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気になるあの雑貨はどうやって生まれたの? CLASKAの人気グッズ開発秘話

いつも画面越しに見ているネットショップのむこうには、想いのつまった“モノ”とそれを届ける“”たちがいます。このコーナーでは、知られざる商品開発ストーリーやお店の裏側に迫る現場レポートをお届けします。
今回ご紹介するショップ
工芸品から新しいプロダクトまで取り扱うライフスタイルショップ「CLASKA Gallery & Shop “DO”(クラスカ ギャラリー&ショップ ドー)」さん。目黒にある本店のほか、丸の内KITTEや渋谷ヒカリエにも支店を展開する人気のお店です。今回は、そんなクラスカの人気商品についてスタッフの方へ詳しくお伺いしました。

人気のイラストグッズが生まれるまで

左から、アパレルのデザイナー・荒井さん、プロダクトのデザイナー・福島さん、広報の速水さん。

左から、アパレルのデザイナー・荒井さん、プロダクトのデザイナー・福島さん、広報の速水さん。

クラスカさんといえば、この犬のイラストのグッズが人気ですよね。

“速水さん”
ありがとうございます。これは「MAMBO」というシリーズです。
こちらが「MAMBO」

こちらが「MAMBO」

最近はこのイラストをきっかけに、クラスカに興味を持ってくださる方も多いんですよ。

MAMBOシリーズ 詳細はこちら

「MAMBO」はどんなふうに生まれたシリーズなんですか?

“福島さん”
もともと、イラストレーターの塩川いづみさんが描いた「SWAY」というフレンチブルドッグのシリーズがあったんですね。
こちらが「SWAY」

こちらが「SWAY」

それが人気だったので気に入ってくださったお客さんへ、少し違ったものを提案しようということで新たに描いてもらったのが「MAMBO」なんです。

なるほど。「SWAY」のおしりにある点って…。

この点は一体…?

この点は一体…?

“福島さん”
それはおしりの穴です。(笑)

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やっぱり! そうだったんですね、ずっと気になってたんです。(笑)

SWAYシリーズ 詳細はこちら

このほかにもさまざまなモチーフのグッズが!

塩川さんのほかにも、作家さんとのコラボグッズがいろいろありますね。

“荒井さん”
そうですね。彦坂木版工房さんとコラボしたTシャツやノートも人気です。

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彦坂木版工房さんのシリーズ 詳細はこちら

“荒井さん”
あとは、お店のスタッフが描いたイラストを使った、こんな手ぬぐいもあります。

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スタッフさんが描かれたんですか!

“速水さん”
お店の店長をやりながらインハウスイラストレーターとしても活躍している才能豊かなスタッフがいまして。東京のおみやげ的なものをつくろう!ということで、彼女が描いてくれたイラストをもとにつくった手ぬぐいなんです。

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TOKYO手ぬぐい 詳細はこちら

“福島さん”
あとは、はやしあおなさん。

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ETUDE flower vase」のパッケージのイラストを描いてもらったイラストレーターさんで、気鋭の作家として注目されつつあるんですよ。

ETUDE flower vase 詳細はこちら

スタッフさんがイラストを描いたり、自分たちで作られている物が多いんですね!

“荒井さん”
自分たちが欲しいもの・好きなものを大切にして商品を作っています。
“速水さん”
なので自分たちでつくったものを購入して愛用することはよくあります。わたしも今日は荒井さんのつくった靴下を履いてます。(笑)

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人気商品を教えてください!

“速水さん”
シーズン的に、いまはオリジナルの麦わら帽子が人気です。子ども用と大人用、ともに売れていますね。

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麦わら帽子 詳細はこちら

通年だと、どんな商品が人気ですか。

“福島さん”
季節問わずだとこちらのタオルも人気です。

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タオルの産地、愛媛県今治のメーカーさんと作ったボーダータオルです。

“速水さん”
ボーダーがね、絶妙なんですよ。太すぎず、細すぎず。
“福島さん”
ボーダーのバランスは、もう何度も何度も原寸で確認して、調整して…。こだわりぬきました。

ボーダータオル 詳細はこちら
 

定番商品について教えてください!

定番商品について、一押しを教えてください。

“福島さん”
僕の一押しは、ドーのマグカップ・プレートですね。

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だれでも使うものですし、使用頻度もあるし、ふだん使いにもよければ、プレゼントにも喜んでもらえるもの。
そういったところで、おすすめの商品です。

ドーのマグカップ・プレート 詳細はこちら

色やプリントの柄など微妙な仕様は変わってきましたが、こちらも長くお店に出ているものになります。

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G&S DO トートバッグ 詳細はこちら

洋服の一押しはありますか?

“荒井さん”
こちらの吊り裏毛のパーカーです。
ちょっとお値段は高めなのですけど、生地にこだわっていて。

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吊り裏毛?

1時間に約1mしか編めない旧式の編み機(※)を使ってつくられた生地なんです。

この編み機にかけると、どんな生地ができるんですか。

糸そのものの風合いが生かされた、空気をたっぷり含んだふっくらとした生地ができあがります。

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糸に余分なテンションをかけずにリラックスさせた状態でゆっくり編むためです。
着ていくごとに風合いがでてくるし、普通の生地と比べて、長く使ってもヘタりづらいんです。

長く使えるとなると、納得のお値段ですね。

そうなんです。使ってみないと分かりづらい部分なのでお値段の面だけでは販売が難しい商品なのですが、手に取って気に入っていただくお客様が増えてきていることも実感していて、とても嬉しいです。

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※1時間に約1mしか編めない旧式の編み機・・・ ちなみに、この生産性は主流の編み機の20分の1程度とのこと!
 

新作のおすすめは?

クラスカさんの新作の中からおすすめを教えてください。

“速水さん”
テーブルウェアだと、ドーの白い器シリーズ。大小の飯碗に、パスタ&カレー皿、長皿、どんぶりの6種類です。

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“福島さん”
とくにおすすめが、どんぶりです。

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帽子みたいなかたちをしてますね。

ラーメン、うどん、そば、親子丼。おうちにひとつあればどんな料理でもまかなえるような、ちょうどよいサイズのどんぶりを目指しました。

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ドーの白い器シリーズ 詳細はこちら

こちらのインタビューも合わせてお読みください

後編では、クラスカさんの商品開発についてさらに詳しくお伺いしました。

人気ショップCLASKA 300点以上の商品を手がけた2人のデザイナーさんが、デザインで大切にしていること
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