SEO対策の中で、「タイトル」と同じくらい出てくる単語として知られるディスクリプション。
ディスクリプションとは、メタディスクリプション(meta description)ともいい、ページの概要や要約を記したHTML形式のテキストでメタタグの一つで、検索結果のタイトルの下部分に出てくるテキストのことを指します。
今回はディスクリプションの意味や効果的な書き方・文字数、そしてSEOとの関連性に関して解説いたします。
▼関連記事▼
ディスクリプションとは
メタディスクリプション(meta description)ともいい、ページの概要や要約を記したHTML形式のテキストでメタタグの一つです。
基本的な目的としてはGoogleのロボットであるクローラーに、このサイト・ページの概要は「〇〇ですよー」と伝えるために設定されます。
それ以外にも検索結果で、サイトやページのタイトルの下に概要を指し示すテキスト部分としてスニペットに表示されるため、クリック率に影響することからSEO対策としても重要な役割を持っています。
ディスクリプションはSEOでCTR(クリック率)の向上に役立つ
ディスクリプションを入れることは、実は直接的にSEOにプラスになるというわけではありません。
しかしGoogleはディスクリプションを設定することをスターターガイドでも強く推奨しています。
なぜなら、ユーザーが検索をした際にタイトルだけではどのようなページなのか判断ができない可能性があるためです。
そこで、検索結果が表示された時点で「このページはこういう内容のコンテンツです」と概要を表示させることで、ユーザーが自分にとって必要な情報か・求めていた情報なのかが判断しやすくなり、その内容によってはCTR(クリック率)の向上につながるのです。
SEOにおいて、検索順位の上位をとる上でCTR(クリック率)を高めることは非常に重要です。
また、ディスクリプションを設定しているページと設定していないページを比較すると、検索結果に表示された際のCTR(クリック率)が、「設定していないページ」よりも「設定したページ」のほうが5.8%高いとデータが出ています。
参考:https://backlinko.com/google-ctr-stats?c=1df1ea5a43f3929a-aa72f01792929c0d
ちなみにディスクリプションを設定しない場合はどうなるの?
もしディスクリプションを設定しなかった場合は、Googleが検索キーワードに適していると判断した部分をコンテンツのテキストの中から持ってきて表示させます。
しかしこの場合だと、ページの中から持ってくるため適した文章ではない断片的なものが多いため、チグハグな文章が表示されます。
検索したユーザーから見ても不自然な文章は、コンテンツの信頼性の低下にもつながり、CTR(クリック率)が下がる要因にもつながります。
ディスクリプションの最適な文字数は?
最適な文字数はどれくらいなのでしょうか。
現在、Googleでのディスクリプションの表示数はPCが120文字前後、スマートフォンが50文字前後と言われております。
PCとスマートフォンでは表示される文字数が違うため、できるならば両方に対応したテキストの文字数が理想的です。
両方に対応すると考えると大体70文字くらいが最適でしょう。
とはいえスマホで表示される文字数が大体50文字ほどですので、伝えたい重要な部分やキーワードをできるだけ前に配置したうえでスマホで途中で切れてしまっても問題ないように調節してディスクリプションの文章を考えてみましょう。
効果的なディスクリプションの書き方
- ・各ページごとに固有のディスクリプションのテキストを設定しよう
- ・ユーザーのニーズに答えたクリックしたくなる内容にしよう
- ・キーワードの羅列はやめる
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
各ページごとに固有のディスクリプションのテキストを設定しよう
基本的にディスクリプションは各ページそれぞれオリジナルの文章を入れることが大切です。
なぜなら、ディスクリプションはページの概要などをわかりやすく記載し、ユーザーにクリックしてもらいやすくするためにあるので、あなたのサイトの各ページやコンテンツ内容がそれぞれ違うようにディスクリプションもそのページにあった内容を記載するべきだからです。
中には同じ文章を設定しているサイトも存在しますが、そのページのタイトルと内容が本当に合致していない場合が多く、それだとユーザーが検索画面で見てもそのページを見たくなる可能性は低くなります。
ユーザーのニーズに答えたクリックしたくなる内容にしよう
検索結果のページの中で、検索順位やページタイトルも非常に重要ですが、ディスクリプションもクリックされる要因として押さえてです。
なので、ユーザーに「あっ!このページは自分の知りたかったことが知れるor解決される」と思ってもらえるようなニーズに答えてくれるディスクリプションにすることがベターです。
例えば、「ジャケット 着こなし方」という検索ニーズがあったとしましょう。例として二つのディスクリプションを並べてみます。
例1:ジャケットの着こなし方を紹介!お役立ち情報満載!ぜひ見てみてください!
例2:ジャケットにどんなアイテムを合わせればいいかわからない方向け!インナーからパンツの合わせ方、オシャレに着こなす差がつくポイントやコーディネートを徹底解説!
いかがでしょうか。
例1がざっくりしているのに比べて、例2のほうがどのような内容か具体的に書いている分、わかりやすくユーザーにとっても「このページはこんな内容なんだ!」と理解しやすくなっています。
ポイントとして、「ジャケット 着こなし方」と検索する人がどのような悩みを持っているか・知りたいかを想定したキーワードや内容をディスクリプションに記載することでよりクリックしたくなるようにしています。
キーワードの羅列はやめる
デイスクリプションの中に検索で獲りたいキーワードを何度も入れてしまったり、文章というよりもただキーワードを並べているといった書き方はできるだけそれは避けましょう。
Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドでも、避けるべきディスクリプションの書き方として「キーワードだけを羅列する」ことが記載されております。
ディスクリプションの記述方法
通常のサイトならばheadタグにソースを記入
ディスクリプションがメタタグなので、通常はHTMLソースのheadタグに下記のソースを記述すれば問題なく設定できるはずです。
<meta name=”description” content=”●●●”>
●●●の部分にディスクリプションとして表示させたいテキストを記述しましょう。
例えばディスクリプションを「これはカラーミーショップのオウンドメディア、よむよむカラーミーです」と表示させたい場合は、
<meta name=”description” content=”これはカラーミーショップのオウンドメディア、よむよむカラーミーです”>
と記述すれば表示されます。
ワードプレスなどのCMSや、ASPサービスなどの場合は管理画面を見てみましょう。
ワードプレスといったサービスなどを使っている場合、管理画面などで設定できる場合は多いのでまずはシステムの管理画面内にディスクリプションが設定できる場所がないか確認してみましょう。
カラーミーショップの場合は、こちらの「各ページにおける検索エンジン最適化(SEO)の方法」というマニュアルを見てくださいね。
まとめ
今回はディスクリプションの意味や効果的なポイントなどをご紹介いたしました。
ディスクリプションを作成する上で押さえておきたいポイントは、
- ・各ページごとに固有のディスクリプションのテキストを設定しよう
- ・ユーザーのニーズに答えたクリックしたくなる内容にしよう
- ・キーワードの羅列はやめる
ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。