世界最大級のネットショップ 作成サービス「Shopify(ショッピファイ)」。
近年日本でもその利用は増加傾向にあり、耳にする機会も増えていると思います。国産のECサイト作成サービスもある中で、なぜカナダ初のshopifyが人気を博しているのか、日本の商習慣には対応しているのか、どんな方がshopify向きなのかなど、気になる点を解説していきます。
Shopifyって、海外で有名なネットショップ作成サービスだよね?英語ができなくても大丈夫?
Shopify はカナダ発祥のネットショップ作成サービスです。英語ができなくてもまったく問題ありません。でも、英語ができたほうがいい部分はあるかも?そのあたりについてもわかりやすく説明していきますね。
目次
Shopifyとは?特徴を紹介!
「Shopify」は世界シェアトップクラスのネットショップ作成サービスで、2004年にカナダで設立されました。
2017年には日本にも進出し、世界的に利用されているネットショップ作成サービスの1つとなっています。
強みはなんといっても世界中の決済方法や言語に対応していること。越境EC(海外での電子商取引)をメインにしたい方にはうれしい特徴ですね。
無料ではじめられるサービスとはどう違う?
日本には「カラーミーショップ」や「BASE」など、初期費用や月額費用が無料のプランを用意しているサービスが人気を集めていますが、Shopifyは月額料金を支払う有料のサービスです(初期費用は無料)。
最も安いプランでも月に33ドル(為替にもよりますが4,950円ほど)かかります。一見、高く感じますが、実は無料サービスよりも結果的に費用が安く済む場合もあります。
なぜなら「Shopify」に限らず、月額有料プランは無料のものに比べて決済手数料が安いので、ある程度の月商がある場合は、無料プランより月額利用料がお得になってくるのです。
月商が少ない店舗の場合は赤字のリスクや割高感もあるので、ある程度売れる見込みが立っている方だと抵抗なく導入できるサービスといえるでしょう。
料金プランを3つから選べる
料金プランは、下記の3つから選択することができます。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月額費用 | 33ドル (約4,950円) ※月払いの場合 |
92ドル (約13,800円) ※月払いの場合 |
399ドル (約59,850円) ※月払いの場合 |
決済手数料 | 3.4〜4.15% (shopifyペイメントを利用していない場合、取引手数料2.0%) |
3.3〜4.1% (shopifyペイメントを利用していない場合、取引手数料1.0%) |
3.25〜4.05% (shopifyペイメントを利用していない場合、取引手数料0.5%) |
おすすめ | ・Shopifyを初めて利用する人 ・ECサイト初心者 |
・売上が伸びてきたECサイト ・担当スタッフが増えてきたECサイト |
・大規模なECサイト ・高いレベルのデータ分析を行いたい人 |
※表のデータは2024年3月時点のものです。1ドルは150円で計算しています
最大の違いはプランアップするほど決済手数料率が低くなることで、たとえば日本のクレジットカードの場合、ベーシックプランでは3.4〜4.15%のところ、プレミアムプランでは3.25〜4.05%となります。
ほかにも、登録できるスタッフのアカウント数などに違いがありますので、それぞれのプランを比較し、自社に合ったものを選びましょう。
Shopifyの手数料はいくら?機能面をあわせて比較!
「Shopify」の手数料については前述の通り、プランアップするごとに安くなっていく仕組みです。
業界水準と照らし合わせても標準か少し安いくらいだと思います(Shopifyペイメントを導入する場合)。
カラーミーショップのフリープラン(初期費用・月額費用無料)、レギュラープラン(月額有料)と比較したのが下表です。
Shopify (ベーシックプラン) |
カラーミーショップ (レギュラープラン) |
カラーミーショップ (フリープラン) |
|
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 0円 |
月額費用 | 33ドル(約4,950円) ※月払いの場合 |
4,950円 | 0円 |
販売手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 3.4〜4.15% | 4.0〜5.0% | 6.6%+30円 (Amazon Payは6.5%+30円) |
取引手数料 |
2% (Shopifyペイメントを未利用の場合) |
0円 | 0円 |
ディスク容量 | 無制限 | 5GB | 200MB |
商品登録数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
登録画像数 | 〜250枚/1商品 | 〜50枚/1商品 | 〜4枚/1商品 |
デザインテンプレート数 | 70種類以上 | 80種類以上 | 80種類以上 |
機能数 | 230種類以上 | 350種類以上 | 280種類以上 |
独自ドメイン | ○ | ○ | ○ |
電話サポート | ー | ○ | ー |
メールサポート | ○ | ○ | ○ |
運営会社 | Shopify Japan株式会社 | GMOペパボ株式会社 | |
上場証券取引所 | 未上場 | 東証スタンダード |
※表のデータは2024年3月時点のものです。1ドルは150円で計算しています
同じ月額有料のレギュラープランと比較した場合、どちらも月額費用は同じです(1ドル150円の場合)ですがカラーミーショップは電話サポートを受けられるというメリットがあります。
Shopifyは海外初のサービスでサポートもメールのみのため、初心者でサポート面での充実を希望する方はカラーミーショップがおすすめでしょう。
また、カラーミーショップには初期費用と月額利用料が無料のフリープランもあるので、「まずは無料サービスでスモールスタートしてみたい」という方に最適です。
Shopifyを利用するメリット
Shopifyを利用するメリットには、下記のようなものがあります。
