俳優の坂上忍さんが2022年に開設した動物保護ハウス「さかがみ家」。
寄付やクラウドファンディングに頼らず、自分たちで収益を上げながら保護活動を続けていく取り組みのひとつとして、カラーミーショップでオンラインストアを立ち上げました。
今回はEC運営のご担当者の方と、さかがみ家代表の坂上忍さんに、オンラインストア開設の経緯や運営の工夫、保護活動への想いについて伺いました。
寄付に頼らない保護活動を支えるためにECサイトを開設
さかがみ家がオンラインストアを始めた経緯を教えてください。
さかがみ家は寄付やクラウドファンディングに頼らない「自力運営」を掲げているので、その収益の柱のひとつとしてECサイトを立ち上げました。
日本の動物保護活動は、民間の保護団体さんやボランティアさん、寄付などに頼ることが一般的ですが、それだけでは根本的な解決にはつながらず、どこかで限界が来てしまいますよね。
そこで、さかがみ家では保護活動をボランティアではなく「仕事」として取り組み、グッズの販売やカフェの運営など、自ら収益を上げることで保護活動を続けていける仕組みを作っています。
そして、全国の応援してくださる方々に商品をお届けしたいという想いから、2022年にカラーミーショップでオンラインストアを開設しました。
ECサイトの開設は初めてと伺いました。準備にはどれくらいかかりましたか?
約4か月かかりました。
受注から発送、返品交換に至るまで、すべての規定をゼロから作り込む必要があり、一つひとつルールを整えていく作業に時間が必要でしたね。
寄付ではなく「買い物で応援できる」という新しい形
オンラインストアを開設してみて、いかがですか。感想を教えてください。
私たちの活動に共感してくださる方に、寄付やクラウドファンディングではなくグッズの購入という形で応援してもらえる仕組みを作れたことに、とても満足しています。
「応援したい」という気持ちを、お買い物という身近な行動で届けていただけるようになったのは、オンラインストアを開設したからこそだと感じています。
本当に、その通りですね。
また、ECサイトを開設してみて驚いたのが「動物を飼っていない人でも使える商品を、もっと出してほしい」というお声をたくさんいただいたことです。
ペットを飼っていない方でも、動物保護の現状を少しでも変えたいという想いで応援してくださっている。
そうした方がこんなにいらっしゃるんだと分かって、とても嬉しかったですね。
カラーミーショップで叶える、ファンとつながるEC運営
ECサイト自体や運営面で工夫されていることはありますか?
まずサイトに関しては、特に商品ページにこだわっています。
仕様や色味、サイズ感がしっかり伝わるよう、一つの商品に対してできるだけ多くの写真を掲載するようにしています。
オンラインでは実物を手に取れないため、写真を通じて商品の理解を深め、安心して購入いただきたいと考えています。
また集客面では、各SNSをフル活用して新商品やキャンペーンの情報を発信しています。
中でも好評なのが、一定金額以上ご購入いただいた方にオリジナルグッズをプレゼントする施策ですね。
ポストカードやキーホルダー、サイン入りグッズやチェキなど、内容もさまざまなので楽しみにしてくださるお客さまも多いです。
商品に同封するオリジナルのショップカードも定期的にデザインを変えていて、リピーターのお客さまにカードが届くたび、楽しんでいただけるよう心がけています。
実際に運営してみて、カラーミーショップの使い勝手はいかがですか?
とても使いやすいです。商品の登録をはじめ、さまざまな操作が簡単なので、日々の運営もスムーズに行えています。
サポートに関しても、問い合わせへの回答が早めにもらえるので助かっていますね。
カフェとECの両輪で広がるさかがみ家のこれから
実店舗でカフェも運営されていますが、ECとどのように使い分けていますか?
カフェではグッズ販売はもちろんのこと、フードやドリンクなど、ECでは販売できない商品を提供しています。
またカフェ限定のメンバーズカードを発行していて、貯まったポイントに応じた特典を用意することで、実店舗でもリピーターにつながる仕組みを作っています。
一方オンラインストアは、全国のお客さまに商品をお届けできるのが強みですね。
カフェに足を運べない方にも、さかがみ家のグッズを手にとっていただける大切な場所です。
今後、ECで力を入れていきたいことはありますか?
リピーターのお客さまの獲得に、もっと力を入れていきたいです。
また、アクセス数や購入率、離脱率といったデータの分析にも取り組んで、商品ページの充実といったサイト改善にもつなげていきたいと考えています。
最後に、ECサイトの開設を検討されている方へメッセージをお願いします。
私たちもEC運営は未経験からのスタートでしたが、カラーミーショップは初めてでも迷わず使える仕様になっていると感じています。
運営していて分からないことが出てきても、問い合わせれば的確な回答をもらえるので、安心して始められるのではないでしょうか。
坂上忍さんが語る、さかがみ家とオンラインショップへの想い
最後に、さかがみ家代表の坂上忍さんにもお話を伺いました。
保護活動におけるオンラインショップの役割をどのようにお考えですか?
坂上さん:
「さかがみ家」は寄付やクラウドファンディングに頼らずに、自分たちで稼いで自力で運営することを掲げています。
そのためオンラインショップはある意味、”命綱的な存在”といえます。
オンラインショップの商品は、どのように企画されていますか?
坂上さん:
私も含め、社員のみなさんも動物好きの集まりなので、自分たちが消費者として「こんなグッズがあったら助かる」「便利だな」「可愛い」と思えるものを商品化しています。
保護活動と事業の両立で、難しさを感じることはありますか?
坂上さん:
動物保護活動は非営利ですので、アウトレット木更津に出店している「sakagamike café」と、千葉県君津市を拠点とする老犬&老猫ホーム「terra-pa(テラパ)」の収益で、動物保護ハウス「さかがみ家」を支えるという構図になっています。
つまり、2つの会社で3つ分の収益を得なければならない。
本当に、働けど働けど……というのが正直なところですね。
分かりやすいご説明、ありがとうございます。坂上さん発案の商品がありましたら、教えてください。
坂上さん:
商品企画の中でも遊び心は大事にしており、私発案の「うんちシリーズ」というのがあります。
うんちの形をした夜のお散歩用のLEDライトなのですが、これがさかがみ家で一番のヒット商品になりました。
保護活動への強い想いと、それを支えるオンラインストアへのこだわりが伝わってきました。
坂上忍さん、EC運営のご担当者さん、ありがとうございました。
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