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ネットショップの流通戦略を考えよう《プロ直伝!0から売上を作る道のり・第4回》

このコーナーでは、「カラーミーショップ公式パートナー(制作会社)」に、実体験にもとづいた”リアルなネットショップ運営ノウハウ”を教えていただきます。
本シリーズは『ゼロから売上をつくるまでの道のり』をテーマに、ネットショップ「mogcook(モグック)」を運営する株式会社ディーグリーンさんに担当していただきます。

みなさん、こんにちは!株式会社ディーグリーンの立花です。
わたしたちは離乳食用に加工した旬の魚を、三重県から全国の子育て家庭へお送りするECサービス「mogcook(モグック)」を運営しています。

前回は、ネットショップの価格戦略について解説しました。
今回も引き続き、私たちがネットショップを運営してきて得た学びをご紹介したいと思います。今回は「流通戦略」についてのお話です。

>> 前回の記事をよむ

マーケティングミックスの「4P」

わたしたちが販売戦略を立案・実行する際、主に使っているのは「4P」というフレームワークです。

  1. Product(製品) >> 記事をよむ
  2. Price(価格) >> 記事をよむ
  3. Place(流通)
  4. Promotion(販売促進)

ネットショップのみならずマーケティング活動でよく使われるこの言葉は、上の4つに共通する頭文字の「P」をまとめたもの。前回は「Price(価格)」の解説をしましたが、今回は3つ目の「Place(流通)」についてです。
 

3. Place(流通)

ネットショップにおける流通は「販路」「注文方法」「決済手段」などのポイントをひとつひとつ検討することが大切です。

販路: あなたが売ろうとしているモノは、卸売?小売?

ネットショップを運営する上では、自分たちが取り扱う商品が「卸売」に当たるのか「小売」に当たるのかをまず考えます。
なぜなら同じ商品でも、卸売と小売ではターゲットの求める情報が全く異なる場合があるからです。たとえば…卸売であればスペック情報、小売であれば商品イメージやユーザーの声などの情報を特に充実させることが求められます。
 

注文方法: 顧客のニーズをもとに、さまざまな注文方法を用意しよう

わたしたちmogcookのサービスは、毎月三重県の旬のお魚が届く「定期購入」が基本です。
しかし、顧客の中には「1カ月分だけ欲しい」といったニーズも多いので、わたしたちは同一商品に「1カ月分のみ購入」「定期購入」「複数月分を一括購入」という形で3パターンの購入方法を用意しました。

mogcookの注文方法(クリックで拡大できます


決済手段: 多めに導入しておくべき!

ネットショップにおける決済手段の充実さはとても重要なポイントです。ここでは特別に、mogcookでよく用いられている決済手段を年次別グラフでお見せしちゃいます。

mogcookでよく利用されている購入手段(年次別)

2017年まではクレジットカードと後払い(コンビニ支払い)が全体の8割を占めていましたが、2018年に「Amazon Pay」と「楽天ペイ(オンライン決済)」を導入すると、その状況は一変。約4割の顧客がAmazon Pay・楽天ペイを選ぶようになり、さらに2019年に入ってからは約半数が利用するほどの人気決済手段となりました。

まだ導入していないショップさんは、ぜひ一度導入を検討することをオススメします。
 

まとめ

注文方法や決済手段の工夫によって、同じ商品でも売上は大きく変わる!
商品力を磨くぼと同じくらい「どうやって買ってもらうか」を考えることが重要。
 

次回は4Pの最後、Promotion(販売促進)について解説したいと思います。どうぞお楽しみに!
 

今回ご紹介した制作会社

株式会社ディーグリーン

三重県南部、紀北町にある制作会社。ご依頼いただくデザインはWeb・広告制作物から事業全般のコンサルティングまで。ディーグリーンがめざすのは「地方だからできる会社づくり、挑戦心のある会社づくり」です。

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