カラーミーショップ トップ ショップ事例 導入事例 食品 人口2,600人の村から全国へ販路を拡大。小さな村に移住した夫婦がECで発信する日本のものづくり

人口2,600人の村から全国へ販路を拡大。小さな村に移住した夫婦がECで発信する日本のものづくり

紡ぎ舎

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レギュラープラン

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紡ぎ舎 店主 増富 康亮さん・永子さん

長野県小谷村で、日用品と暮らしの道具を取り扱うECサイト「紡ぎ舎(つむぎや)」。
日本全国にあるものづくりの産地・作り手を実際に訪れ、使いやすく魅力的な商品をセレクトしています。

コロナ禍の中で開店し、現在も好調に業績を伸ばしている店主の増富康亮さん・永子さんご夫妻に、ECサイト開店に至った経緯や今後の目標についてお話を伺いました。

 

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海外からのUターン後、日本の優れたものづくりを伝えるECサイトを開設

お二人が「紡ぎ舎」を始めるまでの経緯を教えてください。

康亮さん:
もともと私は銀行員で、海外赴任のため夫婦でシドニーに住んでいたのですが、40歳を迎えるタイミングで私の地元である小谷村へ帰ることを決めました。

私たちは二人とも「もの」が好きなので、何かものを扱う仕事がしてみたいなと漠然と考えていましたが、当時はまだ今の形にこだわっていたわけではありません。具体的に考えだしたのは2020年4月の帰国後からです。

ちょうどコロナ禍での帰国だったんですね。

康亮さん:
はい。当初の予定では、退職後のリフレッシュも兼ねて2か月ほどかけてヨーロッパを旅しようと思っていたものの、その予定も中止せざるを得なくなってしまいました。
代わりに「GoToトラベル」で国内をめぐることにして、最初に訪れたのが金属加工で有名な新潟の燕三条でした。

海外に住んでいると、日本にいるときよりも、日本のものづくりのすごさをひしひしと感じるんです。それで実際にものづくりの現場を見させてもらうと、非常に心惹かれる体験が多くて。

永子さん:
それから全国をどんどん回って、作り手さんからお話を伺う旅が始まりました。

その旅から、現在の「紡ぎ舎」のスタイルにつながっていったのでしょうか。

康亮さん:
はい。各地でいろいろな方のお話を聞き、日本のものづくりの強みを感じる一方で、産地や個人で活動している作り手さんが抱える課題も見えてくるようになりました。

すばらしいものづくりが資金化できず、続けられない。後継者が集まらない。
このままでは衰退し、なくなっていってしまうものを、私たちが感銘を受けたのと同じように多くの方に知っていただき、次の世代につなげるお手伝いがしたいと思いました。

まずはその入口として、自分たちでお店を始めることにしたんです。

実店舗に加え、ECサイトも開設することにしたのはなぜですか。

康亮さん:
まず前提として、人口3,000人に満たない小谷村の立地条件で、実店舗だけでやっていけるとは到底思えませんでした。
特に開店時期がまだコロナ禍だったということもあり、実店舗とECサイトを両輪で運営していく必要があるとは当初から考えていましたね。

そんなとき知り合ったデザイン事務所の方に、「デザインを作り込んで自分たちの世界観を出すならここがいい」とおすすめしてもらったのが、カラーミーショップを選んだきっかけです。

何万枚もの商品撮影を通じて確立した独自の世界観

お二人でのショップ運営、普段はどのように役割を分担していますか。

永子さん:
受注確認や梱包作業、商品に添えるお手紙を書いたりするのは私が担当しています。

康亮さん:
私は商品ページやSNSに掲載する写真の撮影や、文章の作成などをしています。

ECサイトもSNSも写真がきれいですよね。どこかで学んでこられたのでしょうか。

康亮さん:
まったく経験はありませんでした。 商品写真なども当然撮ったことがないので、まずはいろんなサイトやショップを見ながら、「自分たちはこんな雰囲気で撮りたい」と方向性を決めていきました。

永子さん:
ショップの開店前、彼はほとんど一日中、何万枚も写真を撮っていました。 「ここから光を当てるよりも、あの角度からのほうが柔らかい印象になるんじゃないか」とか、ライトに紙をかぶせてみたりとか、いろいろ試行錯誤して。

撮影のスタイルを確立するのに、それだけ時間をかけたんですね。

康亮さん:
なんか、カッコつけたショップにはなりたくなかったんですよね。商品の機能美をありのまま伝えたい。「こうやって見せたほうがカッコいいから」という見せ方はしたくなくて。

永子さん:
プロダクトとしての美しさを基準の一つにして商品をセレクトしているので、私たちが余計に手を加える必要はありません。
そのままでも美しいはずなので、それを忠実に表現するのが私たちの仕事です。

開店後、初めて商品が売れたときのことは覚えていますか。

永子さん:
夫婦で「やったー!」と大喜びでした。
でもすぐに「次はどうすればいいんだっけ?」と慌てちゃいましたけど。

康亮さん:
喜びながらも、「本当に買ってくれる人がいるんだ……!」という驚きにも近い感覚がありました。

恥ずかしいから顔写真も載せずにひっそりと始めたショップで、当時はInstagramのフォロワーも200人程度。私がお客さまの立場なら、「このお店本当に大丈夫なのか?」とまず疑うだろうし。

永子さん:
どんな人が売ってるか見えるほうがお客さまも安心するので、そのあと雪の日に玄関前で写真を撮りました。

中の人の顔が見えるだけで、安心感は格段に上がりますよね。

日本各地と地元長野の2軸で、ものづくりを次世代へつないでいく

今後、増やしてみたい商品やジャンルはありますか。

康亮さん:
海外生活をする中で、日本のすごさを特に思い知らされたのが、ものづくりと「食」でした。
なので醤油や塩といった基本的なものから、少しずつ食品の取り扱いも増やしていきたいと思っています。沖縄や北海道にも足を伸ばしてみたいですね。

永子さん:
今は東北と九州までで止まっちゃっているので、いずれ全国を制覇したいです。同じ長野県の商品もまだ少ないので、県内の作り手さんもこれから訪ねてみたいです。

康亮さん:
日本各地はもちろん、長野県内にもいいものはたくさんあるんですよね。
たとえば、私たちの実店舗の隣にはキハダという木が生えています。昔から樹皮が薬の原料として利用されてきた一方、皮を剥がしたあとの木材はほとんど使わずに捨てられていました。

そこで私たちが木材を引き取り、近所の木工作家さんにペッパーミルを作ってもらったんです。

このペッパーミル、すごくかっこいいですね。

康亮さん:
世界中で通用するかっこいいプロダクトを作ってECで広められれば、小谷村が日本中・世界中にいい形で知られていくし、村の資源も無駄になりません。
昨今「SDGs」が声高に叫ばれる時代になりましたが、わざわざそう言わなくてもSDGsを地でいくような取り組みができたら、それもおもしろいだろうなと考えています。

今後は「日本」と「地元」という2つの軸で、私たちが惹かれた日本各地・地元長野のいいものにフォーカスし、ECを通じてより多くの方へすばらしいものを届けていくつもりです。

紡ぎ舎さんの今後がますます楽しみになりました。今日は素敵なお話をありがとうございました!

 

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ショッププロフィール

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https://tsumugiya.jp/
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