よむよむカラーミー
ECサイト開設・運営のヒントが見つかるWebメディア

偶然の出会いからコラボ実現へ! 2ショップ合同「アイシングクッキー制作」ワークショップに行ってきました。

2018年12月、東京・二子玉川にある箱の専門店「BOX&NEEDLE」で、アイシングクッキー作りのワークショップが開催されました!

よむよむ編集部も参加した今回のイベント、なんとカラーミーショップを利用している2つのショップの出会いから実現したのだそう。
本記事ではワークショップ当日のレポートとともに、企画誕生のきっかけについてもお話を伺います。

今回登場する店長さん

川口さん
川口 明子さん … アイシングクッキー専門店「STEKA&MJOL(ステカ&モジョル)」店主。
藤井さん
藤井 湖弓さん … イベントの企画運営を行った箱専門店「BOX&NEEDLE」スタッフ。

 

ワークショップ、スタート!

川口さん
こんにちは! 今日の講師をさせていただく川口です。どうぞよろしくお願いしまーす。
今日はクリスマス間近ということで、靴下などをモチーフにしたアイシングクッキーをみんなで作っていきましょう! あらかじめベースの色だけ塗ったクッキーを数枚ずつ用意しておいたので、そこに絵や模様などを自由に描いていただきます。

完成イメージはこんな感じ

ちなみに、この日の参加者のほとんどはアイシング経験ゼロ!
そこでまずは、自分で使うための材料を作ってみるところからスタートします。
 

川口さん
まず「アイシング」というのは、粉糖と卵白を水で混ぜて練り上げた生地に、色素で色をつけたものです。
そしてアイシングに使われる色素には、こんなふうにいくつか種類があります。

● 粉状の色素
発色はよいが、練るのに少しコツが要る。いちごのような甘い香りが特徴。
● ジェル状の色素
海外製が多い。鮮やかな発色で練るのも簡単。もちろん食用に問題はないけれど、ペンキのような匂い…。
● 天然素材の色素
ちょっぴり渋い発色が特徴。ステカ&モジョルでは天然素材の色素をよく使用している。

川口さん
同じ赤色を作るのでも、メーカーさんによって色味がかなり変わってくるので、ぜひ今日は気に入ったものを選んでくださいね。もちろん絵具と同じように何色か混ぜたり、配合を調節したりすることでいろんな色が無限大に作れます。

 

さっそくアイシング生地づくりに取りかかります

生のアイシング生地に初めて触り、参加者のみなさんも「おお~!」とキラキラした表情に。
目と鼻でひとつひとつ確かめながら「いちごの匂いがする」「こっちは化粧品みたいな色だね」と楽しんでいました。

各々 好きな色素を選んで生地を練り上げたら、アイシング用の絞り袋へ投入。袋の先端にハサミで小さな切れ込みを入れれば、アイシングペンの完成です!


 

次はお絵かきの練習をしていきます

川口さん
生地ができたら線を書く練習に移りましょう。今日は練習用のシートを作ってきたので、重ねたセロファンの上からなぞってみてください!

川口さんお手製の練習シート。自分で作ったアイシングペンでなぞっていきます

袋を押す力と、線を引っ張る力、そして生地の硬さ。この3つのバランスがとれていないと、なかなかきれいな線を引くことはできません。
教室のあちこちから「思ったより難しい」「手が震えちゃう…!」などの悲鳴が飛び交います。

川口さん、小さな点を打とうとするとツノみたいに尖ってしまいます。丸く仕上げたいのに…。

川口さん
そこはもう、気合いでなんとかするしかないんだよね(笑)

き、気合いですか。

川口さん
慣れてくるとほら、こんな感じでリボンやお花、ハートも描けるようになるよ。

川口さんがペンを持つと、あっという間にかわいいキャラクターが!

すごい。本物のペンで描くようにスラスラ仕上がっていく…!


ついに本番。クッキーの仕上がりはどんな感じ?

