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徹底比較!ECサイト構築サービスおすすめ25選|手数料・特徴と6タイプの選び方を解説

ECサイト構築サービスにはさまざまな種類があり、料金が安いサービスを選べばよいとは限りません。
固定費を抑えて始めたい場合と、売上が伸びた後の手数料を抑えたい場合では、向いている料金体系が変わります。
定期通販やBtoB、実店舗との連携など、販売方法によって必要な仕組みも異なります。

この記事では、主要な25のECサイト構築サービスを6つのタイプに分けて比較します。
費用や手数料の違いに加え、月商・売り方・必要な機能に合ったサービスの選び方を解説しますので、自社に合ったサービス選びの参考にしてみてください。

※ 本記事の情報は2026年9月時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。
※ 本記事に記載する料金はすべて税込です。

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ECサイト構築サービスは6タイプ|月商・売り方・必要な機能で選ぼう


ECサイト構築サービスは大きく6つのタイプに分かれます。
タイプごとに費用の仕組みや向いているケースが異なるため、まずは自社に合ったタイプを把握しておきましょう。

無料ASP 費用の特徴 ・初期費用や月額費用を抑えやすい
・売上に応じて決済手数料、サービス手数料が発生する
向いているケース 固定費をかけずに自社ECを始めたい
重視すべき点 売上アップ後の手数料
代表的なサービス BASE、STORES など
有料ASP・
SaaS
費用の特徴 ・月額固定費+決済手数料が発生する
・販売手数料は0円のサービスが多い
向いているケース 自社ブランドを育てて継続的に成長させたい
重視すべき点 総コスト、機能、サポート
代表的なサービス カラーミーショップ、Shopify、makeshop、futureshop など
特化型 費用の特徴 サービスにより異なる
向いているケース 定期通販・D2Cなど特定の販売モデルに取り組む
重視すべき点 販売モデル専用の機能
代表的なサービス ecforce、侍カート
クラウドEC・
ECパッケージ
費用の特徴 要見積が中心
向いているケース 基幹システム連携や独自の業務フローなど複雑な要件がある
重視すべき点 カスタマイズ性、外部連携
代表的なサービス ecbeing、W2 Unified など
オープンソース 費用の特徴 ・ソフト本体は無料の場合あり
・サーバー管理、開発、保守は別途必要
向いているケース 自社で開発・保守できる体制がある
重視すべき点 開発力、保守体制、セキュリティ
代表的なサービス EC-CUBE、Welcart
ECモール 費用の特徴 出店料+販売手数料
向いているケース モールの集客力を利用して販路を広げたい
重視すべき点 手数料、顧客接点、ブランドの世界観表現の自由度
代表的なサービス Amazon、楽天市場 など

ECサイト作成サービス(ASP)は、無料ASPと有料ASP・SaaSで料金体系が異なるため、この記事では別のタイプとして比較します。
月商は重要な判断材料ですが、売上規模だけでサービスの種類が決まるわけではありません。定期購入、BtoB、実店舗連携、独自カスタマイズなど、実現したい販売方法もあわせて比較しましょう。

次の章では、タイプごとにサービスの費用・手数料・特徴を紹介し、選び方のポイントを解説していきます。

ECサイト構築サービスを選ぶ前に決めておきたい3つのこと


25のサービスを比較する前に、自社の条件を整理しておくとサービス選びがスムーズになります。

ここでは、事前に決めておきたい3つのポイントを紹介します。

1:目指す月商と商品点数を決める

月商と商品点数は、ECサイト構築サービスの料金体系を比較するうえで欠かせない判断材料です。

月商が大きくなるほど、決済手数料や販売手数料の負担が増えていきます。
月額固定費が低くても、手数料率が高ければ売上が伸びたときの総コストは膨らむでしょう。逆に、月額が高めでも手数料率が低いサービスであれば、売上規模が大きくなるほど手元に残る金額が増えやすくなります。

商品点数も見落としがちなポイントです。サービスやプランによって登録できる商品数の上限が異なり、取り扱い点数が多い場合は上位プランが必要になることもあります。

現時点で正確な売上目標が立てられなくても、「まず月商50万円を目指す」「将来的には月商300万円を超えたい」といった目安を持っておくと、後述する費用シミュレーションで各サービスの総コストを比較しやすくなります。

2:売り方を決める|定期購入・BtoB・海外販売・モール併売など

ECサイトの販売方法は、単品の都度購入だけではありません。
自社の商材やビジネスモデルに合った売り方を明確にしておくと、必要な機能が見えてきます。

たとえば、以下のような販売方法はサービス選びに大きく影響する要素です。

  • ● 定期購入(サブスクリプション): 食品や化粧品など、繰り返し購入される商材に向く
  • ● BtoB(法人向け販売): 掛け払い・見積書発行・会員別価格設定などが必要になる
  • ● 海外販売(越境EC): 多言語・多通貨対応や海外向け決済手段への対応が求められる
  • ● 実店舗との連携: 在庫の一元管理やPOSレジ連携が必要になる場合がある
  • ● ECモールとの併売: 自社ECとモールで在庫や受注を一括管理できるかどうかが重要になる

すべてのECサイト構築サービスがこれらの販売方法に対応しているわけではありません。
たとえば定期購入の仕組みは、特化型サービスでは標準機能として備わっていても、無料ASPでは対応していない場合があります。先に販売方法を絞り込んでおけば、比較すべきサービスのタイプも自然に絞られるでしょう。

