こんにちは、よむよむカラーミー編集部です。
今回は、2022年5月24日(火)に開催された「カラーミーショップ大賞2022」授賞式の模様をレポートします。
目次
カラーミーショップ大賞とは?
全国のネットショップの中から最も優れたショップを表彰する、年に一度のコンテスト。2014年から開催しており、今回で8回目となります。
今回は、一次審査で約40,000店の中から上位800店のノミネートショップを選出。一般投票の結果を加味し、最終審査で総合的に優れた43ショップを選出しました。
約3年ぶりとなるオフライン会場での授賞式では、全国各地のショップオーナーさまが固唾を呑んで見守る中、各賞の受賞結果を発表しました。
▼「カラーミーショップ大賞2022」特設サイト
https://award.shop-pro.jp/2022
コロナ禍を乗り越え、全国各地の受賞ショップが集結
授賞式会場のセルリアンタワー東急ホテルには、開会30分前から続々と受賞ショップのオーナーさまが到着。
北海道から長崎県まで、この日のために全国各地から集まった皆さん。これから始まる授賞式にやや緊張した様子で会場へ向かっていきます。
そんな皆さんを迎える円卓には、各ショップ名の入った記念クッキーとオリジナル化粧箱が。
こちらは神戸のアイシングクッキー作家 Fiocco さん、京都の職人がつくる貼箱専門店 BOX&NEEDLE さんご協力のもと、コンテスト仕様で制作した特別なノベルティです。
同じテーブルに着席した近隣県の方同士で交流を深めたり、記念写真を撮影したりと、開会までのひと時を思い思いに過ごされるショップオーナーさまの様子が印象的でした。
いよいよ授賞式スタート!
ゆっくりと場内が暗転し、オープニング映像とともに華々しく授賞式の幕が開きました!
今回も、フリーアナウンサーの松本志のぶさんが司会を務めます。
「特別賞」発表
デザインやマーケティングなど、さまざまな分野で強みをもったショップに贈られる「特別賞」。まずは2020~21年にショップを開設し、順調に成長を遂げたショップを対象とした「新人賞」の発表です。
左上から、
■ 512 CAFE ONLINE SHOP (東京都)
■ 五勝手屋本舗 (北海道)
■ 紡ぎ舎 (長野県)
■ ドライフラワー専門店 ブルーム (大阪府)
残念ながら当日は欠席となった 久保醸造合名会社 (鹿児島県) さんを含む計5ショップが受賞しました。
次は今年度新設された「SDGs賞」。サステナブルを意識した商品販売や生産工程を導入しているショップへ贈られます。
折れた野球バットでお箸を作り、その売上の一部を次のバット材の植樹に充てるプロジェクトや、子ども向けのお箸教室など、未来に向けた取り組みを行う老舗のお箸メーカー 兵左衛門オンラインショップ (福井県) さんが受賞しました。
続く「ベストデザイン賞」は、デザインクオリティの高いショップ・商品に贈られます。
今年度の受賞は……福井県で本格的なBean to Barチョコレートを製造する 山奥チョコレート日和 さん!
戦略的な市場開拓・マーケティングを行っているショップに贈られる「ベストセレクト賞」は、多種多様なウイスキーの小分け販売を行う ひとくちウイスキー (神奈川県) さん。
独自性の高い商品を販売しているショップが選出される「ベスト商品賞」は、鉱石や植物の美しさを閉じ込めた立体標本などを販売する ウサギノネドコ (京都府) さん。
そして購入者視点の接客で多くのファンを獲得しているオーナーさまに贈られる「ベスト店長賞」には、自らショップモデルとなって精力的に発信活動を行う セレクトショップLisa (奈良県) さんが選出されました。
受賞された皆さん、おめでとうございます!
▼各ショップの受賞ポイントはこちらから
「カラーミーショップ大賞2022」特設サイト
「Amazon Pay賞」「にっぽん文化奨励賞」発表
続いて「Amazon Pay賞」の発表に移ります。
こちらは人気の決済機能・Amazon Pay (アマゾンペイ) を導入し、より多くのお客さまに簡単・便利な購入体験を提供したショップへ贈られる賞です。
同機能を提供するアマゾンジャパン合同会社の皆さんに審査していただきました。
今年度の受賞は、足のお悩みに寄り添ってくれる靴下のブランド、 ケアソク(CARE:SOKU) (新潟県) さん!
