次は、実際の商品の梱包から出荷までの流れを知る
次は出荷作業ですね。
LogiMo Proでは、あらかじめ「どの商品を・何個・どなた様あてに発送するか」という発送依頼をいただいており、発送作業時はそれをまとめたデータを「出荷指示書」として取り出します。
出荷指示書は、ご購入者さまの情報が記載された書類です。
何を出荷するのかといった注文内容だけでなく「どの棚のどの品番をいくつ取りに行きなさい」という指示が書かれたピッキングリストも用意します。
なるほど! それを見て商品を取りに行けばいいんですね。
商品に同梱する納品書も出力して、一件一件このように袋詰めしていきます。作業者はこの袋をいくつも持ってピッキングへ向かうわけですね。
効率よくピッキングできるよう、ロケーションごとに指示書を並べて商品を順番に取りに行きます。取ってきた商品もすぐには梱包せず、中身が正しいのを念入りに確認するのが決まりです。
商品をピッキングしたら、ここで検品待ちをします。
検品担当者が商品をもう一度取り出します。
まず一人目は、商品すべてについているバーコードを、ハンディターミナルという機械でピッピッと読み取ります。
この時点で、たとえば別のピッキングリストと入れ替わっていたり、違う商品を入れてしまっていたり、数が足りていないなど、受注情報と異なる部分がある場合は、機械がエラーを起こして「ピーッ!」と鳴るわけです。
間違っていたら教えてくれるんですね。
間違っていた場合は再度ピッキングして、正しい商品を見つけ出します。
受注情報とピッキング内容が合っていれば機械もエラーを起こさずスッと通りますので、そこからさらに二次検品へと移ります。次の人は正しい商品かどうかを目視で指示書にチェックしていきます。
商品を入れるときも出すときも、必ず複数人でチェックを行うんですね。
間違いをつぶすために最低2回はチェックを行っていますね。ここまで終わったら次は梱包作業に入ります。
いよいよですね。
圧倒的な効率化を実現!「自動梱包機」あらわる
弊社の梱包には「手作業」と「自動梱包機」、2通りの方法があります。
自動梱包機、すごく気になります。
では、自動梱包機から見ていきましょうか。
二次検品まで終わった商品は、そのまま自動梱包機のあるエリアまで運ばれてきます。わかりやすいように、実際にこの小さな商品でやってみましょう。
お願いします!
梱包する時はですね、念のため商品を取り出してもう一度チェックします。このときのチェックポイントは「数量があっているかどうか」「商品が間違っていないか」「取り残されているものはないか」です。
確認できたら、次に商品のサイズ計測を行います。
これは何を測っているかというと、商品の縦横の大きさです。自動梱包機を通すためには、4種類の段ボール板の中から適切なものを選ばなければいけません。
サイズ選びは非常に重要な作業です。例えば小さい商品を大きな箱に入れてしまうと…。
商品が箱の中でガタガタ動いてしまいますね。
そのとおりです。逆に大きい商品に小さな箱を選んだ場合も、中身がパンパンに詰まってしまうので、ここで適切な大きさを計ります。これは「J1」という大きさですので「J1」の板ですね。
送り状を二つ折りにして商品の上に乗せ、機械に流していきます。
ワクワクしてきました…!
おお~! これを手作業でやるとどれくらい時間がかかるんですか?
1時間でせいぜい30個くらいでしょうか。自動梱包機なら、2.5人いれば1時間で500個の荷物を作れるので圧倒的に効率化できますね。
それに、最適なサイズの箱を選ぶことで、送料を適正価格で提供できるようになります。
作業だけでなく送料までも最適化できるんですね。
そうなんです。
先ほど手作業での梱包もあるとお伝えしましたが、それは「ラッピングされた商品」と「納品書なし」の場合です。
ラッピング商品はシュリンクするとしわくちゃになってしまうので、手作業が必要になります。
それから、買った人と送り先が異なる場合などに納品書を入れずに発送することがありますが、自動梱包ではこれに対応できないので、手作業での梱包を行います。
注文内容に応じて対応方法を変えるんだ…。
自動・手動にかかわらず、梱包済みの荷物はカゴにのせてエレベーター前で待機させれば、あとはドライバーさんが下のベルトコンベアーでどんどん持って行ってくれます。
ここまでが、梱包から出荷までの流れになります。
流れがよくわかりました! 発送依頼から出荷まではどれくらいの時間がかかりますか?
当日発送締切の14時までにLogiMo Proに取り込まれたデータは、すべてその日のうちに出荷されます。ここ千葉県は関東地方のど真ん中なので、北海道や九州であっても基本的には翌々日には届きますね。
とってもスムーズで感動です…!