3:必要な機能・サポート・カスタマイズ性を整理する

販売方法が決まったら、運営に必要な機能やサポート体制についても整理しておきましょう。

ECサイトの運営では、構築後の業務にも多くの機能が関わってきます。確認しておきたい主な項目は次のとおりです。

  • ● 決済方法: クレジットカード以外に、コンビニ決済・銀行振込・後払い・Amazon Payなどに対応しているか
  • ● デザインの自由度: テンプレートの種類やHTML/CSSの編集が可能かどうか
  • ● 集客・マーケティング機能: メルマガ配信・クーポン発行・SNS連携・SEO設定などが使えるか
  • ● 外部サービスとの連携: 会計ソフト・在庫管理システム・CRMなど、既存の業務ツールとつなげられるか
  • ● サポート体制: メール・チャット・電話など、どの方法でサポートを受けられるか

機能が豊富なサービスほど月額費用は高くなる傾向にあるため、自社に必要な機能と不要な機能を切り分けておくことが大切です。
「今は必要ないが将来的に使いたい機能」がある場合は、追加やプラン変更で対応できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。


これら3つの条件が整理できたら、次の章からタイプ別にサービスを比較していきましょう。

【無料ASP】固定費を抑えてECサイトを始めたい人向けのサービス5選


無料ASPは、初期費用と月額料金を0円に抑えてECサイトを開設できるタイプです。
固定費がかからない代わりに、商品が売れたときに決済手数料やサービス利用料が発生します。ここでは代表的な5つのサービスを比較します。

サービス 初期費用・
月額費用
売上発生時のコスト 商品登録数
BASE
(スタンダードプラン)
0円 決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3% 無制限
STORES
(フリープラン)
0円 決済手数料5.5%〜
(一部決済手段は6.5%)
無制限
Square
オンラインビジネス
(フリー)
0円 決済手数料3.6% 無制限
イージーマイショップ
(無料版)
0円 5.0%+40円
(イージーペイメント利用時)
無制限
おちゃのこネット
(スタートアッププラン)
0円 決済手数料6.6% 100点

※ 決済手数料の料率は決済手段やプランによって異なります。上記は主要な決済手段の料率です。

いずれのサービスも固定費0円で始められますが、手数料の計算方法がサービスごとに異なる点に注意しましょう。以下で各サービスの特徴を紹介します。

BASE

BASE(ベイス)は、初期費用・月額0円のスタンダードプランと、月額固定費を払って手数料率を下げるグロースプランの2つを提供しています。

スタンダードプランでは、注文ごとに決済手数料3.6%+40円に加え、サービス利用料3%が発生します。PayPayやAmazon Payなど一部の決済手段では、システム手数料1%がさらに加算される仕組みです。
月商が増えるほど手数料の負担が大きくなるため、売上が一定規模に達したらグロースプラン(年払い16,580円/月、決済手数料2.9%、サービス利用料0%)への切り替えを検討する流れになるでしょう。

ショップデザインのテンプレートやAppsと呼ばれる拡張機能が豊富で、HTMLの知識がなくてもデザインをカスタマイズしやすい点が特徴です。

STORES

STORES(ストアーズ)は、ネットショップ・POSレジ・キャッシュレス決済・予約システムなどを一体で提供するプラットフォームです。

ネットショップのフリープランは月額0円で、決済手数料は5.5%〜です。
PayPalやあと払い(ペイディ)、Amazon Payなどの決済手段では6.5%が適用されます。スタンダードプラン(年間契約で月額3,300円、月額契約では3,960円)に切り替えると、決済手数料が3.6%〜に下がります。

実店舗を持つ事業者にとっては、POSレジや予約機能を同じアカウントで使えるメリットがあります。ネットショップと実店舗の売上・顧客情報を一元管理したい場合に検討しやすいサービスです。

Square オンラインビジネス

Square(スクエア)オンラインビジネスは、対面決済サービスで知られるSquareが提供するネットショップ機能です。運営会社はBlock, Inc.(旧Square, Inc.)です。

フリープランは月額0円で、決済手数料は3.6%のみ。サービス利用料や販売手数料は発生しません。無料ASPの中では手数料体系がシンプルで、売上に対するコストを計算しやすいのが特徴です。有料プランはプラス(年払い3,375円/月)とプレミアム(年払い9,180円/月、決済手数料3.3%)の2つがあります。

すでにSquare POSレジを使っている実店舗であれば、在庫や注文の情報をECと連携できる点も強みです。店頭受取やデリバリー対応などの機能もフリープランから利用できます。

イージーマイショップ

イージーマイショップは、株式会社システムリサーチが提供するネットショップ作成サービスです。セット販売やオーダーメイド商品などの複雑な商品構成に対応しやすいとされています。

無料版は初期費用・月額0円で、全プラン共通で商品登録数は無制限。販売手数料も0円です。決済には独自の「イージーペイメント」を利用でき、無料版では5.0%+40円/件の手数料が発生します。
有料プラン(カート2,900円/月〜、スタンダード3,900円/月〜、プロフェッショナル8,700円/月〜)に切り替えると、決済手数料はカート・スタンダードで3.57%、プロフェッショナルで2.99%〜に下がります。

商品ごとに細かなオプション設定ができるため、既存のWebサイトにカート機能だけを追加したい場合や、オーダーメイド系の商材を扱う場合に向いています。

おちゃのこネット

おちゃのこネットは、2004年からサービスを提供している老舗のネットショップ作成サービスです。

スタートアッププランは月額0円で始められますが、商品登録数は100点まで、ドメインは共用ドメインのみという制約があります。決済手数料は6.6%で、5つの無料ASPの中ではやや高めの料率です。
取り扱い商品数が増えてきた場合は、ベーシックプラン(年間契約で月額3,960円、商品5,000点、決済手数料3.5%〜)への移行が選択肢になるでしょう。

BtoB向けの専用機能やプランも用意されており、法人間取引を行う事業者にも対応しています。

無料ASPを選ぶ前に知っておきたいこと

無料ASPは固定費を抑えて始められる反面、売上が伸びるにつれて手数料の負担が増えていきます。
たとえば、月商50万円の場合に手数料率が5%であれば月に25,000円、月商100万円であれば50,000円を手数料として支払うことになります。

