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野菜・果物のネット販売は許可が必要?販売方法やメリット・注意点を紹介!

最近、生産者が自ら野菜や果物をネットで販売するケースが増えています。一方で、これまで一般的な流通方法で野菜や果物を出荷していた農家の方にとっては、ネットで販売して儲かるのか、疑問が残るかもしれません。

そこでこの記事では、農家の方が野菜や果物のネット販売を始める際の方法やメリット、必要な免許や注意点などについて解説します。

ツクルくん
ツクルくん

そういえば友達も、「脱サラして農家になって、ネットで有機野菜を売る」って農機具を持った写真をInstagramに載せてたよ。

カラミちゃん
カラミちゃん

そういう方も増えていますよね!ネットであれば、トマトやナスなど家庭菜園で作った野菜も売ることができるので、副業としてもおすすめです。


野菜・果物のネット販売は今注目されている

ここ数年、野菜や果物をネットで購入したという方も多いのではないでしょうか。特に果物は贈答品やお取り寄せとして人気ですよね。

経済産業省が発表した「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、ECの食品・飲料・酒類における市場は2018年から19年にかけて1,300億円ほど規模が拡大しています。

また、ネットでの産直販売を行っている食べチョクの2020年度の流通額が前年比42倍になるなど、野菜・果物のネット販売は今注目を集めている販売方法です。

消費者は特定の産地の農作物や有機野菜などを買え、農家の方からすると、自身で販売することで利益率がアップするといった嬉しいメリットがあります。

生産者と消費者、双方にとって利点がある野菜・果物のネット販売は今後も拡大していくでしょう。

儲かるの?農家や副業で野菜・果物のネット販売をするメリットとは?

だんだんと増えてきている野菜・果物のネット販売には、農家の方にとって以下のような4つのメリットがあります。

  • ・余剰や規格外の野菜・果物が販売できる
  • ・自分で価格を決められる
  • ・利益率がアップする
  • ・お客さまとコミュニケーションが取れる

余剰や規格外の野菜・果物が販売できる

まず挙げられるメリットが、獲れすぎて余ってしまったり、販売規格外で売れなかったりする野菜・果物が売れることです。ネットでは「ワケあり野菜セット」などの形でよく売られています。

少し傷がついていたり形がいびつだったりするだけで、味は通常のものと変わらずお得な値段で購入できることから、ワケあり品は人気が高いです。

これまでは、自分で食べるか破棄するしかなかった野菜・果物を売って利益が出ることは、農家の方にとって大きなメリットといえます。

自分で価格を決められる

一般的な流通では、作った野菜や果物を卸売業者に買い取ってもらうため、生産者が希望する値段にならないこともありました。

ですがネットで販売する場合は値段が自由に設定できます。心を込めて作った野菜や果物を自身が納得のいく値段で購入してもらえることは、今後のモチベーションにもつながるでしょう。

利益率がアップする

卸売業者に野菜や果物を卸すこれまでの流通では、中間マージン(販売手数料)が発生し、最終的に生産者が手にするのは販売価格の30%ともいわれています。

一方、ネット販売はサービス利用料や販売手数料が比較的低めに設定されていますので、従来の流通よりも利益率がアップするでしょう。

先ほどお伝えしたように、価格も自分で自由に設定できるため、価格と利益率の両方が改善できれば、収益の増加も期待できます。

お客さまとコミュニケーションが取れる

ネットではお客さまと双方向のやり取りができるため、お客さまから「買った野菜が美味しかった」などの感想を聞けるかもしれません。

通常の出荷では、自分の作ったものが誰に届いているのかわからなかった分、感想を聞けることは仕事をする上でのやりがいになります。

また、生産者側からも情報を発信できるので、自身の農園のこだわりや創業のストーリーなどを伝えていけば自社のブランディングにもなります。
共感してくれた消費者がファンになってくれ、リピーターや新規顧客の獲得にもつながるでしょう。

農家や副業で野菜・果物のネット販売をするデメリットとは?