- ・海外展開がしやすい
- ・売上規模の大きいネットショップにも対応できる
- ・決済に関する手数料が安い
では、3つのメリットについて1つずつ紹介していきます。
海外展開がしやすい
「Shopify」のメリットの1つに、海外展開がしやすいことが挙げられます。
133種類の通貨での販売が可能であると同時に、最大5言語での販売も可能です。
また、スタンダードプランとプレミアムプランでは、海外ドメインを取得することができたり、国際価格で販売したりすることもできます。
さらには、海外での利用者が多い「PayPal」をはじめとした決済も導入しているため、海外への事業拡大を検討している人にとっては大きな魅力でしょう。
売上規模の大きいネットショップにも対応できる
売上規模が大きいネットショップにおすすめなのが、「Shopify Plus」の利用です。
「Shopify Plus」は月額2,500ドル(37万円程度)で利用でき、契約は12カ月からとなっています。
「Shopify Plus」は、月額料金がその他のプランと比較して高いですが、決済手数料が3.15%と安く利用できるのが利点です。
またインフラ環境が盤石なため、1分間に1万決済以上が実行されてもサイトが不安定にならないという特徴があります。
そのため、売上規模の大きいネットショップや、イベントなどと連動して決済の集中しやすいショップなどに向いているといえるでしょう。
決済に関する手数料が安い
「Shopify」が提供する決済サービスである「Shopifyペイメント」を利用すれば、決済手数料のみで取引手数料はかかりません。
決済手数料は、ベーシックプランで3.4~4.15%、スタンダードプランで3.3~4.1%、プレミアムプランで3.25~4.05%です。
決済手数料は売上が上がれば上がるほど発生するコストなので、これが安く抑えられることはシンプルに魅力的といえます。
Shopifyを利用するデメリット
Shopifyを利用することによりさまざまなメリットがありますが、下記のようなデメリットもあります。
- ・日本の商習慣に合わせてカスタマイズが必要で有料のこともある
- ・電話によるサポートはない
- ・日本語に対応していない部分も少なくない
では、3つのデメリットについて1つずつ紹介していきます。
日本の商習慣に合わせてカスタマイズが必要で有料のこともある
海外初のサービスなので、国産のサービスでは標準的についている機能をアプリで追加しなければいけないケースもあります。
アプリは無料のものと有料のものがあり、追加したい機能が有料であった場合は月額に加算されていきますので、自分が使いたいものが無料で使えるか調べておくと安心です。
また、無料アプリで追加できる場合でも、標準機能として設置している他の会社のサービスと比較すると、表現などに満足できないこともあるかもしれません。
日本の風習などに関わる部分は、自社と雰囲気の似ているお店(Shopifyで開業している)などで確認するといいでしょう。
決済手数料率の低さに魅力を感じたのに、必要な機能を追加していったら月額費用がかさんでトータルで高くなってしまったということにならないよう、国産サービスの機能と見比べてみてくださいね。
電話によるサポートはない
「Shopify」では、ヘルプセンターやサポートセンターなどが徐々に充実してきていますが、現段階では電話によるサポートはありません。
ネットショップ初心者の方の中には電話で丁寧に教えてもらいたいという方もいるでしょう。
そういう方にとっては、サポートがメールのみという点が「Shopify」のデメリットと感じるかもしれません。
今後サポート体制は強化されることが予測されますが、まだ十分ではないことを念頭に置いておきましょう。
日本語に対応していない部分も少なくない
「Shopify」は海外から進出してきたサービスであるため、現在でもホームページの説明文の一部が日本語に対応していません。
とはいえ、基本的な部分はほとんど日本語対応しているため、「Shopify」の利用で大きな不自由を感じることは少ないので安心してください。
ただし、アプリ拡張機能は日本語に対応していないケースや、レビューが英語であるものも多いため、英語が得意でない人にとっては「Shopify」の機能を最大限に活用できない場面もあるでしょう。
Shopifyが向いてる人・向いてない人
結論からいうと、「Shopify」はある程度の月商を見込んでいて英語に苦手意識がなく、必要な機能と導入コストなどを事前に検討できる方におすすめです。
もちろん、越境ECを柱にしていきたい方にとっては一層頼れるサービスになります。
「Shopify」は月額制なので、月商の目処が立っていなかったり、開業コストを抑えたかったりという方にはあまり向いていないでしょう。
趣味や小額収入の副業で使うならば月額無料のサービスを検討してみてください。
また、日常でPCの機能拡張やスマートフォンのアプリ追加を積極的に行わない方にとっては、自分の欲しい機能を探して追加していくことに戸惑うかもしれません。
そのほか、英語の壁もありますので、越境ECに興味はあるけれどまずは国内販売からという方には、国産サービスの利用がつまずきにくいでしょう。
まとめ
今回は、カナダ発のECサイト作成サービス「Shopify」について解説しました。
「Shopify」は月額制で手数料が安いことが大きな特徴です。
大量の決済が集中しやすいネットショップや越境ECを行いたいショップ、有料機能が不要でランニングコストを安く抑えられるショップにおすすめです。
「Shopify」は世界水準の優れたサービスである一方、日本へのローカル対応はまだ未対応の部分もあります。
話題のサービスだからと選択するのではなく、強みと弱みを把握し、言語の壁などがなく最大限活用できると判断した場合に利用すると失敗しないでしょう。
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よくある質問
Shopify(ベーシックプラン)は、決済手数料が3.4~4.15%(Shopifyペイメントを利用している場合)かかります。さらに月額利用料が25ドル必要です。
Shopifyの手数料について詳しくはこちらの章で紹介しています。