月額費用を払ってでも手数料率を下げたほうがトータルコストを抑えられるケースは少なくありません。
次の章では、販売手数料0円で月額固定費型の有料ASP・SaaSを紹介します。後述する費用シミュレーションで、無料ASPと有料ASPの総コストを具体的に比較しますので、あわせて確認してみてください。

【有料ASP・SaaS】月額固定費でECサイトを運営したい事業者向けのサービス4選


有料ASP・SaaSは、月額固定費を支払うことで販売手数料0円の料金体系を利用できるタイプです。
売上が伸びても手数料負担が大きくならないため、継続的に売上を伸ばしていきたい事業者に向いています。ここでは主要な4つのサービスを比較します。

サービス 初期費用 月額の目安 販売手数料 クレジット
カード
決済手数料
カラーミーショップ
(レギュラープラン)
3,300円 4,950円 0円 3.4%〜
Shopify
(Basic・年払い)
0円 3,650円 0円 3.55%
makeshop
(プレミアムプラン)
11,000円 13,750円 0円 3.19%〜
futureshop
(Standard 50)
24,200円 29,700円 0円 別途契約

※ Shopifyの月額は年払い時の換算額です。futureshopの決済手数料は決済代行会社との個別契約になります。

重視するポイント別に見る有料ASP・SaaSの選び方

有料ASP・SaaSの4サービスは、いずれも販売手数料0円で決済手数料も比較的低い料率に設定されています。そのため、サービスを選ぶ際はコストだけでなく、自社が重視するポイントで比較するのが効果的です。

  • ● コストを重視する場合: 月額の安さと決済手数料のバランスを見る。月額が低いサービスでも、決済手数料が高ければ月商次第で総コストが逆転する
  • ● 機能・拡張性を重視する場合: 標準機能の範囲、アプリやプラグインの充実度、API連携の柔軟さを比較する
  • ● サポート体制を重視する場合: メール・チャット・電話など対応チャネルの種類や、専任担当者の有無を確認する
  • ● デザインの自由度を重視する場合: テンプレートの数や質に加え、HTML/CSSの直接編集がどこまで可能かを確認する

以下で各サービスの特徴を紹介しますので、自社の優先順位に合わせて比較してみてください。

カラーミーショップ

カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が運営するECサイト構築サービスです。

レギュラー・ラージ・プレミアムの3つのプランがあり、それぞれ決済手数料やディスク容量、サポート体制が異なります。月額費用は発生しますが、販売手数料が0円のため、売上が伸びるほど手元に残る金額が増えやすい料金体系になっています。

個人の作家・クリエイターから年商数億円規模のショップまで、幅広い運営規模の事業者が利用しており、事業の成長に合わせてプランを選べる点が特徴です。

項目 レギュラー ラージ プレミアム
初期費用 3,300円 3,300円 22,000円
月額 4,950円 9,595円 35,640円〜
販売手数料 0円 0円 0円
クレジットカード
決済手数料
3.4%〜 3.19%〜 2.99%〜
Amazon Pay
手数料
3.9% 3.9% 3.9%
ディスク容量 5GB 100GB 100GB
電話サポート ー ー あり
専任
ECアドバイザー
ー ー あり

※ 2026年11月1日に一部プランの料金が改定されます。

レギュラープランは月額4,950円から利用でき、ECサイト運営に必要な機能が一通りそろっています。
商品数や画像の登録量が増えてきた場合はラージプランへ、売上規模が大きくなり専任のサポートが必要になった場合はプレミアムプランへと、段階的に必要な機能やサポートを取り入れられる設計です。

決済手数料は上位プランほど低く、プレミアムプランではクレジットカード決済が2.99%〜に設定されています。売上規模が大きくなると、この手数料率の差がコストに直接影響するため、自社の月商と照らし合わせてプランを選ぶとよいでしょう。

デザインテンプレートが豊富に用意されており、HTML・CSSの編集にも対応しています。
集客面では、Instagram連携やGoogleショッピング広告連携、クーポン機能など、売上を伸ばすための仕組みも標準で利用可能です。

また、AI活用の面でも優れた機能を提供しています。
たとえば、管理画面上でAIに話しかけてショップ情報を確認できる「AIエージェント」や、Claude DesktopなどのAIツールと連携して受注確認・在庫管理・売上分析などを対話で進められる「AIコネクター」、AI経由の集客状況を可視化する「AI集客アナリティクス」といった機能が挙げられます。
このほか、ショップの独自ドメインで Google Workspace を導入できる仕組みも用意されており、独自ドメインのメールアドレスでの顧客対応やスタッフ間のデータ共有にも対応できます。

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Shopify

Shopify(ショッピファイ)は、世界中で利用されているECプラットフォームです。
運営会社はカナダに本社を置く Shopify Inc. で、日本語での管理画面やサポートにも対応しています。

主要プランはBasic・Grow・Advanced・Plusの4つ。Basicは年払いで月額3,650円、月払いでは4,850円です。
初期費用は全プランで0円。Shopify Payments(自社決済)を利用した場合の決済手数料は、Basicで3.55%、Growで3.4%、Advancedで3.25%と、上位プランほど低くなります。
外部の決済サービスを利用する場合は、決済会社の手数料に加えてShopifyの追加取引手数料(Basicで2%、Growで1%)が発生する点に注意が必要です。

8,000種類以上のアプリが公開されたアプリストアを持ち、機能の拡張性が高い点が特徴です。
海外販売(越境EC)への対応も充実しており、多通貨・多言語での販売やShopify Markets機能を活用した海外展開を検討する事業者に向いています。

一方、日本の商習慣に特化した機能(のし対応・領収書発行など)は標準では備わっていない場合があるため、注意が必要です。

makeshop

makeshop(メイクショップ)は、GMOメイクショップ株式会社が運営するECサイト構築サービスです。流通額の実績が多く、中小規模から中堅規模のEC事業者を中心に利用されています。