メリットの多いネットでの野菜・果物の販売ですが、多少のデメリットも発生します。
野菜・果物をネットで販売するにあたり考えられるデメリットは以下の2点です。

  • ・在庫管理・梱包・配送などの作業が増える
  • ・集客する必要がある

在庫管理・梱包・配送などの作業が増える

自分でお店を持って自由に販売をするということは、言い換えれば「すべて自分で管理しなければいけない」ということです。

特に在庫は、リアルタイムで購入されるので常に変動します。きちんと管理しないと「購入してもらったのに実は在庫がなかった」という事態になり、お客さまにご迷惑をかけてします。

宛名書きや梱包・配送といった作業も発生しますし、ユーザーからのお問い合わせに答えるなど、農業以外の仕事が物理的に増えるでしょう。

集客する必要がある

ネットショップやプラットフォームなどで商品を売り出したからといって、すぐに誰かが買ってくれるとは限りません。

ネットショップを作った場合「お店ができた」ということを自身で発信していかないと、誰もお店の存在を知ることができないからです。

プラットフォームやフリマアプリで販売した場合では、お店の存在は知ってもらえるかもしれませんが、同様に野菜・果物を売っている競合はたくさんいるため、「農薬をなるべく使わずに育てた」など、自分の農園の野菜は何が魅力なのかをアピールして差別化する必要があります。

ネットで販売する場合、卸売業者に買い取ってもらう代わりに、自分でお客さまを開拓するための集客が重要なのです。

野菜・果物のネット販売の方法は4つ!

ネットで野菜や果物を販売する主な方法をご紹介します。主に、以下の4つの方法が挙げられます。

  • 1.モール型のネットショップで販売する
  • 2.作成サービスを利用してネットショップを作る
  • 3.産直販売のプラットフォームを利用する
  • 4.フリマアプリで販売する

1.モール型のネットショップで販売する

Amazonや楽天など、さまざまなネットショップが集まっているモール型のネットショップの1店舗として出店する方法です。

知名度もあり利用者も多いため、出店直後でも訪問客が見込めます。
購入時も、ユーザーが顧客情報を新たに入力する手間が無い、大手ECモールなので信頼があるなど、購入に対するハードルが低いというメリットもあります。

多くの人が買い物に訪れるのがモール型の利点ですが、知名度があるゆえに出店料やシステム使用料など、さまざまな手数料がかかります。
契約するプランにもよりますが、結局、手数料が多くかかってしまい通常の流通の利益率と変わらない可能性も。

また、モール内には競合が数多くいるため、差別化しなければならず、最終的に壮絶な価格競争に巻き込まれる恐れもあるでしょう。

2.作成サービスを利用してネットショップを作る

カラーミーショップをはじめとするネットショップ作成サービスで、自社のネットショップを立ち上げる方法です。

実店舗で例えると、Amazonなどに出店することが「○○ショッピングパーク」といったテナント内にお店を出すことに対し、サービスを利用してネットショップを作ることは、自分の決めた場所でお店を構えることといえます。

この方法のメリットは、費用が安いことです。
初期費用・月額費用を払わずにネットショップを開設できるプランも増えているので、ネットショップを作るだけなら無料です。

販売時の手数料もカラーミーショップのフリープランであれば、6.6%+30円/件と他の方法に比べて抑えられています。


また、デザインの自由度も高いので、自社の魅力を伝えられるようなオリジナリティのあるサイトも作れます。

自由度が高く費用が抑えられる分、集客の面ではその他の3つの方法より劣るのも事実です。
ただ、今はInstagramなどのSNSを使って手軽に集客ができますし、ネットショップの集客対策の情報は多くあるため、集客方法を学べば訪問客も増えていくでしょう。

なお、すでにカラーミーショップで野菜や果物を販売されている農家さんもいるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

>>農産物の利用事例はこちら

3.産直販売のプラットフォームを利用する

3つ目は、食べチョクやポケットマルシェといった産直販売のプラットフォームに出品して販売する方法です。

朝市やファーマーズマーケットのようなイメージで、野菜・果物以外にも肉、魚介類、緑茶、卵、お米などさまざまな食材を売っています。

モール型ネットショップと同様に、産直食材に興味のある人が訪れてくれるため、集客が期待できます。
また各商品のページにこだわりや生産者情報が掲載されるので、農作物の良さをアピールでき、購入へとつなげられます。

初期費用や月額費用は無料ですが、販売手数料として販売価格の15%~20%が引かれます。こちらも集客が見込める分、ネットショップを作成する方法に比べて手数料がやや高めです。

また、誰でも出店できるわけではなく、審査に通らないと販売はできません。

4.フリマアプリで販売する

最後に、メルカリやラクマなどのフリマアプリで販売する方法です。要冷蔵なものや、生の肉や魚は衛生的に取引が禁止されていますが、それに該当しない野菜や果物は販売が可能です。

