モールと自社サイトでは訪問者の目的が異なる
物を買いたい人が集まるショッピングモールと検索エンジンから人が訪れる自社サイトでは訪問者の目的が異なります。モールに訪れる人は買い物が目的です。
買いたいものがあり、
- ・どこで買えば安く手に入るか
- ・どこで買えば早く手に入るか
など、買うことを前提とした商品検索をしています。
一方、自社サイトに訪れる人はどうでしょうか。
買い物が目的というより、検索エンジンで調べ物をしていて辿り着く人が多いのです。
コーヒーメーカーを例にすると、検索エンジンで調べる人は、
- ・コーヒーメーカーの正しい選び方
- ・コーヒーメーカーのメンテナンス方法
- ・最新のコーヒーメーカー
などを検索して、自社サイトにやってきます。
そのような人が「コーヒーメーカーに関するたくさんの情報」を知ることができたら、きっとそのサイトを気に入って何度も訪問するでしょう。
自社サイトではコンテンツの内容が重要になります。
ユーザーが検索した疑問に答える、いわば「アンサーコンテンツ」となるものを用意しておけば、たくさんの人の役に立ち検索エンジンからの評価が上がります。これが「集客」へとつながっていきます。
コンテンツの作り方
先述のように、検索エンジンで調べている人の心をコンテンツで掴み、ファンになってもらうことで購入してもらえる可能性が上がります。
そのためにすぐできることは、文章を書くことです。
まずは、なんでも良いので書くことをスタートしましょう。
- ・お店や商品へのこだわり
- ・商品を販売している自分だけが知っていること
- ・商品の歴史や開発秘話
- ・利用したお客さまから聞いたエピソード
- ・一緒に使うとよい関連商品
など、カタログやスペック表に載っていない、あなたが知っていることを文章にすれば、他のサイトでは手に入らないオリジナルのコンテンツになります。
書くのが苦手な人も、最初から上手く書こうと考えず、下手でもよいのでとにかく書いて発信することに重点を置いてください。発信してから何度もリライトしていけばいいのです。こうすることで、おのずと文章力も上達していきます。
自社サイトでのネットショップ運営は、コツコツと継続的に粘り強く行うのが成功の秘訣です。
コンテンツ作りのポイント
「コンテンツ」と言われても具体的に思いつかない方は、以下を用意してみてください。
1.周辺・関連情報を用意する
類似商品の紹介、使われている素材に関する情報から、一見まったく関連がないように見える生産国の歴史や気候の紹介まで、商品の周辺・関連情報をなるべく多く紹介してみましょう。
パッと見てサイズ感が伝わりづらい商品なら、身近にあるアイテム(誰でも大きさがわかるペットボトルなど)と並べて、自分で撮影した写真を添えるのもよいでしょう。
2.初心者・中級者・上級者向けの情報を用意する
初級・中級・上級向けにわけて情報を用意すれば、読み手のステップアップに合わせた「息の長いお付き合い」ができるようになり、リピーターの獲得に有効です。
自社サイトの強みを活かす
自社サイトの強みは、モール出店に比べて価格競争をしなくても優良顧客をつかまえることができるという点です。
「忙しいのに儲からない」「広告費をかけないと集客できない」
そんなネットショップの運営から抜け出し、コンテンツを充実させることで、本当に大切な自分たちのお客様と向き合っていきましょう。
カラーミーショップでは、コンテンツづくりに最適なツール「WordPress(ワードプレス)」を利用できる方法・プランもご用意しています。ぜひこちらも参考にしてください。