![](https://calamel-wordpress.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/contents/uploads/2024/01/22175048/hatsusouyoteibitoha_eye.jpg)
ネットショッピングをする際、購入の何日後に発送してもらえるのか気にしながら買い物をする人も多いでしょう。
そのため、ショップがECサイトに発送予定日を記載することは大切です。
今回は、発送予定日の定義や重要性について詳しく見ていきましょう。
![ツクルくん](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/calamel-wordpress/contents/uploads/2020/08/18145944/tukurukun-honban.jpeg)
いつ発送されるのか、僕は必ずチェックしてから買い物するようにしてるよ。
![カラミちゃん](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/calamel-wordpress/contents/uploads/2019/02/28171910/neko.png)
ツクルくんのような購入者も多いので、ECサイトに発送予定日を明記したり、発送を早めたりするとショップ側にもメリットがあるんですよ。
目次
発送予定日とはショップが荷物を出荷する日のこと
発送予定日とは、注文確定後にショップが商品を発送する目安の日数のことです。
ネットショップで商品を購入する際の商品ページに「1~5営業日以内に発送」や「●時までの購入で翌日発送」などと記載してあることが多いでしょう。
大型家電や家具などの場合は、宅配業者の手配の関係で発送まで数週間と時間がかかる場合もあるように、商品によって発送予定日は大きく異なります。
配送予定日との違い
発送予定日と混同しやすい言葉に「配送予定日」があります。
配送予定日は、ショップで発送した商品が購入者に届けられる目安の日数のことです。
「どれくらいで発送するのか」の発送予定日はショップ側でコントロールできますが、「どれくらいで届くのか」の配送予定日は宅配業者に委ねられる点が異なります。
また配送予定日は、台風や地震といった災害が起こると当初の予定から大きくずれてしまう可能性もあります。
発送予定日から荷物はいつ届く?
発送予定日からどのくらいで顧客のもとに荷物が届くかは、発送元であるショップがどこの地域かや発送した時間帯、発送手段などで変わってきます。
例えば、ヤマト運輸の宅急便を利用した場合、東京から発送して東京に届けるのであれば翌日、北海道(札幌市)から発送して沖縄(那覇市)に届ける場合は翌々日が配送予定日となっています。
一方、小さめの荷物を送れる郵便局のゆうパケットを利用すると、北海道(札幌市)→沖縄(那覇市)は6日後が配送予定日です。
このように、どこからどこへ配送するのか、利用するサービス、配達業者によって配達までの日数は大きく異なります。
さらに、天候や災害だけでなく、年末年始やECサイト側の大型セール期間などネットショップでの購入者が増えて配送件数が多くなる時期は、配送遅延が起こる可能性もあります。
ネットショップでは発送予定日の明記が重要
発送予定日の記載は、消費者の利益を守るための法律である特定商取引法によって、基本的にサイト上に明記することが義務付けられています。
ただし、遅延なく行う場合など一定の条件を満たせば省略が認められるので、引き渡し時期(発送時期や配送時期)をショップに記載しないことも可能です。
ですが、消費者にとって商品がいつ手元に届くのかというのは、購入する際の重要なポイントです。
発送予定日の記載が無いといつ届くのかわからないため、ユーザーは発送予定日が明記されてある他のショップで購入してしまうでしょう。
発送予定日を書かないと、購入機会の損失につながってしまいます。
ユーザーのためにも、ショップのためにも発送予定日はネットショップにきちんと書くことをおすすめします。
発送予定日を早めることによるメリット
ネットショップでは発送予定日を明記することが大切ですが、他のショップと比べて発送が早いかどうかも重要なポイントです。
可能な限り発送予定日を早くすることによるメリットを3つ取り上げます。
他社と差別化できる
日本国内のECサイトの店舗数は年々増えているといわれており、実際に日本のEC市場規模は2023年の時点で10年前の2倍以上に拡大しています(経済産業省「令和5年度 電子商取引に関する市場調査報告書」を参照)。
膨大な数のネットショップの中から自社を選んでもらうには、さまざまな点で他社と差別化することが大切です。
先ほどお伝えしたように顧客はいつ商品が届くかを重視しているため、似たような商品を同じような価格帯で販売していたとしても、発送を早めることで他社との差別化ができます。
発送を早くすることで、商品を急いで受け取りたいと思っているユーザーはもちろん、受け取るのは早いほうが良いと感じるユーザーからの購入が期待できるでしょう。
顧客へ好印象を与える
ネットショップの口コミを見ていると「早く発送してもらえて助かりました」というコメントが一定数あるように、ネットショップで買い物をするユーザーは「素早い発送=対応の良い店」と捉える傾向にあります。
そのため、当日発送や翌日発送など発送予定日を早めれば、ユーザーへ好印象を与えるでしょう。
また、発送が早くユーザーの満足度が上がることで、リピートしてもらえる可能性も高まります。
発送予定日を早めることで、顧客から選ばれやすいショップになるはずです。
ECモール内で上位に表示されることも
発送予定日が早いと、大手のショッピングモールでは、検索結果の上位に表示されやすくなります。
例えば、Yahoo!ショッピングでは、優良配送(配送の早い商品)を優先して表示する仕組みを取り入れています。
同じ商品の場合、上位表示される商品のほうが目につきやすく顧客に購入されやすいことから、ECモール内で売上アップを狙うという意味でも、発送予定日を早めにすることはメリットがあるといえるでしょう。
ネットショップで発送・出荷を早める方法!効率化するには?
