いつも画面越しに見ているネットショップのむこうには、想いのつまった“モノ”とそれを届ける“人”たちがいます。このコーナーでは、知られざる商品開発ストーリーやお店の裏側に迫る現場レポートをお届けします。
今回ご紹介するショップ
キャッチコピーは「助けたい、包みたい。」代々木上原の謎の餃子屋「按田餃子(あんだぎょうざ)」。ユニークな料理がSNS・雑誌などで話題の人気店の気になるメニューに迫ります。
目次
まずはお店の看板メニュー、4種類の水餃子を実食!
うちの水餃子は4種類。
ランチメニューなら、水餃子4種類2個ずつと、豚そぼろ飯、海藻湯がセットになった「水餃子定食」がおすすめです!
ランチメニューなら、水餃子4種類2個ずつと、豚そぼろ飯、海藻湯がセットになった「水餃子定食」がおすすめです!
むむむ。
他のメニューも気になるので、まずは水餃子4種類を全部食べてみようと思います!
他のメニューも気になるので、まずは水餃子4種類を全部食べてみようと思います!
皮の色が濃くて分厚いので見た目だけだと違いはわかりづらいんですけど、左から以下のとおりです。
■ キャベツと生姜
生姜醤油ベースで味付けされた国産の大山地鶏とキャベツ(季節により白菜)の塩漬けがたっぷり入った餃子
■ 香菜と胡瓜
大山地鶏をベースに胡瓜と大根を混ぜ合わせ香菜をたっぷり加えた餃子。
ココナッツとエビがほんのり香る爽やかな風味!
■ カレー風味と人参
岩中豚をベースに人参と生姜を混ぜ合わせカレー粉で味つけ。日本のカレーライスのようなマイルドな味わい。
■ 大根と搾菜
国産の岩中豚とザーサイ、干しえび、干し椎茸をベースに大根をたっぷり加えた、歯ごたえと旨みを堪能できる餃子。
テーブルには調味料がたくさんありますが、
それぞれ何をつけて食べるのがおすすめですか?
それぞれ何をつけて食べるのがおすすめですか?
味はしっかりついているので、まずはそのまま食べてみてください!
んんっ!
皮がモッチモッチッ。ものすごい弾力です!
噛むたびにしっかり戻ってきて、かなり食べ応えがあります。
皮がモッチモッチッ。ものすごい弾力です!
噛むたびにしっかり戻ってきて、かなり食べ応えがあります。
皮には、美肌や血液浄化に効果があるといわれているハトムギをたっぷり入れてます。
具なんですけど…想像以上にマイルドです!
生姜の香りがほんのり後からきます。
生姜の香りがほんのり後からきます。
にんにくが入ってないので、やさしい味なんです。デートのときでも安心して食べてください。
■ 餃子のタレ
さまざまな雰囲気の辛さをブレンド。さほど辛くないので辛いものが苦手な方もOK。
■ 味の要
シルクロードを逆走!の心意気をスパイスで表現。
■ 豆鼓ミックス
料理にちょっと加えるとぐんと旨みが増すトウチにスパイスをブレンドして使いやすくしました。
では…試しに「餃子のタレ」を「大根と搾菜」に…。
お〜。タレをかけると一気に奥ゆきが。
時々顔を出すしいたけの旨みとベストマッチです…!
時々顔を出すしいたけの旨みとベストマッチです…!
お好みで黒酢を足していただくと、よりいっそう引き立ちますよ。
なるほど。いろんな組み合わせで楽しめますね。
おっ。なんだろう?
一気にカレーっぽくなった。
肉の香りとジューシーさがスパイスでより際立ちますね!
これはごはんがすすみます!!
一気にカレーっぽくなった。
肉の香りとジューシーさがスパイスでより際立ちますね!
これはごはんがすすみます!!
水餃子の他に、肉の下味漬けにも活躍します。特にラム肉との相性は抜群です。
餃子以外の料理にも使えちゃうんですね〜。
「香菜と胡瓜」「カレー風味と人参」はそれぞれ個性的な味ですね。
今まで食べたことのない餃子。
どちらもかなりエスニックな香りとシャキシャキした歯ごたえがユニークです。
今まで食べたことのない餃子。
どちらもかなりエスニックな香りとシャキシャキした歯ごたえがユニークです。
全部食べてみて、わたしのイチオシは「香菜と胡瓜」です!