アカウントの登録は必要ですが審査や使用料などは必要なく、写真を数枚撮って説明文を書き込めばすぐに出品できるので、他の3つの方法と比べて一番手軽です。

フリマアプリも利用者が多いので集客が見込めますが、その分、出品者も多く自社の商品がどんどん埋もれていってしまい、誰の目にも留まらない可能性もあります。
プロフィール欄も簡素なので、ブランディングは難しいでしょう。

販売手数料は最大手のメルカリでは10%ですので、ネットショップの手数料に比べるとやや高めです。

下記に、4つの方法の主なサービスのメリット・デメリットと費用を比較しました。

  楽天
(モール型ネットショップ)
カラーミーショップ
(ネットショップ作成サービス)
食べチョク
(産直プラットフォーム)
メルカリ
(フリマアプリ)
メリット ・集客力がある
・購入のハードルが低い
・デザインの自由度が高い
・費用が少なく済む
・集客力がある
・こだわりをアピールできる
・手軽に始められる
・利用者が多い
デメリット ・モール内での競争がある
・費用が高い
・自分で集客する必要がある ・手数料がやや高め
・審査に通らないと売れない
・商品が見られない可能性も
・ブランディングできない
費用 月額出店料21,450円~
※システム利用料3.5%なども必要
決済手数料6.6%+30円 販売手数料20% 販売手数料10%

野菜・果物をネット販売する準備や初期費用とは?

ネットで野菜・果物を販売するとなると、大掛かりな準備が必要だと思いがちですが、スマートフォンかパソコンがあれば、1~4のどの方法でも販売を始められます。

商品の写真についても、スマートフォンで撮影した写真で十分です。
野菜や果物の場合、購入者は写真のクオリティよりも、生産者のこだわりや品質、量などを重視しているため、写真をこだわりぬく必要はないと考えられます。

初期費用に関しても、出店手数料が必要なモール型ネットショップ以外の3つの方法は無料でネット販売が始められます。ただし、配送のための梱包材を新たに購入する場合は、その費用がかかります。

野菜・果物のネット販売に必要な許可や注意点

すでに農家として事業をされている方は、ネット販売を始める場合の許可は不要です。
これから農家としてやっていく方は、「開業届」を所轄の税務署に提出しましょう。

また、単に作った野菜や果物を販売するだけであれば許可を取る必要はありませんが、干し野菜やジャム、ジュースなどに加工する場合は届出や営業許可が必要です。

加工品を販売するにあたり、どの加工品にどのような許可や申請が必要なのかは、都道府県によって異なります。加工品を販売したい場合は所轄の保健所に問い合わせてみてください。

なお、ネットショップを運営する場合は、特定商取引法という法律を守らなければなりません。

特定商取引法は、運営者の住所や名前を表示することなどが義務付けられています。下記の記事でわかりやすく説明していますので、ネットショップを開業する場合はご一読ください。

まとめ

今回は、農家の方が野菜や果物をネットで販売する際のメリットや方法などを解説しました。主な方法としては、以下の4つがありました。

  • 1.モール型のネットショップで販売する
  • 2.作成サービスを利用してネットショップを作る
  • 3.産直販売のプラットフォームを利用する
  • 4.フリマアプリで販売する

健康志向が高まる中、新鮮で安全な野菜・果物を食べたいという方は増えています。
従来の方法で農作物を出荷してきた農家の方にとっては、ネットでの販売はなかなか慣れないこともあるかもしれません。

ですが、販売価格を自由に決められたり、自分が作った野菜・果物を直接お届けして感想を聞けたりなど、メットがたくさんあります。

いきなりネットショップを作ることが難しければ、まずは手軽なフリマアプリや産直プラットフォームで始めてみてから、本格的に自身の農園のネットショップを立ち上げるのもおすすめです。

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よくある質問

野菜をネットで販売するメリットは何ですか?

メリットは以下の4点です。

・余剰や規格外の野菜・果物が販売できる
・自分で価格を決められる
・利益率がアップする
・お客さまとコミュニケーションが取れる

特に、規格外や余剰の野菜を売れることは食品ロスを減らすことにもなりますし、消費者にとっても低価格で買えるので両者にとって大きなメリットです。詳しくはこちらの章でご確認ください。

どうやったらネットで野菜を販売できますか?

Amazonなどのモール型ネットショップでの販売、カラーミーショップなどのネットショップ作成サービスでネットショップを立ち上げる、産直プラットフォームを利用するなどいくつかの方法があります。
それぞれの方法の特徴についてはこちらの章で解説しています。