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ネットショップの梱包をオシャレにするには?メリットや具体的なコツを紹介!

顧客がネットショップで商品を購入した後、一番初めに目にするのは商品ではなく梱包です。
そのため、梱包の印象がショップの印象を左右するといっても過言ではありません。
この記事では、顧客が満足するような梱包をするためのコツをご紹介します。

ツクルくん
ツクルくん

僕もネットショップの梱包をオシャレにできるかな?

カラミちゃん
カラミちゃん

この記事でオシャレにするアイデアや顧客満足度をアップさせるためのコツを紹介するので、参考にすればきっとツクル君でもできますよ!

ネットショップの梱包はなぜ重要?

ネットショップにおける梱包は、単に商品を発送するための作業工程として捉えられがちですが、実は顧客満足度やブランドイメージに大きく影響を与える重要な要素です。

ECサイトを利用するユーザーは、実際に商品を手に取って見ることができません。
そのため、商品が届いた時に目にする梱包が、ショップのイメージを左右するともいえます。

下記はなぜ梱包が重要なのか、5つの理由をまとめた表です。

理由 詳細
顧客満足度の向上 丁寧に梱包された商品は、顧客に「大切に扱われている」という印象を与え、高揚感や特別感を演出できます。反対に雑な梱包は、商品への不安やショップへの不信感につながりかねません。
ブランドイメージの構築 梱包は、ショップの個性や世界観を表現する重要なツールです。
ブランドイメージに合ったデザインや素材を用いることで、商品の魅力を高め、ブランドへの愛着を深めることができます。
競合との差別化 多くのECサイトでは、商品や価格で激しい競争が繰り広げられています。
梱包に力を入れることで、他社との差別化を図り、顧客の心をつかむことができます。
リピート率の向上 「またこのショップで購入したい」と思わせるためには、商品はもちろんのこと、梱包も含めた顧客体験が重要です。
SNSでの拡散 写真映えするオシャレな梱包は、SNSでのシェアを促し、口コミによる宣伝効果も期待できます。

このように、ネットショップの梱包は、売上やブランド力向上に大きく貢献する要素といえます。

ネットショップの梱包をオシャレにするアイデア

どのような梱包にしたら良いのか、ここでは梱包の全体像を考える際にオシャレにするアイデアを3つご紹介します。

ブランドのイメージ・コンセプトに合わせる

梱包はネットショップの世界観を伝えられるツールの1つです。

そのため、ブランドのイメージやコンセプトに沿った梱包にすることで、ショッピングを通じて顧客への特別な体験の提供につながります。
例えばハイグレードのブランドであれば、上品なデザインのボックスや木の箱を利用したり、リボンや装飾品にこだわったりすることで高級なイメージになります。

一方、ナチュラル志向の商品であれば環境に配慮した素材を使ったり、あえて過剰な包装は避けてシンプルにしたりすることで、ショップのコンセプトが伝わります。

ブランドのコンセプトやイメージに合った梱包をすることで、顧客の心をつかみ、ブランドへの愛着を深めることが期待できるでしょう。

商品を活かしたパッケージにする

商品の特徴や魅力をパッケージに活かすことも、顧客の心をつかむ梱包のアイデアです。

例えば商品を包む際に透明な素材を活用して、商品の一部や全体を見せるようなパッケージであれば、食品の場合、新鮮さや色合いをアピールできます。

また、商品の形状そのものをパッケージのデザインに取り入れることで、他社には無いユニークな外観の梱包になります。
例えば、ワインボトルの形をした箱や、果物の形をしたジュースのパッケージなどが挙げられるでしょう。

地域の特産品なら、その土地の風景や文化を表現するデザインを採用するなど、商品にまつわるストーリーや背景をパッケージデザインに織り込むことで、より深い印象をユーザーに与えられます。

このように、商品の特徴を活かしたパッケージデザインは、単なる包装以上の価値を生み出し、顧客の購買意欲を高める効果があるといえます。

イベントや季節感を取り入れる

ネットショップの梱包をオシャレにする方法として、イベントや季節感を取り入れるのも効果的です。季節に合わせた梱包は、顧客に特別感を与え、顧客満足度アップにもつながるでしょう。

バレンタインデーではチョコレート模様の包装紙やハート柄のシール、リボン、ハロウィンではオレンジや黒、紫をベースカラーとした包装やカボチャがモチーフの装飾、クリスマスでは赤や緑、金、銀のリボンやシールなどを使って華やかにすることで、特別な梱包になります。

季節感を出したいなら、春は桜や花がモチーフでピンクを基調としたラッピング、夏は涼しげな青や水色のラッピングや、金魚、夏祭り、花火などをイメージした和柄の包装紙を使うなど、その季節のイメージカラーや季節感を演出できるモチーフを使うのがおすすめです。