主要プランはプレミアムプランとmakeshopエンタープライズプランの2つ。プレミアムプランは初期費用11,000円、月額13,750円で、長期契約による割引制度もあります(12か月契約で10%割引など)。
決済手数料はクレジットカードで3.19%〜と、有料ASPの中では低い水準に設定されています。

600以上の機能を標準で備えており、予約販売・定期購入・かご落ち対策・CRM・デザインテンプレートなど、マーケティングから店舗運営まで幅広く対応できる点が特徴です。
また、エンタープライズプランでは、JavaScript・CSSカスタマイズや外部システム連携などより高度な要件にも対応できます。

機能を追加するためのアプリやオプションが豊富な一方、標準プランの月額はカラーミーショップやShopifyに比べてやや高めです。
必要な機能を整理したうえで、月額と機能のバランスを検討するとよいでしょう。

futureshop

futureshop(フューチャーショップ)は、株式会社フューチャーショップが運営するECサイト構築サービスです。
ブランドの世界観を表現するデザイン自由度の高さと、実店舗連携(オムニチャネル)機能に強みを持っています。

futureshopには、Standardプランとomni-channelプランの2系統があります。
Standardプランは商品登録数に応じた5区分制で、最も少ない50商品プランで初期費用24,200円・月額29,700円、10,000商品プランでは初期費用57,200円・月額70,400円です。CMS機能が充実しており、コンテンツマーケティングとECを一体で運営したいブランドに向いています。
決済手数料は決済代行会社との個別契約となるため、公式の料金表には含まれていません。

omni-channelプラン(月額183,700円)は、実店舗を複数展開する中〜大規模の小売事業者向けです。ECと実店舗の会員・ポイントを統合したい場合などに適しています。

有料ASP・SaaSの中では月額が高い水準にあるため、ブランド表現の自由度や実店舗連携を重視する事業者に検討の余地がある選択肢といえるでしょう。

無料ASPと有料ASPはどちらがお得?月商別に費用・手数料を比較


無料ASPは固定費0円で始められる一方、売上に応じた手数料が毎月発生します。
有料ASP・SaaSは月額がかかるものの、手数料率が低い分、売上が大きくなるほど総コストを抑えやすくなります。ここでは、月商ごとの費用シミュレーションをもとに両者の総コストを比較します。

月額料金だけでなく決済・販売手数料を含めた総コストで比較する

ECサイト構築サービスのコストを比較するときは、月額料金だけを見るのでは不十分です。
実際に毎月かかる費用は、月額料金に加えて決済手数料・販売手数料・サービス利用料などが合算されたものになります。

たとえば月額0円のサービスでも、決済手数料5.5%であれば月商50万円のとき毎月27,500円を支払うことになります。
月額4,950円で決済手数料3.4%のサービスであれば、同じ月商50万円でも月のコストは21,950円です。月額が高いほうが、総コストではむしろ安くなるケースがあるのです。

このように、自社の月商見込みに合わせて「月額+手数料」の合計で比較することが、サービス選びでは重要になります。

【月商別】主要ECサイト構築サービスの費用シミュレーション

以下は、主要な無料ASP・有料ASP各2サービスについて、月商別の費用を試算した表です。

月商 BASE
(スタンダード)
STORES
(フリー)
カラーミー
ショップ
(レギュラー)
Shopify
(Basic・年払い)
10万円 7,400円 5,500円 8,350円 7,200円
30万円 22,200円 16,500円 15,150円 14,300円
50万円 37,000円 27,500円 21,950円 21,400円
100万円 74,000円 55,000円 38,950円 39,150円
300万円 222,000円 165,000円 106,950円 110,150円

※ 試算条件:全注文がクレジットカード決済、客単価5,000円で計算。BASEは決済手数料3.6%+40円/件+サービス利用料3%、STORESは決済手数料5.5%、カラーミーショップは月額4,950円+決済手数料3.4%、Shopifyは月額3,650円(年払い)+決済手数料3.55%(Shopify Payments利用時)で試算しています。
※ 実際の費用はカード種別・決済手段・契約条件などにより変動します。

月商10万円の段階では、STORESのフリープラン(5,500円)が最も低コストです。月額0円の強みが出やすい売上帯といえます。

月商30万円になると、カラーミーショップ(15,150円)やShopify(14,300円)の総コストがSTORES(16,500円)を下回ります。月額固定費がかかっても、手数料率の差で逆転が起きる水準です。

月商100万円以上では、有料ASPの優位がさらに明確になります。
カラーミーショップの月コスト38,950円に対し、BASEでは74,000円と約2倍の差が生じます。このように売上が伸びた後のコストに大きな差がつくため、長期的な視点での比較が欠かせません。

無料ASPから有料ASPへの切り替えを検討するタイミング

シミュレーションのとおり、月商が大きくなるほど無料ASPと有料ASPの総コスト差は広がっていきます。
では、実際にどのような状況になったら切り替えを検討するとよいのでしょうか。

切り替えを考えるきっかけとして、以下のような変化が挙げられます。

  • ● 毎月の手数料が月額費用を上回るコストになってきた
  • ● 商品数や画像の登録量がプランの上限に近づいてきた
  • ● 独自ドメインやデザインのカスタマイズなど、無料プランにはない機能が必要になった
  • ● 電話サポートや専任担当者など、手厚いサポート体制を求めるようになった
  • ● 顧客管理やメルマガ配信など、売上を伸ばすためのマーケティング機能を使いたくなった

コスト面だけでなく、事業の成長にともなって必要になる機能やサポートも判断材料です。
現在の月商と今後の売上目標を照らし合わせて、無料ASPのままで運営を続けるか、有料ASPに切り替えるかを検討してみてください。

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【特化型】定期通販・D2Cなど特定の販売モデルに強いサービス2選


