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生理の日は無理をしない。あたりまえの習慣をつけられるようになる
布ナプキンをつけると生理痛が減ると聞いたんですけど本当ですか。
それは、生理にきちんと向き合えるようになるからだと思います。使い捨てナプキンやタンポンを使うと、経血の状態も見ずに、ゴミとして処分してしまいますよね。
でも、布ナプキンだと、洗濯や交換をしながら自分の経血の状態を目で見て把握する習慣ができます。
例えば、生理の日でも、タンポンを入れてプールに入ったり、多い日なのにミニスカートをはいて無理しちゃったりしますよね。
たしかに。頑張ることがファッションだと思ってしまったり…。
それが、自分の生理に向き合ってくると、じゃあ、冷えないように靴下を履こうとか、家でゆっくり温かいお風呂に入ろうとか、飲みに行くのはやめておこうとか、考えられるようになるんです。
あるものをなかったものにするからストレスになるのであって、生理を「あるもの」として認めてしまえば、自然と自分を労わることができるようになって、生理痛も和らぐんです。
なるほど、嫌だ嫌だと目を背けずに、自然なことだと認めてしまえばストレスが減るということですね。
「汚物」「汚い」「嫌だ」っていう生理のイメージが変わるはずです。
あと、精神的なことだけじゃなくて、経血が出るのを実感しやいので、だんだんと出るタイミングがわかってトイレで出せるようになります。生理の日数が減る人も多いですよ。
それはかなり楽ですね。
あとは臭いのストレスも減ります。使い捨てナプキンは「”紙”ナプキン」と言われますが、紙ではなくて、漏れないように石油系の素材で作られているんですね。生理用ショーツも同じ。そういった素材は布と違って通気性が悪いから、蒸れて臭うんですよね。
自然素材の布ナプキンはそういうことがありません。
紙ナプキンは紙じゃないなんて考えたことがなかったです
そうですよね。布ナプキンを使っていただければ、「汚い」「臭い」「嫌だ」っていう生理のイメージが変わるはずです。
野田琺瑯コラボバケツがあれば、洗濯もかんたん
でもやっぱり洗うのは面倒くさいなと感じてしまうのですが。
このバケツと洗剤を使ったら楽ですよ。
布ナプキンのお洗濯はつけおきが一番簡単なので、このバケツに水を張っておいて、入れるだけ。
経血が乾かないうちにつけておけば、つけおきでほとんど取れるので、あとはまとめて洗えばいいだけです。
外出するときは、ジッパー付きのビニール袋に入れて持って帰ってきて、バケツにポンと入れるだけです。
しかもそのバケツ、すごく可愛いですね。蓋がまた可愛いです。
野田琺瑯とのコラボなんですよ。
野田琺瑯!どうりで…。蓋(フタ)がまた可愛いです。
蓋付きにこだわったのは、衛生面からの配慮なんです。
「布ナプキンが素晴らしい!」ってなりすぎて、生理に対する嫌悪感が減るのはいいんですが、例えば、無造作に他人が触るかもしれない場所に使用済みのナプキンを置いてしまったり、公共のトイレでじゃぶじゃぶ洗っちゃったり。
そ、それは抵抗がありますね。
そういうのは違いますよね。エチケットはきちんとしなくちゃと思うんです。それで、このバケツには、中が見えないように蓋をつけました。
経血の様子がわかるように、色は白で、プラスチック製だとヌルヌルしてしまうので、琺瑯がベストでした。可愛いですしね。
ちょっとお試しはお金の無駄。頑張って続けてみて欲しい
このバケツがあれば、ぐんと続けられる気がしてきました。
あとは試しに1、2枚のナプキンだけ購入される方も多いんですが、やっぱり1サイクル分のナプキンがないと続けづらいので、フルセットで買ってもらいたいんです。
1、2枚ずつでも、たくさんの方に買ってもらった方が儲かったりしませんか?言い切ってもだいじょうぶですか?
そうかもしれないんですが、結局お金の無駄になってしまいますから…。
ハードルが高いかもしれないんですが、フルセット、もしくは、バケツも入れたパーフェクトセットが一番お勧めです。
1、2枚買っていただいた方が、売り上げは上がりやすいかもしれませんが、使い続けて、布ナプキンの良さを実感してくれた方は、口コミで広げてくれるので、そのほうが良いと思っています。
「頑張って、2サイクル続けたら絶対効果は出るから!」と言いたいんです。
でもなかなかそれを伝えるのは難しいですね。
そうなんです。なので、このアトリエに予約制のお店を併設しました。しっかり布ナプキンのことをお伝えして買っていただきたくて。
使い捨てナプキンも、1サイクルで1000円くらいはみなさん使ってますよね。
布ナプキンの場合は、一度買ってしまえば、毎回買いに行かなくてもいいですし、ゴミも出ないですし、意外と洗濯も簡単ですし、生理も早く終わるし、よくないですか。
たった一つの商品で、ライフスタイルが全然変わってしまいますね。
そうなんです。すごいんです、布ナプキンて。これだけすごいものだから、もともとやっていた服作りの売り上げも、全部布ナプキンの販売につぎ込んでしまったんです。
はじめは、突然「布ナプキンてすごく良いから使ってみて」と言いだした私をみて、友達は、どうしちゃったの???という感じだったんですけどね。
干してもナプキンだとはわからない。シンプルでかわいいデザイン。
ところで、すごくカラフルでたくさんの柄がありますね。
うちは、「廃材循環プロジェクト」として、家庭や企業から廃棄される布を回収して、再生しているんです。ですから、色や柄がたくさんあるんです。その分、容器や梱包は、基本的に白と黒でシンプルにしています。
形も丸くてシンプルですね。
形も丸や正方形でシンプルですね。
そうなんです。この形ですと干したときも、生理用品だってわからないですしね。
なるほど、確かに!
気になる布ナプキンができるまでをフォトレポート
touta.さんの布ナプキンの作り方に密着。こちらの記事もぜひお読みくださいね。