

奈良の本店にやってきました!

店内には書道用品が整然と並んでいます。

左から、デザインチームリーダー・井上さん、経営企画室長・堀内さん。二人にお話を伺います。
昨年のインタビュー(※)ではありがとうございました。今日は改めてネットショップ運営について、より詳しいお話を聞かせてください!
※カラーミーショップ大賞2017受賞後の書遊さんインタビュー記事はこちら

SNSコンテストで、書道をもっと気軽に!
カラーミーショップ大賞、2年連続で受賞おめでとうございます!


カラーミーショップ大賞2018では優秀賞を受賞されました。
また取るぞっていう思いはありましたか?

周りから反響などありましたか?

受賞後にキャンペーンも開催されていましたね。

https://www.instagram.com/p/Bns4wAQn-ze/?utm_source=ig_web_options_share_sheet
Instagramでは、他にも参加型コンテストなどを企画されていましたよね。

https://www.instagram.com/p/BcbJfx-hsdJ/?utm_source=ig_web_options_share_sheet


正直にいうと、書道については堅いイメージがあります……。

というのも、音楽といってもクラシックとロックでは全くの別物ですし、書道にも、もっと違ったフィールドがあるんじゃないかと思っているんです。
なるほど、新しいジャンルを見据えているんですね。たしかに、SNSを見ていても書遊さんは写真のクオリティがすごく高くて、「お稽古事」のイメージとはまた違う雰囲気が素敵です。

自分たちが楽しめば、伝わる。デザインにかける思い
2016年にサイトをリニューアルされていますが、何かきっかけはあったんでしょうか。

あと、この業界はアナログな現場なんです。お客さまもアナログだし、メーカーもアナログだし。その中でデザイン性も押し出して、なおかつ現代の利便性にあったサイトをつくっていきたいと思ったのがきっかけです。
なるほど。サイトのデザインは井上さんが手がけられているんですね。

井上さんは、入社される前からWebデザインとかプログラミングとかされてたんですか。



お堅い感じのサイトも必要だとは思いますが、それは、コンセプトによります。
書道は趣味でやられてたり書家として活動されていたりと、いろんな方がいます。
そこに共通するのは、「楽しくある」ということだと思います。何かを継続して続けているのは、楽しいからでしょうし、それを助長できるサイトづくりは重要なポイントです。
堀内さんも、ご自身でやろうと思う気概が素晴らしいです。どうやって勉強されていたんですか?

それで「AdobeのIllustratorがいるねんで」って言われて、「何それ?」というところから始めて。Photoshopつかっても、ペンツールで写真を切り取ることができずに、消しゴムツールで周りを消すような感じでした。



当時のネットショップ(拡大画像はこちら)

ちょっとずつでも、改善されてきたんですね。

今、ネットを担当されているスタッフさんは何名いらっしゃるんですか?

リニューアル時、大変だったことの一つに商品写真撮影を挙げられていましたね。写真も全て内製なんですか?

もしよかったら、そのときに新設された写真室を見せていただけないでしょうか。


写真室には大きなライトが。

太陽光も取り込み、さまざまな表情の写真を撮影できそうです。


「ええ〜!そんな!いやいやいや〜」
写真は勉強されたんですか?
「いえ、趣味で!」


「あーーー!!社内のみんなで書き初めした時のやつです……恥ずかしい。」
(笑)

お仕事現場を見せていただき、ありがとうございました!
実店舗とネットで補いあう、それぞれのメリット
ネットショップで売れるものと実店舗で売れるものの傾向って、違ったりするんですか?

なるほど、これだけ多くの商品があると売れるものも偏ったりするのかな、と思っていました。

素晴らしい取り組みですね! 楽しみにしています。やっぱり半紙や筆によって、書き心地はさまざまにあるんでしょうか……?



あと、ネットにも店舗同様に商品のバリエーションを揃えているのが印象的です。

でも、数が多いと逆に選びにくいとか、デメリットが出てきますよね。そういったときは、3つのなかからおすすめを選んでいただくスタイルが売れやすい、とかもありますし。初心者と上級者によって提案を変えたりとか。でも、そこってお店も一緒ですよね。お客さまが何を求めているのかを把握しないといけないのは、同じだと思うんです。
たとえば、中には定番商品や売れ筋商品だけを載せているネットショップさんもあったりしますが、全部並べようというのは何かこだわりがありますか?

たしかに、商品がいっぱいあると選ぶ楽しさがありますね。


なるほど。そういう絶妙な差が、奥深いところなんですね。

「これよりちょっとだけ◯◯ですよ」みたいな提案がネット上でできれば買いやすくなる。購入が冒険でなくなる。冒険になると浪費につながりますから。想像したものを買っていただいて満足してもらう、っていうのは理想です。

店舗内の試し書きスペース。半紙や筆を試すことができます。
ちなみに、ネットのほうはリピーターが多いんでしょうか?

ご年配の方は特に、なかなか店舗に来られない場合もあると思いますので。ネットでは、実店舗でできないこともできるかもしれないですよね。たとえば半紙を書き試すのはお店では全部できないけど、動画なら全部見ることはできる。そういうメリットを提供できればいいですね。
挑戦したいことだらけ。合言葉は「まずやってみる」
本当にさまざまなことにチャレンジされているんですね。


小売でも、メーカーだからこそこだわりを持っておすすめできる側面もありますよね。


いいんですか?ぜひ書きたいです!

教室用のスペース。椅子に座って書きます。
え、「カラーミー」って書いてある!

先ほどの動画の件もそうですが、企画が出てからここまで進められてしまうスピード感に圧倒されています……!

いいんですか!


筆を持つ手が震えます。


こういう体験教室にしても、「まずやってみる」というのが根っこにあるんですね。

そういえば、なんで奈良発祥なんだろう……と、気になっていました。

ちなみに鹿は筆の原毛にも使われるので、神の遣いという説のほかに筆を作るためなんてこともあったのかも知れません。
奈良の鹿って、神様の遣いだったんですね!初めて知りました。

いません……。
(15分後)


印刷成功!!
すごい! 綺麗に印刷されています! こうして新しいことにどんどんチャレンジされていることが、業界全体の盛り上がりにもつながりますね。


(笑) 今後の活躍、期待しています。今日は素晴らしいお話と書道体験までさせていただき、本当にありがとうございました!
今回体験させていただいたワークショップ
書遊さんの新しい試みでもある、ワークショップ型の書道体験教室は、11月27日(火)から正式スタート予定です。
奈良にお立ち寄りの際は、ぜひ体験してみてください!(駅チカでとても行きやすい場所にあります。)
▼特設ページ《書道space kaku》
http://nihonseiboku.co.jp/kaku/index.html