特化型は、定期通販やD2C(メーカーが自社ECで直接消費者に販売するモデル)など、特定の販売モデルに最適化されたECサイト構築サービスです。
汎用的なASPにはない専門機能を標準で備えている点が特徴で、該当する販売モデルに取り組む事業者に向いています。

ecforce

ecforce(イーシーフォース)は、株式会社SUPER STUDIOが運営する統合コマースプラットフォームです。定期通販やD2C事業を中心に、高LTV(顧客生涯価値)型の商材を扱う事業者向けに設計されています。

料金体系はスタンダードプランとエキスパートプランの2プラン構成ですが、現在の公式サイトでは料金表を公開しておらず、資料請求・問い合わせ経由での見積もりが基本となっています。

主な機能として、フォーム一体型のLP(ランディングページ)作成、定期購入の自動管理、アップセル・クロスセル、広告効果の分析、CRM連携などを備えています。
定期通販に必要な仕組みが一体で提供されているため、個別にツールを組み合わせる手間を抑えやすいのが強みです。

侍カート

侍カート(サムライカート)は、株式会社FIDが運営する定期通販・単品リピート通販向けのECプラットフォームです。

料金は公式サイトでは公開されておらず、問い合わせによる個別見積もりが基本です。契約を検討する際は、現行のプラン構成や最低契約期間を直接確認する必要があります。

フォーム一体型LP、アップセル機能、定期購入の自動管理、同梱物管理、クーポン・ポイント機能、ステップメール配信など、500以上の機能を搭載していると案内されています。
定期通販に必要なCVR(コンバージョン率)改善やLTV向上のための機能が充実しており、単品リピート通販を本格的に展開する事業者に向いたサービスです。

【クラウドEC・ECパッケージ】高度な連携・カスタマイズが必要な企業向けサービス6選


年商が数億円を超える規模になると、基幹システムや物流、POS(実店舗のレジシステム)との連携、独自の業務フローへの対応など、ASPの標準機能だけではカバーしきれない要件が増えてきます。

クラウドECやECパッケージは、こうした企業固有の要件に合わせて機能を設計・開発できるサービスです。
料金はいずれも個別見積が基本で、初期費用だけでなく開発・保守・運用を含めた総保有コストで比較する必要があります。

以下では、国内で導入実績の多い6サービスを紹介します。

サービス名 運営会社 料金体系 主な特徴
W2 Unified W2株式会社 個別見積
(SaaS/PaaSの2モデル)
1,000以上の標準機能
OMO・複数ブランド対応
ecbeing 株式会社ecbeing 個別見積 AI活用
BtoB対応
マーケティング支援
ebisumart 株式会社インターファクトリー 個別見積
(従量課金/固定料金/レベニューシェアの3方式)
クラウド型で常時最新
外部連携に強い
Commerce21 株式会社コマースニジュウイチ 個別見積 顧客データ統合
大規模EC導入に強い
EC-ORANGE 株式会社エスキュービズム 個別見積 ソースコード開示
大規模サイト対応
SI Web Shopping 株式会社DGビジネステクノロジー 個別見積
(1サイト1ライセンス)
国内EC構築パッケージの先駆け
ヘッドレス対応

W2 Unified

W2株式会社が運営するECカートシステムです。
現在の製品体系はW2 Unified Commerceを中核とし、標準機能をクラウドで利用するSaaSモデルと、独自機能や大規模連携を加えられるPaaSモデルの2つに分かれています。

AIを組み込んだ1,000以上の機能が標準搭載されており、定期販売やOMO(実店舗とECの統合運用)、複数ブランドの一元管理にも対応しています。
SaaSモデルで開始し、事業の成長に合わせてPaaSモデルへ移行できる設計のため、中規模から大規模への拡張を見据えた事業者に向いています。
料金は公開されておらず、導入には個別の問い合わせが必要です。

ecbeing

株式会社ecbeing(ソフトクリエイトホールディングスのグループ会社)が運営するECプラットフォームです。
現在はカスタマイズ型SaaS/PaaSとしてサービスを展開しており、ECサイト構築だけでなく、AI活用、マーケティング支援、BtoB向けECなど複数のソリューションを提供しています。

柔軟なカスタマイズと継続開発に対応しており、初期構築後も運用支援や機能追加を長期的に依頼できる点が特徴です。基幹システム連携やマーケティングオートメーションまで含めたEC運営を求める中堅から大企業に多く導入されています。料金は案件ごとの個別見積です。

ebisumart

株式会社インターファクトリーが運営するECプラットフォームです。クラウド型のため、システムが常に最新の状態に更新される点が特徴です。

料金体系は、アクセス量に応じて月額が変動する従量課金プラン、月額を固定できる固定料金プラン、売上に対して一定の配分率を支払うレベニューシェアプランの3方式から選べます。
公式サイトでは初期費用300万円〜、月額25万円〜、レベニューシェア型で2.5%〜と案内されており、導入規模によって変動します。外部システムとの連携機能が充実しており、既存の業務システムを活かしながらECをクラウドへ移行したい企業に適しています。

Commerce21

株式会社コマースニジュウイチが提供するECサイト構築パッケージです。
EC基盤の提供にとどまらず、顧客データの統合やチャネル横断の購買体験設計まで含めたソリューションを展開しています。

国内大手の大規模ECを中心にシステム導入の実績があり、基幹システムや物流との連携、大規模アクセスへの対応など、エンタープライズ領域の要件に強みを持っています。
料金はプランとして公開されておらず、要件に応じた個別見積です。

EC-ORANGE

株式会社エスキュービズムが提供する、パッケージ型のECサイト構築サービスです。
中堅から大手企業向けのECサイト構築パッケージで、パッケージのソースコードをすべて開示している点が大きな特徴です。

ソースコードが手元にあるため、ベンダーロックイン(特定の提供会社への依存)を避けながら自社で改修や機能追加を進められます。
BtoB、オムニチャネル、ふるさと納税など多様な業態に対応しており、年商100億円以上の大規模サイトでの稼働実績もあります。料金は個別見積で、導入規模や要件によって大きく変わります。