ひととおり練習を終えたら、大小いくつか用意された本番用のクッキー土台へと絵を描いていきます。一度失敗するとやり直しが難しいため、参加者のみなさんの表情も一段と真剣です。


10月にリニューアルしたカラーミーショップの新しいロゴマークに挑戦する編集部スタッフ。緊張した指先がプルプル震えて仕方ありません…。
 

川口さん
今日使ったアイシング生地は、自由にお持ち帰りしてOKです!
自分でわざわざクッキーを焼かなくても、「たべっ子どうぶつ」のような市販のクッキーにデコレーションするだけで十分かわいくなりますよ。

 

完成した人から、さまざまな模様の紙を使ったBOX&NEEDLEの箱に詰めていきます。
真剣につくった作品だからこそ箱選びも真剣! 並べたり比べたり、時間をかけて選んだお気に入りの箱にクッキーを入れると、初心者の作品でも不思議とサマになります。

ちなみに、この日参加した編集部スタッフの作品はこちら。くれぐれも拡大はせずにご覧ください…。

 

あっという間の2時間半が過ぎ、アイシングクッキー体験はこれにて終了!
最後は、川口さんがお店から持ってきてくださった おいしい焼き菓子をゆっくりといただいて、参加者のみなさんもいっそう満足した様子でした。

川口さん
普段は丸ノ内線の新高円寺でお店をやっているので、よかったら遊びに来てください!


 

イベント終了後、2人の店長さんにお話を伺いました

今日はお疲れさまでした! 参加者のみなさん、すごく喜んでましたね。

川口さん
ありがとうございます~!
藤井さん
みなさん自由に楽しんでいただけたみたいで、本当によかったです…!

イベントの企画に携わった、BOX&NEEDLEの藤井さん

わたしたちも仕事を忘れちゃうぐらい楽しかったです! さて、今回のイベント開催に至った経緯を教えていただけますか?

川口さん
個人的にね、帽子を入れるためのかわいい箱がずっと欲しくて… あちこち探してるときBOX&NEEDLEさんにたどり着いたの。それ以来もう大好きで。
そしたら今年「カラーミーショップ大賞2018」の授賞式で藤井さんにお会いできたんです。

2ショップさんには、2018年の受賞者へお渡しするノベルティ制作にご協力いただきました

川口さんのクッキーをBOX&NEEDLEの箱につめて、受賞者さんにプレゼントしたんですよね。授賞式にも来てくださってありがとうございます!

藤井さん
わたしたち、ちょうど隣同士の席だったので すごく話が盛り上がって! 帰りも会場から駅まで歩きながらずっとお喋りしてました(笑)
一緒に何かできたらってことで、クリスマスに向けてワークショップを計画したんです。

授賞式が出会いの場だったんですね! それにしても、今日はすごい大盛況でした。

川口さん
クッキーの数や大きさがちょうどよかったのかな。多すぎず少なすぎず。
うちの店でもワークショップは時々やるんだけど、あんなにアットホームな空気じゃないですよ。大量にクッキーを作るので、みんな黙々と作業してる(笑)
藤井さん
クッキーを作って終わりじゃなくて、その場で箱につめてキレイにしてお持ち帰りいただくのもよかったですよね。最後のおやつも大人気でしたし。

先ほど参加者の方が帰りがけにおっしゃっていましたが、箱作りとクッキー作りどちらも楽しめるワークショップがあっても楽しそうですよね。

藤井さん
たしかに! 午前はクッキーを作って、午後から箱作りとか。
川口さん
うんうん。やろうと思えばベースの色から塗ってもらう体験もできるし。
藤井さん
盛りだくさんの1日になっちゃうけど、楽しそう! そんなワークショップもアリですね。

また次のアイデアがどんどん浮かびそうですね! 今日は本当にありがとうございました。


今回お話を伺ったショップの記事はこちら

のんびり&パワフルな女性店主が作る世界に一つのアイシングクッキー! 高円寺「ステカ&モジョル」の話
のんびり&パワフルな女性店主が作る世界に一つのアイシングクッキー! 高円寺「ステカ&モジョル」の話
この記事を読む

職人さんの技と1000種類の紙から生まれる“貼箱”って? 箱の専門店「BOX&NEEDLE」の話
職人さんの技と1000種類の紙から生まれる“貼箱”って? 箱の専門店「BOX&NEEDLE」の話
この記事を読む