肉餃子よりもキャベツや白菜メインの餃子が好きなら、まちがいなくおすすめ。
シャキシャキさっぱりした味わいはポン酢なんかとも相性がよさそうです。
肉餃子よりもキャベツや白菜メインの餃子が好きなら、まちがいなくおすすめ。
シャキシャキさっぱりした味わいはポン酢なんかとも相性がよさそうです。
ありそうでなかった「ラゲーライス」を実食!
メニューの中で一番気になっていた「ラゲーライス」。
これは、キクラゲを使ったお料理ですよね…?
これは、キクラゲを使ったお料理ですよね…?
そうなんです。キクラゲってすごく薬効が高いんですよ。
それでお店のメイン食材としていろいろ使っています。
それでお店のメイン食材としていろいろ使っています。
キクラゲが主役ってありそうでなかったメニューですよね。
おっ…! ではさっそくいただきます。
おっ…! ではさっそくいただきます。
ごはんの量はお茶碗1杯分くらいでしょうか。
多すぎずちょうどいいです。
ハトムギが入っていてプチプチします。
多すぎずちょうどいいです。
ハトムギが入っていてプチプチします。
キクラゲに豚の角煮に野菜の甘酢漬、青唐辛子。
そのままでも十分おいしいですが、豆鼓ミックスをかけるとまた味に奥ゆきが…!
そのままでも十分おいしいですが、豆鼓ミックスをかけるとまた味に奥ゆきが…!
調味料の使い方で無限に味のバリエーションを楽しめるので、何度も注文したくなっちゃいますね。
うーん…これはやみつきになりそう。
うーん…これはやみつきになりそう。
ラゲーライスのほかにも「一杯麺」もおすすめ。
女性が食べるのにちょうどいいくらいのサイズです。
女性が食べるのにちょうどいいくらいのサイズです。
ところで、さっきの調味料に描いてあったアレは…?
あのー。
調味料に描かれていたゆるキャラは按田さんが考えたんですか?
調味料に描かれていたゆるキャラは按田さんが考えたんですか?
あっ!
これは、もうひとりの店主・鈴木が描いたんですよ。
包田包くんっていいます。
これは、もうひとりの店主・鈴木が描いたんですよ。
包田包くんっていいます。
1回しか描けなかったみたいで、この絵を使い回すしかないんですよねー。
クッキー型もこれで作りました。
クッキー型もこれで作りました。
1枚で元気になれる「コブラクッキー」って?
餃子屋なのに、クッキー…!
わたしは今本業で「保存食研究家」をしているんですが、もともとお菓子が専門だったんです。なので作っちゃいました。
わたし食べましたよ!
昨年もみじ市で「コブラクッキー」買いました。
昨年もみじ市で「コブラクッキー」買いました。
ありがとうございます!
そう、コブラクッキーね。
ちょっとコブラの粉末が入ってるからね、元気になるよ。
そう、コブラクッキーね。
ちょっとコブラの粉末が入ってるからね、元気になるよ。
コブラって香ばしいんですね。
最初ホンモノが入ってると思わなかったです。
最初ホンモノが入ってると思わなかったです。
煮干しみたいな味がするんだよね。
食べたことないからわからないんですよ、コブラの味。
「香ばしい…これがコブラなのか?」って、恐る恐る味わいましたよ。
「香ばしい…これがコブラなのか?」って、恐る恐る味わいましたよ。
そうだよね。(笑)
実は…そのもみじ市でZINEを購入したのがきっかけで、按田餃子さんを知ったんです。
ありがとうございます。
餃子のZINEなんて初めてだったので気になって。
あのZINEは、わたしたちにとってはアンサーソングなんです。
アンサーソング?
ZINEをつくるまでわたしたちはお店のことを積極的に説明してこなかったんですね。
2周年を迎えたとき「お客さんたちがSNSで発してくださるお言葉に甘えてここまでやってこれたのだから今度はお客さんたちの興味に応える番だ」ということで、想いをZINEに詰め込んだわけです。
2周年を迎えたとき「お客さんたちがSNSで発してくださるお言葉に甘えてここまでやってこれたのだから今度はお客さんたちの興味に応える番だ」ということで、想いをZINEに詰め込んだわけです。
なるほど。
これを読んでいただくと距離がぐっと縮まってしまうのはちょっと恥ずかしい気もするので、少しずつ読み進めてもらいたいです。
…すみません。すでに熟読しちゃいました。(笑)
そんな按田餃子さんのお店の実態に迫るインタビューはこちら
謎の餃子屋「按田餃子」餃子に包みきれなかった想いを店主さんに聞いてきました
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