《初心者向け》確実に売上10万以上稼ぐには!? ECコンサルタントが教える商品ページの作り方(後半)

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初心者さん向けセミナーレポート!
売れる商品ページの考え方と作り方(後編)

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今回は、過去にカラーミーショップで行ったセミナーの中でも人気の高かった「確実に売上10万以上稼ぐ商品ページの作り方」をレポート。最強の商品ページを作るための法則や接客術と実践テクをお伝えするシリーズ。今回は、ページ作りに必要な構成の基礎を紹介します。

商品ページで掲載するべき9つの基本要素

前回お届けした「AIDMA(アイドマ)」と呼ばれる購買心理の法則。これに基づき、具体的に商品ページの構成に必要な9つの要素を解説します。

1. アイキャッチ画像

【アリールアンドシー】ノンシリコンシャンプーS11(全犬種用) 250ml|無添加ドッグフード専門店 ボンボン アイキャッチ画像は、一番最初にパッと目につくイメージ画像のことです。何を販売したいのかが一瞬で分かるアイキャッチは画像とキャッチコピーはネットショップの命です。商品撮影に関してはカラーミーショップのセミナーなどを活用して自分で撮影するのも◎ですが、写真のスピードにこだわる方は、外注に頼ってしまうのも一つの手です。

▼商品撮影に役立つ記事はこちら

初めて商品写真を撮る人におさえてもらいたい3つのポイント
これさえ揃えればOK! 写真撮影3種の神器
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2. 購入ベネフィット

ベネフィットは、商品を買った後のハッピーな様子を想像させる要素をさします。例えば食品であれば、その食品を使ったレシピで「食卓を想像する楽しさ」を提供したり、ファッション関連であれば「カラーバリエーションが豊富で選べる楽しさ」を見せてあげること。この商品を買うことでどんなことが起こるのか想像力をかき立てられる写真や文章を書いてみましょう。

3. 商品の背景

2 その商品が生まれた背景やエピソードのことです。商品自体の起源にまつわる歴史背景はもちろん、作っている人がどんな人で、どれくらいの時間や工夫をかえて作ったものか「こだわり」の部分を可視化しましょう。結果的に「正しい情報」を伝えることが安心・安全をお届けすることにつながり、お客様の購入への後押しになります。

4. 商品スペック

3 商品の特徴、特性、基本情報の説明になります。どんな商品が何枚入っているのか、箱のサイズは何センチなのか、商品ひとつあたりのサイズや細かい部分まで表記してあげましょう。文字だけでなく、写真についてもさまざまな角度や大きさで紹介することが大切。手にとって商品を確かめられない分、スペックをきちんと正確に伝えることが重要です。

5. 人気(ひとけ)演出

ラーメン屋や屋台でもそうですが、行列のできているお店は気になってしまいますよね。ネットショップも同じで、売れている情報やたくさんの人が利用していることを、ページ内でアピールしましょう。一番手っ取り早いのは「お客様の声を掲載すること」。ネットショップを始められたばかりのお店でお客様の声がない場合、実店舗をされているなら今までこの商品に携わってきた中で頂いた声を掲載するのがオススメです。
カラーミーショップの「レビュー機能」の詳細はこちら

6. HOWTO

「HOWTO(ハウトゥー)」は、商品の利用シチュエーションやシーンの提案です。食品だとレシピ、ファッションだとスタイリング例、雑貨ならテーブルコーディネート…など、雑誌や読み物を意識した情報を取り入れてみましょう。複数の写真や言葉を使ってたくさん提案することで、購入後を想起させることができます。

7. ラッピング

通販ならではの楽しみといえば、届いたときのうれしさ。そこで、宅配時やプレゼント包装の梱包イメージを掲載してみましょう。ギフトラッピングを気に入ってくれて、リピーターになるなんてケースもあるので、できるだけ見栄えよい写真を掲載しましょう。

8. クロージング

あまり耳慣れない言葉ですが「クロージング」という手法は、お客様の購入を後押しするのにマストな要素。自分が何を買うのか、最後にあらためて確認させることを指します。具体的には、一番最初に掲載したアイキャッチの画像を最後にもう一度掲載したり、スペックや商品名、そして価格をもう一度伝えると良いでしょう。

9. 特記・注意事項

そのほか商品のスペックや配送に関する注意事項は、小さいことであっても、必ずページ内に記載しましょう。特に、配送会社さんを気にされるお客様は多いです。自分の店舗はこの業者を使っていますよと記載しておくだけでも安心感を与えることができます。商品が送料別の商品なのか、他の商品と一緒に同梱できる商品なのか、着日時間指定は可能なのか…一目で分かる表や画像で解説するのも1つの手です。

全てをページに入れれば良いの?

実際に商品ページを作るときは、ここまでで紹介した9つの要素を紹介した流れにそって掲載するのが◎。商品やショップの販売形態にあわせて情報の強弱(メリハリ)をつけて制作したり、2〜6に関しては、扱っている商品に合わせて取捨選択することも必要です。ページがあまりにも長くなってしまう場合には、たとえば「お客様の声」「スタイリング集」などコンテンツとして別ページにまとめてしまうのも良いでしょう。
実際にパソコン上で構成を考えるときにはCacooのようなフリーツールを使ってデザインの前段階のイメージを作るとよいかもしれません。
WEBサイトのワイヤーフレームをカンタンに作成・共有できる「Cacoo」

参考になるショップさま

ドッグフード・犬用シャンプーなどの「Bonbon(ボンボン)」さん
オーダーメイドのシルバーアクセサリーを販売する「工房 史」さん

講師のご紹介

八島 和浩

(ECコンサルタント)楽天株式会社にて、楽天市場のECコンサルタント業務に従事。 グルメジャンルを中心に新規店舗の早期売り上げUPの仕組み化に尽力。また、楽天大学やWebセミナーの講師を務める。 現在は、自らネットショップ店長業務を実践し、商材写真撮影・取材・ページ作成まですべてを行なっている。 yashima

 

前編はこちら

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