フレコンバッグなど、業務用の包装資材や産業資材の製造・販売を手がける株式会社三和コーポレーション。2021年にカラーミーショップへ引っ越し後、IT導入補助金を利用したリニューアルやプレミアムプランの導入など、着実にEC事業を拡大しています。今回はNET事業部 課長の橋本さんに、お話を伺いました。
機能と操作性の良さからカラーミーショップへ引っ越し
まず、ECサイトを立ち上げた時期と、当初のお取り組みについて教えてください。
カラーミーショップでECを立ち上げたのは2021年です。
以前はフリーソフトのカートシステムを使っていて、それなりに動いてはいたんですが、限界を感じていたんです。ちょうど通販の需要も高まっていた時期だったので、EC化に本腰を入れようと考えました。

カートシステムは比較検討されたのでしょうか?
はい、他のカートシステムと比較検討して、最終的にカラーミーショップに決めました。
決め手は何だったのでしょう?
法人向けに、申込者情報と配送先住所を分けて管理できる点が決め手でした。当社では、法人が代理で発注し、納品先は別のエンドユーザーというケースが多いため、こうした住所分離の機能は必須だったんです。
それに加えて、管理画面の操作性も良く、担当者が使いやすいと感じました。
IT導入補助金で本格リニューアルを実現
カラーミーショップ導入後、サイトをリニューアルされた経緯について教えてください。
最初は自分でサイトを作っていたんですが、やっぱりちゃんとしたものにしたいという思いがありました。ちょうどその頃、IT導入補助金の話があり、それを活用して制作会社さんにお願いすることにしたんです。
制作パートナーにはアライバルクオリティーさんを選ばれたそうですね。
はい。メイン商材であるフレコンバッグは種類が多く、サイズや形状でスムーズに探せるようにしたいと考えていました。そこでアライバルクオリティーさんには、CSVデータの仕様に合わせた検索ボックスの仕組みを作ってもらいました。
実際に、ユーザーからも『探しやすくなった』というお声をいただいています。

プレミアムプラン活用でECが加速
プレミアムプランに切り替えたきっかけを教えてください。
最初のきっかけはGoogleタグマネージャーを使いたかったからですね。また、月ごとの売上や手数料を考えると、プレミアムプランの方が費用対効果が高いと判断し、思い切って移行しました。
アドバイザーとの面談など、運営面での変化はありましたか?
定期的に提案していただけるのが助かっています。DM施策やアプリ活用のアドバイスももらえるので、自分ひとりでは気づけなかった改善にも取り組めているのは大きいですね。
特に活用されている機能があれば教えてください。
『アクションリンク』はかなり活用しています。ステップDMの自動配信ができ、そこから月30万円ほど売上につながることもあります。
“どこで買ったか忘れてたけど、DMを見て思い出した”とお客さまから言ってもらえることもあり、リピート率向上に役立っています。
今は、自動シナリオ配信に加えて、月1回の手動配信も目標に運用しています。
今後は「ハンドリフト」専用の問い合わせ導線を設置予定
高単価商品の販売にあたり、どのような工夫をされていますか?
『ハンドリフト』という20〜30万円ほどの高額商品があるのですが、こうした商品はいきなり購入するというよりも、まずは見積もりや相談から始まるケースが多いんです。
そのため、購入前にお客さまの相談を受け付ける窓口を設けようとしています。
事前相談用の導線も整備されているんですね。
はい。今は、WordPressで専用の問い合わせフォームを作っているところです。広告からの流入をしっかり計測できるようにしたくて、通常のお問い合わせフォームとは分けて運用しようと考えています。
一般のお問い合わせと高単価商品の相談が一緒になってしまうと、コンバージョンの測定精度が下がってしまうんです。専用フォームを設けて、より正確に効果測定ができるよう進めています。
法人向け商材こそ、ECの柔軟性が鍵
今後の展望について教えてください。
今後はフレコンバッグやハンドリフトを購入してくれている既存のお客さまに向けて、関連商材をもっと提案できるようにしていきたいと考えています。
カテゴリーを広げて、客単価やリピート率を高めていけたらと。

三和コーポレーションとして、今後の全体的な目標はどのようなものでしょうか?
営業部門との連携をもっと強めて、リアルとECの活動を一体化していきたいです。
今は少し縦割り的になってしまっているところがあるので、情報共有や提案の精度を上げて、お客さまにとってもっと使いやすい体制をつくれたらと考えています。
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