その個性的な店名と、ラーメンを食べた後に“夢を語る”という独自のスタイルで多くの人々に支持され、国内外に展開するラーメン店「夢を語れ」。
近年、公式通販サイトを通じたラーメンの販売を本格始動しています。
今回は通販を始めた背景や、カラーミーショップを活用して構築したECサイトの工夫、今後の展望についてお話を伺いました。
夢を語るラーメン屋が誕生した背景
「夢を語れ」という店名になった理由を教えていただけますか?
この名前には、若者達に夢を持ってほしいという想いが込められています。
私は以前、お笑い芸人として活動していたのですが、夢を語れず希望を見失っている若者をたくさん見てきました。また、大切な友人との別れという出来事もあって…。
そのような経験を経て「夢を持つことの大切さ」に改めて気づかされたんです。
そこでラーメン屋をやるとなった時せっかくなので、夢を語ることで人生が変わるきっかけとなるような場所にしたいと思い、店名を決めました。
お客さんを想って付けられた店名だったんですね。
そうなんです。だから美味しいラーメンを届けるのはもちろんのこと、ラーメンだけじゃなく”夢を語る”という体験を提供することも大事にしています。
実際に店舗の壁には夢を書けるスペースがあって、たくさんのお客さんが自分の夢を記してくれるんですよ。
使いやすさやデザインの良さでカラーミーショップを導入
ECでラーメン販売を始めた経緯について教えてください。
以前、ラーメン専門のECモールで販売していたこともありましたが、本格的に始めたのはコロナ禍でオンラインでの注文が多くなったためです。
実は今のECサイトを始める前、少しだけX(旧Twitter)のDMで注文を受けていました。
ありがたいことに1日1,000件以上の注文が入ったのですが、DMだと発送などのミスも多く限界を感じ、自社でECサイトを始めることにしました。
他のサービスがある中で、カラーミーショップを選ばれた理由は?
いくつかのサービスを比較しましたが、使いやすさやデザインの良さ、テンプレートを活用しながら自分たちの世界観を表現できそうだと感じたのが、カラーミーショップでした。
ラーメンを売るだけでなく”夢を語る場を届ける”というコンセプトをどう表現するかがとても重要だと思っていたので、デザインの自由度と操作性のバランスが取れていたことが決め手になりました。
ECでも”夢を語る”体験を届ける工夫
サイト制作は、どのようにして行われましたか?
外部の制作会社には頼らず、すべて自分達で作成しました。
デザイン面では、カラーミーショップのテンプレートを活用しつつ、写真の見せ方やページ構成など、細かい部分に自分たちのこだわりを込めています。
ECでラーメン販売をする際に工夫した点はありますか?
やっぱり単なる食事として届けるんじゃなくて、ECでも”夢を語る時間”を提供したかったので、夢を書き込むための専用シートをラーメンとセットにして販売しました。
ラーメンの麺を茹でている時間で、シートに夢を書いてもらう形です。
シートに書き出した夢は、ラーメンを食べ終わったら目のつく場所に貼っていただいて、実際に夢をかなえてもらえたらと思っています。
“世界一の夢を集めるプラットフォーム”を目指したい
ECについて今後はどんな展開を考えていらっしゃいますか?
今後は、ラーメンだけにとどまらず、夢を語るきっかけであったり、夢を見つけるきっかけとなる商品を展開していきたいですね。
それこそ夢を語れるステッカーであったり。実は今、オリジナルのビール作りにも挑戦しようとしています。
ラーメンは、夢を届ける”きっかけ”でしかないと思っていて。ECを活用して、もっと多くの人に夢を語る文化を広げていきたいです。
最終的には、誰もが”夢を語る時間”を持てるような「世界一の夢を集めるプラットフォーム」になれたらと思っています。
ありがとうございます。これからECを始めようとしている方にアドバイスをお願いします。
まずは「ECサイトで他社の商品を買ってみること」から始めてほしいですね。
実際に僕も、食べたことがあるラーメン屋さんの商品を全国から取り寄せて研究しました。
そして、自分が買い手として満足した点、もしくは不満や改善点を知ることが、売り手としての視点を育ててくれると思います。
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