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Amazon Pay(アマゾンペイ)とは?メリットや使い方・導入の流れなどを解説!

Amazon Pay(アマゾンペイ)とは?メリットや使い方・導入の流れなどを解説!

ネットショップにはさまざまな決済方法があります。なかでも、多くの購入者に利用されている決済方法の1つがAmazon Pay(アマゾンペイ)です。

ツクルくん
ツクルくん

「Amazon Pay」ってよく聞くけど、メリットや導入方法がわからないんだよね…。

カラミちゃん
カラミちゃん

そこでこの記事では、Amazon Payのメリットや使い方・導入方法などをサクッと解説していきます!

Amazon Pay(アマゾンペイ)とは? 特徴や支払い方法などを解説

Amazon Pay(アマゾンペイ)とは、ネットショップでの決済時に購入者のAmazonアカウントに登録されている「お届け先」「支払い情報」が利用できる決済サービスです。
面倒な住所やお支払い情報の入力が必要なくなるので、売上や購入率の改善が期待できます。
こちらの動画でメリットや実際のカート上での使い方などを解説していますので、ぜひご覧ください。

Amazon Payではどんな支払い方法が使えるの?

Amazon Payで使える支払い方法は以下の4つです。

  • ・クレジットカード
  • ・デビットカード
  • ・プリペイドカード
  • ・Amazonカード

クレジットカードは、「Visa」「MasterCard」「American Express」「JCB」「Diners Club」と幅広く対応しています。購入者がAmazonアカウントに登録しているカードやギフトカードを使って支払いができます。

Amazon Payを使った決済の流れ

Amazon Payを使用した商品購入の流れは以下になります。

  1. Amazonアカウントを作成
  2. AmazonアカウントでAmazonにログイン
  3. 商品を購入するネットショップの決済方法で「Amazon Pay」を選択
  4. Amazonアカウントで登録された情報をもとに、配送先やクレジットカードを選択
  5. ご注文内容の確認
  6. 完了

このように、Amazon以外のネットショップでもお客さま情報の入力をせずに買うことができます。

Amazon Payが利用できる店舗では、設置されている端末にQRコードを読み込ませるとAmazonに登録されたクレジットカードで支払うことができます。

Amazon Payの導入による購入者のメリット

Amazon Payの導入による購入者のメリットは大きく4つあります。

  • ・安心のセキュリティ
  • ・1つのアカウントでかんたんに決済ができる
  • ・QRコードがあればで実店舗でも使える
  • ・Amazonマーケットプレイス保証が使える・不正利用の申し立てができる
  • ・Amazonギフトカードも利用可能!

それでは、それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

安心のセキュリティ

Amazon Payでは、Amazonによる世界水準のセキュリティのもとで決済ができます。Amazon Payならクレジットカード情報がAmazonにしか伝わらないため、流出する危険も少なくなります。
また、暗号化通信の技術、脆弱性が発見されているSSLへのサポート中止を行うなど、ユーザーの安全を考えたサービスとなっています。

1つのアカウントで簡単に決済ができる

Amazon Payを使った購入者はネットショップで会員登録をする必要がないので、通常の購入フローよりも早く簡単に決済を行うことができます。

店舗でAmazon Payを利用する場合も、決済まで最短2クリックで済みます。現金払いより安全性が高く、よりスピーディーに買い物を楽しめるでしょう。
また、Alexaを使った音声での決済も可能です。

QRコードがあれば実店舗でも使える

2018年8月から店舗でのQRコード決済ができるようになりました。
Amazon Pay導入店舗では、Amazonショッピングアプリ内のQRコードを表示することで支払うことができます。

Amazonマーケットプレイス保証が使える・不正利用も申し立てができる

Amazon マーケットプレイス保証は、購入者がAmazon Payを利用した買い物に満足できなかった場合、購入代金の全額返金や支払いの取り消しができるサービスです。
以下の条件の1つでも該当すれば、Amazonマーケットプレイス保証を申請することができます。

  • ・商品が届かない
  • ・お届け予定最終日を過ぎて商品が届いた
  • ・商品に不具合や破損がある
  • ・販売事業者の説明と異なる商品だった
  • ・販売事業者との合意に従って商品を返品したが、返金が行われなかった
  • ・返品ポリシーに従って返品したが、受け付けられなかった
  • ・購入代金として承認した金額を超える金額を請求された

ただ、Amazonマーケットプレイス保証の申請が多い購入者は、警告、停止、アカウント解約の措置が取られる場合もあります。

Amazonギフトカードも利用可能!