SI Web Shopping

1996年に国内初のECサイト構築パッケージとして発売された歴史あるサービスで、株式会社DGビジネステクノロジーが提供しています。

1サイト1ライセンスを基本としており、サーバー台数やCPUコア数に依存せず、開発・検証環境も同じライセンスで利用できる体系です。
SaaS型、パッケージ型、OMO基盤型、ヘッドレスコマース型など複数の導入モデルが用意されており、自社の技術方針に合わせた構成を選べます。大量商品の管理や基幹連携、ソースコードレベルでの拡張が必要な企業に向いています。料金はすべて個別見積です。

【オープンソース】自由にカスタマイズしてECサイトを構築したい場合のサービス2選


オープンソースとは、ソースコード(プログラムの設計図)が公開されており、誰でも無料で利用・改変できるソフトウェアのことです。
ASPやクラウドECとは異なり、自社でサーバーを用意してソフトウェアを設置する形で運用します。

ソフトウェア自体の利用料は無料ですが、サーバー費用、セキュリティ対策、アップデート、制作・保守の人件費は自社で負担する必要があります。
開発のリソースを確保できる企業にとっては、外部サービスの制約を受けずに自由な設計ができる点が大きなメリットです。

サービス名 運営会社 ソフトウェア
利用料
主な特徴
EC-CUBE 株式会社イーシーキューブ 無料
(OSS版)
国内EC構築OSSの代表格
エンタープライズ向け上位版あり
Welcart Welcart Inc. 無料
(プラグイン)
WordPress向けECプラグイン
国内シェアNo.1

EC-CUBE

株式会社イーシーキューブが提供し、国内で広く利用されている、オープンソースのEC構築ソフトウェアです。月商1,000万円以上のネットショップでの利用数No.1を掲げています。

基本となるOSS版(オープンソース版)はソフトウェア利用料が無料で、自社サーバーやクラウド環境に設置して利用します。
商品管理、会員管理、注文管理、決済連携といったECの基本機能が備わっており、プラグインの追加やソースコードの改修で機能を拡張できます。さらに、セキュリティや大規模対応を強化したエンタープライズ向け上位パッケージ「EC-CUBE Enterprise」も提供されています。

ただし、オープンソースのためサーバーの構築・管理、セキュリティのアップデート、不具合の対応はすべて自社の責任となります。
社内にエンジニアがいるか、開発を依頼できるパートナー企業を確保できることが導入の前提です。

Welcart

Welcart Inc. が提供するWordPress向けの無料ECプラグインで、国内のWordPress用ECプラグインとして利用サイト数No.1(稼働サイト数26,000以上、公式サイト掲載情報)を公表しています。

WordPressにプラグインをインストールするだけでECの基本機能(商品管理、在庫管理、会員管理、ポイント機能など)を追加でき、WCEX拡張プラグインを組み合わせることで定期購入やダウンロード販売にも対応します。
WordPressをコンテンツの基盤として使っているサイトであれば、ブログやコラムとECを一つのサイトで運営できる点が強みです。

ただし、プラグイン利用料は無料でも、WordPressのサーバー費用、独自ドメイン、テーマ(デザインテンプレート)、拡張プラグイン、決済手数料、制作・保守費用は別途かかります。
WordPress自体のセキュリティ管理やアップデートも自社で行う必要があるため、WordPressの運用経験がある事業者に向いています。

フルスクラッチでECサイトを構築する方法もある

オープンソースやパッケージを使わず、すべての機能をゼロから開発する方法を「フルスクラッチ」と呼び、既存のサービスやパッケージでは実現できない要件がある場合の最終手段として位置づけられます。
まずはクラウドECやECパッケージで要件を満たせないかを検討し、それでも対応できない部分がある場合に選択肢に入れるのが現実的です。

フルスクラッチは、自社の業務フローや顧客体験に合わせて完全に自由な設計ができる反面、開発費用は数千万円から数億円規模になることが一般的です。開発期間も半年から1年以上かかるケースが多く、完成後の保守・機能追加にも継続的なエンジニアリソースが必要です。

近年はAI開発ツールの進化により、プログラミングの経験が少なくてもコードを生成できる環境が整いつつありますが、ECサイトには決済情報や個人情報の取り扱いが伴います。
セキュリティの設計や脆弱性への対応を正しく判断するにはエンジニアリングの専門知識が不可欠であり、技術的な裏付けがないまま構築・運用するのは避けることが賢明です。

【ECモール】集客力のあるプラットフォームへ出店するサービス6選


ECモールとは、Amazonや楽天市場のように複数の店舗が一つのプラットフォーム上に集まって商品を販売する形態です。
自社でECサイトを構築する場合と異なり、モール自体が持つ集客力を活用できるため、開業直後でもお客様の目に触れやすい点が大きな特徴です。

一方で、店舗のデザインや顧客データの活用に制限があるケースが多く、モールごとの手数料体系も複雑です。
月額固定費に加えて、販売手数料、決済手数料、ポイント原資、アフィリエイト報酬などが重なるため、売上に対して最終的に何%を支払うことになるかを事前に試算しておくことが重要です。

サービス名 運営会社 初期費用 月額固定費 主な手数料
Amazon アマゾンジャパン合同会社 0円 5,390円
(大口出品)
販売手数料5〜15%
(カテゴリ別)
楽天市場 楽天グループ
株式会社
66,000円 27,500〜143,000円 システム利用料+楽天ペイ+ポイント等
Yahoo! ショッピング LINEヤフー
株式会社
0円 11,000円 売上ロイヤリティ2.5%+決済+ポイント等
au PAY マーケット auコマース&ライフ株式会社 0円 10,780〜21,780円 成約手数料4.5〜9.0%
(決済込み)
Qoo10 eBay Japan
合同会社
0円 0円 販売手数料6〜10%
(決済込み)
メルカリShops 株式会社
メルカリ
0円 0円 販売手数料10%