そして「にっぽん文化奨励賞」。
地域が誇る文化を日本全国へ、そして世界へと伝え広めるオリジナリティ豊かな2ショップを表彰します。今年度は、株式会社三越伊勢丹の皆さんに特別審査員として参加していただきました。
まず1ショップ目は、福井県が誇る「鯖」を使った独創的な缶詰が審査員の好評を獲得した 株式会社若廣 さん。
そして2ショップ目は、現代のライフスタイルに合わせてリデザインされた割烹着を販売する kapoc さんに決定しました!
▼各ショップの受賞ポイントはこちらから
「カラーミーショップ大賞2022」特設サイト
「地域賞」発表
次は、国内7つのエリア(北海道・東北、関東、東京、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)を代表する、20ショップへ贈られる「地域賞」の発表です。
続々と受賞ショップ名が発表され、スポットライトに照らされるオーナーの皆さん。喜びをかみしめながら壇上へと向かいます。
左側2人目から、
■ 安芸の島の実 (広島県)
■ 石丸文行堂オンラインストア (長崎県)
■ UZUiRO (愛知県)
■ unoa (東京都)
■ お米と雑穀の専門店 石川商店 (千葉県)
左側2人目から、
■ KAWAMURA LEATHER (東京都)
■ 京都吉兆の贈りもの (京都府)
■ kenkengems.com (山梨県)
■ 自然派きくち村 (熊本県)
■ じゅんさいときりたんぽ安藤食品 (秋田県)
左側2人目から、
■ スープカレー奥芝商店 (北海道)
■ 石木花オンラインストア (山形県) >> インタビュー記事はこちら
■ たかしま農園 (長崎県)
■ CHIROL VINTAGE (大阪府)
■ DeLoreans (神奈川県)
左側2人目から、
■ TOKYO RECYCLE imption (東京都)
■ BATON ONLINE SHOP (大阪府)
■ Fika Online Shop (長野県)
■ マアル (広島県)
■ まるぶん オンラインストア (佐賀県)
皆さんおめでとうございます!
▼各ショップの受賞ポイントはこちらから
「カラーミーショップ大賞2022」特設サイト
全国トップ10店舗「優秀賞」発表
コンテストも終盤にさしかかり、次は「優秀賞」の発表です。
優秀賞は《デザイン・PR・成長率》の3つの審査基準でバランスよく項目を満たしている上位10ショップに贈られ、この中から今年度の大賞が決まります。
開店直後は売上がなかなか伸びず、スタッフ同士で話し合いと試行錯誤を何度も繰り返したと語るのは、初受賞の カタカナ (東京都) さん。目にうっすらと涙を浮かべながら、作り手さんやお客さまへの感謝を伝える姿が印象的でした。
4年前からカラーミーショップ大賞の受賞を夢見ていたという KEY MEMORY Online Shop (神奈川県) さんも、今回が初受賞。少人数制スクール「カラーミーカレッジ」で多くの学びを得たことが成長につながったと力強く語ってくれました。
2018年の地域賞受賞以来、4年ぶりにトロフィーを手にしたのは、イスラエル産革靴のお店 NAOT JAPAN (奈良県) さん。コロナ禍でステイホームが叫ばれる中、「本当に靴って必要なのかな」と思い悩んだこともあったそう。「この賞をもらえたことで、またその先にある未来をすごく感じました。もっとこれからよくなっていったらいいなと思います」と笑顔でコメントしてくださいました。
「優秀賞」受賞ショップ一覧
左側から、
■ おうちで楽しむ陶器市 うちる (神奈川県)
■ カタカナ (東京都)
■ かわしま屋 (東京都) >> インタビュー記事はこちら
■ KEY MEMORY Online Shop (神奈川県) >> インタビュー記事はこちら
■ 猿田彦珈琲 (東京都)
■ sisam FAIR TRADE (京都府) >> インタビュー記事はこちら
■ NAOT JAPAN (奈良県) >> インタビュー記事はこちら
■ NATURAL KITCHEN & select (大阪府)
■ 日本製Tシャツメーカー 久米繊維 (東京都)
■ びっくりカーテン (大阪府) >> インタビュー記事はこちら
▼各ショップの受賞ポイントはこちらから
「カラーミーショップ大賞2022」特設サイト
ついに「大賞」発表
優秀賞10ショップの中で、総合的に最も優れたショップに今年度の「大賞」が贈られます。
会場中に鳴り響くドラムロール。名前を呼ばれるのは果たして……!