決済時にAmazon Payを選択すると、Amazonアカウントに登録されているギフトカードが利用できるようになります。
2022年5月11日(水)より、Amazon Payを選択してAmazonギフトカードを使った購入者全員に、Amazonギフトカード利用額の最大1.0%分を還元する「Amazonギフトカード還元プログラム」がスタートしました。
※プライム会員(家族会員・Businessプライムは対象外)なら1.0%、通常会員なら0.5%がAmazonギフトカードで還元されます。

本プログラムの利用にあたって、ショップオーナーさまの方で負担する費用はありません。ぜひAmazon Payを設定いただき、本プログラムをマーケティング活動にお役立てください。

▶︎ Amazonギフトカード還元プログラムの詳細はこちら

Amazon Payの導入による事業者のメリット

Amazon Payは事業者にも以下のようなメリットがあります。

  • ・お客さま情報の入力時間が短縮されることで離脱防止になる
  • ・Amazonアカウントをもつ購入者は多く、利用されやすい
  • ・Amazonブランドの安心感・信頼感が加わることで購入を大きく後押しする

それぞれについて、詳しく解説していきます。

お客さま情報の入力時間が短縮されることで離脱防止になる

初回購入時に会員登録が必要なネットショップでは、購入者情報・決済情報の入力などで購入に思わぬ時間がかかるときがあります。そのため、登録情報の入力がストレスになったユーザーが離脱、別のネットショップで購入されてしまうケースも。

しかし、Amazon Payを導入することで、初めて利用するネットショップでもAmazonアカウントでの買い物が可能になります。購入までの手間が軽減されることで、入力フォームでの離脱を防ぎコンバージョン率の改善が期待できるでしょう。

Amazonアカウントをもつ購入者は多く、利用されやすい

AmazonはPCとモバイルの重複ユーザーを除いた利用者数が世界1位。約5,253万人が利用しています。食品からサッカーゴールまでAmazonの取り扱い商品は幅広く、購入者の生活に密着したサービスと言えるでしょう。Amazon Payをネットショップや店舗に導入すれば、Amazonアカウントをもっているユーザーが利用しやすくなります。
また、Amazonアカウントを利用して購入できるメリットを提示すれば、他社との差別化ができます。

Amazonブランドの安心感・信頼感が加わることで購入を大きく後押しする

よく知らないネットショップで個人情報を入力するよりも、Amazonアカウントが使える安心や信頼感は購入者にとって大きなものでしょう。さらに、面倒なカードや個人情報を入力する必要がないネットショップだと認知されれば、購入者がリピーターとなる可能性も上がります。

Amazonのセキュリティ精度は高いので、事業者側にとっては不正注文の対策としても期待できます。

【導入事例】Amazon Payの導入で売上全体の底上げに成功!

カラーミーショップをご利用中のあるショップでは、Amazon Payの導入から半年で流通額が141%に成長しました。
新規顧客の購入率や受注件数もアップし、Amazon Payの導入で売上全体が底上げされたそうです。

カラーミーショップ大賞の受賞ショップが導入している決済方法では2位に

カラーミーショップでは毎年、全国4万店舗以上のネットショップの中から最も優れたショップを表彰するコンテスト「カラーミーショップ大賞」を行っています。2022年に受賞された43のショップが利用している決済方法を集計すると「Amazon Pay」が2位になりました。

  1. クレジットカード払い…58.4%
  2. Amazon Pay…15.9%
  3. 代引き…7.01%
  4. 後払い…5.65%

カラミちゃん
カラミちゃん

このように、事業者にとってもAmazon Payはメリットが多い決済方法です。
カラーミーショップ大賞で受賞されたショップのなかでも、Amazon Payはクレジットカードの次に使われています。
まだ導入していないショップオーナーさまは、売り上げアップの施策としてAmazon Payの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

Amazon Payをネットショップに導入するには? 知っておきたいポイント

Amazon Payは初期費用・月額費用・振込手数料が無料、唯一かかる決済手数料も高額ではなく比較的導入のハードルが低いサービスです。
Amazon Payをネットショップに導入する際に、知っておきたいポイントを以下になとめました。

Amazon Payの申し込みや審査の流れ

Amazon Payの利用には審査が必要です。
Amazonでは、購入者の情報をAmazon以外のサイトへ提供するため、反社会的勢力の利用排除・マネーロンダリングや詐欺の防止等、購入者保護の観点から事前審査を行っています。

Amazon Payは、以下のステップで利用することができます。

  1. Amazon Payお申し込みページから必要事項を入力して登録する(審査完了まで1週間程度)
  2. 登録完了後、ネットショップ内でAmazon Payのインテグレーション作業を行う
  3. テストとインテグレーションが完了したら、Amazon Payボタンを反映して注文を受けられる状態にする

Amazon Payのお申し込みには、以下が必要になりますので、事前に準備しておきましょう。

  • ・Amazon Pay用のメールアドレス(Amazon出品サービスに登録があるものは使用できません)
  • ・登記簿に記載のある会社情報(法人名、住所、代表者名)
  • ・売上金の入金先銀行口座

※インテグレーションについて詳しくは「Amazon Pay インテグレーションガイド」をご覧ください。

Amazon Payからの売上金の入金はいつ?