Amazon

出品プランは小口出品と大口出品の2種類で、小口は月額固定費がかからない代わりに商品1点につき110円の成約料が発生します。大口は月額5,390円で、成約料はかかりません。

どちらのプランでも、商品が売れた際にカテゴリ別の販売手数料(多くの場合5〜15%)がかかります。FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すれば、商品の保管から梱包・配送・カスタマー対応までをAmazonに委託できますが、別途配送代行手数料と在庫保管料が発生します。
圧倒的な集客力を持つ反面、同一商品に複数の出品者が並ぶ「相乗り出品」の仕組みがあるため、価格競争が起きやすい点には注意が必要です。

楽天市場

出店プランはがんばれ!プラン(月額27,500円)、スタンダードプラン(月額71,500円)、メガショッププラン(月額143,000円)の3つで、いずれも契約期間は1年、初期登録費用は66,000円です。

月額出店料のほかに、システム利用料(売上の2.0〜7.0%、プランとデバイスにより異なる)、楽天ペイ利用料(2.5〜3.5%)、ポイント原資(通常1.0%)、楽天スーパーアフィリエイト(2.6〜5.2%)、安全性・利便性向上システム利用料(0.1%)などが加算されます。
費用項目が多いため、月商に対する総コストを事前にシミュレーションしておくことが大切です。楽天市場の公式サイトにも料金シミュレーターが用意されています。

Yahoo!ショッピング

以前は月額固定費・売上ロイヤリティともに無料でしたが、2026年9月から月額システム利用料11,000円と売上ロイヤリティ2.5%が必要になりました。初期費用は0円です。

このほかに、決済サービス利用料(決済方法により異なる)、ストアポイント原資(1%以上が必須)、アフィリエイト報酬(カテゴリ別2〜4%以上+報酬額の30%の手数料)などがかかります。
Yahoo!・PayPay・LINEの経済圏を通じた集客が強みですが、「固定費無料のモール」という以前の位置づけに現在は当てはまらないため、出店を検討する際は新しい料金体系で試算してください。

au PAY マーケット

auコマース&ライフ株式会社(KDDIグループ)が運営するECモールで、出店料はコミコミ出店プラン(スタンダード)が月額10,780円、コミコミ出店プラン(プレミアム)が月額21,780円です。

「コミコミ」の名前のとおり、決済手数料が成約手数料に含まれている点が特徴で、手数料率は4.5〜9.0%の範囲です。
カテゴリや売上規模によって料率が変わり、売上が増えるほど料率が下がる設計になっています。au・UQ mobile・au PAYの利用者層に商品を届けたい事業者や、手数料体系をシンプルにまとめたい事業者に向いています。

Qoo10

初期費用・月額固定費ともに0円で、商品が売れたときにカテゴリ別の販売手数料(6〜10%)が発生する仕組みです。この販売手数料には決済手数料が含まれていますが、別途消費税が加算されます。

美容・コスメ、ファッションなど若年層向けの商品カテゴリに強く、「メガ割」などの大型セールイベントが定期的に開催されます。
固定費をかけずにモール販売を試したい事業者にとって参入しやすい一方、イベント時の値引き負担やプロモーション費用も含めた採算計算が必要です。

メルカリShops

初期費用・月額固定費ともに0円で、商品が売れたときに販売手数料10%が差し引かれます。売上金を口座に振り込む際に振込手数料200円がかかります。

メルカリのアプリ内にショップを開設する形態のため、メルカリアプリの月間利用者数2,300万人以上(2024年時点、メルカリ公表値)の購買層に向けて商品を露出できます。
フリマアプリの延長で購入するユーザーが多いため、食品、ハンドメイド、農産物の産地直送など、個人や小規模事業者が気軽に始めやすい販路です。ただし、店舗デザインのカスタマイズは限定的で、自社ブランドの世界観を表現するには向いていません。

ECモールと自社ECサイトを併用する方法もある

ECモールと自社ECサイトは、どちらか一方に絞る必要はありません。
モールの集客力で新規のお客様に商品を知ってもらい、自社ECサイトではリピーターとの関係を深めるという使い分けをしている事業者も増えています。

ただし、複数のチャネルを運用すると、在庫管理や受注処理の手間が増えます。
注文が入るたびにモールと自社サイトの在庫を手動で合わせるのは現実的ではないため、一元管理ツールの導入も併せて検討するとよいでしょう。
まずは一つのチャネルで運用を軌道に乗せてから、販路を広げていく順序がおすすめです。

ECサイト構築サービスを比較するときの注意点


ここまで6タイプ・25のサービスを紹介してきましたが、サービスを選ぶ際に見落としやすいポイントがあります。
契約後に「思っていたのと違った」とならないよう、比較の段階で確認しておきたい3つの注意点を解説します。

初期費用・月額料金だけでなく売上が伸びた後の総コストを見る

ECサイト構築サービスを比較するとき、まず目に入るのは初期費用と月額料金です。
しかし、実際に運用を始めると決済手数料、販売手数料、ポイント原資、アフィリエイト報酬、オプション機能の追加費用など、売上に連動するコストが加わります。

月額0円のサービスでも、決済手数料やサービス利用料が高めに設定されている場合があり、月商が伸びるほど支払う総額が増えていきます。
逆に、月額費用がかかるサービスでも決済手数料が低ければ、一定の月商を超えた時点で総コストが逆転するケースは珍しくありません。

本記事の「月商別費用シミュレーション」で比較したとおり、月額料金だけでなく「月商に対して最終的にいくら支払うか」という総コストで判断することが大切です。

必要な機能を追加できるか確認する

開業時には基本機能だけで足りていても、売上が伸びてくると定期購入、クーポン配布、顧客管理、メール配信、在庫の自動連携など、新たに必要な機能が出てきます。
サービスによっては、こうした機能が標準で用意されている場合と、有料のオプションやアプリで追加する場合があります。