ただし、あまり派手すぎる装飾は避け、商品とのバランスを考慮しましょう。
さりげない季節感の演出が、洗練された印象を与えるポイントです。

ネットショップのオシャレな梱包のためのアイテム

梱包にはどのようなアイテムを使用するのか、主なアイテムをご紹介します。

梱包に必要な基本アイテム

まずは梱包でよく利用される基本アイテムです。商品を衝撃や汚れなどから守るために必要でしょう。

段ボール

段ボールは最も一般的な梱包資材です。商品のサイズに合わせて複数のサイズを用意しておくと便利です。

さらにネットショップオリジナルのデザインの段ボールを用意すれば、梱包にこだわっているショップという印象与え、好感を持ってもらえるでしょう。

宅配袋

洋服やタオルなど厚みがない商品などを梱包する際、段ボールの代わりに使われる梱包材です。
コンパクトに梱包すれば、段ボールよりも送料を抑えられるメリットがあります。

商品を梱包する場合、商品をそのまま宅配袋に入れるのではなく、透明な袋(OPP袋)などに入れてから宅配袋に入れるとより丁寧な印象になります。

封筒

本やスマホケース、アクセサリーなど、薄くてサイズの小さい商品を送る際には封筒がおすすめです。
宅配便ではなく、メール便を利用して配送すれば送料をグッと抑えられます。

緩衝材が内側についている封筒を使えば、通常の封筒よりも商品の破損を防げるでしょう。

緩衝材

主に段ボールで商品を梱包する際に使用します。
緩衝材にも、プチプチとつぶせる気泡緩衝材、風船のように空気が入っているエアークッション、紙製の緩衝材などさまざまな種類があります。

まずはコスト面で比較して準備するのがおすすめです。
商品の梱包には気泡緩衝材、すき間を埋めるのにはエアークッションなど何種類か組み合わせるとコストを抑えられるということもあります。

OPP袋(透明ビニール袋)

宅配袋や封筒などに商品をそのまま入れるより、透明なOPP袋に入れたほうが丁寧なショップという印象になります。
また、納品書やサンプル品など同梱物がある際はOPP袋に入れると梱包の中で散らばらず、きれいな状態のまま顧客に届けられます。

梱包用テープ

主に段ボールを閉じるために使われるのはガムテープですが、透明なOPPテープのほうが耐久性はあるといわれています。

また梱包の際には、段ボールだけでなく、OPP袋を閉じるための細いテープも必要になってくるでしょう。

ネットショップの梱包をさらにオシャレにするアイテム

上記では梱包するのに最低限必要なアイテムをご紹介しましたが、ここからは顧客に喜ばれるようなオシャレな梱包にするためのアイテムを取り上げていきます。

ボックス

配送用の段ボールではなく、OPP袋の代わりに商品を入れる箱のことです。
紙でできた緩衝材(ペーパークッション)などを敷いて商品を箱に入れるだけで、凝ったラッピングを施さなくても商品の特別感を演出できます。

ブランドイメージに合わせて箱の素材や形状にこだわると、より深い印象を顧客に与えられるでしょう。

テープ(マスキングテープ)

主に商品を入れたOPP袋を閉じるのに使うテープです。
OPP袋を閉じるのはセロハンテープでも問題ありませんが、ショップオリジナルのテープやマスキングテープを使ったほうがオシャレな印象になります。

リボン

リボンの色味を変えるだけで。クリスマスやハロウィンなどのイベントを取り入れたラッピングになります。
素材も、柄の入ったもの、レース状のもの、麻の紐のようなものなどさまざまあります。

結び方によってもラッピング全体の印象が変わってきますので、商品に合ったリボンの素材や結び方を何パターンか試してみましょう。

薄紙

薄くて柔らかい紙で商品を包んでから袋や箱に入れることで、ちょっとした高級感を演出できます。
洋服や靴などアパレル製品だけでなく、食品を包む際にもおすすめです。

また、薄紙は緩衝材としても利用できます。
準備しておくと何かと便利な梱包材であるといえます。

シール

商品を包んだ薄紙や箱を止める際や、包装紙でラッピングする際にシールは活用できます。
ギフト用の「Happy Birthday」や「MerryXmas」など文字入りのシールや、梱包用のブランドのロゴ入りシールなど、さまざまな活用シーンがあるので用途に合わせて使い分けましょう。

巾着

OPPやボックスだけでなく、商品を巾着に入れるというラッピングもオシャレです。
オーガンジー素材の巾着で商品を見せるような梱包は、コスメや生活用品の梱包でよく見かけます。

梱包としてだけでなく、その後も使えるようなショップのロゴ入りの巾着を使用すれば、顧客がショップに愛着を持つきっかけにもなるでしょう。

包装紙

さまざまな種類の包装紙があるため、なかなか見ない柄のオシャレな包装紙を利用すれば他社と差別化でき、顧客の満足度にもつながります。
包装紙の柄や素材、紙の質によってラッピング後の印象も大きく異なります。

