400年超の歴史を持つ化学メーカー・馬居化成工業が立ち上げたバスケア&フレグランスブランド「NEHAN TOKYO(ネハントウキョウ)」。
BtoB企業がBtoCに初挑戦し、ECサイトでの地道な取り組みを経て、現在は都内4店舗を展開するまでに成長させました。
今回はブランド立ち上げからEC運営を担う高松雄作さんに、お話を伺いました。
400年超のものづくりが紡ぐ、新しいブランドストーリー
まずはNEHAN TOKYOを立ち上げた経緯を教えてください。
当社の母体である馬居化成工業は、1599年に徳島県鳴門市で創業しました。
現在は、医薬品や食品添加物などに使われる精製硫酸マグネシウム(エプソムソルト)の国内シェアNo.1メーカーとして、主に企業向けに原料を提供しています。
こうしたBtoB事業で培った技術や品質を、一般のお客さまにも直接届けたいという想いから、2014年にECサイトをまず始めて、翌年の2015年に東京・表参道にブランド直営店「NEHAN TOKYO(ネハントウキョウ)」をオープンしました。
上質な癒しの体験を通じて、みなさんの「日常をちょっとやわらかくする」をコンセプトにバスケア用品やフレグランスなどを提案しています。
初めてのBtoC事業において、なぜECサイトを開設したのでしょうか。
一般の方向けのブランドを立ち上げるにあたり、世界観や商品の価値を直接お客さまに届ける販売チャネルが必要だと考え、ECサイトも準備することにしたのです。
ただ、商品構成をどうするか、価格設定はどうあるべきか、ECサイト上でどう見せればブランドの魅力が伝わるか……。
BtoC事業もECも未経験だったので分からないことだらけで、試行錯誤の連続でしたね。
自社ブランドとして納得のいく形でお客さまに届けることを大切にして、どうにかブランドのECを自分たちで作りました。
EC未経験でも自分たちで構築。初心者にも分かりやすい操作性
初めてのECでカラーミーショップを選んだ理由を教えてください。
紹介されてカラーミーショップを知ったのですが、実際に触ってみると操作が分かりやすくて、必要な機能もしっかりそろっていました。
ECサイトの立ち上げは初めてだったので不安もあったのですが、これなら安心して運用できそうだと感じて、導入を決めました。
実際に使ってみて、いかがでしたか?
当社でもスムーズに導入して使い始めることができました。
とくにデザインテンプレートの編集機能は、自社ブランドの世界観をしっかり表現したい私たちにとって、とても役立っています。
立ち上げ当初から今日まで、少しずつサイトをブラッシュアップし続けられているのも、この機能のおかげです。
導入から10年経った今もカラーミーショップを選び続けている理由は、こうした自由度の高さにあると思います。
オンラインでの地道な積み重ねが、実店舗の拡大につながった
ECサイト開設後、どのような変化がありましたか?
正直に申しますと、開設してすぐに大きな成果が出たわけではありませんでした。
売上ゼロからのスタートでしたので、まずは地道に販売活動を続けていくことが課題でしたね。
ただ、コツコツと取り組みを続ける中で、少しずつブランドの認知や売上が積み上がっていったと感じています。
急成長というより、一歩ずつ着実に成長されていったのですね。
そうですね。特別な施策で一気に伸びたというよりは、継続的な取り組みが成果につながったと感じています。
ECでの販売を続ける中で徐々にお客さまとの接点が増え、ブランドを知っていただく機会も広がっていきました。
こうした地道な積み重ねが実を結び、現在は表参道だけでなく、有楽町、恵比寿、日本橋と、都内4店舗を構えるまでになりました。
オンラインでも同じブランド体験を。梱包やギフト対応にもこだわり
EC運営で特にこだわっていることはありますか?
ECでは実店舗との連動を大切にしており、オンラインとオフライン、どちらでも同じブランド体験を届けることを意識しています。
たとえば商品をお届けする際の梱包もそのひとつで、実際にお客さまからも好評です。
ECでは直接顔を合わせることができないからこそ、届いた瞬間にブランドの世界観を感じていただけるよう、ていねいにお届けすることを心がけています。
集客面で工夫していることはありますか?
SNSからの集客を強化したいと考えて、ショップクーポン機能を活用しています。
SNSでの発信とクーポンを連動させることで、ECサイトへの導線づくりや購入のきっかけづくりにつなげているんです。
実際にSNS経由で購入してくださったり、クーポンをきっかけに初めてサイトを訪れてくださる方もいたりして、手応えを感じています。
ECならではの取り組みもあれば教えてください。
バスソルトやボディケアアイテムは贈り物としても喜ばれるので、オンライン限定のギフトセットを展開しています。
ギフト需要はECサイトを開設した時から意識していました。
おかげさまで贈り物でご利用いただく機会も増えており、ECならではの施策として今後も力を入れていきたいです。
動画でブランドの魅力を届けたい。今後の展望
今後、ECサイトで挑戦したいことはありますか?
動画を活用したECサイトづくりに取り組んでいきたいです。
文章や写真だけでは伝えきれない商品の魅力やブランドの世界観も、動画ならよりわかりやすく伝えられると思います。
実際に商品を手に取れないオンラインだからこそ、お客さまにより安心して購入いただけるサイトを目指していきたいですね。
最後に、これからECを始める方へメッセージをお願いします。
ECサイトは、開設してすぐに大きな成果が出るものではないかもしれません。
ですが地道に歩みを進めることで、必ず少しずつ形になっていきます。
即効性のある施策や近道を探すことよりも、まずは自分たちのブランドや商品に真摯に向き合い、一つひとつを丁寧に積み重ねていくことが大切です。
最初は分からないことも多いと思いますが、自分たちに合った使いやすいサービスを選び、無理のない形で運営を続けていくことが、長く続けるためのポイントだと思います。
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