確認しておきたいのは、必要な機能がそのサービスで実現できるかどうかと、追加にかかる費用です。
標準機能が多いサービスは月額料金が高めでも追加費用が抑えられる傾向があり、月額料金が安いサービスは機能追加のたびに費用が積み上がることがあります。
現時点で使う機能だけでなく、半年後・1年後に必要になりそうな機能まで含めて確認しておくと、移行の手間を減らせます。

セキュリティ対策と決済の安全性を確認する

ECサイトではお客様の氏名、住所、クレジットカード情報といった個人情報を扱います。
情報漏えいが起きると、お客様への被害だけでなく、ショップの信用を大きく損なうことにもなりかねません。

ASPやSaaS型のサービスでは、提供会社がサーバーのセキュリティ管理やソフトウェアのアップデートを担当するため、ショップオーナーが自らセキュリティの専門知識を持つ必要は基本的にありません。
一方、オープンソースやフルスクラッチで構築する場合は、セキュリティの設計・運用を自社で行う責任があります。

どのサービスを選ぶ場合でも、SSL(通信の暗号化)への対応、決済情報の取り扱い方法(自社で保持するのか、決済代行会社に委託するのか)、不正アクセスへの対策といった点は事前に確認しておきましょう。

ECサイト構築サービスについてよくある質問

Q. ECサイトを作る方法にはどんな種類がありますか?

大きく分けて、無料ASP、有料ASP・SaaS、特化型、クラウドEC・ECパッケージ、オープンソース、ECモールの6種類があります。

無料ASPは固定費を抑えて始められる反面、売上に応じた手数料が高めです。有料ASP・SaaSは月額費用がかかる代わりに手数料が抑えられ、機能やサポートも充実しています。
クラウドECやECパッケージは基幹システム連携など企業固有の要件に対応でき、オープンソースはソースコードを自由に改変できます。
ECモールは集客力を活用できますが、店舗デザインや顧客データの活用に制限があります。

Q. 無料ASPと有料ASPの違いは何ですか?

最も大きな違いは料金体系です。
無料ASPは月額固定費が0円の代わりに、商品が売れるたびに発生する決済手数料やサービス利用料が高めに設定されています。

有料ASPは月額費用が発生しますが、決済手数料が低く、販売手数料が0円のサービスもあります。そのため、月商が増えるほど有料ASPのほうが手元に残る金額が大きくなる傾向があります。
また、有料ASPは電話サポートやデザインの自由度、外部サービスとの連携機能など、運営を効率化する機能が充実している点も違いの一つです。

Q. 無料ASPから有料ASPへ切り替えるタイミングはいつですか?

一つの目安は、決済手数料やサービス利用料の合計が有料ASPの月額費用を上回ったときです。

本記事の費用シミュレーションでは、月商が30万〜50万円を超えるあたりから有料ASPのほうが総コストで有利になるケースが見られました。
ただし、コストだけでなく「デザインの自由度が足りない」「電話で相談できるサポートがほしい」「独自ドメインで運営したい」といった運営上の課題を感じた時点も切り替えの判断材料になります。

Q. 売上が増えたらECパッケージへ移行する必要がありますか?

必ずしも移行が必要とは限りません。有料ASP・SaaSの上位プランで対応できるケースも多く、年商が数億円規模であってもASPを利用し続けている事業者もいます。

ECパッケージやクラウドECへの移行が必要になるのは、基幹システムや物流との高度な連携、独自の業務フローへの対応、大規模なアクセスへの耐性など、ASPの標準機能では実現できない要件が出てきた場合です。
移行にはデータの引き継ぎや構築期間も必要になるため、「売上が増えたから」ではなく「ASPでは解決できない課題があるから」という判断基準で検討するのがよいでしょう。

Q. 自社ECとECモールはどちらがおすすめですか?

それぞれに強みがあるため、どちらが合うかは事業の状況によって変わります。

ECモールはプラットフォーム自体の集客力があるため、新規のお客様に商品を見つけてもらいやすい点がメリットです。
一方、自社ECサイトは店舗デザインの自由度が高く、顧客データを自社で管理・活用できるため、リピーターとの関係を深めやすいという強みがあります。

まずはモールで販売を始めて認知を広げ、並行して自社ECサイトを育てていくという両方を組み合わせた運営も選択肢の一つです。

まとめ|月商だけでなく売り方や必要な機能に合ったECサイト構築サービスを選ぼう

ECサイト構築サービスは、無料ASP、有料ASP・SaaS、特化型、クラウドEC・ECパッケージ、オープンソース、ECモールの6タイプに分かれます。
それぞれ費用の仕組みや得意な領域が異なるため、「料金が安いから」「知名度があるから」という理由だけで選ぶと、あとから不便を感じることがあります。

サービスを選ぶ前に整理しておきたいのは、目指す月商と商品点数、販売方法(定期購入・BtoB・海外販売など)、そして必要な機能やサポート体制の3つです。
この3つが定まれば、自社に合ったタイプが絞り込めます。

また、月額料金だけで比較するのではなく、決済手数料や販売手数料を含めた総コストで判断することが重要です。無料ASPと有料ASPの費用シミュレーションで見たとおり、月商が伸びるほど手数料の差が大きくなり、総コストの逆転が起こります。

カラーミーショップは、販売手数料0円で売上が伸びても手元に残る金額を確保しやすい有料ASP・SaaSです。
レギュラー・ラージ・プレミアムの3つのプランがあり、事業の規模や必要な機能に合わせてプランを選べます。プレミアムプランでは電話サポートや専任ECアドバイザーによる運営支援も受けられるため、売上を伸ばしながら必要なサポートを柔軟に取り入れることができます。

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