図の基本

ではここからが本題。構図のテクニックについてお話します。
一口に「構図」と言っても実はかなりたくさん種類があります。よほどプロのフォトグラファーを目指すのでない限り、そこまで多くの構図を使いこなす必要はありません。

テクニカルな知識よりも大切なのは「ユーザーに伝わるコンテンツを作ること」。
Instagramでのコンテンツを作成するにあたり、意識するだけで配置への意識が変わる、簡単に再現できる構図をご紹介していきます。

3-1. 構図技法の基本知識。長方形のラバットメント

photo-composition1

構図を作る際のもっとも基本的なテクニック、それが長方形を使いこなすことです。
この技法は「全ての長方形には、その短辺を一辺とする正方形が2つ含まれている」というちょっとややこしい原理に基づいています。

文字にするとややこしい感じですが、実はかなりシンプルなこの幾何学図形。線に合わせて要素を配置するだけで調和性が訴求できる、便利で奥が深い構図です。

3-2. 三分割法

photo-composition2

この構図はもっとも有名な構図と言ってもいいかもしれませんね。
実はこの構図が初めて書物に記されたのは1797年なんだとか。かなり古くから認知されていた構図のようです。

画面全体を縦横にそれぞれ三分割し、線が交差する点の上に被写体や要素を配置します。要素が複数ありがちなInstagramの写真撮影では、特に重宝する構図ではないでしょうか。

3-3. 日の丸構図

photo-composition3

画像の真ん中に被写体を配置するとってもシンプルな構図。この構図を使う場合はシンプルにドン!と配置してください。
ですが、いざ撮るとなるとカメラの角度がブレてしまったり、撮影者自身が影になってしまったり、被写体が微妙にずれていたり…実は意外に難しい構図でもあります。

真上から撮ることと、光をしっかり取り入れることをまずは意識してみてください。

3-4. 対角構図

photo-composition4

被写体を斜めに配置することで動きが出せるのがこの構図。
画像に対して被写体が斜めになっていればOKぐらいの気持ちで、何枚かチャレンジしてみてください。要素が複数ある場合、奥行きある写真に見せたい場合などにもおすすめの構図です。

4. ビジュアルウェイトを上手に意識しよう

さまざまな構図を活用することで、要素間の空間や配置についても目を向けることができるようになります。

最後に意識しておきたい言葉が「ビジュアルウェイト」。
直訳すると視覚的な重みという言葉になりますが、これは「写真の要素がどれだけ人を惹きつけるか」を意味します。

人間の目は、自然と画面内の顔や文字、物などに惹きつけられます。
そのため「ビジュアルウェイトが重い要素をどこに配置するのが適切か」「見せたい被写体、世界観はどこに配置すべきか」「その場合はどの構図をチョイスすべきか」をより意識してみてくださいね。

4-1. 重心は中心にあることがほとんど

構図全体の重心は、基本的には画面の真ん中に存在することが多いです。
そのため、写真のバランスを保つのにもっとも簡単な方法は、画面の中央に被写体を置くことでしょう。人の視線は、写真の中心に配置された被写体を見つけるとそこで止まってくれるため、静的な世界観の写真には特に効果的です。

中央に集まった視線は、他の行き場がないため基本的には被写体に注目します。そのため被写体自体の魅力がビジュアルウェイトにも大きく影響します。

4-2. あえて中央から配置をずらす場合

photo-composition6

上で説明した三分割法など、主な要素をあえて中央からずらす場合。中心から離れれば離れるほど「なぜその配置を選んだのか」が求められるようになります。
画像内における被写体と、他の要素との関係性に親和性があるのか、または意外性があるのかを視覚的に判断されるということです。

つまり、要素同士のビジュアルウェイトのバランスがとても重要に。
Instagramでは「とりあえずずらして撮るのがおしゃれ」といったような写真も散見されますが、これをしっかりと意識した上で中央からずらしてみてくださいね。

まとめ

第2回の本記事では、構図について考えてきました。

見せたい被写体をどの構図に配置するかということはシンプルながらもかなり奥深い内容ですよね。特にInstagramなどでは、ユーザーとの一瞬の接触で魅力的に思ってもらえるかが大事なポイントです。
構図技法を意識するのには少し慣れが必要かもしれませんが、逆に言えば一度癖がついてしまえば写真のクオリティで優位に立ちやすくなるはず。

次回は被写体と構図をよりよく表現してくれる、光の使い方について学んでいきましょう。
【記事監修】

松岡謙太朗
松岡 謙太朗(株式会社B.O.S
デジタル領域を軸としたマーケティング、ブランディング戦略を得意するクリエイティブカンパニー、株式会社B.O.S専務取締役。WEBマーケティング全般のコンサルティングをはじめ、自身でのフォトグラファーとしての経験を活かしてInstagramマーケティングのセミナー講師などとしても活動中。