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実は、そのバッグ…
クラスカさんで買ったポシェット、毎日使ってます。
実は、そのバッグをデザインしたの、わたしなんです!
ええっ!まさかつくっている方にお会いできるなんて感激です。
こちらこそ! ありがとうございます。
「どこで買ったの?」ってよくほめられます。
使っていくうちに革がなじんできて、大切に使ってくださってうれしいです!
オリジナル商品をつくるお仕事について
こういったインタビューを今までされたことは?
そうなんですね! ではさっそくですが、お仕事内容について教えてください。
わたしは主にアパレル商品のデザインを担当しています。
春夏と秋冬のシーズンごとに、洋服や靴下をつくったり、バッグのような定番商品もつくっています。
そのほかにコラボ商品を、メーカーさんとの間に立って完成させることも仕事のひとつです。
幅広い領域を手がけていらっしゃるんですね。 福島さんは、どんな商品を担当しているんですか?
家具はもちろん、テーブルウェアやタオルなど生活雑貨全般のデザインを担当してます。
2人が担当した商品は300点以上!
お2人は、お仕事をされて何年目になりますか?
クラスカさんは、9年前にスタートしたんですよね。
当初からオリジナル商品は数多く展開してたんですか?
もともとオリジナル商品を展開していきたい想いが会社として強くあったので、どんどん開発しているところです。
現在オリジナル商品はどれくらいあるんですか。
これまでにオリジナル商品を何点つくられてきましたか?
すごい! 福島さんの手がけてきた商品はどれくらいになりますか。
数えたことないんです…。
とすると。これまでに作った商品は300点以上! 小人数で手がけているとは思えない点数ですね…!
実は、このベンチも…
えっ!
す、すごい…!
什器もですか!
このベンチみたいに、什器をつくっちゃうこともありますね。こっちの靴下をいれる什器もそうです。
お店の什器もつくられるとは、さすがインテリアデザイナーさん。
お店で使うつもりでつくったものが、新商品のアイデアになることもあるんですよ。
なるほど…!
空間のアクセントになる異素材づかいのランプ
これまでに手がけた商品の中で、思い入れのあるものを1点だけあげるとしたら、どれでしょう。
ポイントはこの木の部分。
中にあるパーツでしっかり吊っているんですけど、ぶらさがっているかんじをだすために、あえてこういった木のパーツデザインをしてみました。
木のパーツのおかげで、ぐっと優しい雰囲気になっていますね。
やっぱり異なる素材が組み合わさると、独特の存在感がでてくるのでそこは意識してつくっています。
これは、いつ頃つくられたんですか?
5、6年前です。
最初はグレーとホワイトの2色だったんですが、
いまはブルーとイエローを追加して4色で展開してます。
青も黄色も、ちょっぴり派手かなと思いきや、木の空間にもしっくりなじむんですね!
そうなんです。空間のアクセントにちょうどいいんです。
お子さんのお部屋にもおすすめですよ。
大人の女性の心をつかむ麻のTシャツ
荒井さんのこだわりの1点は、どの商品ですか?
昨年グレーとブラックをだしたところ、評判がよくて。
今年はベージュを追加して、3色で展開しています。
とってもやわらかいですね!
麻100%のとろりとした落ち感のある素材なので、大人の女性らしい着こなしができます。
なるほど。よく見ると、袖が少し長めです。
そうですね、肘くらいまであります。
わたし自身の体験なのですが、夏場の冷房が苦手で。
そういう人には、これくらいの袖がおすすめです。袖丈は少しの差なのですが、体感温度の違いは意外と大きいんですよ。
女性にうれしい気づかいですね!
あとは、麻のTシャツって何回も洗濯して着ていくうちに生地が曲がりやすいんですね。
かたちが崩れてしまうんですか。
そうです。
まっすぐだった脇線が前にずれてきてしまうことがあります。
気になっちゃいますね…。
それで脇線をまっすぐにおろすのではなく少しだけ後ろに回すことでカバーしたんです。
こうすると、洗濯してちょっと前に回ってしまったとしても、そこまでかたちのくずれが気にならないようになるんですね。
なるほど!
そういった細かな気づかいが、愛される商品の裏側にあるんですね。
店頭に立っていることもあります
お2人はデザイナーさんですが、お客さんとふれあう機会は多いんですか?
えっ、そうなんですか!
じゃあ「これ、わたしがつくったんです」ってお客さんにお話することも?
それは、うれしいですね…!
接客する中で、うれしかったエピソードはありますか?
デザインするうえで大切にしていること
お2人がオリジナル商品をデザインするうえで、大切にされていることはなんでしょう。
「お客さん目線」というと…?
一見するとシンプルだったりふつうに見えるけれども「使いやすいものであること」を心がけています。
考えながら作っていると、どうしても自分だけの感覚に偏ってしまうことが多いです。
なので、使いやすくて着心地のいい洋服に仕上げるために、お客さんの反応や、実際に店頭で販売してくれている他のスタッフの人たちの客観的な意見をもらうことを大切にしています。
改善できる部分はどんどん取り入れて、どんどん進化させていきたいんです。
なるほど。福島さんは、どうでしょう。
クラスカにはセレクト商品もたくさんあるので、いろんな個性の強い雑貨のなかで、そういったものをひきたてつつ、オリジナル商品ならではの存在感をちゃんと出していきたいなと。
セレクト雑貨とのバランス、みたいなものですね。
はい。実際にご自宅で使っていただくときも、いろいろな雑貨と組み合わせて使っていただくので、そこはかなり意識しています。
あとは「飽きずに長く使ってもらえるものをつくっていきたいな」と考えています。
飽きずに長く使ってもらうというのも、なんでもないデザインをするというのではなくて、ちょっとした個性がないと存在感をだせませんし、贈り物としても喜んでいただけないと思うんです。
だから「クラスカならではのエッセンス」みたいなものを、必ずどこかに入れるようにしています。
これからチャレンジしてみたいこと
では最後に、これからチャレンジしてみたいことはありますか?
今の発注数量からするとなかなかむずかしいんですが…
定番でコンスタントに展開していける商品が増えてきたら、今度は、オリジナルの生地づくりに挑戦してみたいですね。
福島さんはいかがでしょう?
新しい食器のシリーズをつくってみたいな、と考えてます。
ガラスの商品が好評だったので、少し増やしていきたいなあと。
あとは、小さな家具まわり。ランプのような家具に近いものを、これから増やせたらと思ってます。
これからのクラスカさんの展開が楽しみです。すてきなお話をありがとうございました!
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