発送予定日を早めたほうがショップとユーザーにとってメリットが多いとお伝えしましたが、ただ単に早めてしまうと実際の作業が追い付かず結局は発送遅延につながってしまいます。
ここからは、発送や出荷を早められるような体制を作るための3つの効率化ポイントを紹介します。
現状のフローを見直して無駄な業務を無くす
すぐに取り掛かれる方法としては、業務フローの見直しがあります。
発送までの主な流れは、ピッキング、検品、梱包、出荷です。
まずはそれぞれの工程について、今の状態を確認しましょう。
現状を把握することで、どのくらいの作業時間がかかっているのか、どこで遅れが出やすいか、不必要な作業はないかなどがわかります。
フローを見直す際は、必ず現場にかかわっている全員で行いましょう。
もし複数人で発送作業を行っている場合、人によってフローが異なることで発送が遅くなっているケースもあります。
作業フローをマニュアル化して作業内容をそろえるのも、効率化に有効です。
倉庫のレイアウトや梱包を改善する
発送を早めるには、倉庫のレイアウトや梱包の見直しも効果的です。
倉庫内のどこに何が置いてあるかわからない状態だと、ピッキングのときになかなか商品が見つからなかったり、商品を間違えてピッキングしたりといったミスにつながります。
整理整頓して商品カテゴリやブランドがわかりやすいように配置しておく、よく注文される商品は取り出しやすい位置に置いておくなど、ピッキングしやすいように在庫管理を徹底しましょう。
倉庫を整理しておくことで、短時間で正確なピッキングが行えるようになります。
また梱包作業も工夫すれば、時間を短縮することが可能です。
梱包資材をすぐに取り出せるよう作業スペースや収納環境を見直したり、ワンタッチ式など組み立てやすい梱包資材を活用したりして、梱包の効率化も図っていきましょう。
業務の自動化や発送を外部委託する
国内のECサイトの増加に伴い、ECサイト関連のサービスもさまざま提供されています。
受注や発送業務を補助するようなサービスを利用することで、社内業務の負担を減らせるでしょう。
手間のかかる発送業務は、システムを導入して一部を自動化したり、在庫管理から配送まで丸ごと委託する物流代行サービスを利用したりすれば、効率化につながります。
例えばカラーミーショップでは、商品の受注・梱包・出荷・在庫管理をすべて代行してもらえる「ロジモプロ」というサービスを利用できます。
カラーミーショップに受注が入ると、ロジモプロの倉庫から自動で出荷し、購入者へ配送してくれます。
自社で行う出荷作業自体がなくなるので発送予定日を早めることにも役立ちますし、商品情報や受注、発送実績、入荷実績のデータがカラーミーショップと自動で同期されるため商品管理がしやすいのもポイントです。
増加する出荷作業に対応して売上を伸ばしたいショップや、発送関連の単純作業を減らして販促や企画などコア業務に力を入れたいショップにもおすすめです。
ロジモプロのサービスをより具体的に知りたい方は、実際に倉庫を見学したレポート記事をご覧ください。
まとめ
発送予定日を明記すること、他社よりも発送予定日を早くすることは、ネットショップで売上を上げていくためにも重要なポイントになります。
顧客は商品価格だけでなく、配送のスピードも見て購入を決定するためです。
発送予定日の記載だけでなく、実際に早目の発送ができるような仕組みづくりも整えていきましょう。
▼こちらの記事も読まれています▼