「 大賞は、sisam FAIR TRADE (京都府) さん! 」
途上国の作り手と私たちをつなぐ「フェアトレード」の品を企画・販売する sisam FAIR TRADE さん。
高品質な手作りアイテムを販売する中で、現地の暮らしや文化、フェアトレードの魅力を丁寧に紹介する姿勢が高評価のポイントに。
さらに、コロナ禍による作り手への経済的打撃を抑えるため、実店舗で使えるチケットをネットで販売するなど、逆境への対応力が審査員をうならせ、今回の受賞につながりました。
前回の初受賞を経て、大賞の座に輝いた sisam FAIR TRADE さんのコメントはこちら。
私たちは、アジアのいろいろな国の方々と一緒に、フェアトレードのものづくりを続けています。
商品は、たとえばネパールのお母さんたちが手編みしてくれたセーターだったり、インドの村で一つ一つ刺繍してもらったワンピースだったりと、本来ネットショップで販売するのは難しいと言われるような、決して均一ではない、人の手の中でじっくり時間をかけて作られたものを取り扱っています。ただ、何かそこにこそ今の私たちが豊かに過ごしていくために必要なメッセージが込められているんじゃないかと日々強く感じ、大切に販売しています。
ネットショップ運営は、注文を受けて商品を届けるという一見システマティックでシンプルな仕事に見えますが、その分強く”人”を感じる仕事だなと日々思っています。今日会場でみなさんの話を聴いていて、場所も売っているものも全然違いますが、みなさんそれぞれきっと、大切に思うものを大切に販売されていて、やっぱり顔のみえない誰かを大切にしている仕事なんだなと思いました。
14年前、京都の古いアパートから手探りではじめた小さな小さなお店が、ここまでたくさんの方と繋がって、応援していただけるお店へと育ててもらえたことがすごく嬉しく、ありがたいです。これからもフェアトレードの仕組みを通じて、もっと楽しく豊かに人と人をつなげられるようなお店を作っていきたいです。
最後は受賞ショップの皆さんで記念撮影! 3年ぶりとなった「リアル授賞式」は、盛況のうちに幕を閉じました。
受賞ショップのみなさん、本当におめでとうございます!
授賞式の様子は、カラーミーショップ公式Instagramでもご覧いただけます。
結果発表の詳細は、カラーミーショップ大賞2022特設サイトをチェックしてみてくださいね。
メディア掲載・出演情報(掲載日順)
■ 長崎なう「「石丸文行堂」「たかしま農園」地域賞受賞! 『カラーミーショップ大賞 2022』」(2022/05/26)
■ 文具のとびら「【ニュース】「カラーミーショップ大賞2022」発表!石丸文行堂が地域賞に輝く」(2022/05/26)
■ 通販新聞「カラーミーショップ大賞2022、大賞には「シサム工房」、コロナ禍での対応力を評価」(2022/05/26)
■ 通販通信「カラーミーショップ大賞2022、フェアトレードのネットショップが大賞」(2022/05/26)
■ ECのミカタ「GMOペパボが『カラーミーショップ大賞 2022』の受賞ショップを公表」(2022/05/26)
■ 中国新聞デジタル「江田島オリーブで地域賞 ネットショップ全国表彰 山本倶楽部、活性化貢献を評価」(2022/05/27)
■ 繊研新聞「「カラーミーショップ」大賞を受賞 シサム工房」(2022/05/30)
■ 日刊水産経済新聞「カラーミーショップ大賞「焼き鯖寿司」の若廣など受賞」(2022/05/30)
■ Web担当者Forum「まさにTikTok売れ! 初投稿が10万いいね、売上40倍の事例【ネッ担まとめ】」(2022/05/31)
■ ネットショップ担当者フォーラム「評価されるECサイトのポイントとは?約4万店から選ばれた最優秀店舗「sisam FAIR TRDE(シサムフェアトレード)」に学ぶ」(2022/06/01)
■ 日本流通産業新聞「GMOペパボ 大賞は「sisam」 「カラーミーショップ大賞」発表」(2022/06/02)
■ 日本ネット経済新聞「GMOペパボ 大賞はフェアトレード店「カラーミーショップ大賞」発表」(2022/06/02)
■ 日流ウェブ「GMOペパボ/大賞はフェアトレード店/「カラーミーショップ大賞」発表」(2022/06/02)
■ 旬刊ステイショナー「石丸文行堂が地域賞に輝く カラーミーショップ大賞発表 GMOペパボ」(2022/06/05)
■ 日本流通産業新聞「GMOペパボ大賞は「sisam」カラーミーショップ大賞発表」(2022/06/09)
■ 山梨日日新聞「ネット販売で地域賞 笛吹の企業 天然石発信に工夫」(2022/06/18)