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捨てる布なんてない。ハギレを使い尽くすtouta.直伝「ネオパッチワーク」と「布ナプキン」の作り方

うまこ
こんにちは、カラメル編集部のうまこです。
日本には、まだ全く普及していない10年以上前から「布ナプキン」を販売しているtouta.(トゥータ)さん。

2007年からは「廃材循環プロジェクト」として、家庭や倉庫など、世の中で大量に廃棄されてる廃材生地を集め、布ナプキンをはじめ、マスクや靴下など、さまざまな形で廃材生地を生き返らせています。

先日公開いたしましたインタビューに続きまして、今回は世田谷にあるtouta.を主宰するユーゴさんのアトリエに伺い、廃材をどのようにして新しい商品に生まれ変わらせているのか取材してきました。

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「廃材を材料に使うなんてエコだなぁ」なんて姿勢でのぞんだ取材でしたが、とことん布を無駄にしないユーゴさんのこだわりは…圧倒されるほどすごかったです!

廃材生地が布ナプキンに生まれ変わるまで

1.布を回収

一般家庭で余った布は、「廃材循環プロジェクト」として、定期的に回収期間を決め、取り扱い店もしくは直接アトリエで受け取ります。その他、布団の打ち直し業者さんから出たハギレや、企業で余った布を回収することもあります。

2.布を選定

一般家庭からの布は破れていることもあり、古い布だとカビや汚れ等がついている場合もあるので、一つ一つ丁寧にチェックします。
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(touta.のユーゴさん)

廃材は品質表示のタグが付いてないので、化繊(化学繊維)が入っていないか確認もします。
手の感覚で調べるしかないので、数パーセント入ってしまうこともあるものの、
付け心地が悪くなるので、なるべく省きます。
手間はかかりますが、その分品質も上がり10年使うことのできる丈夫な布ナプキンになります。

3.洗う

たとえ綺麗な布でも、一般家庭から来た布はそのお家の匂いがついているので、全て洗います。洗剤も地球に優しいものが使われています。

4.無駄のない大きさに切る

あとでまとめて切りやすいように同じくらいの大きさに裁断します。裂けるものは手で裂きます。
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余った生地や、布ナプキンにできないくらい小さな布は、さらに加工するために所定の大きさに切ります。*詳しくは後述

5.アイロンをかける

丁寧にアイロンをかけます。アイロンをかけおわると、下からブオッと風を出し、布を冷やし固定します。
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6.裁断する

昔はハサミで切っていたのですが、腱鞘炎になってしまったので、裁断機を買ったそうです。
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「父が町工場を経営していたので、私もこういう機械が大好きなんです。」と、ユーゴさん。

7.縫製工場へ

ユーゴさんは、この人気ショップを一人で経営しているので、縫製は外部の工場におねがいしているとのこと。指示を書いた付箋を貼って送ります。
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布ナプキンにできないハギレの行方は…?

ここからが、touta.さんの本当にすごいところ!

布ナプキンを作って余った布や、もともと作れないほど小さな布は「ネオパッチワーク」というとことん無駄を出さない独自手法でさらに再利用されます。

ネオパッチワークの作り方

まず、出来るだけ無駄なくパッチワーク布をつくるために、製品によって必要な布の大きさを出します。
うまく互い違いに組み合わさるような大きさを算出し、その大きさでハギレを保管し、
新しい製品へと生まれ変わらせます。
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このようにハギレを決まった大きさに切り、色別に保存。
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靴下・レッグフォーマー・マスクなどに生まれ変わります。
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さらに…

布ナプキンを裁断した際に出た小さなハギレも
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ガーランドへと生まれ変わります。
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廃材利用とは思えないくらい、かわいく素敵な商品には、これだけの手間と知恵がかけられていたんですね。
次回は、ユーゴさんが「廃材循環プロジェクト」を立ち上げた経緯や、なぜ布ナプキンにこだわるのか?といったお話をまとめて公開します。お楽しみに!

自然にあるものを受け入れる。布ナプキンが生理痛を和らげるわけ。

touta.さんのに布ナプキンにまつわる気になることを質問してみました!こちらの記事もぜひご覧ください。

自然にあるものを受け入れる。布ナプキンが生理痛を和らげるわけ(touta.ユーゴさんインタビュー)
自然にあるものを受け入れる。布ナプキンが生理痛を和らげるわけ(touta.ユーゴさんインタビュー)
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今回ご紹介したショップ
touta.(トゥータ)
世の中で大量に廃棄されてる廃材生地を集め、
布ナプキンをはじめマスクや靴下など、さまざまな形で廃材生地を生き返らせているお店。
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