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いい写真を撮るコツと心構え・理論とは【プロから学ぶ!Instagram撮影講座①】

「文字よりも約7倍の情報量を訴求できる」などとも言われる写真。
InstagramやPinterestなどのSNSが流行していることからも、近年は「写真」がコンテンツとしてより大きな価値を持つようになりましたよね。

Web上では、写真・動画などのビジュアルよりもテキストで訴求したほうが効果的な場面もありますが、特にファッションや食品・雑貨などの商材では、ビジュアル訴求のほうがユーザーに刺さりやすいケースが多いのです。

そこで本シリーズでは、ビジュアル訴求に適したチャネル「Instagram」での訴求方法にフォーカス。
高価な一眼レフや撮影機材がなくても、誰でも簡単に実践できる考え方やコツ・テクニックを全5回に渡ってお伝えしていきます。

まず第1回の本記事では「写真撮影」において意識したい心がけや簡単な理論を理解していきましょう!

1. 優れた写真ってなんだろう? 撮影時にまずは意識したい3つのコツ

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「いい写真に必要なものって何?」

唐突ですが、もしこんなことを聞かれたらどう回答しますか?
たとえば、

  • ● 高価なカメラで撮った写真
  • ● 解像度が高い写真
  • ● 有名な人が撮った写真
  • ● アート性の高い写真

 

などなど、十人十色でさまざまな答えが出てくるのではないでしょうか?

「いい写真」というものに具体的な定義はありません。
ですがネットショップ運営、さらにInstagramでのマーケティングにおいては、見る人の心を動かすことのできる一枚が「いい写真」とされることも事実でしょう。

「いい写真」を撮影するには、特に以下の3点を意識することが大切です。

1-1. 魅力的な被写体や商品

どんなに優れたカメラマンや高価なカメラを使用しても、撮影される被写体そのものの魅力が乏しければ、ビジュアルでの訴求はハードルが高いものになってしまいます。
マーケティングを行う以上、商品自体の魅力が求められることは言うまでもありません。

魅力に乏しい商品をどれだけ着飾って撮影したとしても、ユーザーの手元に商品が届いたらがっかりされてしまうかもしれませんよね。それではショップやブランドの評価が低下する事態にも繋がりかねません。
まずは届けたい商品、被写体自体に魅力があるのかどうかを一度考えてみてください。

  • ● 被写体の魅力を最大限に引き出すこと
  • ● 被写体の見栄えを最大限に整えること
     

この2つはまったく異なる考え方であることをまず理解しましょう。

1-2. 構図への意識

Instagramでは、クリエイティブをおしゃれに見せようとするがあまり構図をおろそかにしてしまっているケースが散見されます。

構図の理論は第2回で詳しくご紹介しますが、1枚の写真にはバランス感覚がとても大事。
魅力的だと感じた写真に対しては、どのような構図で撮影されているのかを考えるトレーニングも有益です。

1-3. 効果的な光の使い方

意外と意識されていないことも多いのが光の使い方です。光の質が変わると、写真自体の質も大きく変化します。
基本的には自然光で撮影することをおすすめしています。

光の使い方については第3回で詳しくご紹介していきます。

2. 正しくコンテンツを伝達するために、撮影のコツを組み合わせよう

「いい写真」には上で述べた3つの組み合わせが重要です。
魅力的な商品でも構図がおかしかったり、構図は完璧でも光の使い方が間違っていれば、その魅力は最大限に伝えられなくなってしまうでしょう。

たとえば、私たちが日常的に活用している伝達手段「言葉」を考えてみてください。

このペンはとても安くて書きやすいです

とても簡単な文章ですが、単語はそのままで次のように組み替えると、どうでしょう?

安くてこのとても書きやすいペンです

言わんとしていることはなんとなく理解できますが、情報を適切に伝達できているかと言われると疑問が残るのではないでしょうか。実は、写真にもこれと同じことが言えるのです。

被写体=言葉、光=語彙、構図=文法だと考えてみてください。
写真も情報である以上「どのように伝達するか」を考えることがとても大事なのです。

被写体、構図、光、この3点をしっかり意識して撮影に向き合いましょう。

3. 視覚認知のメカニズムを知ることが大切

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いい写真を撮るには「人はどんな写真に惹かれるのか」を知っておきたいところ。
特に、構図や光の考え方を理解する上で「人間はどのようにして視覚的情報を処理するのか」は極めて重要な観点となります。

まず「見る」という行動は、対象に反射した光が目に入ることからスタートします。その後、カメラでいうレンズの部分にあたる水晶体に光が集まり、網膜上に反転した像を結びます。カメラではイメージセンサーやフィルムがこの役割を果たします。

しかし人間の目の場合はカメラとは少し違う特性が。
明るい光の刺激に反応する受容器の多くは、網膜の中心部に存在するため、その周縁部に向かうほど解像度や鮮明さが低下してしまいます。視野の中心からたった10度ずれただけでも、解像度や鮮明さが1/5になってしまうとも言われているほどです。

そのため、構図や光は人の視覚認知の活動に極めて大きな影響を及ぼすとされているのです。

4. 視覚認知のメカニズムを意識してInstagramに活かすには?

ある対象が人に認識されるまでのスピードには個人差がありますが、実は “とある傾向” が存在します。
人間の目は、単に形状を認識するだけでなく「どの程度見慣れているか」や「その写真にはどんなものが出現する可能性が高いのか」といった点までも認識できているんです。

そのため、
「このアカウントでは商品と一緒に生花が写っていたよね」
「この世界観のブランドは、白っぽいイメージに観葉植物がよく出てきている気がする」
などの「あるある」を意識してみることで、潜在意識に訴求しやすくなる可能性があります。

この特性を逆手にとって、商品特性や雰囲気などを把握すれば、ターゲットへの訴求がより狙いやすくなるということですね。
具体的に言えば、ターゲットの好む趣味嗜好に適した備品や構図、光などを活用して、クリエイティブを作成することが効果的な手法となります。

まずは「ターゲットの所属する趣味嗜好のコミュニティ」や「そこで成功している世界観にはどのような特性があるのか」を徹底的に分析してみてください。

こうすることで、使うべき光の種類や構図、商品特徴などがよりクリアになるはずです。

最後に

今回の記事では、写真撮影と向き合うにあたって知っておきたい心構えを中心にご紹介してきました。
スマホの普及により誰でも写真を楽しめる時代になったのと同時に、マーケティングやブランディング活動においても写真の持つ意味が大きく変化してきています。基礎的な考え方を押さえておくだけでも、クリエイティブには大きな差が出るでしょう。

Instagramを通じてファンを獲得したい方は、技法や考え方はもちろん被写体にもしっかりと気を配ってみてくださいね。

 

【記事監修:株式会社B.O.S 松岡謙太朗】

松岡謙太朗
デジタル領域を軸としたマーケティング、ブランディング戦略を得意するクリエイティブカンパニー、株式会社B.O.S専務取締役。WEBマーケティング全般のコンサルティングをはじめとし、自身でのフォトグラファーとしての経験を活かし、Instagramマーケティングのセミナー講師などとしても活動中。