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コードを一行も書かずに、会社が変わった。光浦醸造が実践する「EC×AI活用」のリアル

光浦醸造(光浦醸造工業株式会社)

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プレミアムプラン

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光浦醸造工業株式会社 代表 光浦 健太郎さん

山口県で1865年創業、160年の歴史を持つ光浦醸造。味噌や醤油などの伝統調味料に加え、全国のセレクトショップで人気の「フロートレモンティー」など新商品の開発にも積極的に取り組む老舗醸造所です。約30名のスタッフを抱えながら、カラーミーショップのプレミアムプランを活用して売上昨対比200%を達成するなど、ECにも本格的に力を入れてきました。
次に光浦さんが目を向けたのは、AIの力を活用した業務改善です。きっかけは売上への危機感。「死ぬ間際の人が必死に学ぶ」と笑いながら振り返るその体験は、やがてEC事業者の業務効率化につながる取り組みへと発展していきました。
今回は、カラーミーショップのAIコネクターも活用しながら、受注管理から社内チャットまでを一気通貫で自動化した光浦さんに、その経緯と可能性についてお話を伺いました。

 

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売上の危機がAI活用の入口に。ChatGPTから始まった試行錯誤

AIを使い始めたきっかけを教えてください。

正直に言うと、うちの会社の売上が厳しかったからです。ECを伸ばしていかないといけないという状況の中で、2025年の8〜9月ごろにMeta広告を本格的にやろうと決めました。ただ、ピクセルのタグを埋め込んだり細かく設定していくのが自分にはなかなか難しくて、ChatGPTに聞きながらコピペで進めていったんです。ぐちゃぐちゃではありましたが、何とかうまくいって、売上が10月にドカンと上がりました。

そこからシステム構築へと進んだのですね。

売れ始めたのはよかったんですが、今度は社内システムが追いつかないと気づいたんです。
出荷が間に合わなくなりそうで、これはまずいと。それでClaude Codeを使い始めたのが10月頃。11〜12月の年末年始にかけては2倍使えるキャンペーンがあったので、Claudeのプランを使い倒しました。
カラーミーショップからの受注処理、ヤマト運輸との発送連携、発送メールの送信まで、一連の流れが全部できるシステムを作っていきました。

「一行もコードを書かずに」、会社丸ごとつながるシステムを構築

現在はどのようなシステムになっているのですか?

受注・在庫・製造管理・会計ソフト・社内チャット・カレンダー・タスク管理まで、全部ひとつのシステムで連携しています。1個売れたら在庫がポンと減って、出荷したら売上が計上されて、製造したら資材が減る。そういう一気通貫の流れが全部つながっています。部署ごとにアクセス権限も設けていて、製造管理や経理など、見える範囲をロールで分けています。

それをお一人でClaude Codeだけで構築されたんですね。

最終的には一行もコードを書いていないんです。
HTMLやスタイルシートの基礎知識はあったんですが、あえて自分では書かないという形で進めました。天才プログラマーが横にいてくれる感覚というか、指示を出したらどんどん形にしてくれる。ただ、実践に落とし込むと細かいところがたくさん出てきて、2026年の1月から4月ごろまでかけて少しずつ整えていきました。本当に3ヶ月はかかりましたね。

スタッフの方への展開はどうされましたか?

改善依頼をスタッフから受ける時に、伝え方を工夫してもらっています。「在庫管理システムのロケーション別在庫の移動履歴を見れるようにして」という形で具体的に書いてもらって、そのままClaudeに入力したら直してくれる、という流れです。指示書のテンプレートを作って、うまく伝えられない場合はその指示が悪かったとフィードバックする。最近はClaudeの理解力が上がっているので、多少ふんわりした内容でも対応してくれるようになってきていますね。

AIコネクターで変わった、日常業務のスピード感

カラーミーショップのAIコネクターはどのように活用されていますか?

メルマガ作成がすごく便利です。
あらかじめテンプレートやヘッダーをプロジェクトに用意しておいて、「新商品を紹介するメルマガを作って」と言うだけで、パーッと自動で作ってくれます。文章を生成するところはシステムの方では難しいので、ここはClaudeのAPIを通じてやった方がいいという判断です。

アウトレット商品の登録も助かっています。
「甘酒の賞味期限が近いからアウトレット30本作って」と言えば、カラーミーショップ上で商品を登録してくれます。今は画像の自動対応がまだできないので手動になっていますが、それ以外は完結しています。

受注の問い合わせ対応でも活躍しています。自然言語で検索できるので、管理画面を開いて探し回る手間がなくなりました。いずれは、電話中のお客様との会話を音声でそのままClaudeに流し、受注や発送の状況をリアルタイムで確認できるようにしていきたいですね。

カラーミーショップ AIコネクター

https://app.shop-pro.jp/apps/956

自社システムとAIコネクターを使い分ける感覚はどうですか?

定型的で頻度の高い業務フローは自社システムに入れていますが、文章が混じるものや、ちょっとした問い合わせ対応にはAIコネクターがすごく使えます。最初にAIコネクターで試してみて、何回も使うようなら自社システムに移す、という流れが自然にできあがってきています。
それと、AIコネクターを使って「こういうことができそうだ」というアイデアを引き出すことも多いですね。Claudeに「何ができそうか」を聞くと、具体的な提案をしてくれる。そこから業務改善のヒントをもらって、システム化するかどうか判断する。壁打ちの相手として、すごく機能しています。

カラーミーショップへの期待。「一周回って、AI連携がしやすい」

カラーミーショップとAIの親和性についてはどう感じていますか?

他のECプラットフォームも使ってみたんですが、出来上がりすぎていてブロックみたいになっていて、AIで柔軟にカスタマイズしようとすると逆に難しいんです。カラーミーショップはHTMLとスタイルシートベースで、フォルダ全体をClaudeに読み込ませたら柔軟に編集できる。一周回って、AI連携がしやすい構造になっていると感じています。

今後のカラーミーショップに期待することはありますか?

MCPやAPIをどんどん拡充させていってほしいですね。決済と受注のデータベースがコアにあって、それ以外はAPIやMCPで柔軟に構築できる世界。「脳みそだけ置いている」状態で、側は自由にカスタマイズできる。そういう方向に進んでいけば、カラーミーショップはAIエージェント時代のECプラットフォームとしてすごく強いと思います。

過去の受注データを使って、「例年この時期から売れ始めているので製造を増やしてみては」というようなアドバイスをAIがしてくれる未来も、そう遠くないと思っています。データが溜まっているカラーミーだからこそ、できることがある。期待しています。

AIを使い始めたばかりの事業者へのアドバイスをお願いします。

あえてハードルの高い社内システムを作ることをおすすめしたいです。受注から決算書まで一気通貫でできるものを、1年かけて作るくらいの気持ちで取り組むといい。学びにもなるし、ずっと使い続けられる。

そして最初の一歩としては、カラーミーショップのAIコネクターでClaudeと会話してみるのがいいと思います。「こんなことできそうですよ」とアイデアを出してくれる。そこに自分のショップのヒントが必ずあります。AIを向かい合う相手ではなく、横にいて一緒に働いてくれる存在として使い始めたとき、きっと世界が変わります。

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ショッププロフィール

光浦醸造(光浦醸造工業株式会社)
https://mitsuura.jp/
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