事業者より売上請求されたものが入金対象となり、 Amazon Pay手数料を差し引いた金額が入金(支払)されます。(振込手数料はAmazonの負担になります)
入金(支払)手続き開始から、約2~5営業日で事業者口座に振り込まれます。

初期設定では14日サイクルの入金ですが、最短1日から設定を変更することができます。
14日より短縮する場合、アカウント情報にクレジットカードの登録を求められることがあります。

Amazon Pay導入の手数料や支払い費用はどれくらい?

Amazon Payは初期導入コストがかからず、決済手数料のみ発生します。

初期導入費用 無料
決済手数料 3.9%(税別)
月額費用 無料

ショッピングカートご利用の場合は、上記とは別にシステム提供会社への月額使用料が発生する場合があります。

Amazon Payをネットショップに導入するには?

Amazon Payの利用には審査が必要です。審査完了後にAmazon Payをネットショップに組み込むことができます。Amazon Payの組み込みには大きく分けて2通りの方法があります。

  • ・Amazon Pay認定パートナー以外のシステム会社・自社開発で組み込む場合は開発が必要
  • ・Amazon Pay認定パートナーの場合は、審査通過後に各パートナーで用意されているテンプレートや機能を利用することができる

Amazon Payは日本を拠点とする販売事業者向けのサービスですので、日本の住所、銀行口座、クレジットカード、電話番号が必要になります。

  • Amazon Payを利用できない購入条件
  • カラーミーショップでは、下記の商品の販売・購入に「Amazon Pay」をご利用いただけません。あらかじめご了承ください。
  • ・定期購入商品
  • ・デジタルコンテンツ商品
  • ・配送不要商品

購入者に知らせておきたいAmazonPayの利用時の注意点

ユーザーにとっても事業者側にとっても便利なAmazon Payですが、ユーザーに知っておいてほしい注意点もあります。ここでは2点ほど紹介します。

Amazonポイントは利用できない

AmazonポイントとはAmazonで買い物をすると貯まるポイントのことで、次回の購入時に利用できるものです。
このAmazonポイントはAmazon Payの支払い時に使えると思いがちですが、基本的にAmazon Payを導入しているネットショップでは利用できません。

ECモールで貯めたポイントを他社のサイトで使えるサービスもあるため、混同してしまうユーザーも多いでしょう。

ユーザーが問い合わせなどをしなくてもいいよう、ネットショップの購入画面上でAmazonポイントは利用できない旨を注意点として書いておくのがおすすめです。

領収書はAmazonではなく店舗側に請求してもらう

ユーザーにお知らせしたいもう1つの注意点は、領収書についてです。
Amazon Payでユーザーが支払ったとしても、領収書は自社のネットショップ宛てに請求してもらうようにしましょう。

領収書とは原則として商品やサービスを提供した事業者が、支払いを受けた旨を証明する書類です。
そのため決済方法の一手段であるAmazonではなく、ネットショップから領収書を発行するのが自然な形といえます。

Amazon Pay側も、領収書は販売事業者がユーザーへ発行するように促しています。

ただし、Amazon Payの利用履歴から確認できる利用明細を領収書の代わりにできる場合もありますので、領収書の発行がすぐにできない場合は、購入者へ利用明細をご案内するのも1つの方法です。
なお、ネットショップの領収書については「ネットショップで領収書は必須?」の記事で詳しく解説しているので合わせてお読みください。

まとめ

Amazon Payは購入者にとってのメリットはもちろん、ネットショップを運営する事業者にとっても「お客さま情報の入力時間が短縮されることで離脱防止になる」「Amazonアカウントをもつ購入者は多く、利用されやすい」「Amazonブランドの安心感・信頼感が加わることで購入を大きく後押しする」といったメリットがあります。

カラミちゃん
カラミちゃん

Amazon Payを導入していないショップオーナーさまは、メリットや導入方法をご確認のうえ、ぜひご利用を検討してみてくださいね!