また、包装紙は包み方も複数あるので、いくつか試してみて商品ごとに最適な包み方を選びましょう。

顧客満足度をアップさせる梱包にするコツ

梱包を行う際、ちょっとした工夫で顧客満足アップにつながります。
ここから、いくつかコツをご紹介します。

テープの貼り方などきれいな梱包を心がける

きれいな梱包は、顧客に良い印象を与えるだけでなく、商品保護にも重要な役割を果たします。
特に、テープの貼り方に気を配ることで、梱包の見た目と機能性を向上させることができるでしょう。

もしテープが曲がっていたりよれていたりすると、顧客は商品の取り扱いが雑なショップというマイナスイメージを抱いてしまい、リピート購入につながらなくなる可能性が高いです。
また、テープが曲がっていて、しっかり段ボールが閉じられていないと最悪の場合、商品が飛び出して破損してしまいます。

丁寧で美しい梱包は、顧客に「大切に扱われている」という印象を与え、顧客満足度アップにつながるため、テープの貼り方など細かい梱包作業も丁寧に行いましょう。

配送会社へのメッセージを記載する

基本的なことですが、割れやすい商品などは「割れ物注意」、逆さにしてはいけない商品は「天地無用」など、梱包の目立つところに表示します。

それだけでなく、「いつも配達ありがとうございます。お客さまの大切な商品ですので、丁寧に扱ってくださいますようお願いいたします」と書くと、より安心でしょう。

ショップ側が破損しないような梱包を行っても、配送時の扱い方によっては、商品に不備が生じることもあります。

そのため、梱包に配送会社の方へのメッセージを記載することで、より注意深く配送してもらえるはずです。
また、受け取った側も「顧客を大切にする親切なショップ」と、好印象を抱くでしょう。

配送中の商品を保護するための工夫をする

商品を安全に配送するには、適切な梱包材の選択と使用が大切です。

まず、梱包する際は商品に合ったサイズの段ボールや袋を使用しましょう。
大きすぎるとその分、商品が梱包の中で動いてしまい、破損につながります。

また、すき間がある場合は気泡緩衝材(プチプチ)やエアクッションなどの緩衝材を入れて、商品をしっかり保護します。

輸送中の破損対策だけでなく、防水対策も必要です。
防水性の高い宅配ビニール袋を使用したり、段ボールの内側にビニール袋を入れて二重に保護するのもおすすめです。

さまざまな事態を考え、入念な梱包を心がけます。

クーポン・試供品・ノベルティなどを入れる

商品を梱包する際はクーポンや試供品、ノベルティなどを同梱することで顧客は特別感を感じ、顧客満足度の向上が期待できるでしょう。

ECサイトのクーポンを同梱する場合、次回購入時に使える割引クーポンや送料無料クーポンなどにすることで、リピート購入を促せます。

試供品なら、購入商品を元に顧客の趣味・嗜好に合った商品を選ぶことが大切です。
興味を持たれそうなサンプルにしないと、今後の購入に結び付かない可能性もあります。

ノベルティはすぐに次回の購入につながらないかもしれませんが、常に目にするようなノベルティであればショップを覚えてもらえるので、結果的にリピート購入を促すことになるでしょう。

オシャレな梱包材を扱うおすすめネットショップ

最後に、ネットショップの梱包をオシャレにできるアイテムを扱っているショップをご紹介します。
個性的なアイテムを使えば、他社とは違うオリジナリティのある梱包が完成するでしょう。

paper message

高知県にある印刷所が始めたpaper messageさん。印刷工場が母体となっているだけあり、印刷から仕上げまで自社の職人さんが行っています。

ネットショップでは包装紙だけでなく、マスキングテープや一言を添えられるメッセージカードなど、個性豊かな商品が並んでいます。
デザインもデザイナーさんが独自に行っているため、他社には無い梱包グッズが手に入るでしょう。

インタビュー記事もあるので、こちらからチェックしてみてください。

REGARO PAPIRO

福岡が本店のREGARO PAPIROさんは、世界中からおしゃれでかわいい包装紙を集めて販売しているショップです。

インドやポーランド、韓国など各国から取り寄せたラッピング用品を販売しています。
ネットショップでは商品を検索する際に「イベントで探す」こともできるので、クリスマスやバレンタイン、ウエディングに最適な梱包材も見つけやすいでしょう。

まとめ

ネットショップの梱包をオシャレにすることは、競合と差別化し顧客満足度を高め、リピーターを増やすためにも重要な要素です。

梱包する際は、ブランドのイメージ・コンセプトに合わせたり、商品を活かしたパッケージにしたりすることでオシャレになるでしょう

また、オシャレさだけでなく、テープの貼り方などきれいな梱包を心がけることで顧客満足度のアップにつながるといえます。

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